おしゃれでかっこいい二世帯住宅の事例(外観・内装)&二世帯同居が成功するおすすめの間取りポイント
二世帯住宅というと、一般的に間取りや暮らしやすさを優先しがちなイメージがあります。
安心面の充実はもちろんのこと長く暮らす家だからこそ、おしゃれ・かっこいいなど「デザイン性を重視した二世帯住宅」にしたいと考えている方は多いでしょう。
幅広い年代の暮らす家である二世帯住宅を建てる際には、デザイン性・安全性・快適性など幅広い視点を持つことが必要となります。
今回は、デザイン面も諦めない二世帯住宅にクローズアップしてみましょう。
おしゃれでいてかっこいい、外観・内装の二世帯住宅にするポイントをご紹介します。
- point -
- おしゃれやかっこいいなどデザイン性を高めつつ、快適性がアップするポイントを知ることができます。
- 実際に事例から自分たちに合うデザインや間取りを、しっかりとシミュレーションしておきましょう。
Contents
おしゃれでかっこいいい二世帯住宅の事例|外観・内装
二世帯住宅は、完全分離・一部分離・完全共有などいろいろなパターンがあります。
おしゃれでかっこいい外観・内装の実例をご紹介します。
外観
敷地面積:11坪、延床面積:24.05坪
ロートアイアンをスマートな外形のアクセントに取り入れることで、おしゃれでいてかっこいい外観イメージをつくり出しています。
上下階の窓の大きさを変化させることで、プライバシーを高めつつも、デザイン性をアップさせる工夫が施されています。
将来どちらかの世帯を賃貸物件として貸し出す可能性を考え、二世帯住宅を完全分離型で建てられています。
敷地面積:34.07坪、延床面積:71.91坪
1階を賃貸用店舗・倉庫、2階親世帯、3階子世帯のフロアがある二世帯住宅です。
ホワイト系とダーク系のカラーを取り入れることで、シンプルな形状の良さをより引き立てています。
木目調の素材感のある外壁材が、おしゃれ度をさらにアップさせています。
敷地面積:38.78坪、延床面積:57.93坪
こちらのお住まいは、“つながり”を大切にした一部分離型の二世帯住宅です。
台形の変形敷地、南側隣地境界すぐに隣家が建つ状況下で、「ビルトインガレージ?」と見間違えるほど広々とした玄関アプローチを確保しました。
外観・窓の形・アプローチなど、おしゃれ度を高めるアイデアが散りばめられています。
内装
こちらのお住まいは、3角形の変形地をうまく利用し誰が使っても居心地の良い小上がりを配置しています。
小上がり部分にある柱は、明るめな内装の中のアクセントとなり、おしゃれ感をアップさせています。
また柱を使って立ち上がれる、上り下りできるなど、二世帯住宅ならではの使いやすさも計算されています。
こちらのお住まいは第2種高度制限があり北側に階段を設けられなかったため、あえて南側に階段を設置しています。
スケルトン階段を採用したことで、南側に窓を設けるよりもリビング内を明るくさせ、より開放的なリビングをつくりだしています。
間取りでは、「キッチン→トイレ→洗面→バスルーム」へと水回りの家事動線を一直線に並べています。
動きやすい動線を取り入れることは、二世帯での生活で何かと手のかかる家事負担を軽減することにつながります。
こちらのお住まいは将来、お父様との二世帯同居を見据えた二世帯住宅です。
おしゃれ度をアップさせてくれる和室は、将来の寝室として予定されています。
小上がり風にし和室に高さを設けることで、寝た状態から1度畳の縁に座ることができます。
車椅子へ移動する際の負担を減らす工夫が考えられているのです。
クレバリーホーム東京は、東京の厳しい土地の状況に合わせた住まいづくりを得意とした住宅会社です。
ミニ戸建て、狭小地を活かした3階建て・4階建てなど、これまで積み重ねてきた経験やノウハウを活かし、土地事情や周辺環境に合わせて「10cmも無駄にしない®️プラン」を提案しています。
東京で住宅建築を検討中の方は、お気軽にご相談ください。
二世帯住宅での同居が成功する5つの間取りポイント
二世帯住宅は、そこに集う家族構成により過ごしやすい空間が変化します。
デザイン性・快適性をバランスよく整えることで愛着を持って住める家となり、より居心地の良い空間となるのです。
- 音に配慮した間取り
- 分離部分・共有部分の使い勝手が良い間取り
- 適度にコミュニケーションをとりながらプライバシーを守れる間取り
- 快適な生活動線・階z動線が実現する間取り
- 間取りの中に十分な収納スペースを確保
快適性に直結する間取りづくりについて、二世帯特有の押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
音に配慮した間取り
2つの世帯の生活時間帯が違う場合、何気ない生活音がストレスとなることがあります。
改めて2つの世帯のライフスタイルを洗い出し、以下のような工夫でストレスを感じづらい間取りプランを組み立てましょう。
気になる音の原因 | 間取りづくりのポイント |
足音や話し声 | ・親世帯の寝室と子世帯のリビングの位置を離す ・3階・4階建て住宅などを採用し、子供部屋の位置をずらす ・床や壁に防音対策を施す |
水音 | ・親世帯の寝室と子世帯の水まわりスペースをずらす ・左右分離の場合は、寝室と水回りスペースの間に収納を挟む ・水が落ちる音を吸収する設備をセレクトする ・水の流れ落ちる配管などが寝室を通らないよう注意する |
もちろん暮らし始めてから対策することは可能ですが、家づくりの最中から行うことでより高い効果を実感することができます。
親世帯・子世帯のライフスタイルを考慮しながら、音に配慮した間取りづくりをしましょう。
分離部分・共有部分の使い勝手が良い間取り
二世帯住宅では完全に親世帯・子世帯を分離するのか、それともある程度の共有部分を保つのかによりデザインや間取りに違いが現れます。
完全に親世帯・子世帯を分離する二世帯住宅の場合
- 趣味に特化したスペースをつくる
- 自分好みのデザインに囲まれた住まいをつくる
- 快適性に優れた、動きやすい動線など、自分の希望を叶えてくれる間取り
同じ建物内であっても、自由設計であれば各世帯のデザインや間取りの自由度が高く、ライフスタイルに合わせて暮らしやすい環境を整えることが可能です。
ちなみに「将来、賃貸などの転用も考えている・・・」という方は、多くの人が受け入れやすいシンプルな間取りをベースにして、デザイン等のこだわりを加えるという方法もあります。
ある程度の共有部分を保つ二世帯住宅の場合
子世帯では何でもない段差などが、親世帯にとって身体の負担になるケースも珍しくはありません。
こちらのお住まいでは、親世帯が車椅子になっても行き来がしやすいようあらかじめスロープを設置してあります。
また共有部分を一緒に使用する際に使い勝手が良いよう、下記のような工夫をしました。
玄関のみを共有する場合 | ・玄関に靴やものが溢れない収納を設置する ・玄関での渋滞を回避できる間取り ・玄関土間を広めに取り、ベンチなどを置いて動きをサポートする |
※過ごしやすいと感じる間取りは、家族構成やライフスタイルにより変化します。
家族内でいろいろと意見を出し合い、使い勝手の良い間取りを考えましょう。
適度にコミュニケーションをとりながらプライバシーを守れる間取り
完全分離型・一部分離型に問わず、良好な関係を保つアイデアは必要です。
- 中庭を活用し、家族でくつろげる第2のリビングとして活用する
- 居住空間は別でも、両世帯が行き来できる扉を設ける
上のような工夫は、暮らしやすさや使いやすさを高めてくれます。
こちらのお住まいでは、1階親世帯・2階子世帯のリビングを行き来できるホームエレベーターが設置されています。
1度外に出なくても行き来ができるアイテムは、年齢を問わず安全で、防犯面をアップさせてくれます。
関連記事:【完全分離型の二世帯住宅】狭小住宅でも叶える間取りのポイント
快適な生活動線・家事動線が実現する間取り
住宅の快適度は、希望の間取りに加え、動きやすい生活動線・家事動線が大切です。
動線を整えることで移動も楽になり、身体にかかる負担を大きく軽減してくれます。
快適な生活動線・家事動線の例 | |
---|---|
水まわりスペースを共有する場合 | ・家族の動線が重ならないよう、回遊できる動線を採用する ・洗剤やタオルなどが散らからない収納を設ける ・ファミリークローゼットなど、動きやすいアイデアを取り入れる |
間取りの中に十分な収納スペースを確保
おしゃれでかっこいい空間をつくるために、「どう生活感を感じさせない工夫が施せるのか」が大きなカギを握ります。
暮らしていく中で必然とモノが多くなり、片付かなくなってしまうケースが考えられます。
あちらこちらにモノが点在することで、掃除がしにくくなるなど家事にかかる負担も増加します。
デザイン性を高めつつ収納できる「壁面収納」
キッチンをスッキリとさせる全面収納
スペースをを有効的に活用小上がり収納
二世帯住宅では、価値観の違う幅広い年代が一緒に暮らします。
同居する上でこれが正解というものはありません。
上のポイントを取り入れつつ、使いやすい「おしゃれ&かっこいい空間」を目指しましょう。
関連記事:二世帯住宅の完全分離型に後悔!?事前の対策で快適な暮らしをご提案
二世帯住宅のメリット・デメリット|デメリットを解消するのが理想の二世帯住宅を実現するコツ
二世帯住宅は3パターン。各パターンのメリット・デメリット
二世帯住宅は、大きく3つのパターンに分けることができます。
- 親世帯・子世帯がそれぞれのスタイルで暮らし続けられる「完全分離型」
- ある程度の距離感を保てる「一部分離型」
- 家族がみんなでワイワイ過ごす「完全共有型」
選ぶパターンにより暮らしやすさなどに違いがあるため、ご家族の希望・予算・各世帯のライフスタイルを考慮しつつしっかり検討するのが大切です。
完全分離型
特徴 | ・一般のお住まいのように、ほとんどのものが2つずつある住宅です。 ・上下で分ける「上下分離型」、左右で分ける「左右分離型」など、選択の幅が広がります。 | |
費用負担面 | ・ほとんどのスペースが親世帯・子世帯で必要なため、費用負担が大きくなります。 | |
希望の叶えやすさ | ・最も自由度が高いため、おしゃれでかっこいいデザイン、使いやすい間取りなどが選びやすくなります。 ・将来、賃貸へ転用・お子様との二世帯住宅へなど、他のパターンに比べ方向転換がしやすくなります。 | |
デメリット | ・居住スペースが分かれているため、一緒に暮らす二世帯の良さが活きにくいケースがあります。 ・間取りによっては親世帯・子世帯間の移動をしにくく、介護などを負担に感じてしまう場面も考えられます。 |
一部分離型
特徴 | ・自分たちで共有スペースを選択できる部分が大きな魅力です。 ・選択する設備や間取りにより、快適度や使い勝手が大きく変化します。 | |
費用負担面 | ・共有部を増やすことで、建築費用を削減できる可能性が高まります。 | |
希望の叶えやすさ | ・ある程度の距離感を保ちつつ、親世帯・子世帯独自の希望を叶えやすくなります。 ・お互い譲れない部分は共有しないなど、間取りの自由度が高くなります。 | |
デメリット | ・共有部の選び方により、ストレスがたまってしまうケースがあります。 ・境界が曖昧になりやすいので注意が必要です。 |
完全共有型
特徴 | ・個々の個室以外はみな共有スペースとなるため、家族間の距離感が最も近いのが特徴です。 ・コミュニケーションが取りやすく、誰かがいつもいてくれる安心感があります。 | |
費用負担面 | ・敷地面積を抑えやすく、建築費用がどのパターンよりも削減できます。 | |
希望の叶えやすさ | ・個室以外は共有部となるため、親世帯・子世帯独自での希望は通りにくいでしょう。 ・プライバシーを確保する間取りは、つくりにくくなります。 | |
デメリット | ・距離感が近すぎて、気を使ってしまうケースがあります。 ・ライフスタイルの違いが、不満につながりやすいでしょう。 |
二世帯住宅のデメリット解消方法
二世帯住宅のパターンごとにデメリットも紹介してきましたが、設計段階で以下のような点をよく検討することで、デメリットを解消できます。
- 親世帯・子世帯のデザインの好みを把握し、バランスを取る
- ライフスタイルの違いを洗い出し、無理のないパターンを選択する
- デザイン面、間取り面、費用面など、事前に家族内で話し合う
- リビングを共有する場合、玄関直結和室など個別で来客対応できる工夫を取り入れてみる
- 子世帯にメインキッチン、親世帯にミニキッチンを設置するなどのアイデアも必要
- 二世帯住宅の施工実績の多い会社を選ぶ(経験やノウハウを家づくりに活かす)
クレバリーホーム東京には、完全分離型・一部分離型など幅広いスタイルの二世帯住宅の建築実績があります。
東京で二世帯住宅を・・・と検討中の方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回は快適性はもちろん、デザイン面も諦めない二世帯住宅にクローズアップしてきました。
ひとことで二世帯住宅と表しても、そこに集う家族構成やライフスタイルの違いなどにより、家づくりのプランが大きく変化します。
プロのサポート受けながら家族間でたくさん話し合い、二世帯が快適に暮らせる家づくりを成功させましょう。
クレバリーホーム東京では、経験豊富な設計士がお客さまの小さな声にも耳を傾け、理想の暮らしを叶えるお手伝いをしています。
今まで培ってきた経験やノウハウを活かし、バランスの取れた二世帯住宅を提案させていただきます。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
ぜひあなたの声を、聞かせてください。
「こんな二世帯住宅で暮らしてみたい」という建物を、私たちと一緒に目指してみませんか。