木造4階建て・3階建て・2階建て【新築住宅】木造は何階まで建てられる?

【新築住宅】木造4階建て・3階建て・2階建て|木造は何階まで建てられる?

日本の住宅の多くは木造で建てられています。日本の風土に合わせやすく、春夏秋冬という季節の移ろいにも対応しやすいのが魅力のひとつです。

しかし近年では、木造住宅も3階建て、4階建てなどが建てられる!と耳にした方も多いでしょう。そこで気になるのは、いったい木造住宅では4階建て・3階建てなど、何階まで建てられるのでしょうか。

高層になりつつある木造住宅の注意点を合わせて、ご紹介します。


- point -

  • 木造建築物も、3階建て、4階建てなど高層化が進んでいます。
  • 安全、そして快適な住まいにするためポイントを確認しておきましょう。
  • 4階建て木造住宅を建てるための「会社選びのコツ」も合わせてご紹介します。

木造4階建て「もくよん」ならクレバリーホームへ

− contents −
◼ 木造建築物の高さ制限は?木造建築は何階建てまでできるのだろうか?
◼ 木造4階建ての注意ポイントも合わせて解説
◼ 木造4階建てハウスメーカー・工務店の選び方
◼ まとめ:狭小住宅から木造耐火住宅まで、幅広いスタイルを提案しています

 

 

造建築物の高さ制限は?木造建築は何階建てまでできるのだろうか?

木造4階建ての外観

以前は木造住宅というと、「2階建て」が一般的でした。しかし建築技術も進み、今は3階建て・4階建てなどの木造住宅も夢ではありません。

上への広がりが持たせれられることにより、東京など限られた敷地であっても「木の温もりを感じられる住まい」を建てることも可能です。

 

木造住宅 いったい何階まで建てられる?

木造住宅は建築基準法改正で4階建ても建てられる

日本の住宅を含め建物は、住宅基準法が基礎となり建てられています。そのため木造住宅が何階まで可能なのかは、建築基準法によって決められています。

以前の建築基準法では、木造の建物は「軒高9m・最高高さが12mを超えると、耐火建築物にしなければならない」と決められていました。

耐火建築物は、建物の主要構造部(柱、梁、床、屋根、壁、階段など)に耐火性能のある材質などが使用されている建物のことを指します。

耐火建築物にするためには、

  • 避難までの時間を稼ぐことができる。
  • 避難までの間、倒壊を防ぎ性能を維持することができる。
  • 近隣への炎症を防ぐことができる。

などの特徴を備えていることが条件となっているのです。

しかし建物主要部分を火災に強くするためには、耐火被覆が必要となり、どうしても木の良さや持ち味を活かせない、感じ取れない設計になってしまう部分が欠点としてあげられていました。

 

木造建築高さのポイント「建築基準法の法改正」

建築基準法改正で木造建築物の防火規制が合理化された

引用:建築基準法改正による木造建築物の防火規制の合理化国土交通省

中層建築物における木材利用の推進を目的に、2019年6月25日施行の法改正により「建築基準法21条」が大幅に見直されました。

この法改正により、「木造建築物等で、耐火建築物としなくてもよい建物の規模」が変化し、

  • 「高さ16mを超える木造建築物または、階数4以上の木造建築物において、木材をそのまま見せる「あらわし」の実現が可能となる。
  • 高さ13m以下かつ軒高9m以下であった規制が、「高さ16m以下かつ3階以下」や「延焼防止上有効な空地の確保※」などにより、耐火構造等としなくてよい木造建築物の範囲が拡大される。

などの緩和が行われました。

※(建築物の高さ<空地の境界線までの距離であること)

木造でも「耐火構造」にさえすれば、高さの制限はありません。これからの住まいでは、木造住宅でも3階建て・4階建てと住まいに対する希望が広がります。

 

関連記事:【木造4階建て】メリット5個・その他の特徴5個 一挙解説

 

 

木造4階建ての注意ポイントも合わせて解説

木造4階建ての屋上

今までは2階建ての木造住宅しか建てられなかった土地に、3階・4階などの建物が建てられることにより、

  • 「住みたい土地に住むことができる」可能性の拡大
  • 東京などの都心部に多い「狭小地」であっても、十分な部屋数を確保できる間取りの実現
  • 二世帯住宅や店舗併設・事務所併用住宅にするなどの可能性の増加

など、たくさんのメリットを感じることができるでしょう。

しかし法改正により規制が緩和されたとはいえ、通常よりも高くなる建物ゆえ「気をつけなければならないポイント」があるのも現実です。

ここでは木造で4階建てを建てるためのポイントを、解説していきましょう。

 

木造住宅の耐火性能の違いは

建築中の木造住宅の外観 木造建築物の防耐火性能を高める必要がある

木造建築物の防耐火性能は、

  • 耐火建築物:建築物の主要構造部が耐火構造となっている建物
  • 準耐火建築物:隣接建築物や建築物における火災などによっても、主要構造部が崩壊・倒壊しない性能有する建物
  • その他建築物(一般木造)

の大きく分けて3つに分類することができます。

その建物ごとに特徴があり、「地階を除く階数が4階以上、または高さが16mを超える建物※1」などは「火災時対策準耐火構造・耐火構造・耐火性能検証法による耐火建築物※2」のいずれかで建築しなければいけません。

※1:法21条1項の対象となる木造建築物

※2:法21条1項 令109条の5

そのため木造で4階建てを建築する場合は、しっかりと基準をクリアできる建物を設計する必要があります。

 

建物の耐火性能だけじゃない!木造4階建て住宅の注意ポイント

平屋や2階建の住宅と4階建て住宅とでは、特殊なつくりゆえ、どうしても複雑な構造になってしまいます。また暮らしてから「こんなはずではなかった…」というリスクを回避するためには、建てるうえではさまざまな点に目を向ける必要があります。

 

建物が建てられる地盤の強さが必要

住宅の基礎 耐震性を高めるために地盤補強が必要になる

RC住宅や鉄筋住宅よりも軽いとはいえ、木造住宅でも4階建てになるとどうしても建物の重さは増えてしまいます。そのため、4階建ての木造住宅に耐えられる強さの地盤が必要となります。

地盤の強さは見た目では分かりません。建物の重さが耐えられない地盤では、地盤補強の必要性も検討しなければいけません。

 

構造が複雑になるがゆえ、間取り工夫が求められる

間取りの工夫でバイクガレージも設置できる

上の空間が活かせる木造4階建てでは、どうしても構造が複雑化しやすくなります。これから暮らす住まいは、家族が長い時間集う空間となります。そのため、建てた時だけではなく将来的な目線も必要なのです。

高さによる自由度が広がることから、

  • 1階をガレージとして活用する
  • リビングの位置を、家族の負担にならない2階に配置する
  • 将来に備え、エレベーター設置を検討する
  • 高さをより活かせる屋上の活用も検討する

など、家族内でどんな部分が必要で、どの部分を選択していくのかをしっかりと話し合いましょう。

 

施工会社選びが、通常よりも難しくなる

クレバリーホーム東京で建てた木造4階の間取り図の事例

特殊なつくりである木造4階建て住宅の場合、建物に対する規制やそれにともなう設計力。耐火構造にする建材選びや耐震性能などの安全面など、一般的な住宅以上に高い技術力が必要となります。

そのためどの施工会社でも建てられるという訳ではありません。

過去の木造4階建ての実績も、ひとつの判断基準となります。パートナー選びひとつで、住宅全体の仕上がりに大きな影響をあたえるのです。

 

関連記事:4階建てという選択|間取りと暮らし方

 

 

木造4階建てハウスメーカー・工務店の選び方

木造4階建て住宅の場合、どのような施工会社を選ぶのかにより家づくりに対する安心度も大きく変化します。

ここでは木造4階建てだからこそ気をつけておきたい「ハウスメーカー・工務店の選び方」についてクローズアップしてみましょう。

 

工務店(建築会社)の特徴

工務店(建築会社)は心強いパートナーになる会社を選ぼう

工務店や建築会社の場合、比較的大きめの建築会社から、街に溶けこんだ工務店まで、いろいろなタイプがあります。そして工務店の持つ最大の魅力は、その土地を知り尽くしている所でしょう。

特に東京では、「狭小地」「変形な土地」など敷地に関するハードルの他にも、様々な規制があります。そのため建築をする施工会社には、デメリットと感じやすい部分をサポートする力が求められます。

工務店の場合「地元密着で展開している」所も多く、その土地の風土や習慣など「地域性を活かした快適性の高い家づくり」が可能となります。

また距離感の近い関係性も作りやすいことから、いろいろなことを相談できる相手として「とても心強いパートナー」となってくれます。

 

ハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーが提案の際に使う新築住宅の設計図と模型

ハウスメーカーの最大の魅力は、「ブランド力の持つ安心感」でしょう。皆さんが一度は耳にしたことのある名前から、「ここなら大丈夫」というイメージを持ちやすくなります。

また全国規模で展開していることから、大量生産・大量発注も可能となり、それによる工期の短縮や品質の安定化はハウスメーカーの特徴となります。

施工数の多さ、そしてその中で培ったノウハウや経験、ブランド力は大きな信頼へとつながります。

しかし型にはまったプランも多いため、特に東京などの形状が偏ってしまいがちのエリアでは、プランの中で吸収しきれないケースも多いのが現状です。

 

このようにどのような会社を選ぶかによっても、対応力や安心度は大きく変化します。

どんなパートナーを選択するのかによっても、家づくりは大きく変わってきます。唯一無二の家づくりですから、冷静に、総合的に判断していくことが大切です。

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まとめ:狭小住宅から木造耐火住宅まで、幅広いスタイルを提案しています

木造4階建て「もくよん」ならクレバリーホームへ

クレバリーホーム東京では、狭小住宅から、3階建て住宅、4階建て住宅、二世帯住宅、地下室付き住宅、屋上付き住宅、木造耐火住宅など、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりをご提供しています。

「こんな暮らしがしてみたい」「このエリアで暮らしたい」「相談したけれど、断られてしまった」など、不安や疑問、そしてあなたの思いを声にしてみてください。

お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいております。

ヨコだけではなくタテの空間を上手に活用する木造4階建て住宅を、私たちと一緒に建ててみませんか。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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