【一戸建てで毎月かかるお金は?】ローン以外の5つのお金・7つの節約方法
一戸建てを建てたあと、支払う必要があるのは住宅ローンだけではありません。
戸建て住宅には、保有する間、支払う必要がある費用や、定期的に支払うローン以外にかかるお金があります。
建築後にマイホームの維持費で後悔を抱えることのないように、一戸建てで毎月かかるお金について確認しましょう。
なお、工夫次第でこうした費用は節約することも可能です。
詳しく解説しますので、継続してかかる費用を抑えたい人も、最後まで読んでみてください。
Contents
持ち家でローン以外にかかる5つのお金
一戸建ての持ち家を持つ場合に、毎月または定期的に必要になる費用は以下の5つです。
それぞれ、費目の内容や金額の目安を確認してみましょう。
- 水道光熱費
- 固定資産税・都市計画税
- 火災保険料・地震保険料
- 自治会費
- 屋根・外壁などのメンテナンス費用
(1)水道光熱費
水道光熱費は、電気やガス、水道を利用した場合に請求される料金で、賃貸住宅やマンションに住んでいても同様に支払う必要があります。
なお、総務省が実施している「家計調査年報」によると、令和4年における2人以上の世帯の水道光熱費の平均的な料金は「24,524円」となっています。
(2)固定資産税・都市計画税
固定資産税・都市計画税は、土地や建物といった地面に固定されている資産に対して課税される税金です。
市町村が算定する固定資産税評価額に一定の割合(多くは1.4%)をかけた金額を支払う必要があります。
平均的に年間10~15万円程度の費用となりますが、新築住宅では3年間2分の1になる軽減措置があり、建築後に年数を経るごとに徐々に減額されていきます。
(3)火災保険料・地震保険料
火災が発生したときや地震・津波によって家が被害を受けたときの保険として利用するのは火災保険・地震保険です。
保険料は住んでいる地域や住宅の仕様などによって大きく異なるため、平均的な費用を算出するのは困難ですが、年額5~10万円を想定しておきましょう。
ちなみに東京都における地震保険の付帯率は、都道府県別に見ると3番目に低くなっています。
その一因は、埼玉・千葉・神奈川などとともに地震保険の保険料が高額であることです(保険料を計算する元となる金額は都道府県別に決まっています)。
住宅が密集する都市部では保険料が高く設定されていますが、地震に起因する火災リスクに対応するために、地震保険に加入することをおすすめします。
(4)自治会費
自治会費は、ごみ集積所の管理や回覧板の作成、地域のイベントといった活動に利用される費用です。
引用:株式会社インタースペース「「町内会費」にいくら払っている?」
株式会社インタースペースが行ったアンケートによると、支払っている自治会費は地域によって異なり、高額な地域では2万円を超えることもあるようです。
会費は自治会によって異なるので、気になる場合は土地を購入する前に自治会へと問い合わせる必要があります。
(5)屋根・外壁などのメンテナンス費用
毎月・毎年かかる訳ではありませんが、屋根や外壁をメンテナンスする費用も考慮する必要があります。
賃貸住宅やアパートと異なり、一戸建て住宅では自分たちで計画して費用を捻出しなければいけません。
一般的な住まいでは、屋根や外壁の再塗装を行うなどメンテナンスに対して、10年ごとに140万円ほどの費用を見込む必要があります。
一戸建ての維持費、平均費用をシミュレーションすると?
こうした費用をまとめると、一戸建てを所有する場合に年間どれくらいの費用が必要になるのでしょうか。
それぞれの費用をまとめると、以下の表のとおりになります。
水道光熱費 | 25,000円 |
固定資産税・都市計画税 | 150,000円 |
火災保険料・地震保険料 | 100,000円 |
自治会費 | 5,000円 |
メンテナンス費用 | 140,000円 |
合計 | 420,000円 |
住宅ローンを除くと、年間42万円前後の費用が必要と試算されました。
ただし、それぞれの金額は仮に設定したもので、実際にかかる金額とは異なります。
ちなみに東京都(特に23区)の場合は、固定資産税や地震保険料が高くなることに注意することや、住宅が密集していることからメンテナンスがしづらい点などに注意して維持費を考慮する必要があります。
詳しくは、東京23区での注文住宅建築に特化し、業界最高水準の耐久・耐震・断熱性能で住まいの維持費を低減できる「クレバリーホーム東京」まで、お気軽にご相談ください。
一戸建ての維持費を節約する7つの方法
住宅ローン以外にも、こうした費用の支払いがある一戸建ての持ち家ですが、支払いの負担を軽減する方法はないのでしょうか。
一戸建ての維持費を節約する方法を7つ紹介するので、継続してかかる費用を抑えたい方は参考にしてください。
- 冷暖房費を抑えるために気密・断熱性能を上げる
- 太陽光や蓄電池などのエコ設備を導入する
- 利用できる税金の優遇措置を利用する
- 地震や災害に強い家づくりを意識する
- 火災・地震保険の内容を見直す
- 屋根・外壁に耐候性の高い素材を利用する
- 早め早めにメンテナンスを実施する
(1)冷暖房費を抑えるために気密・断熱性能を上げる
毎月発生する支払いで節約を実感しやすい光熱費は、気密・断熱性能を上げて冷暖房費を抑えることで節約できます。
たとえば、現行の省エネ年基準とZEHの住まいとでは、毎年の光熱費に年間46,000円の差が生まれると試算されています。
(2)太陽光や蓄電池などのエコ設備を導入する
光熱費を削減するためには、太陽光発電や蓄電池、V2Hといったエコ設備の導入も効果的です。
ZEH基準の断熱性能にすることで年間46,000円の削減が見込めましたが、太陽光パネルを取り付けることで、さらに40,000円の節約を見込める試算もあります。
なお、2023年は東京都では、高性能な住宅やエコ設備に対して多額の補助金が用意されています。
光熱費を下げたいという意識がある方は、積極的に導入を検討しましょう。
関連記事:全額助成も?V2H普及促進事業を解説
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(3)利用できる税金の優遇措置を利用する
固定資産税や都市計画税といった税金を安くするためには、税金の優遇措置を利用するのがおすすめです。
令和6年3月末までの間に申請すると、固定資産税が3年間2分の1になる制度があります。
さらに長期優良住宅の認定を受ければ、減免の期間は5年に延長されます。
こうした減免制度を利用することで、土地・建物にかかる税金の負担を軽減できるでしょう。
(4)地震や災害に強い家づくりを意識する
地震や災害に強い家づくりをすることで、火災保険料・地震保険料も節約できます。
一定の耐火性能を備えた住まいを建てることで、火災保険料が半額近くになるケースもあります。
さらに地震保険料についても、公的機関に依頼して耐震等級1~3を取得することで保険料の大幅な割引を期待できます。
関連記事:クレバリーホームの「災害に強い家」
耐震等級のほかにも、地震動に強い工夫を住まいに加えることで、地震動を受けたときの建物へのダメージを抑えられ、修復にかかる費用を抑えられるでしょう。
関連記事:災害に強い家を実現する3つの工夫
(5)火災・地震保険の内容を見直す
火災保険料・地震保険料を抑えるためには、保険内容の見直しもおすすめです。
火災保険や地震保険は、保険金額や保険に含む被災原因を選択することで保険料を抑えられる仕組みがあります。
たとえば、建築予定地がハザードマップで水害の被災範囲に入っていないなら、水災の選択を外すことで保険料を安くできるでしょう。
関連記事:ハザードマップを気にしすぎ?気になる方へ
(6)屋根・外壁に耐候性の高い素材を利用する
関連記事:クレバリーホームの「耐久性能に優れた家」
定期的に発生する、屋根・外壁のメンテナンスにかかる費用を抑えるためには、耐候性の高い素材を利用してメンテナンスの間隔を伸ばすことをおすすめします。
たとえば、一般的な仕様の外壁材を使用した家と、外壁タイル+陶器瓦の家とでは、10年ごとに85万円、50年で425万円もの費用の違いが生まれると試算されます。
雨漏りのリスクも低減できるので、長く住み続ける家には耐候性の高い素材の利用をおすすめします。
(7)早め早めにメンテナンスを実施する
耐候性の高い素材を利用しても、メンテナンスを行わない訳にはいきません。
ついメンテナンスの実行タイミングを先延ばししてしまいがちですが、長期的なメンテナンスの費用を抑えるためには、早め早めにメンテナンスを行うことをおすすめします。
メンテナンスが遅れて雨漏りが発生すれば、建物の構造部分や断熱材を交換しなければいけないかもしれません。
早めにメンテナンスすることで、建物へのダメージを軽減できるのです。
こうした対策を施すことで、一戸建てを取得したあとに毎月・毎年かかる費用を抑えられるでしょう。
一戸建てで毎月かかるお金への疑問と回答
一戸建ての住まいを取得したあと、定期的にかかる費用については頻繁に聞かれる疑問があります。
どんな疑問が聞かれどういった回答が考えられるのか、紹介します。
戸建て住宅で修繕しないとどうなるの?
A.屋根・外壁からの雨漏りが発生する可能性があります
一戸建て住宅は、どんな工法であっても定期的な点検・修繕は必要です。
修繕しない場合は、塗装の剥がれた屋根やひび割れた外壁から雨漏りが発生し、構造部分の腐食が生じる可能性があります。
また、シロアリによる木材の食害が発生する可能性もあるので、長く住み続けるためには、点検・修繕が大切です。
クレバリーホーム東京では、半年・1年など定期的にアフターメンテナンスに伺う体制を取っています。
住まいに対して、気になることがあれば気軽にご相談ください。
マイホームの維持費で後悔することはある?
A.事前に維持費を認識していないと後悔する可能性があります
本記事で紹介したとおり、マイホームの取得後も維持費を支払い続ける必要があります。
どの程度の費用を要するのか把握していれば後悔する可能性は低いですが、事前に把握していない中で請求を受けると後悔を感じるかもしれません。
維持費についても、建築を予定しているハウスメーカーなどにしっかり確認するようにしましょう。
一戸建てとマンションはどちらの方が維持費が高い?
A.一般的にはマンションの方が高いとされます
マンションの場合も一戸建てと同様に、税金・保険料といった費用がかかりますが、加えて以下の費用が必要になります。
- 駐車場・駐輪場代
- 管理費
- 修繕積立金
戸建て住宅と異なり共用部分に対する支払いがあるので、マンションの方が高額な維持費がかかると考えられます。
まとめ│維持費を抑えた家づくりが得意な会社を選ぼう
一戸建てを建てたあとに、住宅ローンの返済を除いて発生する費用について解説しました。
継続して発生する費用は、水道光熱費や税金、保険料、自治会費やメンテナンス費用といった項目です。
住宅ローンと比べると負担感は大きくないものの、年間40万円を超える費用が発生すると考えると、決して負担感は小さくありません。
ただし、一戸建ての維持費は、建物の仕様や設備を工夫することで節約可能です。
大切なことは、維持費を軽減できる仕様を導入できるハウスメーカーに依頼することです。
ハウスメーカー選びに迷ったときは「維持費を節約できる住まい」という視点を加えてみることも考えてみましょう。
クレバリーホーム東京では、戸建住宅の維持費を節約できる以下の工夫を加えられる住まいを建てられます。
- 高気密・高断熱住宅
- 太陽光・蓄電池・V2Hといったエコ設備
- 地震や災害を受けても損傷しづらい家
- 火災・地震保険が安くなる家
- 耐候性が高くメンテナンス費用が安い屋根・外壁
こうした住まいのキーワードが気になったら、クレバリーホーム東京まで、お気軽にご連絡・ご相談ください。
クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。
- 3階建て住宅・4階建て住宅
- 木造耐火住宅
- 狭小住宅
- 地下室付き住宅・屋上付き住宅
- 二世帯住宅
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