【長持ちする家】4つの特徴│長持ちする家を作るハウスメーカーの選び方も紹介
「注文住宅を建てるなら、長持ちする家を建てたい」
このように思う人は多いでしょう。
しかし諸外国と比べて日本の住宅の寿命が短いことはよく知られています。
日本の住宅の寿命が短いのはどうしてなのでしょうか。
そして長持ちする家を建てるには、私たちはどうすればよいのでしょうか。
長持ちする家を建てるための方法も解説するので、こだわりの住まいの寿命を伸ばし、長く住み続けたいと願う人も、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
日本の家は長持ちしない?どうして?
日本の住宅は長持ちしないと言われています。
住宅が建てられてから取り壊されるまでの期間を取りまとめた調査によると、アメリカでは56年、イギリスでは77年ほどであるのに対して、日本の住宅の寿命は平均30年ほどで取り壊されている結果が出ています。
どうして日本の住宅の寿命は短いのでしょうか。
寿命が短い原因は歴史的背景にある?
日本の住宅の寿命が短い原因として、政府の住宅政策など歴史的背景が挙げられます。
戦後、日本は420万戸もの住宅が不足し、4人にひとりが住宅難であったといわれています。
政府は住宅不足の解消に向けて、長期・低金利で住宅ローンの貸し出しを行い住宅不足の解消を図りました。
住宅の量が確保されてからは、住宅の品質の向上を目指す政策が行われるようになります。
具体的には、居住水準(ひとり当たり必要な家の広さ)を定め、ゆとりある生活を送れる住まいの普及を目指しました。
平成25年には目標とする誘導居住水準を達成した世帯は約6割におよび、家の広さについての目標は達成されつつあるといえるでしょう。
しかし、住宅難を解消し十分な広さの家を供給することを目標としていた過去の政策は、住宅の品質よりも量を重視しており、結果として寿命の短い住まいが建てられることになりました。
これからの日本の住宅政策とは?
住宅の量から質へ、求められるQOL(生活の質)に対する住まいの要件は時代とともに変化してきました。
2000年代以降、住宅瑕疵担保履行法や長期優良住宅法、ホームインスペクション(住まいの健康診断)を促進する法律が施工されるなど、今ある住まいを活かす、長持ちする家への転換が薦められています。
具体的に、長持ちする住宅を建築するために配慮すべき性能として、国土交通省の資料では以下の要素を挙げています。
長持ちさせるための要件
- 耐震性
- 耐久性
- 維持管理容易性
- 可変性
長持ちする住宅に求められる要件
- 省エネルギー
- バリアフリー
- 住環境への配慮
こうした要素を叶えられる住まいは、快適・安全に住まうことができるとともに、将来住み替えが必要になった場合も高い資産価値のまま売却でき、ライフスタイルの多様化にも耐えられるでしょう。
これからの住まいに求められる、耐久性能が高くメンテナンスを経て長く住み続けられる住まいについて詳しく知りたい方は、お気軽にクレバリーホーム東京までご相談ください。
「長持ちする家」の特徴とは?
これからの住まいの標準的な考え方となる「長持ちする家」。
実現するためには「耐震性・耐久性・維持管理容易性・可変性」といった特徴のある家が求められます。
具体的に、どんな特徴の住まいが該当するのでしょうか。
耐震性:地震に強い家づくり
地震の多い日本において、長持ちする家を建てたいと思うなら、地震に強い家づくりは欠かせない視点です。
地震に強い構造の建物を建てること、高強度の構造材や金物を利用することなど、地震に耐えられる家づくりが求められます。
大きな揺れに対しても安心できる住まいを建てる場合、実物大振動実験などを利用して住まいの強度を実際に確認した家であれば安心して居住できます。
過去の大地震の波形をシミュレートして、200%以上の地震波を再現するなど、現実性の高い実証実験を経て耐震性が確認された住まいは、地震の多い日本において長持ちする家であると言えるでしょう。
耐久性:気候変動に強い家づくり
近年、高温や大雨など、気候変動が原因と見られる極端な気象変化が世界的に確認されています。
台風や水害による被害の拡大も予想されるため、大雨や強風を受けても耐えられる、耐久性の高い住まいが求められます。
たとえば、頑強な構造はもとより、強風によって雨水が吹き上げられても水が侵入しない換気フードや、ビス固定で風を受けても飛ばない瓦屋根、飛来物が衝突しても被害を最小限に抑える外壁タイルといった、既存の家づくりを超えた雨風に強い家づくりが必要になるでしょう。
「台風対策」を開発したハウスメーカーの家づくりも参考にするとよいでしょう。
建物に使用する部材に加えて、土地選びや設計上の工夫も建物の耐久性を高めます。
ハザードマップを確認したうえで、水害が起こりにくいエリアを選択したり、1階部分が浸水した場合を想定して駐車場にするなど被害を最小限に抑えたり、といった考え方も重要になります。
関連記事:水害に強い家を実現する6つの方法とは?
こうした台風・水害など極端な気象変化に強い家づくりを標準的に行うハウスメーカーを選択することも大切な視点になります。
維持管理容易性:メンテナンスしやすい家づくり
自宅で快適に長く住み続けるためには、維持管理が容易であることも重要な要素です。
建築当初は健康的な住まいも、メンテナンスを行わずに住み続ければ問題が起きる可能性があります。
たとえば外壁について考えると、劣化してひび割れた外壁を放置すれば、ひび割れから雨水が侵入することは想像できます。
適度なタイミングでメンテナンスを行うことが大切です。
また、メンテナンスの期間を伸ばすために、タイル外壁のようなメンテナンスフリーの製品を活用することも有効です。
雨漏りのほか、家の寿命を短くする要素に挙げられるのはシロアリによる柱・梁の木材の食害です。
シロアリに対する高い防蟻性能を持つ素材を利用する、シロアリの侵入をいち早く確認できるよう、シロアリが侵入した痕跡がないか定期的に確認できる態勢づくりが大切です。
引用:クレバリーホーム「クレバリーホームは、3つの保証をお約束します」
6か月・1年・2年と定期的に建物の状態を確認する定期点検を行うハウスメーカーもあります。
プロが家の状態を定期的に確認する、こうした取り組みもハウスメーカー選びの要素に加えてみましょう。
関連記事:シロアリが来ない家、9つの特徴とは?
可変性:リフォームしやすい家づくり
リフォームしやすい家づくりも、家を長く住み続けるための要件として挙げられます。
将来の住み替えや子ども・孫に家を引き継ぐ際に、間取りの改変や設備の更新といったリフォームがしやすければ、スムーズに住宅の引き渡しを行えるでしょう。
不動産として売却する場合を考えても、リフォームしやすい物件は流通しやすく買い手も多いことから高い市場価値を維持できることが予想できます。
土地・建物の需要が高い東京では、建物の利用は住宅だけに限られていません。
店舗や賃貸住宅も含めて、様々な建物利用に耐えられる住まいも選択肢に加えてみましょう。
「長持ちする家」を建てるハウスメーカーの選び方
長持ちする家に求められる条件は分かりました。
しかしどうすれば長持ちする家を建てるハウスメーカーを見つけられるのでしょうか。
実は、ハウスメーカーのホームページを確認すれば、長持ちする家を建てられるか検証することが可能です。
(1)住宅の耐久性にこだわっている
住まいの耐震性や耐久性にこだわるハウスメーカーは、耐震性・耐久性の高い商品やパッケージを開発しホームページで紹介しています。
たとえばクレバリーホーム東京では、耐久・耐震性能に優れた「SKYSHARE G2」という家づくりを紹介しています。
100年後も美しさを保つタイル外壁や地震に強い工法の採用など、長持ちする家に求められる要素を採用した住まいです。
ホームページを見て、どんな家づくりを行っているのか、どんな強みを持っているのか、確認してみてください。
(2)土地選びについても相談できる
長持ちする家を建てるなら、土地選びは切り離せない要素です。
地震を受けたときの不同沈下のしやすさや水害を受ける可能性の有無など、建物本体の設計だけではカバーしきれない要素もあります。
ハウスメーカー自体が不動産を取り扱っていたり、特定のエリアでのみ建築を請け負い土地の特徴を熟知しているなど、土地選びについても相談できる態勢が理想的です。
東京23区で長持ちする家を実現できる土地選びについては、クレバリーホーム東京へご相談下さい。
まとめ│長持ちする家づくりはハウスメーカー選びが鍵
長持ちする家はどんな家なのか、以下の4つの特徴を紹介しました。
- 耐震性:地震に強い家づくり
- 耐久性:気候変動に強い家づくり
- 維持管理容易性:メンテナンスしやすい家づくり
- 可変性:リフォームしやすい家づくり
外観や内装にこだわって注文住宅を建てるなら、長く住み続けられる長持ちする家を建てたいものです。
こうした特徴を持つ家は、どんなハウスメーカーでもできる訳ではありません。
長持ちする家を建てるなら、標準的に長持ちする設計・仕様を導入しているハウスメーカーを選択することが大切です。
こだわりの家で快適・安全に長く住み続ける方法について知りたい方は、クレバリーホーム東京まで、お気軽にお問い合わせください。
クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。
- 3階建て住宅・4階建て住宅
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