【東京の狭小住宅】新築の外観の決め方は?|おしゃれなデザインを際立たせる4つのポイント
東京という立地上、購入する土地の広さにより「狭小住宅」を選択する方もいらっしゃるでしょう。
しかし周りに建物が密集した空間の中であっても、せっかく建てる新築の我が家。
他の住宅よりも、より良く際立たせたい!ものです。
狭小地という限られた条件下の中であっても、しっかりとポイントを押さえることでおしゃれな外観の狭小住宅を手に入れることができます。
特に外観のデザインは、誰の目にも入るためその家のイメージを大きく左右します。
通る人が「こんなおしゃれな外観の家に住みたいね」と思わせる家づくり。
せっかく建てたマイホームを「ダサい・・・」とは言わせない!家づくりのポイントをご紹介します。
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- おしゃれだなぁ・・・と感じる外観のデザインには、誰もが親しみを感じるナチュラルなスタイルからシックなモダンスタイルなど、たくさんの種類があります。
- しかしどんなデザインであっても、「ここだけは押さえておきたい」ポイントは変化しないのです。
- 今回は、規制の多い狭小住宅であってもデザイン性の高い開放的な住まいにするヒントをご紹介します。
− contents −
◼ 狭小住宅をおしゃれな住まいにする「外観の決め方」とは
◼ おしゃれな外観にしたい!デザインを際立たせる4つのポイント
◼ 狭小住宅を建てる 失敗しないためのポイントは?
◼ まとめ:10㎝も無駄にしない家づくりなら、お任せください
狭小住宅をおしゃれな住まいにする「外観の決め方」とは
狭小住宅を含め新築住宅を建てるためには、家づくりの流れがあります。
その中でも住宅の基盤となる部分が、「外観デザイン」ともいえるでしょう。
外観というとどうしても、デザイン面と捉えがちですがそうとは言い切れません。
外観のデザインや形により、住宅に用いられる間取りも左右され、快適性にも違いが生まれます。
ここでは、狭小住宅をおしゃれな住まいにする外観の決め方を見ていきましょう。
外観のコンセプトになる「テイストを見つける」
外観デザインを決めるポイントはいくつかありますが、その中でも基礎となるのは「外観のテイスト」です。
外観のテイストにもたくさんの種類があり、テイストを決めることで「家づくりの方向性」が見えてきます。
現在人気のある外観のテイストでは、
- 誰もが親しみを感じる「ナチュラル」
- シンプルな家に現代的な要素を取り入れた「シンプルモダン」
- 和の要素をプラスする「和モダン」
- アーリー・西海岸風・ニューヨーク風などから選べる「アメリカンスタイル」
- 自宅にいながらもどこかへ旅行したような気分になれる「リゾートスタイル」
などがあります。それぞれに良さがあり、見た目の印象も大きく異なります。
「こんなデザインにしたいな」「こんなおしゃれな外観にしたいね」など、イメージを固めていきましょう。
イメージが固まることで、外観を決める方向性が見えてきます。
「建てる家でどんなことがしたい?」住宅を建てる目的を考えよう
憧れだったマイホームの建築では、どうしても希望や願いが次々と浮かんできます。
しかし家づくりにかけられる費用や広さには限りがあり、制限の中でどう工夫していくのかがとても大切です。
- 住まいに必要な間取りには、どんなものがあるのか
- そこで暮らす家族構成やライフスタイル
- 周辺の環境
- 2階建て、3階建て、4階建てなど、どのくらいの建物になるのか
など、目的により外観のデザインにも影響をあたえます。
家づくりが進んでからでは、方向性が変えられないケースも考えられます。
なぜ?どんな?家が必要なのかを、家族内でしっかりと話し合っておきましょう。
関連記事:モダンな外観を作る5つのポイント【東京の3階建て実例】
おしゃれな外観にしたい!デザインを際立たせる4つのポイント
基盤となる住宅のテイストが決まると、今度は実際にどんな形にしていくのかを決めていくことになります。
より良いおしゃれな外観にするためには、デザインを際立たせる「4つのポイント」があるのです。
デザイン度をアップさせる決め手となる部分は、
- デザインを左右する「屋根の形」
- 外観の雰囲気を大きく左右する「外壁」
- 位置や大きさにより雰囲気を変化させる「窓」
- おしゃれ度や快適性を左右させる「玄関ドア」
といわれています。では、ひとつずつ押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
デザインを左右する「屋根の形」
周りの建物を見回しても分かるように、住宅の屋根の形にもいろいろな種類があります。
その中でも住宅として使われている形では、
- 切り妻(きりづま)
- 寄棟(よせむね)
- 方形(ほうぎょう、宝形)
- 陸屋根(りくやね、ろくやね)
- 片流れ(かたながれ)
- 招き屋根(まねきやね)
- 差し掛け(さしかけ)
- バタフライ屋根
- ギャンブレル屋根
などがあげられます。聞き覚えのあるものから、初めて聞いたという屋根もあるでしょう。
その中でもおしゃれな外観に活かしやすい屋根として、「切り妻」「片流れ」「陸屋根」をおすすめします。
切り妻(きりづま)
切り妻の屋根は、中心部が1番高くなった三角形の形をしています。
住宅の屋根の形の中でも、最も馴染みのあるスタイルです。
この屋根の魅力は、どんなデザインでも合わせやすいという部分です。
和風スタイルにも、洋風の凝ったデザインにも合わせられる幅の広さは、大きな特徴でしょう。
迷ったら切り妻屋根を選択するのも、方法のひとつです。
片流れ(かたながれ)
先ほどの切妻屋根は2枚で構成されていますが、片流れは1面のみのスタイル。一方を高くし傾斜をつくることで、デザインにアクセントを加えてくれます。
ZEH住宅などで太陽光パネルを設置したいと検討している方には、屋根の傾斜を上手に活用することで効率よくエネルギーを集めることができます。
片側が高くなることにより、室内で使える空間にも変化が現れる部分は大きな魅力でしょう。
また片流れもシンプルな形状ゆえ、どのようなスタイルにも合わせやすいという特徴を持っています。
陸屋根(りくやね)
こちらの陸屋根は、今まで紹介した2つの形状とは大きく違い「勾配のない平らな屋根」が特徴です。
特に狭小住宅を建てる広さに規制のある場合には、屋上や地下室の活用は快適性を大きく変化させます。
屋上をつくり、第2のリビングとして。
また、太陽の下でお洗濯を干す、狭小住宅ではなかなか困難な庭のスペースを屋上で補うなど、アイデア次第で可能性がふくらみます。
このように屋根の形状により、外観デザインだけではなく間取りにも影響をあたえるということは、覚えておきたいポイントの1つです。
外観の雰囲気を大きく左右する「外壁」
外観の全体的な雰囲気を変化させるのが屋根であれば、視覚的な雰囲気を変化させるのがこの「外壁」です。
どんな素材を選び、どのようなカラーをセレクトするのかにより、おしゃれ度にも変化があらわれます。
住宅で使われている外壁材はとしては、
- 窯業(ようぎょう)系サイディング
- ガルバリウム鋼板(金属系サイディング)
- 樹脂系サイディング
- 木質系サイディング
- モルタル
- タイル
- ALC
などの種類があり、素材により販売されている種類や価格帯にも変化があります。
選ぶ素材により質感も変化するので、できるだけ自分たちの目でその違いを確認し、セレクトすることをおすすめします。
位置や大きさにより雰囲気を変化させる「窓」
窓と聞いてイメージすることは、喚起や採光など快適面がまず浮かぶ方も多いでしょう。
住宅のデザイン、そしておしゃれな外観を考える上で、窓はとても重要なアイテムです。
形や大きさ、位置、数、サッシ(窓枠)の色で外観の印象は左右され、表情を変化させます。
デザイン性と環境面でのバランスを考えていくことが、とても重要です。
そして東京の狭小住宅の場合、建てる環境下では「近隣の建物が近くなる」ケースも考えられます。
窓の配置によりプライバシー面に大きな影響をあたえることも、頭の中に入れておきましょう。
おしゃれ度や快適性を左右させる「玄関ドア」
住宅のデザインの中でも見落としがちになるのが、この「玄関ドア」です。
玄関は家族が毎日出入りし、開閉することで住宅内の空気の変動が起こります。
そのため玄関ドアの性能により、住宅の環境を左右するともいえるのです。
玄関ドアは、単体でセレクトするのではなく「外観とのトータルバランス」を考えて選びましょう。
外壁と馴染んだ色合いを選ぶことで、全体に統一感をもたらし、おしゃれ度もアップさせてくれます。
狭小住宅を建てる 失敗しないためのポイントは?
狭小住宅は限られた土地を有効的に、そして効率よく活用した住まいです。
そのため、どうムダを省けるかという部分はとても重要です。
ここでは、東京で狭小住宅を建てる際に注意したい点を解説していきましょう。
周囲の建物とのバランスも考えよう
確かに待ちに待った住宅建築では、自分たちの思いが強くなる傾向があります。
そのため、どうしても建物のデザインや間取りなど「自分たちという単体」で考えがちです。
しかし街並みというのは、建物1つでできるのではなく「周囲と一体」となり形成されています。
周囲とのバランスを考えず、独りよがりになりすぎてしまうと「いくらおしゃれな外観でも、悪目立ちする」ケースも考えられます。
周りの建物とのバランスを考えつつ、建物の外観デザインや間取りにも役立てていきましょう。
近隣への影響を考えた家づくりをしよう
賃貸の頃と大きく違う部分は、自分たちが所有する不動産ができることです。
そのため、建物への責任も所有者の義務となります。
例えば、大きな窓を多く設置しすぎると耐震性が低下し、建物に被害が出る危険性も高まります。
そして近隣の建物との距離が近く、耐震性が低く万が一建物が倒壊してしまった場合、被害を拡大させてしまうでしょう。
また東京など人口の多いエリアでは、特に防犯面の工夫も必要です。
家族の暮らしを守り続けること。そして周辺への配慮を考えた家づくりをすることで、近隣トラブルを可否することにもつながります。
まとめ:10㎝も無駄にしない家づくりなら、お任せください
狭小住宅の場合、「狭さ」という部分から越えなければいけないハードルもあります。
しかし、効果的なアイデアや工夫を取り入れることで、おしゃれで快適な住まいを手に入れることもできます。
より良い狭小住宅を建てるためには、どこの会社に任せるかという「パートナー選び」はとても重要です。
後悔しない狭小住宅を建てるためには、様々な規制の多いエリアの特性を理解し、立地を活かす提案ができること。
そしてその特性を理解した上で、最適な設計や施工ができることなど、狭小住宅の専門家を選ぶことも方法のひとつです。
「こんな暮らしがしてみたい」「このエリアで暮らしたい」「相談したけれど、断られてしまった」など、不安や疑問、そしてあなたの思いを声にしてみてください。
お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいております。
ヨコではなくタテの空間を上手に活用する!東京の狭小住宅を、私たちと一緒に建ててみませんか。