車2台分のビルトインガレージがある間取り|40坪台の家を建てるのに必要な幅・土地面積・費用など

車2台分のビルトインガレージがある間取り|40坪台の家を建てるのに必要な幅・土地面積・費用など

「どうしても車2台の駐車スペースを確保したい」「できたら便利なビルトインガレージがある家がいい」など、考えている方はきっと多いでしょう。

しかし便利そうと思う反面、どのくらいの敷地が必要なのか、どのくらいの予算がかかるのかなど、疑問や不安点がたくさんあります。

車2台を駐車できるビルトインガレージは、限られた土地面積の中でも実現できる可能性があります。

ビルトインガレージを建てるにあたって、必要な知識や事前に知っておいていただきたい情報などを紹介します。

 


- point -

  • 駐車スペースとひとことで表しても、駐車する方向や位置により形状や広さが変化します。
  • 施工事例やメリット・デメリットを確認し、ビルトインガレージのシミュレーションをしてみましょう。

 

車2台分のビルトインガレージがある間取り|延床面積40坪台の事例

ビルトインガレージは、カーポートなどとは違い建物と一体になった駐車スペースです。

つくる目的や間取りの工夫により、たくさんの可能性を秘めています。

今回はふたつの事例から、延床面積40坪台で2台駐車が実現できるビルトインガレージの間取りを確認してみましょう。

 

自動車の上に自動車を重ねるビルトインガレージ

ビルトインガレージ間取り

間取り図だけを見ると、1台しか駐車できないように感じますが、実は縦の空間を活用して2台を駐車しています。

 

ビルトインガレージ

床の位置が通常より少し高めになった2階のリビングは、周囲の影響受けにくくなり、光や風がとりこみやすくなっています。

 

間取り

3・4階は居住スペースとなり、子供部屋や収納スペースが十分整えられています。

また屋上にスペースは、いろいろな活用法を選べます。

動線をシンプルにつくり、動きやすい点がうれしいポイントです。

 

関連記事:3階建て住宅につくる屋上テラスの魅力​│開放的な事例をご紹介

 

変形土地を上手に活用 40坪のビルトインガレージ

ビルトインガレージのある家

ビルトインガレージ

こちらは、練馬区という利便性の良い立地に、2台分のビルトインガレージがある延床面積 約40坪のマイホームを実現した事例です。

土地形状を上手に活用し、半地下スタイルで駐車スペースを確保しています。

 

吹き抜けのあるリビング

屋上

リビングに面してテラス、居室に面して屋上を設けている点も、こちらの住宅の特徴です。

 

屋上

雰囲気の違う2つの屋上スペースは、間取りに変化をあたえてくれます。

 

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クレバリーホーム東京は、ビルトインガレージのある3階建て・4階建ての施工実績が豊富な施工会社です。

今回紹介しきれなかった施工事例がたくさんございますので、ぜひお気軽にお声がけください。

 

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車2台分のビルトインガレージがある家の広さ|ガレージの幅・土地面積など

車2台分のビルトインガレージがある家の事例を確認したので、次に、車2台分のビルトインガレージを実現するために必要な面積について、一緒に確認しましょう。

以下2つの項目に分けて、わかりやすく紹介します。

  • 車2台分を駐車するのに必要なガレージ幅・奥行き
  • 車2台分のビルトインガレージがある延床面積40坪台の家に必要な土地面積の目安

 

車2台に必要なガレージ幅・奥行き

車1台分の駐車面積は、普通車で約4.5坪(幅2.5~3m×奥行き6m)、軽自動車で約3.5坪(幅2.3m×奥行き5m)が必要となります。

車を2台分駐車できるビルトインガレージに必要な広さは、以下の通りになります。

 

2台が駐車できるビルトインガレージ 参考目安
横並びの駐車縦並びの駐車
直角駐車縦列駐車

幅 約6m×奥行き 約6m

(約36㎡:約11坪)

幅 約3m×奥行き約 12m

(約36㎡:約11坪)

・間口が広くとれる敷地におすすめです。

・土地形状が正方形や長方形など、整っている敷地では◎の駐車パターンです。

・間口があまりとれず、細長い敷地であっても建築が可能です

・奥に細長い敷地となるため、間取りに工夫が必要となります。

駐車スペースを判断する注意点
車の大きさの違い
・駐車面積に違いができてしまうのは、例えば乗用車と軽自動車、小型乗用車とワンボックスカーでは車種により大きさが異なるためです。

・2台分駐車できるビルトインガレージでも、車種により「必要な幅・奥行きは変化する」ということを頭の中に入れておきましょう。

・車の開閉(扉部分)には、70~100㎝ほど必要です。周囲の状況の確認を忘れずに行いましょう。

 

車2台分のビルトインガレージがある延床面積40坪台の家に必要な土地面積の目安

車2台分のビルトインガレージをつくるには、「一体どのくらいの土地面積が必要なの?」と疑問に思う方が多いでしょう。

土地面積の目安を想定することで、選べるエリアの選定や建築予算の目安が考えやすくなり、ビルトインガレージの住まいをイメージしやすくなります。

プランをより前に進ませるために、土地面積の目安を一緒に確認しましょう。

 

例として「建ぺい率50%」を想定して、車2台分のビルトインガレージがある延床面積40坪台の家に必要な土地面積の目安を計算し、紹介します。

※建ぺい率とは、土地面積に対する建築面積(一般的に1階部分の面積)の割合のことです。建ぺい率(%)=建築面積÷敷地面積×100で簡単に計算できます。

土地面積の目安
延床面積40坪台の平屋約80~90坪
延床面積40坪台の総2階建て約40~45坪
延床面積40坪台の総3階建て約27~30坪
延床面積40坪台の総4階建て約20~23坪

 

今回は「延床面積40坪台で家を建てる」と仮定し、ビルトインガレージを延床面積に含めて、土地面積の大まかな目安をご紹介しました。

ビルトインガレージは、建物を建築する決まりの中で建ぺい率に含まれることとなっています。

また建ぺい率以外にも容積率・斜線制限など、さまざまな決まりをクリアしなければいけません。

今回の大まかな目安を頭の中に入れつつ、土地探しの際にすべての決まりを確認しておきましょう。

 


 

クレバリーホーム東京は、東京都内に根ざした家づくりが強みです。

地元に密着したネットワークと今まで培ってきた経験とノウハウを活かし、土地探しからしっかりとサポートします。

イメージ通りのプランを完成させるために、土地探しの段階からプロに相談していきましょう。

お気軽にお問い合わせください。

 

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ビルトインガレージがある家を建てるメリット・デメリット

自動車

車2台を駐車できるビルトインガレージがある家づくりのために必要な広さを確認しました。

ここで、「マイホームにビルトインガレージが本当に必要?」と迷っている方もいらっしゃるのでないでしょうか。

次にビルトインガレージのメリット・デメリットを紹介するので、ビルトインガレージが必要かどうかを判断する参考にしていただけると幸いです。

メリット

  • 雨風などの悪天候から、愛車を守ることができる
  • 天候が悪くても、濡れることなく車への乗り降りができる
  • 建物と駐車場が一体化しているため、身体への負担の少ない動線がつくりやすい
  • 天候に左右されない空間をつくることができる
  • 狭小地でも、駐車場を確保することができる
  • 自転車を置く、収納スペースとして使うなど、住まいの自由度が上がる
  • 駐車場を借りる手間・費用を省ける

上記のように、たくさんのメリットがあります。

ただし、メリットがあれば、少なからずデメリットが存在するのも事実です。

デメリットを知ることでデメリット解消法を設計に取り入れる等の工夫ができるため、次にデメリットも確認しましょう。

 

デメリット

  • 一般的な2階建て住宅より、建築費用負担が増える
  • 上下の行き来が多くなってしまう
  • ビルトインガレージを活かした間取りアイデアが必要となる
  • 耐震性や耐久性を高める必要がある

デメリットの中で、費用面が気になる方が多いと思います。

前述したメリットにプライスレスの価値があることを念頭に起きながら、費用・間取りの利便性・住宅性能のバランスを検討して、ビルトインガレージが本当に必要かを判断しましょう。

次の章でデメリット解消法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

関連記事:狭小住宅で叶えるビルトインガレージ|間取りの考え方とメリットデメリット

 

 

 

ビルトインガレージを設けるデメリットを解消し理想のマイホームを建てる!4つのポイント

デメリットは設計の工夫により、改善する・解消することが可能です。

 

建築費用負担が増えてしまうことへの対策実際に便利な空間をつくることで、費用が増えることは必然です。

費用負担をゼロにできないのであれば、費用効果を上回る空間にしてしまいましょう。

ガレージガウス

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照明や換気システムを取り入れて、居心地の良い空間をつくるのもおすすめです。

こちらのお住まいでは、趣味を楽しむスペースとしてガレージを活用しています。

上下の行き来が多くなってしまう行き来の動線を設計段階から整えることで、移動に対する負担を軽減することが可能です。
ビルトインガレージを活かした間取りアイデアが必要となる気軽に使える半屋外空間は、生活していく中でとても便利なスペースです。

・アウトドアグッズを収納する

・玄関土間を広く使えるよう、駐車スペースと同化するようにつくる

・悪天候でも使用できるスペースとして活用する

アイデア次第でたくさんの可能性を生み出すことができます。

耐震性や耐久性を高める必要がある・ビルトインガレージの実績のある施工会社を選ぶ

・耐震や耐久性など住宅へのこだわりのある、実績が豊富な施工会社へ依頼する

上記のようなプロの経験や知識、ノウハウを活かせる家づくりを進めることで、リスクを軽減させてくれます。

 

ビルトインガレージは、上記のように設計段階からデメリット解消対策を練ることで、「つくって良かった」と感じるスペースにすることができます。

 


 

クレバリーホーム東京では、東京の狭小地に駐車場がある家・狭小地を活かす3・4階建てなど、幅広いプランをご提案しています。

10㎝もムダにしない設計で、ビルトインガレージのある住まいをしっかりとサポートします。

お気軽にお問い合わせください。

 

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まとめ

今回は、車2台を駐車できるビルトインガレージがある家にクローズアップしてきました。

駐車場に必要な広さや土地の目安を把握することで、土地選びやプランニングに活かすことができます。

そして1番大切なのは、ビルトインガレージを建てる目的です。

「こんな風にしたい」「こんな使い方ができたらいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。

ぜひあなたの声を、聞かせてください。

 

クレバリーホーム東京では、経験豊富な設計士がお客さまの小さな声にも耳を傾け、理想の暮らしを叶えるお手伝いをしています。

ビルトインガレージはもちろん、2・4階建て住宅、狭小住宅、屋上や地下にプラス1を加えたプランなど、幅広い建物に対応しています。

「建ててよかった・・・」そう思える住宅を、私たちと一緒に建ててみませんか。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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