【2階リビングにすればよかった】と思う7つの瞬間│2階リビングのメリットや後悔を防ぐ対策は?
注文住宅を建てる際に悩む事柄のひとつは間取りです。
特にリビングは家族が長い時間を過ごしますので、快適さにこだわった間取りにしたいものです。
1階に配置されることの多いリビングですが、1階にしたことを後悔するケースがあります。
そこで本記事では、1階ではなく2階にリビングを設置したほうがよかったと思う瞬間を紹介します。
2階リビングを選ぶことで後悔を避けられる理由も紹介しますので、どんな間取りの住まいを建てたいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
『2階リビングにすればよかった』と思う7つの瞬間
はじめに、2階リビングにすればよかったと後悔を感じる、以下の7つの瞬間を紹介します。
- 1階のリビングに光が当たらず暗い
- 日差しが入らないので朝・夕方に寒さを感じる
- 通行人や車が通るたびに視線が気になる
- 隣家や道路からの音が気になる
- 3階・4階建ての場合、1階リビングは動線が長くなる
- 水害で1階リビングが浸水してしまった
- 地震を受けたとき柱や壁が被害を受けた
1階のリビングに光が当たらず暗い
都市部など建物が密集しているエリアでは、1階にリビングを設けていると、リビングに太陽光が差し込まないケースがあります。
太陽光の差し込まないリビングは暗くなりがちで、気持ちが沈むうえ湿気が溜まりやすくなります。
毎日照明を点灯する時間も長くなることから、経済性の面でもデメリットが生まれるでしょう。
太陽光が入らないので朝・夕方に寒さを感じる
太陽光が入らなければ、冬の朝や夕方に寒さを感じることもあります。
気温の低い冬の朝や夕方は、太陽光のぬくもりがありがたく感じられます。
しかし1階リビングに光が当たらない環境では、太陽光が差し込まずに室内が冷たく感じられる場合もあるでしょう。
室温が低いと暖房器具を使用する頻度が上がり、光熱費が高くなる可能性もあります。
通行人や車が通るたびに視線が気になる
建物と道路との距離が近い場合は、通行人や車からの視線が気になることも。
1階リビングにいるとき、視線を感じていては心からくつろぐことはできないでしょう。
建物と道路が同じくらいの高さに建っている場合は、通行人の視線がちょうどリビングが見える高さになるケースもあり、カーテンを開けられない状態になることも。
土地と建物の関係によっては、2階にリビングを設けておくべきだったと後悔するかもしれません。
隣家や道路からの音が気になる
1階のリビングと道路との距離が近い場合、車が通過するたびに振動や音がリビングにも伝わる可能性があります。
隣家との距離が近い場合は、隣家の掃除や洗濯といった生活音が響く場合も。
リビングで静かにくつろいでいるとき、こうした音や振動が伝わればストレスに感じることもあるでしょう。
関連記事:防音室を自宅につくる方法とは?
3階・4階建ての場合、1階リビングは動線が長くなる
3階建て・4階建ての住まいで1階にリビングを配置していると、1階から3階・4階に上がるとき、動線が長くなり移動が大変になります。
リビングは家族が長い時間を過ごすため、たびたび動線の長さを体感することになります。
水害で1階リビングが浸水してしまった
1階リビングの場合、水害が発生した場合に被害が大きくなるという認識が必要です。
リビングには、貴重品やスマートフォンなどの必需品、各種家電が配置されるため、ひとたび水害に遭うと被害が大きくなります。
特に水害の多いエリアで建築を予定している場合は、水害に対して警戒する必要があります。
地震を受けたとき柱や壁が被害を受けた
基礎に近い1階部分は建物の重量を受けやすく、地震が発生した際に柱や壁への被害が出やすい箇所です。
1階にリビングがあると、開放的な間取りにするために壁や柱を必要最小限に抑えることが多く、地震を受けた場合の被害が大きくなる可能性があります。
一般的に採用されている1階にリビングがある間取り。
実はこうした後悔を抱えるケースがあるため、2階リビングも含めて柔軟に間取りを検討する必要があります。
間取りについてお悩みなら、東京23区に特化した設計・建築が専門のクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談下さい。
2階リビングにすれば後悔は避けられる?
1階リビングで抱える可能性のある後悔は、2階リビングを採用することで、後悔を感じることなく暮らせる可能性があります。
リビングを2階に配置すれば光を取り込める
周囲を建物に囲まれている場合、1階の高さでは日差しを取り込むのが難しいケースがあります。
しかし2階・3階にリビングを配置すれば、十分に採光できる可能性があります。
2階リビングに加えて、吹き抜けや天窓を設置すれば、さらに多くの日光を取り込むことができるでしょう。
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太陽光を取り込めると暖かく衛生的
太陽光を取り込むことで明るく開放的な室内空間を実現できますが、加えて日光の暖かさを感じながら過ごせるでしょう。
高い位置から取り入れた日光は建物の奥の方まで届くため、湿気が溜まりがちな北側の部屋もしっかり乾燥でき衛生的である点もメリットです。
プライバシー性の高い暮らしを送れる
2階にリビングがあれば、通行人や車からの視線にさらされることはなくなります。
そのため、リビングでゆったりくつろいでいても恥ずかしさを感じる必要はありません。
窓やカーテンも開けて過ごせるため、光を十分に取り込みながら生活できる点も嬉しい点です。
関連記事:プライバシーに配慮した家の建て方とは?
2階リビングまでは音が響きづらい
2階にリビングを設けることで、道路や隣家といった音の発生源から距離を取れるため、リビングで音の問題に悩まされることは少なくなるでしょう。
ただし、1階に寝室を配置する場合は、就寝時に騒音に悩まされるケースもあるので、道路・隣家から距離を置いた場所に寝室を配置するよう気をつける必要があります。
3階・4階建ての場合、優れた動線の家になる
都市部で3階建て・4階建ての住まいを建てた場合、2階にリビングがあれば3・4階へ移動しやすくなり動線の優れた間取りになります。
家族が過ごす時間の長いリビングが2階にあれば、風呂や洗面台を利用するなら1階へ、個室に行くなら3・4階へと、どの部屋にも移動しやすく過ごしやすさを感じられます。
水害を受けても被害が少ない家になる
2階にリビングがあれば、1階部分は玄関・駐車場として利用する間取りが実現できます。
台風や大雨で水害を受けた場合、玄関・駐車場部分は浸水しても被害は最小限に抑えられるでしょう。
水害を受ける可能性のあるエリアで土地を購入した場合でも、安心して台風・大雨時期を過ごせるようになります。
関連記事:水害に強い家を実現する6つの方法とは?
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耐震性に優れた間取りを実現できる
1階に寝室や水回りを配置する場合は、耐震性に優れた家になることも期待できます。
寝室や水回り周辺は建物を支える壁や柱が多くなります。
基礎に近い1階部分に壁や柱が多くなることで、耐震性の向上を期待できるのです。
関連記事:地震に強い家と弱い家の違いとは?
こうしたメリットの多い2階リビングですが、コンパクトな敷地・建物で実現する場合、おしゃれさや快適性を追求するためには工夫を凝らす必要があります。
2階リビングの間取りコツなど、心配や疑問があれば、お気軽にクレバリーホーム東京までご相談ください。
逆に2階リビングで後悔することはある?
ここまで2階リビングのメリットを紹介してきましたが、デメリットも気になるものです。
2階リビングでどんな点に後悔を感じるのか、そしてどのように対策を取ればよいか紹介します。
リビングまでの間に階段があるので老後が心配
2階にリビングを設ける場合、リビングに上がるまでに階段があるため、老後の移動を心配する人もいるでしょう。
足腰が弱くなる老後は、階段を利用した移動が辛くなるのは確かです。
老後の移動への不安に対処するためには、ホームエレベーターの設置が効果的です。
2階・3階へと容易に移動できるホームエレベーターは、老後のほか毎日の買い物などを持ち運ぶ場合も便利に利用できます。
建築当初は不要である場合も、老後の移動に不安があるならホームエレベーター設置用の空間を確保することをおすすめします。
老後に住み替えすることを前提に、需要が高い土地・建物にして、住み替えの際に流動性が高く資産価値の高い住まいにしておくことも考えられます。
大型の家具や家電の搬入が難しいケースも
2階リビングの場合は、ソファや冷蔵庫といった大型の家具・家電の搬入が難しいと指摘される場合もあります。
1階リビングであれば、玄関からの搬入や掃き出し窓からの搬入が可能ですが、2階リビングの場合は基本的に階段から搬入しなければなりません。
大型の家具・家電を搬入する可能性があるなら、階段の幅を広げる、ホームエレベーターを設置する、2階に掃き出し窓を設けて2階に直接搬入できるよう配慮する、といった対策を講じましょう。
まとめ│2階リビングでおしゃれ・開放的な暮らしを
リビングやキッチンの配置など間取りについて悩んでいる人に向けて、2階リビングの特徴を解説しました。
1階に配置されることが多いリビングですが、1階にすることで後悔を感じるケースもあります。
特に都市部ではプライバシーの面で1階リビングはデメリットを感じるかもしれません。
そこで2階リビングにすれば、こうした後悔を感じずに済む可能性があります。
おしゃれで開放的な理想の間取りを実現するために、2階リビングを含めた様々な間取りを検討しましょう。
クレバリーホーム東京では、2階リビングや3階建て・4階建てといった都市部での生活に適した住まいを設計・建築しています。
都市部での間取りの作り方に悩んだら、資料請求やオンライン相談、LINEを利用した相談窓口からご相談ください。
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