2階リビングは後悔する?|老後でも安心!不安を解消する3つのポイント

2階リビングは後悔する?|老後でも安心!不安を解消する3つのポイント

今までは「1階にリビング」がある間取りが一般的でした。

そんな間取りも、今はビルトインガレージや3階建て・4階建てなど暮らしの幅が広がることにより、「2階にリビングを・・・」というアイデアも当たり前になりつつあります。

しかし住まいの購入は、今だけではなく将来、老後になっても不安なく暮らせることがとても大切です。

2階にリビングを置いたら、老後に後悔するのでは?

どんなことに注意して、間取りを決めたらいいのだろう?など、疑問や不安もいっぱいです。

今回は、老後になっても安心!「2階リビングのつくりかた」についてクローズアップしてみましょう。

暮らしやすい2階リビングのアイデアは、2階よりも高い位置にリビングをつくりたい方にも参考になります。

ぜひこれからの家づくりにお役立てくださいね。


- point -

  • 一階ではなく2階にリビングを置くことで、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
  • デメリットは決して悪いことではありません。しっかりと対策することで、老後でも安心して過ごせる住まいにすることができます。

3階建て住宅

 

 

2階リビングだから感じられるメリットとは

日当たりの良いリビング

1階リビングとは違い上階にあることで実感できるメリットは、

  •  リビングを日当たりの良い空間にできる。
  •  周囲の影響を受けにくく、開放感のあるリビングがつくれる。
  •  プライバシーが確保しやすい。
  •  LDKとバルコニーを併設。デザイン性アップ!

上のような4つを実感することができます。

 

リビングを日当たりの良い空間にできる

明るいリビング

>>施工事例:【ビルトインガレージ住宅】敷地18.79坪|延床34.16坪!

東京での家づくりでネックになる部分は、敷地確保といっても過言ではありません。

人気のエリアや利便性の高い地域になればなるほど、「希望通りの広さが手に入らない」「周囲との距離が近い」など不満点も多くなりがちです。

リビングを2階に配置することで、暗くなりがちなリビングに太陽の光が届き、新たな風の流れを取り入れることも可能でしょう。

 

周囲の影響を受けにくく、開放感のあるリビングがつくれる

開放感のあるリビング

>>施工事例:【約20坪の二世帯住宅】敷地19.60坪|延床31.24坪!

1階から2階へリビングの位置を上げることで、通常と違った視点が加わり、周囲の建物も視界の邪魔になりにくくなります。

2階リビングをより楽しむために大きな窓を設置し、パッと開放することでより一層リビングに広がりを持たせることができるでしょう。

より遠くまで景色を楽しむことができ、「リビングに開放感という+αを取り入れる」ことができます。

 

プライバシーが確保しやすい

日当たりの良いリビング

>>施工事例:【約15.5畳の屋上付き】敷地24.48坪|延床32.93坪! 

周囲との距離が近いことで、どうしてもプライバシー面の低下は否めません。

また近隣の間取りとの関係性も考慮に入れずにつくると、「お隣さんとリビングが向かい合わせ」というケースも考えられます。

せっかく建てる我が家であれば、お隣さんの視線を防ぐために「リビングでくつろいでいるのにカーテンを閉めっぱなし」という最悪のシチュエーションは避けたいものです。

2階にリビングを配置し、使用頻度の低い居室と面することで「気兼ねなく過ごせる環境」を整えることができます。

 

LDKとバルコニーを併設、デザイン性アップ!

デザイン性の高いシンプルな外観

>>施工事例:【すべり台とブランコがある家】敷地30.71坪|延床63.36坪!

2階リビングでは、ぜひパッと出られる部分にバルコニーを設置してみましょう。

上の画像のように下の階にせり出す形状(オーバーハング)を取り入れることで、玄関周りに雨の当たりにくいスポットをつくることも可能です。

デザイン面をアップさせつつも、生活面へのメリットも実感できるでしょう。

 

関連記事:オーバーハングをわかりやすく解説|メリット・デメリットと外観の実例

 

 

2階リビングにするなら対策しておきたいデメリット

バルコニーが続くリビング

デメリットと聞くと、どうしても「悪いこと」と捉えがちです。

しかしデメリットは悪い部分だけではなく、知ることで「リスクの軽減」につながるチャンスとも言えます。

ここでは、メリットの多い2階リビングだからこそ感じてしまうデメリットを解説します。

 

夏場は熱がこもりやすい環境になりやすい

青空

2階リビングは、日当たりのいい空間をつくりやすい反面、デメリットにもつながりやすくなりがち。

窓からは光と共に熱も取り込まれるため、窓の大きさや位置、そして向きにも注意が必要です。

そして暖かい空気は特性上「上に向かって流れるため、2階の室温はどうしても高く」なりがちです。

2階にリビングを配置する場合、「屋根断熱」など熱をこもりにくくする対策を設計時から取り入れていきましょう。

 

家族のコミュニケーションが取りにくくなってしまうケースも

家族

玄関から距離のできる2階リビングでは、どうしても家族の帰宅など「1階リビングでは当たり前に感じられることが感じにくくなる」場面もあります。

もし玄関からストレートに自分の部屋に行ける間取りであったなら、家族と顔を合わせることもなく、コミュニケーションへ影響をあたえてしまうでしょう。

家族とのコミュニケーションを重視したい方には、ぜひリビング階段がおすすめです。

リビングに階段を設置することで、外出時や帰宅時は必ずリビングを通ることになり、自然と家族間のコミュニケーションを増やすことができます。

 

階段の上り下りが身体へ負担をあたえる

階段を上る

2階リビングの最大のデメリットは、何度も階段を行き来する上下運動が増えることです。

そのためどうしても、フラットな間取りに比べ身体に対する負担をあたえてしまいます。

またお子様の小さいうちは、転落などの事故にもつながるケースがあります。

どの年代でも使いやすく、危険性を防止するアイデアを取り入れておきましょう。

 

関連記事:木造3階・4階建戸建ての階段の位置はどこが良い?|新築住宅の階段スタイルによるメリット・デメリット

 

 

2階リビングに取り入れておきたい「老後でも安心!不安を解消する3つのポイント」

人生サイクル

確かに階段の上り下りは身体への負担にもつながりやすく、2階リビングを懸念する要因のひとつです。

しかししっかりと対策を検討しておくことで、身体への負担を軽減し、老後でも安心して過ごせる住まいにすることができるでしょう。

そのためには、下の3つのポイントを設計時から取り入れておくことをおすすめします。

 

負担の少ない「上下しやすい階段」にしよう

2階リビングでは、どうしても階段での移動の機会が増えるため、デメリットにつながりやすくなります。

その負担を軽減するためには、

  •  階段自体の傾斜を緩やかにする。
  •  踏面(ふみつら)を広めにし、安定感を大きくする。
  •  途中で止まる「L型(かね折れ)」など、途中で休める空間をつくる。

などのアイデアを取り入れておきましょう。

身体への負担を軽減することは、安全面の向上にもつながります。

 

階段が辛くなった場合のことも考えておこう

ホームエレベーター

2階リビングで老後のために検討しておきたいことのひとつが、「ホームエレベーターの設置」です。

もちろん老後のことを考えて「新築から設置する」方法もありますが、今後困ったときに付けられるよう「設計時から考えておく」こともアイデアのひとつです。

 

階段が上れなくても生活できる間取りを取り入れる

洗面台とトイレ

家づくりの際には、今だけではなく将来の暮らし方も視野に入れておかなければいけません。

そのため「万が一、階段が上れなくなったら・・・」というケースも考えておくことも必要なのです。

例えば、お風呂やトイレなど生活に必要な設備を1階に設置し、ワンフロアで生活できる環境にも対応できる間取りもおすすめです。

また水まわりを一階に集中させることで、劣化により水漏れした場合のリスクの軽減や2階に設置するよりも水回りの配管を短縮できるなどのメリットも感じられるでしょう。

 

こういったアイデアは、住宅を建築する年や家族構成によっても変化します。

そのため「これが正解!」という形はないのです。

こんな風にしてみたい。こんな間取りにしてみたいなど、ぜひ私たちにご相談ください。

 

クレバリーホーム東京のオンライン相談

▶2階リビング、3階リビングの家で快適な家づくり|クレバリーホーム東京

 

まとめ:「2階リビング」「3階リビング」快適になる提案ならお任せください

>施工事例:家族で過ごす居心地の良いリビングがあるお家

今回は、2階リビングにするメリットとデメリット。

そしてデメリットを対策し、老後になっても安心!「2階リビングのつくりかた」についてクローズアップしてきました。

クレバリーホーム東京では、狭小住宅から、3階建て住宅、4階建て住宅、二世帯住宅、地下室付き住宅、屋上付き住宅、木造耐火住宅など、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりをご提供しています。

いろいろなスタイルに対応してきたからこその経験やノウハウは、2階リビングなど特徴のある家づくりに活かすことができます。

お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいております。

無理と諦める前に、ぜひ1度相談してみましょう。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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