【40坪の二世帯住宅】間取り事例や2階・3階建てプラン、成功ポイントをご紹介

【40坪の二世帯住宅】間取り事例や2階・3階建てプラン、成功ポイントをご紹介

二世帯住宅の間取りは、「プライバシー重視」や「ストレスのない適度な距離」など、理想の暮らし方によって選択肢が異なります。

では、40坪の広さの家では、どのような間取りが考えられるのでしょうか?

そこで本記事では、「40坪~50坪の二世帯住宅の事例」「間取りごとのメリット・デメリット」などをご紹介します。

 

40坪の二世帯住宅の間取り事例

二世帯住宅の間取りの事例

まずは、40坪~50坪の二世帯住宅の間取り事例をご紹介します。

【延床42.09坪】助け合える完全分離の3階建て

完全分離の3階建て二世帯住宅の外観

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【間取り】

1階:親世帯

2階:子ども世帯のリビング

3階:子ども世帯の居室

二世帯を上下階で分離したこちらのお住まいは、お互いのプライバシーを守りつつ、いざとなったら助け合える間取りです。

1階は親世帯の身長に合わせてバルコニーの高さを調整するなど、フロアごとに各世帯の暮らしやすさを追求した住空間を実現しています。

1階に親世帯の住居スペースを設けたことで、階段の上り下りによる負担を軽減できます。

【延床43.16坪】ホームエレベーター付き3階建て

ホームエレベーター付き3階建て二世帯住宅の外観

二世帯住宅の間取り

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【間取り】

1階:店舗

2階:子ども世帯

3階:親世帯

店舗兼用の二世帯住宅です。

1階を店舗にしても3階建てにすることで、二世帯が快適に暮らせる広さを確保できました。

住居と働く場所を一か所にまとめたことで、働きながらも、親世帯のサポートがしやすいメリットがあります。

間取りは、階段の上りが困難になったり、車椅子が必要になったりした場合を想定して、ホームエレベータースロープを設けています。

親も子も長く安心して暮らせる二世帯住宅を実現しました。

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【延床48.2坪】ビルトインガレージ付き3階建て

ビルトインガレージ付き3階建て二世帯住宅の外観

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【間取り】

1階:ビルトインガレージ

2階:親子世帯

3階:親子世帯

1階にビルトインガレージのある二世帯住宅です。

ビルトインガレージは、都心部など土地代が高いエリアでも、敷地面積を広げることなく駐車スペースを確保できるメリットがあります。

車までの動線が短く、雨風に晒されることなく乗り降りできます。

ご家族みんなでのお出かけやご両親の通院時など、サッと移動できるので安心ですね。

関連記事:おしゃれでかっこいい二世帯住宅の事例(外観・内装)&二世帯同居が成功するおすすめの間取りポイント 

【延床51.89坪】おしゃれで開放的な3階建て

おしゃれで開放的な3階建て二世帯住宅の内装

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デザイン性と機能性を兼ね備え、二世帯が老後まで快適に暮らせる工夫が施されているお住まいです。

明るく開放的なリビングは、ご両親がのんびりくつろげる掘りごたつのお部屋と繋がっています。

扉の開閉によって、掘りごたつの部屋とリビングを分けることも、一体化させて1つの大空間にすることも可能です。

また、家事動線がぶつからず、効率的におこなえるように、水回りを一直線にまとめて、家事の負担を減らす工夫が盛り込まれています。

【二世帯住宅の間取り3パターン】メリット・デメリットとは?

二世帯住宅

二世帯住宅の間取りは3パターンあり、それぞれメリット・デメリットがあります。

  • 完全分離型
  • 部分共有型
  • 完全共有型

ご予算やライフスタイル、家族構成に合った間取りにするために、それぞれの特徴を確認してみましょう。

完全分離型

近年、人気が高いのが完全分離型の間取りです。

基本的に玄関や水回りなど、すべて分離しているため、お互い干渉せずに生活できます。

完全分離型には「上下分離型」「左右分離型」があり、1階2階とフロアごとに分けるのか、左右に分けるのかで間取りが異なります。

 

【メリット】

  • プライバシーを確保しやすい
  • 適切な距離を保てるので、ストレスを感じにくい
  • 世帯ごとに好みのデザインや仕様にできる

 

【デメリット】

  • 建築コストが高くなりやすい
  • お互いのコミュニケーションが取りにくい

関連記事:二世帯住宅は完全分離でも後悔することがある|二世帯住宅づくりを成功させる方法

部分共有型

部分共有型の二世帯住宅は、生活する一部のみ共有スペースを設けるタイプです。

家族が集まるリビングは共有スペースにするなど、二世帯が顔を合わす機会が暮らしの中にある間取りです。

 

【メリット】

  • 適度な距離を保ちつつ、お互いの様子を確認できる
  • 光熱費を分けやすい(水回りを別にするなど)

 

【デメリット】

  • 共有部分の維持管理がしにくい(誰が掃除する?必需品の補充は?など)

完全共有型

完全共有型とは、水回りも玄関もすべて共有にするタイプの住宅です。

おもに親世帯が住んでいた家に、子ども世帯が引っ越すなど、昔ながらの同居スタイルのことをさします。

二世帯で賑やかな暮らしをしたい方に向いています。

 

【メリット】 

  • 建築コストを抑えられる
  • コミュニケーションが取りやすい

 

【デメリット】

  • プライバシーを確保しにくく、ストレスを感じやすい
  • 光熱費や生活費を分けにくい
  • 生活スタイルの違いによってお互いの生活音が気になることも

 

どの間取りを選ぶかによって、暮らし方が大きく異なります。

具体的な暮らしをイメージし、ご家族が快適に暮らせる間取りを目指しましょう。

また、ストレスを軽減するために、生活動線や家事動線のスムーズな間取りや生活音に配慮した間取りなど工夫することが重要です。

何が不安なのか、何を重視しているのかを、プロの施工会社に相談してみてはいかがでしょうか?

自分だけでは、気づけなかったアイデアが提示されるかもしれません。

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3階建て・2階建ての二世帯住宅|おすすめ間取りプラン

3階建てと2階建てでは、間取りの考え方が異なります。

二世帯住宅にする際のおすすめの間取りプランを、それぞれご紹介します。

3階建ての間取りプラン

3階建ての二世帯住宅は、「上下分離の完全分離型」の間取りがおすすめです。

フロアを分けることで、一緒の家に住んでいる安心感とプライバシーを確保できる快適性を両立できます。

上下分離型の場合、上階の足音や生活音がストレスに感じないように、静かに過ごしたい部屋や寝室の配置を工夫することがポイントです。

2階建ての間取りプラン

2階建ての二世帯住宅では、「左右分離の完全分離型」の間取りがおすすめです。

その場合、二世帯の間の壁を厚くする、うるさくなりそうな部屋を離すなど、生活音がお互いにストレスにならない配置が良いでしょう。

また、「真ん中が共有の部分共有型」の間取りも、お互いの生活音が気になりにくく、暮らしやすい間取りです。

完全分離型ほどの敷地面積を必要とせず、「ワイワイ過ごすスペース」「プライバシーを守りたいスペース」のメリハリをつけることが可能です。

二世帯住宅を成功させるポイント

二世帯住宅は、親世帯・子世帯がお互いにサポートしやすい環境になるため、共働きのご家庭や介護が心配な方などから、検討されることが多くあります。

しかし、二世帯住宅にして後悔したというご意見もあることから、家づくりを始める前に、成功させるためのポイントを確認しましょう。

 

【成功するためのポイント】

  • 生活音に配慮した間取り
  • 共有部分のルールを明確化させる
  • 費用の割合を明確化させる
  • 柔軟に不公平のないルールを話し合う

 

二世帯住宅で後悔した方のご意見で目立ったのが「生活音」です。

掃除の音・テレビの音・話し声・足音など、生活リズムが違うことで気になるケースが多いようです。

また、ルールや費用を事前に明確化させることは重要ですが、ご家族のライフスタイルが何年も一緒ということはありません。

そのため、その都度話し合い、お互いが快適に暮らせるルールを柔軟に決めることが大切です。

まとめ

40坪~50坪の二世帯住宅の事例や間取りについてご紹介しました。

二世帯の希望をすべて叶えるのは難しいことかもしれません。

しかし、間取りの工夫やアイデア次第で、ご家族がお互いに支え合いながら、快適に暮らせる住宅にすることは可能です。

東京都内で3階建て・4階建ての二世帯住宅をご検討中の方は、クレバリーホーム東京にお気軽にご相談ください。

クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。

  • 3階建て住宅・4階建て住宅
  • 木造耐火住宅
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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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