一人暮らし用のミニサイズの戸建てをローコスト&ハイクオリティで建てる方法|価格の目安、事例など

一人暮らし用のミニサイズの戸建てをローコスト&ハイクオリティで建てる方法|価格の目安、事例など

注文住宅で戸建ての住まいを建てる目的は、人それぞれです。

一人暮らしを満喫できる住まいにしたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

その選択肢のひとつに、一人暮らし用ミニ戸建てがあります。

住まいの購入には、いろいろな悩みがつきものです。

今回は、一人暮らしをワンランクアップさせるミニ戸建てを建てる方法にクローズアップします。

一人暮らし用ミニサイズの家を建てるポイントや注意点を、検討段階から確認しておきましょう。

 


- point -

  • 住まいの形にはさまざまな形があります。一人暮らし用ミニ戸建ての魅力を確認しておきましょう。
  • これから建てる建物のイメージや長期的な視点でのアイデアもご紹介します。
  • 一人暮らしにピッタリな施工事例から、ミニ戸建てでの暮らしをシミュレーションしてみましょう。

 

一人暮らしの住宅事情|ミニサイズの戸建てを含む6つの選択肢、価格の目安

リビング

一人暮らしの住宅6つの選択肢

住宅選びでは以下のような6つの選択肢に分けることができます。

  • 注文住宅を新築
  • 規格住宅を新築
  • 建売住宅を購入
  • 中古を買ってそのまま住む(リフォーム済物件)
  • 中古を買ってリフォーム
  • 賃貸

それぞれの住宅のメリット・デメリットを確認しておきましょう。

 

一人暮らしの住宅6つの選択肢
注文住宅を新築
メリットデメリット
・デザイン、間取りなど自由度が高い

・暮らしに合わせた間取りが可能

・こだわり方により、費用負担が高くなる

・エリアにより建てられる広さが変化する

規格住宅を新築
メリットデメリット
・家づくりにかかる時間や費用を抑えられる

・知識が乏しくても、負担なく進められる

・注文住宅に比べ自由度は低くなる

・こだわりたい部分が叶えられないこともある

建売住宅を購入
メリットデメリット
・購入、入居までの時間が短縮できる

・建物を見てから購入できる安心感がある

・間取りに合わせた暮らしになってしまう

・一人用の物件がとても少ない

中古を買ってそのまま住む(リフォーム済物件)
メリットデメリット
・新築に比べ、費用負担を抑え購入できる

・購入、入居までの時間が短縮できる

・希望の箇所がリフォームされているとは限らない

・傷みや劣化など不安点が残る

・購入できる物件の数が少ない

中古を買ってリフォーム
メリットデメリット
・新築戸建てに比べ、費用を抑えられる

・費用負担を検討しつつ、自分好みの住まいにできる

・リフォーム箇所の数により、費用負担が大きくなる

・傷みや劣化など不安点が残る

賃貸
メリットデメリット
・ライフスタイルに合わせ、住まいを変えられる

・建物の維持、管理などの負担が軽減できる

・予算に合わせた住まい選びができる

・ずっとそこに住み続けられるという保証がない

・隣に住む方の影響(騒音・振動など)を受けやすい

・バリアフリーなど、個別に対応することができない

 

上のようにどの選択肢を選ぶかで、できること・できないことなど、変化が現れます。

  • 選んだ住まいで自分の希望が叶えられるのかを見極めること
  • 今だけではなく、将来的な視点も加えること
  • 費用負担と生活のしやすさのバランスをとること

住宅選びではメリット・デメリットの他にも上記のポイントを押さえ、後悔のない選択を目指しましょう。

 

関連記事:狭小住宅を恥ずかしいと思う理由は?自慢できる家にする方法

 

一人暮らし用のミニサイズの戸建てを建てる価格の目安

住宅ローン

住宅の取得の中で気になる部分は、「いくら位で購入できるのか?」という価格の面でしょう。

家は1軒ごとに価格が違うため「◯円」と明確にお知らせすることはできませんが、住宅建築の目安となる坪単価は計算することが可能です。

ここでは、ここではフラット35利用者調査(2021年度版)のデータをもとに、戸建ての費用負担を坪単価で確認してみましょう。

 

2021年度フラット35注文住宅融資利用者の主要指標

出典:フラット35利用者調査(2021年度版)住宅金融支援機構

 

坪単価とは「1坪あたりの建築費」のことで、「建物の建築費用÷延床面積(坪)」で計算することが可能です。

上のデータを参考に坪単価を計算してみると、「約95万円」となります。

例)

  • 延床面積15坪の家を建てる場合、15坪×95万円=1,425万円
  • 延床面積20坪の家を建てる場合、20坪×95万円=1,900万円
  • 延床面積25坪の家を建てる場合、25坪×95万円=2,375万円

一人暮らし用ミニ戸建ての利点は、購入する敷地面積を抑えることができる部分です。

暮らしやすい間取りにはどのくらいの広さを必要とするのかにより、価格面が大きく変化します。

 

ただし坪単価の表示には基準がなく、施工会社により坪単価も異なるため、紹介した坪単価はあくまでも目安としてごらんください。

「ここは安いから・・・」と坪単価だけで判断するのではなく、ご自身の希望に合う建物をつくれる施工会社選びをしていただけると幸いです。

 


 

クレバリーホーム東京は、都内の家づくりに密着した住宅会社です。

ミニ戸建てから狭小地を活かした3階建て・4階建てなど今までの経験やノウハウを活かし、土地事情や周辺環境に合わせ10cmも無駄にしない®️プランを提案しています。

東京で一人暮らし用のミニサイズの戸建てを検討中の方はお気軽にご相談ください。

 

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住宅購入方法の選択で後悔しないために、紹介してきた各選択肢の違いを参考にして、ライフスタイルや将来の生活イメージに合う方法を検討しましょう。

 

一人暮らし用にミニサイズの戸建てを選ぶメリット・デメリット

ミニサイズの戸建て<メリット>

一人暮らし用のミニ戸建てでは、金銭面・ライフスタイル面・デザイン面などたくさんのメリットがあります。

 

金銭面・税金面、補助金などサポートを受けやすい

・1階を駐車場にするなど、別途駐車場代を不要にできる

・家賃や管理費を払い続けなくてもよい

・最終的に資産となる

・賃貸として貸し出すなど、転用利用も可能

ライフ

スタイル面

・狭小地でも建てられるため、立地の選択肢が広がる

・ペットを遠慮なく飼える

・ペットが住みやすい環境をつくりやすい

・音や振動が伝わりにくく、プライバシーが保護しやすい

・生活空間をまとめバリアフリー環境を整える

・管理組合などの許可が必要なく、リフォームが可能

デザイン面・オリジナリティのある建物が建てられる

・自分の趣味を反映した住まいにできる

(例:車を眺められるリビング、土間収納、趣味に適した個室など)

・庭(屋上、バルコニーなど庭空間)など自由な空間を設けられる

・地下室などのプラスαの空間が設けられる

 

ミニサイズの戸建て<デメリット>

メリットがあれば少なからずのデメリットが存在します。

デメリットは悪いことと捉えがちですが、そうとも言いきれません。

リスクを軽減できる、デメリットを改善できるチャンスにつながります。

 

金銭面・住宅ローンが払い続けられるか不安が残る

・補修やリフォームなどの費用負担が発生する

・光熱費が高くなる傾向がある

・賃貸にはない税金面での負担が増える

ライフ

スタイル面

・広さや間取りにより、掃除が大変に感じる

・防犯面に対する対策が必要

・建物や室内のメンテナンスの負担が増える

・ご近所付き合いなどが必要となる可能性がある

 

関連記事:失敗した…!狭小住宅で後悔されがちなポイント5つ

 

一人暮らし用に最適なミニサイズの戸建て事例

一人暮らしのミニ戸建ては、10坪〜20坪ほどあれば希望の間取りを取り入れることが可能です。

ここでは約10坪〜20坪の狭小地に建つミニサイズの戸建てをご紹介します。

 

敷地面積10.59坪|延床面積24.49坪

1階は趣味が楽しめるガレージハウス

ガレージハウス外観

シンプルでシックな外観が一際目を引くこちらのミニ戸建ては、1階部分が趣味を楽しめるガレージとして大活躍しています。

住宅の周囲をスッキリとさせ人が隠れられない環境をつくることで、空き巣に狙われにくい高い防犯性を実現しています。

住宅の周りに防犯砂利を設置すると、「シャリシャリ」と音が鳴るので、人の目が届きにくい部分をしっかりサポートしてくれます。

ガレージバイク置き場

おしゃれなガレージ

車もバイクもしっかりと収納することができ、1日中いても飽きのこない空間に仕上がっています。

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敷地面積11.00坪|延床面24.05坪

賃貸への転用も可能な狭小住宅

二世帯が暮らす狭小住宅

出入り口が2つ完全分離の二世帯住宅

こちらのミニ戸建ては、二世帯住宅として建てられています。

玄関を分けてつくることも可能なため、建物はひとつでも上下階で分かれたの完全分離の間取りが実現できます。

リビング

自分が住みながらひとつを賃貸物件にすることで、住宅ローンの負担を軽減させることも可能です。

また自分が住まなくなった場合でも賃貸として転用が可能な部分は、購入に対する不安解消の後押しになってくれますね。

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敷地面積12.95坪|延床面積43.16坪

立地によっては店舗として貸し出す選択肢も選べる

1階が店舗の狭小住宅

店舗賃貸もできる狭小住宅

こちらのミニ戸建ては1階部分が店舗、2階以上が住居スペースとなっています。

利便性の高い立地であれば、アパートなどの賃貸物件ではなく「住みながら店舗として貸し出す」など選択肢も広がります。

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敷地面積21.74坪|延床面積34.32坪

周囲の環境にも負けない快適な住まいも建てられる

狭小住宅外観

限られた土地での家づくりでは、日当たりなど周囲の影響に左右されるケースもあるでしょう。

こちらのミニ戸建ては、3方向を隣家に囲まれた敷地であっても快適な環境をつくり出しています。

明るい日の光の入るリビング

屋上のある狭小住宅

部屋に明るさをプラスすることで、狭い空間であっても視覚的な効果を取り入れることが可能です。

窓の配置を工夫して、どの空間にも明るさが届くよう工夫が施されています。

またプラスαの空間として、屋上スペースも設けられています。

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一人暮らし用のミニサイズの戸建てをローコスト&ハイクオリティで建てる方法

住宅建築計画

新築でミニ戸建てを建てるのであれば、建築コストを少しでも抑えたい。

寝て起きるだけではなく、自分好みの楽しめるスペースにしたいなどこだわりたいこともたくさんです。

一人暮らし用のミニサイズの戸建てをローコスト&ハイクオリティで建てるためには、あらかじめ意識しておくべきポイントが4つあります。

  • 施工業者選びが重要
  • 安心して生活するための防犯強化
  • 周辺環境のチェック
  • 「ランニングコストがローコスト」も重要

 

施工業者選びが重要

都内の土地事情・都内の法規制事情・都内の施工事情など越えなくてはならないハードルが多くあります。

狭小住宅の建築は、敷地の広さや複雑な形状などにも対応できる技術力が必要です。

狭小住宅の実績の多い施工会社から選ぶなど、特徴に対応できるパートナーをはじめに決めることで家づくりの不安や疑問解消にも効果が現れます。

  • 間取りに合わせた暮らしではなく、ライフスタイルに合わせた間取りプランを組み立てられる
  • 住宅の建築から将来のリフォームまでを見据えた提案をしてもらえる
  • 長期的に安心して暮らせる資金計画を組み立てられる
  • 年齢とともに変化する暮らしをカバーできる家づくりのアドバイスがもらえる
  • ご自身のライフスタイルに合う土地面積・建物面積、施工方法をアドバイスしてもらえる
  • 将来的に賃貸にも転用できる間取りにするかどうかまで相談できる
  • 培ってきた経験やノウハウを家づくりに活かすことができる
  • 住宅にとって厳しい条件(形・広さ・建ぺい率・容積率など)でもクリアできるプランを提案してもらえる
  • 地域に密着した施工会社を選ぶことで、土地選びからサポートしてもらえ家づくりもスムーズに動く

 

クレバリーホーム東京では、土地探しから新築住宅の建築、そして建てた後のリフォームに至るまで、末永くサポートしています。

いつでも家づくりについてプロに相談できることは、ハイクオリティな家づくり成功への近道です。

東京で家づくりを検討中の方は、「こんなお家が建ててみたい・・・」とご自分の思いを相談してみてください。

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安心して生活するための防犯強化

家を建てた後にこだわればよかったと後悔するポイントとして、防犯面への不安があげられます。

戸建ての場合マンションなどの高層階の建物とは違い窓に手が届きやすいため、空き巣などが侵入しやすい環境ともいえます。

防犯面の高い住まいにするために、下のような工夫を取り入れておきましょう。

  • 室内の環境を伺いにくくするよう、目隠しを採用する
  • 防犯窓など、安全面の高い設備を施工する
  • 防犯効果の高いスリット窓を使い、外の様子をうかがえる環境を取り入れる
  • 空き巣などが隠れられる空間を家の周りにつくらない
  • 防犯カメラやセンサーライト、乗ると音の鳴る防犯砂利などのアイテムを活用する
  • セキュリティシステムを導入する

 

周辺環境チェック

東京

快適なミニ戸建てにするためには、建物自体の工夫はもちろん必要ですが、住宅を取り巻く環境が大きな影響をあたえます。

周辺環境は変えることができないため、ハイクオリティな家を建てても住み始めてからライフスタイルに合わない等で後悔するケースがあるのです。

建ててからこんなはずでは・・・と思わないように、下記の部分も事前にチェックしておきましょう。

  • そのエリアの治安や雰囲気
  • 買い物や病院、公共交通機関などの利便性
  • 町内会や自治会など、地域との関わり
  • 水害や地震など自然災害がそのエリアに及ぼすリスク
  • 万が一の場合の避難場所や災害対策について

 

「ランニングコストがローコスト」も重要

住宅は、「建てて終わり」ではありません。

建築費用が想定より低く(ローコスト)抑えられてもランニングコストが高ければ、購入後の維持に負担を感じ後悔につながるケースが考えられます。

後悔しないミニ戸建てを建てるために、下記の項目を事前に確認しておきましょう。

事前にしっかりとチェックすることで、無駄な費用を抑えつつハイクオリティのミニ戸建てを建てることができます。

  • 施工会社の標準仕様のチェック
  • 追加コストがかかる項目にはどんなものがあるのか
  • 家計に優しい住まいにするための高気密・高断熱など冷暖房効率に対しての施工技術
  • メンテナンスサイクルを伸ばす耐久性が高い建材の使用、工法の採用

>>クレバリーホームの住宅性能

 

まとめ

今回は、一人暮らしをワンランクアップさせるミニ戸建てを建てる方法にクローズアップしてきました。

  • 自分が暮らして楽しく、快適に、負担なく過ごせること
  • 一人暮らしができなくなった場合を考えた運用方法
  • 一人だからこその無駄のないプラン、無理のない資金計画など、今そして将来を見据えた想定

上記のように一人で暮らす住宅の建築は、家族で暮らすケースとは違った視点を取り入れることがとても大切です。

家づくりの方法にこれが正解というものはありません。

自分が家をつくる理由には、どんなものがあるのか。

建てた家でどんな暮らし方がしたいのかなど、基盤になる部分をハッキリさせることで「家づくりの方向性」も見えてきます。

 

クレバリーホーム東京では、経験豊富な設計士がお客さまの小さな声にも耳を傾け、理想の暮らしを叶えるお手伝いをしています。

デザイン性に優れているのはもちろん、耐震性の高い住まいや防犯面をアップさせる工夫など、暮らしやすさも一緒に考えていきましょう。

「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。

ぜひあなたの声を、聞かせてください。

一人暮らしの生活を満喫できるミニ戸建てを、私たちと一緒に建ててみませんか。

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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