スケルトン階段でも老後まで住める?|落ちそうで怖いなどのデメリットを解消する安全対策
スケルトン階段はおしゃれで人気がありますが、老後も問題なく使用することは可能なのでしょうか?
そこで本記事では、以下の項目をご紹介します。
- スケルトン階段の安全対策
- 後悔しない方法
- スケルトン階段のメリット・デメリット
- おしゃれなスケルトン階段の事例
老後まで見据えた、おしゃれなスケルトン階段をご検討中の方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。
スケルトン階段の特徴
スケルトン階段はデザイン性が高く魅力的ですが、老後まで暮らすことを考えると、デメリットはないのか不安に思う方が多くいらっしゃいます。
まずは、スケルトン階段の全体像を一緒に確認しましょう。
スケルトン階段とは
スケルトン階段とは、蹴込み板がなく、手すりや踏み板など骨組みだけの階段をさします。
お部屋をおしゃれで開放的な空間にしてくれるため、デザイン性の高いお住まいで見かけることが多いアイテムです。
スケルトン階段のおしゃれな事例
スケルトン階段のおしゃれな施工事例をいくつかご紹介します。
素材や色の組み合わせなど、好みのスケルトン階段をイメージする参考にしてくださいね。
スケルトン階段 事例1
鉄骨の骨組みにナチュラルな木材を組み合わせた、スタイリッシュでモダンなデザインです。
見る角度によって印象が異なり、リビングのおしゃれなインテリアの一部になっています。
スケルトン階段 事例2
階段側面を木材の格子にしたことで、デザイン性と安全性を兼ね備えたスケルトン階段です。
スケルトン階段 事例3
すべり台とスケルトン階段を並べてつくった、遊び心満載のデザインです。
スケルトン階段 事例4
上の窓から階段を通して、リビングに光が入るよう設計しており、明るく開放的なリビングを実現しています。
デザイン性の高いおしゃれなスケルトン階段は、やはり魅力的ですよね。
しかし、やはり気になるのは階段にすき間があることでのデメリットかと思います。
次章で、スケルトン階段のメリット・デメリットをご紹介します。
スケルトン階段のメリット・デメリット
スケルトン階段は、デザインに魅力を感じると同時に、隙間があることで「怖い」「転落しそう」など不安に感じる方もいらっしゃると思います。
デザイン性のメリット以外に、デメリットもあるため順番にご紹介します。
メリット
スケルトン階段の魅力的なメリットをご紹介します。
- 開放感のある広々とした空間にできる
- デザイン性の優れた住空間にできる
- 採光を遮りにくく、明るいリビングにできる
- 風通しを良くできる
デザイン性の高さや明るいリビングにできるなどの理由から、多くのご家庭で採用されています。
デメリット
気になるスケルトン階段のデメリットをご紹介します。
- 転落事故をおこすリスクがある
- 老後、踏み込みすぎて転倒するリスクがある
- 踏み板の角に頭をぶつける危険性がある
- スカートの中が下から見える場合がある
- 階段下を有効活用できない
- ペットが怖がって上り下りができない可能性がある
紹介したようなデメリットはありますが、新築時に対策することでデメリットを解消、またはリスクを軽減することが可能です。
スケルトン階段で、とくに気になるデメリットは、「転落・転倒のリスクがある」ことです。
そこで、次章ではスケルトン階段で後悔しないための方法や安全対策についてご紹介します。
老後にスケルトン階段で後悔しないための安全対策
老後にスケルトン階段で後悔しないためには、デザイン性だけではなく、危険性やデメリットも考慮することが大切です。
新築時には自由なプランニングが可能なため、デザイン性と安全性を兼ね備えるスケルトン階段にできます。
また、健康状態やライフスタイルの変化に合わせて、リフォームする方法もあります。
紹介してきたデメリットを解消する具体的なスケルトン階段の安全対策について、詳しくご紹介します。
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転落防止ネット・パネルの設置
新築時には通常のスケルトン階段をつくり、階段の上り下りに不安を感じる時期になったら、転落防止ネットや透明パネルを設置する方法があります。
手すりや蹴込みのすき間から転落するリスクがなくなるため、安心して階段を使用できます。
特に透明パネルを採用する場合は、デザイン性を維持しながら、安全性を高めることが可能です。
老後の転倒リスクを軽減「低い段差を採用」
階段の段差は、年齢に関わらず転倒するリスクを左右する要素です。
段差を適度な高さにすることが大切ですが、老後の転倒リスクを強く意識する場合は、段差を小さくして緩やかな勾配をつくることを検討していただくと良いでしょう。
建築基準法施工令の最低基準の段差は23cmですが、緩やかな勾配を作る場合は15cm程度とするのが一般的です。
家庭用昇降機を設置できる幅を確保する
階段の上り下りを負担に感じる年代や健康状態になった際の主な対策として、車椅子の昇降機を導入するという方法があります。
車椅子の昇降機を設置できる階段幅は100cm〜のため、老後までという長期的な視点で家づくりをする場合には、階段幅も意識したプランニングをしてください。
※法令によって定められている階段幅の最低基準は75cmです。
家の広さと老後の暮らしをイメージしながら、ご検討頂ければと思います。
蹴込み板に透明感のある素材を採用
スケルトン階段の特徴である「開放感+デザイン性」を保ちながら「安全面」も考慮した階段を選ぶ方法があります。
蹴込み板を「透明感のあるアクリル板」や「半透明のポリカーボネード」にする方法です。
採光や視線を遮りにくくなるため、開放感を保ったまま、隙間から転落するリスクを回避できます。
階段下に壁もなく、スケルトン階段のような見た目になるため、おしゃれな住空間を演出できます。
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スケルトン階段以外のおしゃれな階段
老後を心配して、スケルトン階段を選ばないほうが良いと判断されるご家庭もあると思います。
しかし、階段のデザインはバリエーションが豊富なため、スケルトン階段以外でも、好みのデザインが見つかるかもしれません。
そこで、スケルトン階段以外のおしゃれな階段の例をご紹介するので、検討する際に参考にして頂ければと思います。
全体が見える開放的な階段
こちらの住宅は、本来は階段を隠して居室との空間を仕切る役割をする間仕切りを、スケルトンにしました。
階段を含めて空間デザインをすることで、階段の「安全面」を確保しながら「デザイン性」「開放感」を実現可能です!
カーペットを敷いた温かみのある階段
カーペットを階段に敷いたことで、高級感のあるデザインを実現しています。
冬でも冷たくなく、転倒しづらいメリットがあります。
リビングとの調和が美しい階段
リビングの真っ白で高級感のあるデザインと、階段の色を調和させたことで、おしゃれでまとまりのあるデザインに仕上がっています。
ご紹介したように、さまざまな選択肢があることがわかりましたね。
長期的な視点で、スケルトン階段がベストな選択なのか検討して頂ければと思います。
まとめ
スケルトン階段は、デザイン性が高く魅力的なアイテムです。
しかし、長く快適に暮らすために、老後も見据えた安全対策がポイントになります。
クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。
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