東京の狭小住宅を一際おしゃれに|狭い土地でも諦めない!外構を楽しもう
念願の東京でのマイホーム建築。
敷地への制限がかかるエリアゆえ、「狭小住宅」を選択する方も多いのです。
間取りなどに限りができてしまう狭小住宅であっても、「こんなお家いいね!」と思ってもらえるおしゃれな住まいに仕上げたいものです。
外観は誰の目にもとまる「家の顔」といっても、決しては過言ではありません。
外観のデザインにより、住まいの印象は大きく異なるものです。
今回は、狭くても外観デザインを楽しむ方法のひとつ「外構」にクローズアップしてみましょう。
狭小住宅でも外構は彩れるの?
外構をこだわることで、どんな違いが現れるの?など、建てる前に知ってきたい情報を集めました。
- point -
- 狭小住宅の場合、なかなか庭をつくることは難しいのが現状でしょう。
- 外構とはどんなものを指すの?どんな楽しみ方ができるの?など、外観をおしゃれにするアイデアをご紹介します。
− contents −
◼ 狭小住宅に外構はつくれるの?
◼ 狭小住宅の外構を一際おしゃれに「外構の種類と特徴」
◼ 狭小住宅の外構をおしゃれに見せる-4つのポイント-
◼ まとめ:狭小住宅だからこそ、外構を楽しもう
狭小住宅に外構はつくれるの?
外構と聞くと、「大きな庭やテラス」「住宅を囲う塀」などをイメージする方も多いでしょう。
しかし実は外構とは、とても幅の広いアイテムです。
結論を先にいうと、狭小住宅であっても外構をつくることができます。
外構とは、住宅の中でも「人が暮らす場所以外のスペース」のことを指し、その種類は「庭やテラス」「住宅を囲う塀」の他にも、駐車場や駐輪場、植栽や郵便ポスト、塀など多岐にわたります。
狭小住宅以外でも住宅の建築には「建ぺい率」という決まりがあり、「敷地の100%を住居」にすることはできません。
この住居スペース以外をどう活用するのかにより、外観の印象が大きく変化するのです。
この余剰となるスペースを使い、個性を表現する。
住宅のデザインをより一層引き立てるアイデアを取り入れるなど、外構にしかできない楽しみ方があるのです。
関連記事:【実例紹介】デザイン性の高い狭小住宅
狭小住宅の外構を一際おしゃれに「外構の種類と特徴」
住宅の印象を左右する外構は、いろいろなアイテムでつくられ、たくさんの機能を持っています。
ここでは外構の種類、そしてその特徴を見ていきましょう。
1.門柱・門扉・フェンス
外構の中でもアイデアを施しやすいのが、この「門柱・門扉・フェンス」です。
言葉を見ても想像しやすいように「家の入口にある扉や柱」のことを表し、デザインや素材によっても異なる雰囲気を演出してくれます。
門扉で使われている素材ひとつをとっても、アルミや木製、樹脂など幅広い種類があり、ライフスタイルにより両開き、片開き、スライド式などセレクトすることができます。
またフェンスは一般的に「家の周りを囲う柵」となり、外観デザインの一部として活用できるだけではなく、プライバシー面にも大きく役立つアイテムです。
2.アプローチ・植栽
アプローチとは、先ほど解説した門扉から玄関までをつなぐ通路を表しています。
コンクリートやタイル、レンガ、インターロッキングなどさまざまな素材が使用され、素材により趣も大きく変化させるのが特徴です
庭と違って限りのある狭小住宅でも施しやすい外構です。
アプローチを彩ることで庭のない住まいでも「プチ庭感覚」を味わうことができます。
3.照明
住まいで使われる照明は、明るさを補うだけが役割ではありません。
照明は、種類やデザイン、照明の当て方によっても雰囲気が変化します。
デザイン性をアップさせるだけでなく、「この家は手入れが行き届いている」と感じさせ「防犯性も高める」効果も期待できます。
エクステリアで使われている照明の種類は、
- アップライティング(象徴的な物(シンボルツリーなど)を中心に照らし、高い位置と低い位置にコントラストを作る)
- シャドーライティング(影を壁面に落とし込むことで、奥行きや空間の立体感を強調する)
- シルエットライティング(壁面に当てた反射光が対象物を後方から照らすことで、外観全体に落ち着いた印象をあたえる)
などたくさんあり、セレクトにより外観の雰囲気はガラッと変わります。
4.カーポート・ガレージ
生活に密着する車のスペースも外構のひとつです。
例えばカーポートとガレージは「車を格納すること」が目的ですが「デザイン面」「使い勝手」など大きな違いがあります。
カーポートの場合、車を格納するための屋根と柱が設置してある簡易的な建物です。
一方ガレージの場合、車専用の建物をつくります。
狭小住宅の場合、上の空間を活用する3階建て・4階建てを取り入れるケースも多くなります。
1階をカレージにし上階を居住スペースにできる「ガレージ」はおすすめのアイテムです。
5.デッキ・テラス
もちろん庭やその空間で使われるアイテムも外構のひとつになります。
一般的には室内と段差がなくつくられる場合をデッキと表現し、室内と段差のある空間をテラスと表現しています。
大きなスペースを確保できない場合でも、小さな箱庭をひとつ取り入れるだけでも生活へ潤いをあたえてくれます。
ここでご紹介した外構アイテムも、ほんの一例に過ぎません。
自分たちが建てる住まいで「どんな暮らし方を希望するのか」によっても、必要になる外構に違いが現れます。
オリジナリティーのある外構にするのも、方法のひとつです。
外観を含めトータルバランスを重要視することは、センスのある外構へ近づくための大切なポイントになります。
関連記事:狭小住宅で叶えるビルトインガレージ|間取りの考え方とメリットデメリット
狭小住宅の外構をおしゃれに見せる-4つのポイント-
狭小住宅の場合、通常の住宅に比べ「敷地での制限」も多くなってしまうのが現状でしょう。
狭小住宅をおしゃれに。そして一際外観イメージを高めるためには、
- 外構単体ではなく、ひとつの空間にする工夫。
- 高さを活用するアイデアを取り入れる。
- 建物との一体感を大切にする。
- 駐輪場スペースを検討する。
この4つのポイントを活かすことが重要です。
外構単体ではなく、ひとつの空間にする工夫
狭い空間をより広く見せるためには、細かく区切らず視覚の効果を活用することが大切です。
しかし細かく区切らずに外構をつくっても「おしゃれな外観」にすることはできません。
数ある外観のアイテムをチョイスしながらも「トータルバランス」を考えつつ配置していきましょう。
例えば、外観がシンプルでシャープなイメージであれば「無機質な素材」をセレクトする。
またシャープな外観だからこそ、温かみの感じさせるアイテムをワンポイントに加えるなど、アイデア次第でいろいろな雰囲気を感じさせることができます。
高さを活用するアイデアを取り入れる
引用:LIXIL
また狭小住宅の場合、あえてフレームやゲートを活用し「縦を意識させる」こともアイデアのひとつです。
ゲートなどシンプルなものから、シンプルツリーを植える。
複数の植栽を上手に活用し緑のボリュームを外観へ取り入れるなど、いろいろな楽しむ方ができます。
ただ植栽を用いる場合、成長することを視野に入れておくことがとても重要です。
カラタネオガタマポートワインやギンバイカ、オスマンサスバークウッディなど、「大きくなりにくい植栽」を選ぶことをおすすめします。
建物との一体感を大切にする
自由空間の狭い狭小住宅では、あえて外構・建物と分けず「ひとつの空間に見せる」こともアイデアのひとつです。
- 建物の外観に使われているデザイン・色をそのまま取り入れ、建物の一部に見せる。
- 建物と外構の境目が分からぬように見えるデザインを取り入れる。
などもおすすめです。
一体感を持たせる外観は、デッドスペースも生まれにくくなります。
スペースを無駄にできない狭小住宅では、魅力的な部分ですね。
駐輪場スペースを検討する
外構はデザイン面だけではなく、快適性や使い勝手を変化させます。
その中でも見落としがちになりやすいのが、「駐輪場スペース」です。
例え今使わずとも、お子様の成長やライフスタイルの変化により「必要」となるケースが多いのです。
また外に自由に使える空間を確保することで、ちょっとした生活の場面で活用することができます。
関連記事:狭小住宅でも大丈夫!使いやすい自転車置き場のつくり方
まとめ:狭小住宅だからこそ、外構を楽しもう
住宅建築の中で先を見越して計画を立てることは、難しいことです。
これは必要なのか。
こんなスペースが必要なのに、どんな風につくったらいいのか分からないなど、疑問や不安もいっぱいです。
例えば住宅を建築する会社選びひとつで、違いが現れます。
狭小住宅の施工実績の多い業者を選ぶことで、今までの提案例やそれに対する効果を知ることもできます。
家づくりの方法にこれが正解というものはありません。
それはつくりたい家のスタイルは、そこで集う家族構成やライフスタイルによっても変化するためです。
クレバリーホーム東京では、経験豊富な設計士がお客さまの小さな声にも耳を傾け、理想の暮らしを叶えるお手伝いをしています。
デザイン性に優れているのはもちろん、耐震性の高い住まいや防犯面をアップさせる工夫など、暮らしやすさも一緒に考えていきましょう。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
ぜひあなたの声を、聞かせてください。
敷地の狭さも気にならない!そんな注文住宅を、私たちと一緒に建ててみませんか。