おしゃれなビルトインガレージのメリットとは?おしゃれにする方法をご紹介
駐車スペースとして利用するビルトインガレージには暗く冷たい印象がありますが、利用目的が車を停めるだけなら最適な空間と言えます。
しかしおしゃれなビルトインガレージに仕上げるとさらに用途が広がるので、生活に楽しみを増やすことができます。
とくに土地の広さに余裕のない狭小住宅にとっては、貴重な外スペースとして有効利用できるでしょう。
今回はビルトインガレージをおしゃれにすると、どのように生活が変化するのか、メリット・デメリットにわけてご紹介します。
さらにおしゃれに仕上げるためのポイントもまとめてお伝えするので、ぜひ新築計画にお役立てください。
コラムのポイント
- おしゃれなビルトインガレージのメリット・デメリットをお伝えするので、魅力を活かせる空間をつくっていきましょう。
- おしゃれなビルトインガレージにするには、どのようなポイントを意識すればいいのか、その注意点も一緒にご確認いただけます。
− table of contents −
◼ おしゃれなビルトインガレージ│メリット・デメリット
◼ おしゃれなビルトインガレージをつくる方法
◼ まとめ
狭小の施工事例
おしゃれなビルトインガレージ│メリット・デメリット
おしゃれなビルトインガレージにするとどのようなメリットデメリットがあるのか、それぞれご紹介します。
メリットを生活スタイルに活かすことができるのか、またデメリットが負担にならないか確認していきましょう。
おしゃれなビルトインガレージにするメリット
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おしゃれなビルトインガレージにするメリットは次の3つです。
- 趣味スペースとして充実した時間を過ごせる
- 室内への動線をお客様にも利用してもらいやすくなる
- 子どもを遊ばせられる
詳しくお伝えします。
趣味スペースとして充実した時間を過ごせる
ビルトインガレージをつくる目的に、自分で愛車を整備するスペースとしての用途が挙げられます。
車を触るのが好きな方にとっては趣味の一環と言えるでしょう。
そんな趣味を楽しむスペースがおしゃれな空間であれば、さらに充実した時間を過ごすことができます。
おしゃれな棚を設置して整備や手入れに必要な道具を収納したり、休憩するためのベンチを設置したりとインテリアを楽しむこともできるでしょう。
室内への動線をお客様にも利用してもらいやすくなる
ビルトインガレージは室内との動線を繋ぐことで、雨の日のお出かけや小さなお子さんを連れたお出かけも楽にできます。
しかし通常は家族だけが利用する、裏口のような利用方法になるでしょう。
しかしおしゃれなビルトインガレージにすると、この動線をお客様にも利用してもらいやすくなります。
車を利用したお客様を、リビングまでスマートにお連れすることができるでしょう。
子どもを遊ばせられる
ビルトインガレージ内は広いので、お子さんを遊ばせるのに最適です。
水や汚れに強い素材でつくられるので、家庭用プールなどを出して水遊びを楽しむこともできます。
屋根があるので天気に関係なく利用できますし、シャッターをおろせばプライバシーを守ることも可能です。
家族の見守りがしやすいので、安全な環境をつくることができるでしょう。
おしゃれなビルトインガレージにするデメリット
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おしゃれなビルトインガレージにするデメリットは費用が高くなることです。
デザインや装飾、素材などにこだわると材料費が高くなる上に、工程数が増えるので工期が伸びる分、人件費もかさみます。
さらに内装によっては定期的なメンテナンスが必要になります。
このような初期費用とランニングコストが、新生活の負担にならないか資金計画を慎重に行いましょう。
関連記事:ビルトインガレージとは│狭小地域におすすめの理由を解説
おしゃれなビルトインガレージをつくる方法
おしゃれなビルトインガレージをつくるには、次のポイントにこだわりましょう
- シャッターにこだわる
- 家全体のテーマに合わせる
- ビルトインガレージの床にこだわる
- ビルトインガレージ内の照明にこだわる
それぞれ詳しくお伝えします。
シャッターにこだわる
ビルトインガレージにシャッターをつける際は、シャッターの色や素材、デザインなどにこだわりましょう。
シャッターを閉めている状態は、ビルトインガレージの開口部分が家の外壁の一部になるからです。
また基本的にビルトインガレージの入り口は、通りに面しているので、外観の印象に大きく影響します。
- シャッターの色を外壁に合わせて統一感をもたせる
- シャッターの色を外壁から外して、配色を楽しむ
- シャッターに特徴のある素材やデザインを取り入れて、外観のアクセントにする
建物の外から見たビルトインガレージもおしゃれに仕上げていきましょう。
家全体のテーマに合わせる
ビルトインガレージ内を家全体のテーマと合わせることで、室内との繋がりを感じるおしゃれな空間になります。
- 床も壁も真っ白にして、シンプルモダンテイストにする
- 木材で腰壁をつくってナチュラル感を演出する
- コンクリートやモルタルで仕上てヴインテージ感を楽しむ
- 無機質な階段やアイアンの照明を設置してミッドセンチュリースタイルにする
ビルトインガレージと室内のテーマを合わせて、統一感のある空間に仕上げていきましょう。
ビルトインガレージの床にこだわる
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ビルトインガレージをおしゃれにするには、床にもこだわることをおすすめします。
とくに駐車していない間は、床が広く見えている状態なので、内装の印象に大きく影響するからです。
とはいえどのような素材でも利用できるわけではなく、油や水が染み込まないことや耐久性の高さなどを考慮する必要があります。
- タイルを貼って高級な雰囲気にする
- カラーバリエーションのあるトップコートで色を楽しむ
- コンクリートにスタンプ加工を楽しむ
掃除のしやすさや定期的なメンテナンスなども含めて、イメージに合う床に仕上げていきましょう。
ビルトインガレージ内の照明にこだわる
ビルトインガレージ内の照明にこだわると、おしゃれな雰囲気を演出することができます。
- 天井高の低いガレージはダウンライトでスッキリと仕上げる
- スッポットライトを利用して愛車を引き立たせる
- おしゃれなブラケットライトで優しく壁側から照らす
- 足元に間接照明を取り付けて歩きやすくする
人感センサーや時間帯が設定できるタイマーを利用すると、スイッチをオンオフする手間がかからないので便利です。
また照明も演出だけではなく実用性を兼ね揃える必要があります。
ビルトインガレージをどのように利用したいのか、目的や方法を明確にして用途に合った照明を設置していきましょう。
関連記事:【新築住宅】おしゃれな照明の選び方│和室や玄関など間取り別にご紹介
まとめ
おしゃれなビルトインガレージにすると、生活がどのように変化するのかメリット・デメリットにわけてお伝えしました。
ビルトインガレージは駐車スペースとしてつくられますが、おしゃれな空間に仕上げと、プライバシーが確保された外スペースとして用途を広げることができます。
また愛車の整備や手入れをする趣味のスペースとしても充実させることができるので、満足のいく時間を過ごすことができるでしょう。
しかし素材や装飾、デザインなどにこだわり過ぎると、初期費用やランニングコストがかさばってしまいます。
しっかりと資金計画を立てて、新生活に負担のない設計を検討しましょう。
さらにビルトインガレージをおしゃれにする方法として、こだわるポイントもご紹介しました。
理想のビルトインガレージをイメージして、おしゃれに仕上げていきましょう。