【画像事例集】新築のトイレ収納|使い勝手やデザイン性が高いアイディアを紹介
トイレの収納は新築時に計画し、造り付けのタイプを採用することをおすすめします。
後から収納を買い足すこと、次のようなデメリットがあるからです。
・想定していたトイレの広さよりも狭くなる
・床置き収納だと掃除がしにくい
・壁付けの収納は下地が必要なケースが多い
打合せ時にトイレの収納計画を立てれば、必要なトイレの広さや合っている収納スタイルが分かりますよね。
適量適所の収納があれば、使いやすくゆとりあるトイレを作ることが可能です。
今回は、スタイル別にトイレ収納の実例を紹介し、収納選びのポイントを解説します。
- point -
- トイレの収納はカウンターやキャビネット、埋め込み収納などさまざまな種類があります。
- マイホームに合ったトイレ収納を選び、使いやすく居心地の良い空間づくりをしましょう。
− contents −
◼ トイレに収納するもの一覧
◼ 【スタイル別】トイレ収納のアイディア
◼ 新築のトイレ収納を選ぶときのポイント
◼ まとめ
トイレに収納するもの一覧
トイレは狭い空間ですが、意外と多くのものが置かれています。
収納すべきトイレ用品を確認しましょう。
・トイレットペーパーの予備
・掃除道具
・サニタリー用品
トイレットペーパーやサニタリー用品は、ある程度の量をストックするため収納スペースが必要です。
他にも、オープンな棚に芳香剤や消臭剤を置いたり、インテリアを飾りたいと考えている方もいますよね。
1畳前後の空間にすべてのものを置く必要があるため、新築時にしっかりと収納計画を立てなければなりません。
【スタイル別】トイレ収納のアイディア
トイレ収納のスタイル別に実例を紹介します。
カウンター収納
カウンターの上にものを置くオープンタイプの収納のアイディアを紹介します。
・窓上のカウンター収納
窓がある面にカウンターを付けたいなら、窓上に施工することをおすすめします。
カウンターが窓に被っていなければ、窓の開け閉めがしやすいからです。
また、窓を開けっぱなしにしても、風でカウンター上のものが落ちる心配もありません。
ただし、カウンターが高すぎると、届かなくて使い勝手が悪いと感じる可能性があります。
窓の位置を下げたり形を変えたりして、使いやすい位置にカウンターを施工しましょう。
・低い位置に施工したカウンター収納
窓が無い面にカウンターをつける場合は、使い勝手の良い高さを選ぶことができます。
ものを出し入れしやすく、トイレと干渉しない位置にカウンターを施工しましょう。
上の画像のように、トイレの上部が手洗い場も兼ねているなら、水栓とカウンターの距離を40~60cmくらい離すことをおすすめします。
・壁をふかしてカウンターを施工
一部の壁をふかして上にカウンターを取り付けた事例です。
壁の内側に、トイレのタンクを隠せる商品を扱っている設備メーカーもあります。
ただし、トイレが狭くなる点はデメリットなので覚えておきましょう。
壁付けキャビネット収納
扉がついたキャビネットを壁に施工した事例を紹介します。
・トイレの後ろの壁に施工したキャビネット
トイレの後ろの壁にキャビネットを取り付けました。
扉付きなので、サニタリー用品などを隠して収納したい場合におすすめです。
・トイレの横の壁に施工したキャビネット
横の壁に扉付きのキャビネットを付けました。
トイレの後ろの壁に窓を付けたいときにおすすめな方法です。
壁からの出っ張りが気になる方は、コーナー部分の収納を選んでも良いでしょう。
・2つの収納を同色にしたまとまりのあるトイレ
収納の扉材を同色にしたため、統一感のあるかっこいいトイレに仕上がりました。
洗面下の大容量収納には、トイレットペーパーの替えや掃除道具を。
壁付けの収納にはサニタリー用品などをしまうことができます。
1.2~1.5畳くらいのトイレの広さを確保できる場合におすすめしたいアイディアです。
手洗い洗面と一体になった収納
手洗い洗面と収納が一体になっているタイプを紹介します。
・コンパクトな手洗い洗面とキャビネット
洗面ボウルと同じ幅の収納がついた、コンパクトな洗面台です。
収納量はあまり多くないため、別の場所にも収納を確保することをおすすめします。
こちらの事例は、トイレの後ろのカウンターにトイレットペーパーなどを置けるようにしました。
・幅広の収納とカウンターが一体になった洗面台
手洗い洗面のキャビネットにカウンターがついたタイプの収納です。
収納の幅が広いため、掃除道具やサニタリー用品などをまとめて入れることができます。
ただし、奥行きが浅い収納なので、トイレットペーパーはカウンターに置くなどの工夫が必要です。
・壁の端から端までの大容量収納
とにかく収納量を上げたいなら、壁1面を使った収納を採用しましょう。
トイレットペーパーホルダーも収納内に組み込まれていてすっきりとした印象に。
ただし、1畳のトイレではかなり狭くなるため、1.5畳くらいの広さを確保することをおすすめします。
・独立洗面台の下にある大きな収納
トイレが広い場合や洗面所とトイレが一体の間取りなら、大きな独立洗面台を採用しても良いでしょう。
手が洗いやすく、洗面下の収納にものをたっぷりしまうことができます。
・三角のデッドスペースを活かした収納
3角形の空間を活かしてトイレ収納を作った事例です。
本来ならデッドスペースになってしまいますが、洗面や扉を取り付けて収納として有効活用。
収納をつけることで、トイレが真四角になり掃除もしやすくなりました。
壁内・埋め込み収納
トイレの壁内にニッチや埋め込み収納を施工した事例を紹介します。
・埋め込み収納で圧迫感を減らす
トイレの入り口近くに埋め込み収納を採用しました。
同じ位置に壁付け収納があると圧迫感が出てしまいますが、埋め込み収納ならすっきりとしています。
扉付きとオープンな収納に分かれているため、インテリアなども飾ることが可能です。
・ニッチと埋め込み収納で省スペースでもゆとりのあるトイレ
横の壁にニッチと埋め込み収納を採用した事例です。
大きなニッチの中に、照明や飾り棚を施工してインテリアを飾りました。
存在感のあるアクセントクロスですが、施工範囲がニッチの中だけなので狭く感じません。
埋め込み収納も爽やかなクリアタイプの扉を選択。
階段下の省スペースなトイレですが、収納の工夫によってゆとりを感じる空間になりました。
新築のトイレ収納を選ぶときのポイント
新築時にトイレ収納を選ぶときのポイントを紹介します。
トイレが狭く感じない大きさの収納を選ぶ
トイレの広さによって収納の大きさやスタイルを選ぶことが大切です。
例えば、1畳前後のトイレなら、埋め込み収納やトイレの上部に収納を作るとすっきりします。
壁付けのキャビネットよりも、カウンターやコーナー収納の方が圧迫感がありません。
1.2~1.5畳くらいの広さが確保できるなら、奥行や幅のあるキャビネット収納がおすすめです。
掃除道具やサニタリー用品などの隠し方を考える
トイレ内のサニタリー用品や掃除道具は、あまり見せたくないですよね。
扉付きの収納ならすっきりと隠すことができます。
カウンター収納にするなら、蓋つきのボックスなどに入れて見えないように工夫しましょう。
取り出しやすさを考えて収納の位置を決める
トイレ収納は、ものを使うタイミングに合わせて施工場所を選ぶと便利です。
例えば、掃除道具は用を足しているときは使わないため、トイレから離れた位置に収納しても問題ありません。
対して、トイレットペーパーやサニタリー用品は急に必要になるタイミングもありますよね。
これらは便座に座りながらでも手の届く距離にあると便利です。
トイレの使い方を振り返り、すぐ取れた方がいいものを便座の近くに置きましょう。
トイレットペーパー収納は奥行きに注意する
トイレットペーパーの予備を扉付きの収納にしまう場合は、奥行きに注意しましょう。
一般的なトイレットペーパーの直径は10~11cm台のものがほとんどです。
JIS規格のトイレットペーパーは12cm以下の直径と定められています。
そのため、メーカー品のトイレ収納は、12cmまでのトイレットペーパーを想定して作られたものが多いです。
しかし、最近は4倍巻きや海外製のトイレットペーパーも多く販売されていますよね。
これらの中には直径12cmを超えるものもあり、収納の扉が閉まらない可能性もあります。
収納の内寸をしっかり確認し、トイレットペーパーが何個入るのか考えて収納を選びましょう。
まとめ
トイレはコンパクトな空間ですが、細かな収納計画が大切です。
ものが収納しきれないと、狭くて使いにくいトイレになってしまいますからね。
家族が毎日使うトイレは、使い勝手が良くキレイを保てる空間に仕上げましょう。
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