東京の注文住宅の価格相場は?土地単価やおすすめの工務店についても解説

東京の注文住宅の価格相場は?土地単価やおすすめの工務店についても解説

東京で注文住宅を建てる際に一番気になるのは土地代や建築費用ではないでしょうか?

東京でも23区内と23区外の多摩地域では相場は異なります。

そこで今回は、東京のエリア別の注文住宅の費用相場や土地単価、おすすめの工務店についてご紹介します。

予算や立地条件に合わせたマイホームをつくるためにもぜひ参考にしてくださいね。


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  • 東京で注文住宅を建てる際の目安になる相場がエリア別にわかります。
  • 東京の土地を有効活用できる工務店についてご紹介しています。

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− contents −
◼ 東京の注文住宅の相場や土地単価
◼ 東京23区で注文住宅を建てるメリット
◼ 東京のおすすめの工務店
◼ まとめ

東京の注文住宅の相場

まずは、首都圏の注文住宅の相場について「土地込み」と「土地なし」を確認してみましょう。

 

【首都圏の相場】

土地込み注文住宅土地なし注文住宅
建築費用2911万円3896万円
土地取得費2220万円
総費用5131万円3896万円

※上記表は2021年住宅支援機構の調査結果に基づいた首都圏のデータです。

 

首都圏で注文住宅を建てるためには、土地代+注文住宅では「約5000万円」、注文住宅のみなら「約4000万円」が相場になります。

では、東京の注文住宅の相場はいくらになるのでしょうか?

東京23区の土地の坪単価平均は「約212万円」、23区外の多摩地域の坪単価平均は「約71万円」です。

首都圏の建築費用の平均と敷地面積25坪で計算した東京の注文住宅の費用を確認してみましょう。

 

【東京都 敷地25坪で計算した場合】

東京23区多摩地域
建築費用2911万円2911万円
土地取得費用5300万円1775万円
総費用8211万円4686万円

 

東京の中でも住むエリアによって注文住宅の総費用が大きく異なることが分かります。

では、23区内で注文住宅を建てる場合には本当に8000万円以上も必要になるのでしょうか?

さらに細かくエリアごとの土地の相場について解説します。

東京の土地相場

台東区【狭小住宅の4階建て】敷地9.64坪の施工事例

東京の注文住宅の価格が全国1位の理由として土地代の高さがあげられます。

23区内と23区外にわけてそれぞれご紹介します。

東京23区の土地相場

【東京23区】

地域名公示価格 1㎡あたり
千代田区約270万円
港区約207万円
渋谷区約133万円
中央区約133万円
新宿区約81万円
文京区約101万円
台東区約93万円
墨田区約44万円
江東区約48万円
品川区約86万円
目黒区約97万円
大田区約53万円
世田谷区約64万円
中野区約60万円
杉並区約54万円
豊島区約64万円
北区約53万円
荒川区約51万円
板橋区約43万円
練馬区約39万円
足立区約32万円
葛飾区約32万円
江戸川区約36万円

※上記データは令和4年の東京都公示価格(住宅地版)に基づく表です。

 

1坪は約3.3㎡なため、千代田区の場合「約891万円/坪」になります。

千代田区で30坪の敷地を購入した場合「2億6730万円」と驚愕の金額になります。

しかし、23区内でも江東区では「約158万円/坪」なため、30坪の土地だと「約4740万円」20坪では「約3160万円」になります。

建築費に3000万円かかっても総額で「6160万円」で注文住宅を建てることができます。

23区内でもエリアを選び、購入する敷地の広さを調整することで手が届きそうな価格帯になることが分かります。

東京23区外の土地相場

次に23区外の東京の土地相場をご紹介します。

 

【東京23区外】

地域名公示価格 1㎡
武蔵野市約57万円
三鷹市約41万円
国立市約34万円
調布市約34万円
小金井市約33万円
狛江市約31万円
青梅市約9万円
あきる野市約9万円

※上記データは令和4年の東京都公示価格(住宅地版)に基づく表です。

 

23区外でも武蔵野市や三鷹市などは23区内の江東区などと変わらない土地の価格になっています。

ただし、青梅市などは「約30万円/坪」と安く、30坪の土地を購入しても「約900万円」です。

東京都にいながら価格を安く抑えて注文住宅を建てることが可能です。

ですが、利便性など立地のメリットも少なくなるため、予算とライフスタイルに合わせて検討することが大切です。

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東京23区で注文住宅を建てるメリット

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資産価値が下がりにくい

東京23区の土地代は高いですが、それだけ人口が集まっている人気のエリアということです。

建物は経年劣化によって価値は下がりますが、土地の価値は下がりにくいため安定した資産として所有することができます。

ライフステージの変化によって売却することになっても、需要があるため早期売却も期待できます。

売却で得た利益を住み替え資金にあてることもできるかもしれません。

交通の利便性が圧倒的に良い

東京23区はなんといっても交通アクセスの良い便利なエリアです。

駅の数や電車の本数も多いため通勤通学に困ることはありません。

都内に会社や学校があれば移動時間を短縮でき、プライベートな時間や家族の時間を増やすことができます。

レベルの高い教育ができる

東京23区は教育施設も多く、レベルの高い教育をお子様にしてあげることができます。

住む地域によって教育水準も異なり、周りのお友達のレベルも変わってきます。

私立中学校への進学率も23区内のほうが高く、教育に熱心なご家庭が多いことが伺えます。

文京区や中央区、港区などは特に私立への進学率が高い地域です。

お子様の教育のために23区内を検討される方も多いです。

東京のおすすめの工務店とは

【吹き抜けのある3階建て住宅】敷地17.96坪の施工事例

東京の密集地や狭小地で注文住宅を建てる際におすすめの工務店の特徴をご紹介します。

ローコスト住宅ではなく細かなプランニングができる工務店

土地代が高い東京では建物の建築費用を安く抑えようと考える方も多いです。

ですが、1000万円台から建てられるローコスト住宅では東京の土地を十分に有効活用できないことが多いです。

ローコスト住宅では間取りプランが決まっていることが多いため、土地にあった間取り設計ができません。

建築費用を安く抑えられても、空間を有効に使わないことで数百万円分の土地を無駄にするかもしれません。

細かなプランニングや柔軟な工法ができる工務店では、デットスペースを限りなく少なくすることができます。

土地代が高い東京だからこそ20坪や25坪など限られた土地を最大限に活用できる工務店がおすすめです。

3階建てや4階建ての実績が多い工務店

東京の注文住宅は3階建てや4階建てなど多層階住宅が多くなります。

縦に家を広げることで狭い土地でも広々とした住宅を建てることができます。

しかし、3階建て以上の住宅は構造計算や斜線制限などさまざまな条件の中で建てるため、一般的な2階建ての住宅より設計力や技術力が必要になります。

大手ハウスメーカーでも2階建てや平屋をメインに建てている場合、適切なプランニングや提案ができない可能性があります。

東京で注文住宅を建てるなら土地に特化した住宅を建てられる3階建てや4階建ての施工実績が多い工務店がおすすめです。

屋上や地下室の実績が多い工務店

東京の密集地では屋上付き住宅や地下室のある注文住宅を検討する方も多いです。

外からの視線を遮る工夫をすることで昼でも夜でもプライベートな時間を屋上で過ごすことができます。

また、地下室は音漏れの心配が少ないため、隣の家との距離が近い東京でも安心して音楽鑑賞や映画鑑賞をすることができます。

最初から絶対に欲しいと思っていなくても、間取りのプランニング中に検討することもあります。

そのため、最初から屋上や地下室の実績が多い施工会社を選ぶと安心です。

まとめ 東京で注文住宅を建てるなら土地活用がポイント

東京の高い土地で予算内に希望の注文住宅を建てるためには、土地を最大限に活かすことが重要です。

広い土地を購入しなくても、縦に住宅を広げることでゆとりのあるお住いにできます。

土地代が高いことで都心に住む夢を諦める必要はありません。

ぜひ立地条件の良い東京23区で注文住宅を建ててみてはいかがでしょうか?

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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