【東京】屋上のある家+太陽光パネルを設置しよう!|東京でZEHを活用する補助金情報

【東京】屋上のある家+太陽光パネルを設置しよう!|東京でZEHを活用する補助金情報

東京の家づくりでは、他の地域よりも「敷地購入へのハードル」が高い傾向にあります。

希望する土地の広さが手に入りづらい、敷地に対する費用負担が大きいなどの面から「住宅の購入を躊躇」している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、「屋上スペース」の活用です。

屋上を上手に活用することで、生活スペースを拡張するだけでなく、太陽光パネルを置いて家計に優しい住まいにすることもできます。

今回は、屋上のある家を建てて「上手に活用するアイデア」をご紹介します。

これからの家づくりにお役立てくださいね。


- point -

  • 屋上の活用方法は、どんな風に使いたいのかという目的により大きく変化します。
  • 屋上のある家の活用法に合わせ、エコで暮らしに家計に優しい住まいにするポイントをご紹介します。

 

 

 

東京で建てる「屋上のある家」活用アイデア

東京

屋上というスペースは、東京の限られた敷地面積の住まいであってもしっかりと居住空間をサポートしてくれます。

では実際にどんな活用方法があり、どんな魅力を感じることができるのでしょうか。

ここでは屋上のある家のメリットをご紹介します。

 

家族の憩いスペースとして活用する

東京のような敷地面積が限られた場所では、広い庭付きの家を建てることは難しくなりがちです。

しかし屋上という上を活かす方法であれば、庭と同様に家族で過ごすスペースを確保することもできます。

  •  ウッドデッキを置いて、くつろげるスペースを。
  •  パーゴラなどを設置し、日差しが強くてもくつろげる環境を。
  •  フラットな空間を多めにし、お子様やペットが安心して走り回れる空間を。

など、家族構成やライフスタイルに合わせた使い方をすることができます。

 

屋上のある家

>>施工事例:【半地下の駐車場】敷地42.08坪|延床40.64坪!

 

広がる景観を楽しめる環境が味わえる

東京など建物が密集しているエリアでは、隣家までの距離が近いなどプライバシー面でも気にかかる部分が多いものです。

屋上という空間を活用することで、近隣の影響も受けにくく、周りに広大な景色が広がります。

  •  緑あふれる公園が見える。
  •  東京タワーやスカイツリーが見える。
  •  夜景をのんびりと楽しめる。

など、住むエリアによりいろいろな楽しみ方ができるでしょう。

屋上にパッと上がり新鮮な外の空気を体内に取り込み、身体をグーっと伸ばすことで心と体もリフレッシュできます。

 

夜景のキレイな屋上

>>施工事例:【うつわホテル】5階建て全7室のレジデンシャルホテル

 

家事の悩みを解消-洗濯物がよく乾く環境を-

洗濯物を干せる空間不足は、家事の悩みの中でも上位に上がるひとつです。

屋上というスペースは、日当たりや風通しが良いのでとても洗濯物がよく乾きます。

周りに遮るものがないので、カラッと気持ちよく洗濯物を乾かすことができ、洗濯物が多い時でも安心です。

また、大きな布団やシーツも広々と乾かすことができます。

こまめに干せる環境を整えることで、匂いや湿気、ダニなども防止でき、健康面にもいい影響をあたえてくれます。

 

屋上のある家

>>施工事例:【屋上付き二世帯住宅】敷地36.25坪|延床82.81坪!

 

関連記事:3階建て住宅につくる屋上テラスの魅力​│開放的な事例をご紹介

 

 

おすすめ!新たな活用法「屋上庭園+太陽光パネル」

太陽光パネル

屋上にはいろいろな活用法があります。

太陽光パネルというと「屋根の上」が一般的ですが、新たなアイデアとしておすすめしたいのは「屋上庭園+太陽光パネル」です。

一般住宅ではまだ実績の少ない活用法ですが、東京都では「敷地面積1000㎡以上において、新築・増改築する建物には緑化が義務付け」られています。

一般住宅は義務化されてはいませんが、新たなアイデアを住まい環境にも取り入れることにより、多くの効果を実感することが可能なのです。

 

Point1:屋上をよりリラックス効果の高い空間にする

屋上菜園

東京の住まいでは、敷地の広さとして確保できるのは「居住スペースで精一杯」というケースも珍しくはありません。

そこで上を上手に活用し、さまざまな植物や花を植えて屋上庭園にすることで、緑を通じて心の安らぎや豊かさを感じることができます。

  •  目で緑を感じ、心身のバランスを整えつつリラックス効果を味わう。
  •  実際に手で土に触れ、土を触ることで五感を刺激し、ストレス解消やリラックス効果を感じる。

など、心身にも良い影響をあたえてくれます。

 

Point2:屋上を緑化することで、太陽光パネルの効果が高まる

また屋上というスペースは、太陽にも近く周りに遮る障害物も少ないことから「エネルギー」を集めやすくなります。

屋上を庭園にし、緑化を進めることで大きく分けてふたつの効果を高めることができます。

○ 緑化効果から、太陽光パネルの寿命を高めることができる。

○ ヒートアイランド現象の抑制効果の向上。

特に太陽に近く、夏に暑く冬は寒い悪条件の中の太陽光パネルには、地上から受ける熱や温度差は劣化へのダメージにもつながりやすいのです。

そのため、太陽光パネルの周りを緑化することで周辺環境を和らげ、設備維持への負担も軽減してくれます。

 

緑化

海外でも、屋上緑化は「太陽電池パネルの効率を向上する」といろいろなサイトでも紹介されており、国内では、国立長岡技術科学大学屋上緑化と太陽光発電のコラボ実験なども行われています。

「屋上庭園+太陽光パネル」を複合することで、より省エネ効果を向上することができるのです。

 

また2023年4月ドイツでは「脱原発」が実現し、稼働していた最後の原発3基が停止しました。

世界では原発主流であったエネルギー供給が再生可能エネルギーを柱する動きが活発になるなど、今後、私たちの生活でも「人ごとで済まされない課題のひとつ」となります。

屋上庭園+太陽光パネルを活用し、より効果のある省エネ住宅を実現していきましょう。

 

関連記事:屋上庭園の後悔につながるデメリットはどこ|屋上のある家の対策ポイント

 

 

東京で見逃せない助成金「東京ゼロエミ住宅(ZERO EMISSION)」

東京ゼロエミ住宅の概要図

出典:東京ゼロエミ住宅

過去にもいろいろなZEH関係の補助金制度が行われてきました。

東京では、省エネ性能の高い住宅を普及させるため高断熱・省エネ・創エネを利用、温室効果ガス等の排出量を実質ゼロにすることを目指した環境にやさしい住宅を実現するために、「東京ゼロエミ住宅(ZERO EMISSION)」として動き出しています。

 

東京ゼロエミ住宅は、東京都内における住宅のZEH化を促進するもので、家庭部門のエネルギー消費量の削減と共に、住宅の環境性能向上推進に寄与する事を目的に設置された助成金制度です。

事業期間として、令和4年度から令和9年度まで(交付期間は令和11年度まで)が計画されており、助成対象者は「都内に新築する住宅の建築主(個人・事業者)」などになっています。

引用:東京ゼロエミ住宅

 

補助金が併用できないケースがあります

現在でもいろいろな補助金や助成金が並行して補助されています。

しかし補助金や助成金によっては、「併用できないケース」もあります。

今回の「東京ゼロエミ住宅(ZERO EMISSION)」では、下記のようになっています。

本助成金と併用可
「地域型住宅グリーン化事業」
「グリーン住宅ポイント制度」
「こどもみらい住宅支援事業」
「こどもエコすまい支援事業」
「東京ゼロエミポイント」(冷蔵庫の買い換えのみ)
本助成金と併用不可
「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)化支援事業」
「次世代ZEH+実証事業」
「集合住宅のCO2化促進事業(ZEH-M)
「LCCM住宅整備推進事業」
「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費 補助金」
「東京ゼロエミポイント」(エアコン、給湯器及びLEDの買い換え)

出典:東京ゼロエミ住宅 助成制度

 

上記に記載しましたが、たくさんのものがあり「どれが該当するのか」「どれを選んだらいいのか」など、疑問・不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

自分たちに合うものはどれなのかなど、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

まとめ:屋上のある家をより活用したい!ぜひクレバリーホームへ

屋上付き住宅

>>屋上付き住宅を建てる

今回は、屋上のある家を建てて「上手に活用するアイデア」をご紹介してきました。

屋上のある家はただつくっただけでは、十分に活用することはできません。

なぜ、屋上をつくるのか。こんな風に活用したい!など、目的が決まることで屋上の作り方にも変化が現れるためです。

特に屋上のある家は、どのハウスメーカーや工務店でも建てられるとは限りません。

東京というエリアは、他の地域よりも住宅建築のハードルとなる規制も多いのが現状です。

様々な規制の多いエリアの特徴を理解し、立地を活かす提案ができること。

そして屋上という特性を理解した上で、最適な設計や施工ができることなど、今まで培ってきた経験や実績が活きる場面も多いのです。

ぜひ後悔のない家づくりのために、自分たちの思いを叶えてくれるパートナーを選びましょう。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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