東京で地下室のある家をつくる|湿気対策をしてデメリットをメリットに変えよう!
これから始める、東京での一戸建ての建築。
東京では、他のエリアよりも
- 希望の敷地面積が手に入りにくい。
- 希望するエリアなのに、狭小地や変形地などの条件がある。
- この広さでは居住スペースが確保できない。
など、「住宅購入のハードルが高い!」と感じる方も多いでしょう。
そのハードルを越えるアイデアの1つが「地下室のある家をつくる」ことです。
地下室のある家はつくり方や、建築時の対策により使いやすさや快適性が大きく変化します。
今回は、建てる前だから知っておきたい地下室のメリットやデメリット。そのデメリットの対策法を解説します。
- point -
- 東京で建てる地下室のある家では、たくさんのメリット。そして対策しておきたいデメリットがあります。
- 今回はデメリットの中でも、「湿気対策」にクローズアップし、家づくりに活かせる情報を集めました。
− contents −
◼ 東京で建てる地下室のある家「メリットとデメリット」
◼ 地下室のある家のデメリット「湿気・カビ」の対策法とは?
◼ まとめ:業者選びが地下室の後悔をなくすポイント!
東京で建てる地下室のある家「メリットとデメリット」
地下室のある家を有効的な住まいにするためには、その住宅のメリット。
そして、目を背けがちなデメリットを知ることがとても大切です。
ここでは建てる前だからこそ知っておきたい!「メリットとデメリット」を見ていきましょう。
地下室のある家「メリット」
まずは、東京で建てる地下室のある家のメリットからご紹介します。
土地の狭さをカバー!-敷地の有効活用ができる-
>>【半地下活用賃貸住宅】敷地21.27坪|延床58.69坪!
縦の空間拡張&メンテナンス性にもこだわった工夫が満載
東京の家づくりでネックになる点の1つが、「敷地面積の不足」です。
特に人気に高いエリアや利便性の高い地域では、「狭小地しか手に入らない」「規制が多い敷地しかない」など、家づくりのハードルを高める要素も多くなりがちです。
地下室のある家は、通常の居住スペースの下に空間がつくれることから「敷地を有効活用してマイホームを建てること」も可能です。
限られた土地で建てる狭小住宅の場合、どれだけ敷地のポテンシャルを活かしきれるのかが成功を左右します。
- 部屋全体を収納スペースとして活用する。
- 静かに集中できる!ワークスペースとして活用する。
- シアタールームや楽器演奏など、趣味に特化した空間をつくる。
など、目的により活用の幅を広げることができる部分も特徴のひとつです。
周囲に対する影響をカバー!まわりに音が響きにくい
>>【地下室と半地下でビルトインガレージ】敷地16.15坪|延床37.25坪!
部屋の高さ、建具・家具配置までギリギリを極めた家
今は住まい環境の中に「おうち時間を充実させたい」と考え、家族構成やライフスタイルに合わせたアイデアを取り入れるケースも多いのです。
地下室は土に囲まれた空間をつくりやすくそのため、他の部屋よりも遮音性の高い部屋にすることができます。
周囲に音を漏らさない環境づくりは、ご家族のプライバシー面の保護にも役立ちます。
安心して暮らせる環境を!地震に強い家づくり
>>【半地下の駐車場】敷地42.08坪|延床40.64坪!
土地探しからご相談いただいていたからこその大胆提案
地下室は、地面を掘り下げて地下に頑丈な基礎をつくる必要があります。
そのため通常の住宅に比べ、地面の奥に基礎が家の強さを引き上げ「地震や強風」などの自然災害に対して効果が高まります。
地震などから住宅にあたえる衝撃を吸収し、揺れにも耐えることができます。
耐震性の高い家を建てる+頑丈な地下室のある家は、万が一の地震に対する大きなリスク回避のひとつとなります。
環境が整えやすい!安定した室温をキープできる
田舎などの住まいでは、山の斜面に横穴を掘り大きな室をつくり、野菜やその他保存食の貯蔵庫として活躍していました。
昔から伝わる知恵で、土の中の方が空間内の環境を安定しやすいためです。
食品や衣類の保管など、保管するためには一定の室温を保ちたいものには最適です。
また、陽が差し込むこともないため、保管しているものの日焼けも気にならないのはうれしいポイントですね。
地下室のある家デメリット
メリットがあれば、その反対に少なからずデメリットは存在します。
「デメリット=悪いこと」ではなく、目を背けたいことを知ることで「対策を施すチャンス」に変えることができます。
地下室のある家でデメリットとあげられるポイントとして、
- 湿気・カビ対策など、環境面をカバーする工夫が必要。
- 地面の掘り下げや強固な基礎など、建築費用面での負担が増える。
- エリアによっては水害が広がる可能性がある。
などがあります。
事前に建てる地域の過去の水害のありなしや、メリットと建築費用を比較し検討するなど、建てる前にしっかりと確認しておくことが大切です。
関連記事:地下室のある家づくり|知っておきたいメリット・デメリットと基礎知識
地下室のある家のデメリット「湿気・カビ」の対策法とは?
デメリットでもあがっている「湿気やカビの発生」は、地下室のある家を検討している方の中にも「迷うポイントのひとつ」とも言えるでしょう。
地下室は四季を通して一定の温度を保つことができて、夏は暑く冬は涼しい環境です。
しかし、土壌に含まれている水分が放出されるため、湿気がこもりやすい環境でもあります。
中古物件の購入とは違い新築住宅は、家づくりからデメリットを削減できる部分は大きな魅力です。
ここでは、「湿気・カビ」の対策法をご紹介します。
湿気のこもりにくいスタイルを取り入れる
地下という環境のため通気性も悪く、結露やカビの発生は避けられません。
一定の温度でこもった湿度、通気性が悪い、となるとどうしてもカビが発生しやすい環境が整ってしまいます。
「湿気・カビ」の対策法のひとつが、「通気性の良い構造を取り入れること」です。
東京で地下室のある家をつくるためには、使用目的に合わせた「地下室の工法」を選ぶことが重要です。
一般的に地下室のある家は上のように、
- 地下が完全に地面の中にある「全地下スッポリタイプ」
- 地下室の半分が地面に埋まっている「半地下タイプ」
- 片方の面を地下の部分から開放する「ドライエリアタイプ」
の3つの工法に分けることができます。
このように地下室のつくり方により、通気性や遮光性などの環境面がことなります。
「こんな空間として活用したい」「こんな風な使い方がしたい」など、地下室の使用目的を施工会社に伝え、最適な工法を相談してみましょう。
湿気対策にかける費用を抑えすぎてしまうと、地下室のある家づくりの失敗原因につながりやすくなります
環境を保てる換気システムを取り入れる
地下室は湿気が多くジメジメしているのは昔の話。
現在は、優れた換気システムも多く販売されています。
家の設備として設置できる換気システムに合わせ「除湿システム」をしっかり整えておくことで、無駄な湿気やカビの発生を防ぐ効果が高まります。
建物の寿命を短くする、健康に悪影響をあたえるカビの発生を防ぐためには、発生するカビを早期に除去することもちろんですが、湿気対策なしでは難しいのです。
設置するシステムに関しては、多くの家を手がけてきたノウハウを活かし、最適なシステムを提案してもらいましょう。
関連記事:地下室・半地下のある家とは|ドライエリアなし・ありで変化する地下構造と間取り
まとめ:業者選びが地下室の後悔をなくすポイント!
今回は、建てる前だから知っておきたい地下室のメリットやデメリット。そのデメリットの対策法をについてクローズアップしてきました。
地下室は活用法が複数あることから、その目的により施さなければならない対策も変化します。
そのため地下室のある家を建てる場合、多くの実績と経験がある業者に依頼することがとても重要です。
後悔しない地下室のある家にするためには、様々な規制の多いエリアの特性を理解し、立地を活かす提案ができること。
そしてその特性を理解した上で、最適な設計や施工ができることなどがとても重要です。
「こんな暮らしがしてみたい」「このエリアで暮らしたい」「相談したけれど、断られてしまった」など、不安や疑問、そしてあなたの思いを声にしてみてください。
お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいております。
限られた敷地を活かしきる!地下室のある家を、私たちと一緒に建ててみませんか。