ナチュラルモダンな家の外観│おしゃれに仕上げるポイントをご紹介

ナチュラルモダンな家の外観

家の外観を決める際、まずは大まかなテイストを決めることが大切です。

理想のテイストが決まったら、それを作り上げていくためのポイントを抑えて、外観をデザインしていきましょう。

 

外観のテイストにはいくつかの種類がありますが、今回は「ナチュラルモダンスタイル」に絞って詳しくお伝えしていきます。

  • ナチュラルモダンテイストな外観にするには、どうすればいいのか?
  • ナチュラルモダンテイストの魅力とは・・・

そのような疑問にお応えしていきます。

 

ナチュラルモダンな家の外観事例もご紹介するので、具体的なイメージを膨らませていきましょう。

新築の外観計画に、ぜひお役立てください。

 


- point -

  • ナチュラルモダンテイストとはどのようなものなのか、詳しくご説明します。
  • ナチュラルモダンテイストな外観にするためのポイントをお伝えします。
  • 実際の外観事例をみながら、ナチュラルモダンテイストのイメージを深めていきましょう。

 

− contents −
◼ ナチュラルモダンな外観とは
◼ ナチュラルモダンな家の外観にするポイント
◼ ナチュラルモダンな家の外観│事例をご紹介
◼ まとめ​​

 

ナチュラルモダンな外観とは

新築外観

ナチュラルモダンとは、モダンスタイルの種類になります。

モダンとは「現代的」とという意味なので、モダンスタイルの外観とは「現代風な外観」。

モダンスタイルの外観に、自然な雰囲気が加わったデザインを「ナチュラルモダンスタイル」と言います。

  • ベーシックな色味が多く使われるので、周辺の環境とも馴染みがいい
  • デザインがシンプルなので、飽きがこない
  • デザインに木(木目)が利用されている
  • 幅広い年齢層に好まれる
  • デザインに無駄がないので、コストダウンできる

 

目隠しや門塀などに木目を利用したり、シンボルツリーを植えたりと、自然を取り入れた外構と相性がいいです。

現代風と聞くとスタイリッシュで機械的な印象をもちますが、ナチュラルテイストを加えることで暖かみを感じることができます。

 

このような特徴から、ナチュラルモダンな外観の家づくりがおすすめなのは、自然の雰囲気や優しい印象が好みだけど、カジュアル過ぎずシンプルなデザインが好みの方です。

長く住み続ける家だから、飽きの来ない外観にしたいという思いもあるでしょう。

またナチュラルモダンは幅広い年齢層に人気のデザインなので、年齢が大きく離れた家族の好みをまとめる必要がある二世帯住宅にも最適と言えます。

 

ではナチュラルモダン以外のモダンデザインを、2つご紹介します。

それぞれの違いを確認しておきましょう。

【和モダン】

和モダンとは、和風の家づくりでありながら、現代の様式を織り交ぜたデザインで、純和風には抵抗のある若い世代にも人気です。

琉球畳や漆喰壁、洗い出し土間など和テイストを適度に取り入れることで、懐かしい雰囲気に仕上がります。

 

【シンプルモダン】

シンプルモダンと直線的なデザインが多く、色味は白やベージュ、ネイビーやグレーなどがベースに使われることが多くあります。

ナチュラルモダンや和モダンと比較するとスタイリッシュな印象で、現代的なイメージが強く感じられます。

 

ナチュラルモダンな家の外観にするポイント

新築外観

ナチュラルモダンな家の外観にするポイントを4つご紹介します。

  • 直線的なデザインにする
  • 片流れ屋根や妻切り屋根を利用する
  • 白・黒・ベージュ・ブラウンなどのベーシックな色を利用する
  • デザインに木目を利用する

それぞれ詳しくお伝えします。

 

直線的なデザインにする

直線的でシンプルななデザインにすると、モダンな印象に仕上がります。

そのため総二階建て・総三階建てのような箱型の家づくりとも、相性がいいデザインです。

サッシの色を目立たせたり、外観を配色したりして、直線を意識しましょう。

 

片流れ屋根や妻切り屋根を利用する

屋根の形状にはいくつかの種類がありますが、シンプルに仕上げるには片流れ屋根・妻切り屋根・陸屋根がおすすめです。

屋根の面が少ない分シンプルな印象になります。

関連記事:おしゃれの決め手は屋根の形!種類と特徴・選び方まとめ

 

白・黒・ベージュ・ブラウンなどのベーシックな色を利用する

モダンなテイストにするには、ベーシックな色選びをおすすめします。

モダンスタイルの基本は白・グレー・黒ですが、ナチュラルモダンスタイルの場合には自然な色が加わります。

ベージュやブラウンなどをベースにして、自然で優しい印象にしましょう。

 

デザインに木目を利用する

木目を利用したデザインを加えると、ナチュラルモダンなテイストに仕上がります。

まず取り入れやすいのは玄関ドアです。

さらにバルコニーのフェンスやインナーバルコニーの内部、目隠しの格子などに木目を利用すると、2階以上の部分にもナチュラルな雰囲気を取り入れることができます。

屋根の裏側(軒天・軒裏)に木目を利用すると、重厚でおしゃれな雰囲気が高まるのでおすすめです。

関連記事:3階建ての外観デザインをおしゃれにするコツを紹介

 

ナチュラルモダンな家の外観│事例をご紹介

ナチュラルモダンな家の外観をご紹介します。

スッキリとした現代風のデザインに、木の温かみのテイストが加えられて、優しい印象に仕上がっています。

 

木目の格子がおしゃれな外構

大田区K様邸
敷地面積:164.24㎡ (49.68坪)
延床面積:148.99㎡ (45.07坪)

新築外観

>>>施工事例はこちらからご覧ください

玄関の上部と側面に、木目でできた格子が設置されたナチュラルモダンテイストの外観です。

総タイル張りの高級感あふれる外壁は、ベージュとモカのツートンカラーで配色されています。

直線的なデザインと、上階の整った窓の配置がスタイリッシュな印象ですね。

 

滑り出し窓の配置が整った外観

中野区 S様邸
敷地面積:111.84㎡(33.83坪)
延床面積:118.02㎡(35.7坪)

新築外観

>>>施工事例はこちらからご覧ください

こちらもベーシックな色が配色されていますが、横割りにすることで落ち着いた印象に仕上がっています。

滑り出しタイプの窓がリズムよく並んでいることや、窓枠の色を目立たせて直線を強調していることからモダンな印象を受けます。

 

木目をふんだんに利用した店舗併用住宅

江東区H様邸
敷地面積:42.80㎡(12.95坪)
延床面積:142.69㎡(43.16坪)

新築外観

>>>施工事例はこちらからご覧ください

1階部分が店舗、2階以上が二世帯住宅の3階建て住宅です。

店舗の入り口ドアや外壁、フェンスの笠木部分に利用されている木の色味が揃っているので、統一感がありおしゃれな印象です。

また柱やフェンス、軒天などに利用された黒が、直線的なデザインを際立たせていることからも、モダンな雰囲気を感じられます。

 

まとめ

新築外観

ナチュラルモダンテイストとは、自然なイメージと現代的なイメージをかけ合わせた味わいとなります。

それぞれにかけ離れたイメージがありますが、合わさることで暖かみがありシンプルな外観に整います。

幅広い年齢層に人気があり、周辺の街並みにも馴染みがいいデザインです。

 

今回ご紹介した4つのポイントを抑えれば、ナチュラルモダンテイストな外観に仕上がります。

  • 直線的なデザインにする
  • 片流れ屋根や妻切り屋根を利用する
  • 白・黒・ベージュ・ブラウンなどのベーシックな色を利用する
  • デザインに木目を利用する

ナチュラルモダンテイストを取り入れて、おしゃれな外観にしていきましょう。

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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