4階建て一軒家の住み心地はいいの?|値段や高さ制限についても解説
東京など都心部では、3階建てや4階建ての一軒家を検討する方も大勢います。
ですが、2階建てやマンションでの暮らしはイメージできても、4階建ての家での暮らしをイメージできない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、4階建ての住み心地や4階建てを選ぶ人のタイプ、費用や高さ制限によって建築可能かなどわかりやすく解説します。
都心で住宅を検討されている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
- point -
- 4階建ての住み心地についてわかるため、暮らしのイメージをしやすくなります。
- 4階建てが建てられる高さや4階建ての費用について解説しています。
− contents −
◼ 4階建ての一軒家を選ぶ人はどんなタイプ?
◼ 4階建ての住み心地は?【メリット・デメリット】
◼ 4階建ての一軒家の高さは?用途地域によっては建てられない?
◼ 4階建ての一軒家はいくらで建てられる?
4階建ての一軒家を選ぶ人はどんなタイプ?
4階建ての一軒家は、階層を増やして居住スペースを広くできるため、都心など土地代が高額になりやすいエリアで土地を有効活用できるメリットがあります。
狭小地でも家族4人が十分くつろげる住宅を建てることが可能です。
では、4階建ての一軒家を選ぶ人は具体的にどのようなタイプの人がいるのでしょうか。
- 都心部の利便性を優先したい人
- マンションではなく土地付き戸建てが欲しい人
- 資産価値として住宅の価値を維持したい人
都心部の利便性を優先したい人
4階建ての家は広い土地を必ずしも必要としないため、立地条件を優先して建てることができます。
そのため、交通アクセスや住環境の良さを優先したい人が検討します。
都心は交通アクセスが圧倒的に良く、通勤通学にかける時間を大幅に短縮できます。
毎日の無駄な移動時間を趣味や家族との時間にまわすことが可能です。
子育て世帯や共働き夫婦など協力しながら家庭を築いていきたいご家庭では、時間を有効活用しやすい都心を選択する方が増えています。
マンションではなく土地付き戸建てが欲しい人
都心には多くの高層マンションが建ち並んでおり、マンション購入を選択する人も多いです。
ですが、マンションは住宅ローンを払い終えても「修繕積立金」「管理費」「駐車料金」など住んでいる限り払い続けることになります。
また、隣人トラブルや騒音トラブルなど不安を抱えながら生活している人もいます。
そのため、都心でもマンションではなく一軒家を希望する方も少なくありません。
一軒家は家族が生活音や足音を気にせず快適に暮らせるメリットがあります。
都心の利便性を優先しつつ、広々とした一戸建ての希望が4階建ての家なら叶いやすくなります。
資産価値として住宅を考えている人
人口が多く利便性の高い土地の価格は低くなりにくい傾向です。
そのため都心の4階建てを建てる人の中には、ライフステージの変化によって将来「売却」や「賃貸」を考えている方もいます。
売却して利益が出れば新しい家を購入する資金にしたり、賃貸にして家賃収入を得たりすることもできます。
郊外と比較して価格が急落しにくいエリアを選択することで、資産価値を維持しやすいメリットがあります。
関連コラム:【木造4階建て】メリット5個・その他の特徴5個 一挙解説
4階建ての住み心地は?【メリット】
十分な部屋数を確保でき快適
階層を増やすことで必要な部屋数を確保できます。
子ども部屋や書斎、ウォークインクローゼットなどご家族が快適に暮らすためのもう一部屋をプラスすることが可能です。
東京都心でもゆとりのある床面積にすることで、ワンランク上の上質な暮らしをスタートさせることができますね。
日当たりが良く明るい住宅になる
隣の住宅との距離が近い住宅密集地では、日当たり確保が困難になることが多いです。
日中でもほとんど自然光が室内に入らず、一日中暗いリビングになる場合もあります。
ですが4階建ての一軒家の場合「天窓」や「吹き抜け」を利用して、高い位置から採光を取り入れることができます。
リビングに優しい光が入り家族がくつろげる空間にすることが可能です。
なんといっても高級感がある
4階建ての家は一般的な住宅にはない高級感があります。
外観は高級マンションのように、内装は「シンプルモダン」「ナチュラル」「クール&シック」などこだわりのデザインにできます。
4階建ての住み心地は?【デメリット】
階段の上り下りが多い
4階建ては階層が多いため、必然的に階段の上り下りが多くなります。
水回りをまとめる、生活動線や家事動線がスムーズな間取りにするなど無駄な階段移動を減らす工夫が大切です。
また、老後も住み続けることも想定して「エレベーター」の設置を検討する方もいます。
ですが、初期費用やエレベーターによって居住スペースが狭くなるなどのデメリットもあるため、ライフステージの変化に対応できる間取りにする方法を選択する方も多いです。
1階、2階をメインの生活スペースにできるようにするなど設計士と相談しながら将来的にも住みやすい間取りを検討してみましょう。
階層によって温度差が大きい
4階建ての一軒家では、室内の温度が階層によって差が生じやすくなります。
日当たりが良い上層階は夏に暑くなりやすく、逆に冬は1階が寒くなりやすいデメリットがあります。
とくに廊下のないオープン階段の間取りでは、上下階の温度差によって冷暖房効率が落ちる傾向にあります。
対策として断熱性や気密性に優れたハウスメーカーを選び、建物全体が外気の影響を受けにくい建物にすることが重要です。
4階建ての一軒家の高さは?用途地域によっては建てられない?
4階建ての家の高さは、おおよそ12mになります。
ですが、構造やフロアごとの床面から天井面までの高さによっても異なります。
また、住宅の高さにはいくつかの制限が関係しており、エリアによって最大限に建てることができる高さは異なります。
マンションが多く建ち並ぶエリアではなく、一般的な住宅街の場合「第1種低層住居専用地域」「第2種低層住居専用地域」などが当てはまります。
この地域では絶対高さ制限が「10m以内もしくは12m以内」とされています。
そのほかにも「北側斜線制限」「日影規制」などもあります。
制限に関しては複雑なため素人では判断が難しく、プロであるハウスメーカーや不動産会社に確認するのが一番安心です。
制限の中でも「勾配天井」や「半地下」など工夫することで希望のエリアで建てることもできるかもしれません。
4階建ての一軒家はいくらで建てられる?
4階建ての一軒家の価格は「構造・間取り・デザイン」などによっても大きく異なるため一概にいくらとはいえません。
ですが、階層も多い4階建ては「5,000万円~」を想定しておくと良いでしょう。
4階建てといえば「RC造り・鉄骨造・鉄筋コンクリート造り」などコンクリートのがっしりとした家をイメージされるかと思います。
ですが近年では、技術が発達したことによって4階建ての家でも「木造」を選択することが可能になりました。
鉄骨造より価格を安く抑えて4階建ての住宅を建てることができます。
そのため、圧倒的な高所得世帯だけに限らず共働き夫婦など幅広い層から4階建ての一軒家が注目されています。
東京で4階建ての一軒家を建てるなら
4階建ての一軒家は土地相場が高い都心での暮らしを豊かなものにしてくれます。
交通や住環境の利便性を優先し、居住スペースを広く快適にすることが可能です。
ただし、4階建ての住宅は一般的な2階建てにはない「構造力」や「設計力」が必要になります。
暮らしやすい間取りにするためにも4階建ての家の施工実績が多いハウスメーカーや工務店に相談してみましょう。
クレバリーホームは東京都内に3、4階建てなど多層階住宅の施工実績が豊富な注文住宅専門メーカーです。
費用や住宅のイメージなどさらに詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。