スケルトン階段で後悔する理由&後悔しない対策|老後のため・子どもの事故防止のためなど
スケルトン階段は「おしゃれなリビング」や「開放的な住空間」をご希望の方に人気です。
ですが、子どもの転落事故や老後のつまずきなどで、後悔しないか不安点もあります。
そこで本記事では、スケルトン階段の「後悔する理由」や「デメリットを解消する対策」などをご紹介します。
- point -
- スケルトン階段の後悔する理由やメリット、子どもや老後の事故防止対策などがわかります。
スケルトン階段とは|後悔する理由・メリット
スケルトン階段は、おしゃれで開放的な空間デザインに適している魅力的なアイテムです。
ですが、実際にSNSなどの情報では後悔する人もいれば、メリットを感じる人もいるため、それぞれの理由についてご紹介します。
スケルトン階段とは
スケルトン階段とは、一般的に段と段の間の蹴込み板がなく、踏み板と骨組みだけのスタイリッシュなデザインの階段です。
階段としての役割のほかに、インテリアの一部として、おしゃれで開放的な空間を実現します。
踏み板や手すりの材質など自由にコーディネートできるため、住宅のイメージの合わせやすい特徴があります。
スケルトン階段で後悔する理由
まずは、スケルトン階段で後悔する理由についてご紹介します。
- 事故など安全面にリスクがある
- 老後、踏み込みすぎて転倒のリスクがある
- 子どもが上り下りの際に怖がる
- 下からスカートの中が見えるケースがある
- 階段下に「収納」や「トイレを配置」など有効活用できない
- 階段のホコリやゴミが落ちる
- リビング階段の場合、冷暖房効率が落ちる
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事故など安全面にリスクがある
スケルトン階段は蹴込み板がないため、隙間から子どもが転落する恐れなど、安全面のリスクがあります。
また、スケルトン階段はデザイン性が高いため、階段の両側が壁になっていないオープンタイプの形状が人気です。
その場合、手すりと踏面(足をのせる板)との間にも隙間ができるため、横からの転落リスクも懸念されます。
老後、踏み込みすぎて転倒のリスクがある
現在は問題なくとも、足腰が弱くなった老後に後悔するケースもあります。
スムーズに足が曲がらず、蹴込み板がないことで、踏み込みすぎてつまずいてしまう場合があるかもしれません。
子どもが上り下りの際に怖がる
子どもが階段の上り下りを怖がる可能性があります。
「高いところが苦手な子」や「慎重な性格の子」などは、スケルトン階段に慣れるまで親の付き添いが必要になるかもしれません。
下からスカートの中が見えるケースがある
スケルトン階段は、設置場所や階段の種類によって、スカートの中が見えてしまいます。
階段下からわざと見上げて、中を覗く人はいないと思いますが、設置場所によっては、自然と視界に入ってしまう恐れがあります。
階段下に「収納」や「トイレを配置」など有効活用できない
スケルトン階段は階段下が壁ではないため、「収納」や「トイレを配置」など空間を有効活用できません。
階段下の空間を、「収納」「トイレ」などに活用できない
そのため、階段以外の間取りを工夫し、使い勝手の良い住空間にすることがポイントになります。
階段のホコリやゴミが落ちる
蹴込み板がないため、隙間からゴミやホコリが階段下に落ちてしまいます。
リビングでご家族がくつろぐスペースにスケルトン階段を配置した場合、上から落ちてくるホコリが気になることもあるかもしれません。
リビング階段の場合、冷暖房効率が落ちる
スケルトン階段だけに限りませんが、リビング階段として設置すると、リビングと2階フロアが壁や扉で仕切られていません。
空間が繋がっているため、リビングの空気が2階に逃げてしまい、冷暖房効率が落ちるデメリットがあります。
スケルトン階段のメリット
スケルトン階段を採用するご家庭が増えているのは、メリットがそれだけ豊富にあるからです。
どのようなメリットがあるのか、一緒に確認してみましょう。
- 広々とした開放感のある空間にできる
- デザイン性の優れたおしゃれな住空間にできる
- 採光や風通しを良くできる
- 「吹き抜け」や「スキップフロア」と相性抜群
広々とした開放感のある空間にできる
階段下に壁がないため、狭い住宅でも圧迫感を感じさせません。
階段下に収納を設けることはできませんが、空間を広く見せることができます。
3階建て・4階建てなどワンフロアが比較的コンパクトになりやすい住宅でも、開放的な家づくりを可能にします。
デザイン性の優れたおしゃれな住空間にできる
インテリアとしての役割も担うスケルトン階段は、どのような住宅とも合わせやすいデザイン性の高さが魅力です。
材質は「木材」に限らず「スチール」「アルミ」「ステンレス」などがあり、手すりの形状も豊富です。
自由なコーディネートを楽しむことができます。
採光や風通しを良くできる
階段に隙間ができるため、採光や風を遮りにくくなり、明るく風通しのよいお住まいにできます。
「吹き抜け」や「スキップフロア」と相性抜群
スケルトン階段と合わせて採用されやすい間取りが、「吹き抜け」や「スキップフロア」です。
縦の空間を利用した間取りと相性が良く、想像以上におしゃれで開放的なお住まいになります。
スケルトン階段でとくに気になる後悔しやすい点は、「安全面」です。
そこで、子どもや老後でも安心して暮らせる階段にするための対策を次章でご紹介します。
クレバリーホームでは、東京都内の土地を10cmも無駄にしない、おしゃれで快適な家づくりを得意としています。
「デザイン性」「機能性」「安全性」に優れたスケルトン階段の施工事例も多数あるため、ぜひお気軽にお問合わせください。
スケルトン階段で後悔しない4つの対策|老後のため・子どもの事故防止のためなど
スケルトン階段は、新築時に対策することでデメリットを解消し、後悔を避けることが可能です。
老後や子どもの事故を防ぐための対策をご紹介します。
すき間からの転落防止「ネット・パネルタイプの手すり」
蹴込み板や手すりにあるすき間からの転落事故を防止するために、ネットや透明パネルを設置する方法があります。
転落防止ネットは子どもが小さい時期だけ設置し、成長して必要なくなったら、デザイン性を重視して取り外すことも可能です。
パネルタイプの手すりは、デザイン性が高くおしゃれなスケルトン階段に仕上がります。
「安全性」と「デザイン性」どちらも重視したい方におすすめです。
階段の段差を低くする
階段の段差が高いと子どもや老後に、階段の上り下りがしにくく、つまずくリスクが高くなります。
そのため、蹴上げ(階段の高さ)を15cmにするなど、階段の勾配をなるべく緩やかにすることを検討して頂くと良いでしょう。
踊り場のある「L字型の階段」や「コの字型の階段」
真っすぐな直階段では、転倒した際に階段の上から下まで転がってしまいますが、途中で止まれる踊り場があれば安全性が高くなります。
万が一、蹴込み板がないことでつまずいてしまっても、大けがするリスクを軽減します。
スケルトン階段は、おしゃれなデザインを維持しつつ、安全性を高めることが可能です。
スケルトン階段で後悔しないために、家族構成にあった階段をコーディネートしてくださいね。
スケルトン階段の成功事例
スケルトン階段の施工事例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
【子どもの安全+デザイン】木製の格子
スケルトン階段の側面を壁にせずに、木製の格子にしたことで、安全性とデザイン性に優れた階段を実現しました。
壁にしないことで、開放感のあるスケルトン階段のメリットを、十分活かすことができていますね。
【スカートでも安心+怖くない】下が見えない階段
ガラス戸を設置し、両側を壁にしないことで、採光を十分確保できる明るいリビングづくりに成功しています。
スケルトン階段としては珍しく蹴込み板があることで、下からスカートの中が見えることも、子どもが怖いと感じることもありません。
まとめ
スケルトン階段は、デザイン性と安全性を兼ね備えることが十分可能です。
事故防止など安全面に考慮した対策をとりつつ、後悔しない家づくりを実現してください。
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