天窓で感じる「5つの後悔」│後悔の原因と対処法を解説!

 

天井に窓を配置する「天
たくさんの光が降り注ぎ、一日中明るい環境を保証してくれるでしょう。
また、天窓があるだけでワンポイントになり、空間がおしゃれな雰囲気になります。

一方で、天窓の設置を検討するために調べてみると「後悔」という2文字が多く見られることに気づくでしょう。

天窓を採用することで、なぜ後悔につながるのでしょうか?
後悔を防ぐ方法はないのでしょうか?

本記事では、天窓を採用することで発生しやすい5つの後悔について、原因と対策を紹介します。
おしゃれで実用性の高い天窓を目指して、学んでみましょう。

 


コラムのポイント

  • 天窓を設置すると生じる「後悔」の事例を5つ紹介します。
  • 後悔を生じさせないための「対策」をそれぞれ紹介します。

 

 

 

雨が降るたび「雨漏り」が…

最初に紹介する後悔は「雨漏り」です。

通常、屋根には瓦やガルバリウム鋼板など、最も外側の素材があり、その下に防水層が施工されているので、めったなことでは雨漏りは発生しません。

一方で、天窓を設置するとガラスや枠を隔ててすぐに室内に至るため、天窓の周りに問題が生じたらすぐに水が侵入する事態になってしまいます。

『施工不良を防ぐため』天窓の設置に慣れたハウスメーカーに依頼

吹き抜けのあるLDK空間

▶天窓のあるLDK空間

雨漏りの発生を防ぐためには「天窓の設置に慣れたハウスメーカー」に依頼しましょう。

天窓の施工方法はサッシメーカーによって画一化されていますが、それでも毎年雨漏りが発生する事例はあとを絶ちません。
その原因は、業者によって施工精度や天窓を設置した実績が異なるからです。

天窓の施工に慣れた業者なら、どこから雨漏りが発生しやすいのかを熟知しています。結果、弱点を補強するように施工してくれるのです。

過去の施工事例を確認して、天窓の施工実績が多い業者に依頼すると安心できるでしょう。

『経年劣化』を疑って定期的にチェックを依頼

「定期的なチェックを受けること」も対策になります。

天窓は水漏れを防ぐために、シール材と呼ばれるゴムのような材料で止水を図ります。

このシール材は、熱や紫外線で徐々に劣化していくため、シール部分からの漏水を防ぐためには、定期的なチェックが必要になります。

雨漏りを防ぐため、一定の間隔で業者に依頼し、シール材の劣化具体を確認しましょう。

設置した天窓から「雨音が響く」…

「雨音の響き」も天窓を設置した人から聞かれる後悔のひとつです。

通常の窓なら、雨が当たって気になるのは台風レベルの暴風が吹いているときだけです。
一方で天窓には軽度の雨、無風状態の雨でも直接当たり、雨音を響かせることになります。

『設置場所』を考えて雨音対策

暗くなりがちなキッチンを照らす天窓

▶暗くなりがちなキッチンを照らす天窓

旧来のシングルガラスに比べて、現行の天窓はペアガラスを用いているため、雨音の問題は一定度軽減しているといえるでしょう。

しかし、ペアガラスを用いても薄いガラス2枚では、完全に音を遮断できるわけではありません。
このため、天窓を使用する場合は「設置場所」を考えるべきです。

普段から音にあふれるリビングやダイニングなら、天窓を叩く雨音が気になることは少ないでしょう。
一方で、ほぼ無音状態になる寝室では、小さな雨音が気になって眠れなくなる可能性があります。
書斎なども同様で、静けさを求める場所に設置する場合は雨音の発生に注意が必要です。

なお、後述するスクリーンの設置など、室内側での対策も可能です。

一日中日差しが当たって「暑い」「日焼け」する

天窓を設置して光を取り込むということは、直射日光を取り入れることになります。

暑い夏の時期になると「暑さ」が気になるという話も聞きます。さらに設置場所によっては「日焼け」を気にするケースも。

『北向きの天窓』で熱は入れず光は入れる

都市部の部屋でも天窓で光を取り入れる

▶都市部の部屋でも天窓で光を取り入れる

対策として考えられるのは天窓を「北向き」に配置することです。

北に向けると光が入らないと考える人もいますが、実は北向きの天窓は、一日中安定して優しい光を取り入れることができる配置なのです。

元々南側は、掃出し窓から光を取り入れられることが多く、採光の面で不自由することはありません。問題になりやすいのは南北方向に広い家の北側に光が入らないことです。

光を採り入れる = 南側に窓と考えず、柔軟な発想で天窓を利用しましょう。

『スクリーン』の設置で日差し調節

「南からの採光が欲しいのに、南側に高い建物がある。だから天窓を設けたい」という場合もあるでしょう。

こういったとき、便利なのは「スクリーン」の利用です。

天窓に取り付けるスクリーン

出典:YKK AP株式会社「天窓 シリーズ」

電動・手動、どちらも販売されていますが、天窓からの直射日光を適度に和らげるスクリーンを活用すれば、天窓からの光や熱を調節できるでしょう。

「結露水」が上から落ちてくる…

雨漏りだけではなく「結露した水」が落ちてくることも。

天窓は外気、及び日光にさらされるので急激な温度変化が生じやすく、結露が生じやすい設備でもあります。

『開閉式』の採用で湿気を排除

結露が発生する原因は、天窓付近に滞留した空気に含まれる湿度や、天窓内外の温度差です。
これを排除するために「開閉式の天窓」を検討しましょう。

出典:YKK AP株式会社「天窓 シリーズ」

天窓が開閉できれば、高い湿気に加えて、熱い空気も煙突効果(暖められた空気が上昇するしくみ)で排気できるので、夏場に室内環境を快適に保つためにも効果的です。

スクリーンと同様に、手動式と電動式があるので開閉の度合いによって、適した方を選択するようにしましょう。

『室内の湿度を気にする』ことで結露対策

除湿機やエアコンの除湿機能を用いて「室内の湿度を調節する」ことも対策になります。

そもそも結露が発生するほど湿度が高い場合は、室内環境も適切でない場合があります。快適性に加えて、カビやダニなどの発生を防ぐ意味でも、換気や機械の力を借りて湿度を下げるよう行動してみましょう。

高いところにあるので「掃除ができない」…

天窓は屋根に取り付けるので手が届かず「掃除できない」のが一般的です。

見上げた天窓に蜘蛛の巣が張っていたり、窓ガラスが汚れていると掃除したくなりますが、物理的に届かないと歯がゆい思いをしていまいます。

『掃除のことも考えて』間取りを工夫しておく

天窓を採用するなら「間取りの段階で掃除のことを考えておく」のが効果的です。

1F部分を突き出して天窓を設ければ、脚立ひとつで手が届く高さに配置できます。
また、2階のバルコニーや屋上に天窓を配置すれば容易に掃除ができます。

掃除とともにメンテナンスのためにも、手の届く位置に天窓があるのが理想的です。

『屋根の点検と掃除』を一緒に依頼する

間取り上、手の届かない位置に天窓を配置した場合は、無理に掃除をしようとすると危険を伴うので、必ず業者に依頼するようにしましょう。

このとき、お掃除と一緒に窓の性能を点検できる業者に依頼すると、見た目が綺麗になるだけでなく、天窓の状態を確認してもらえるので、専門の業者に依頼することをおすすめします。

まとめ│原因ごとに対策アリ!事前に知っておこう

天窓の配置で明るくおしゃれな縁側に

▶天窓の配置で明るくおしゃれな縁側に

新築で天窓を採用したとき、後悔が生じてしまう原因と対策を紹介しました。

天窓を取り付けることの、主にデメリットを伝えてしまいましたが、一日中安定して光を取り入れられ、室内が明るくおしゃれになる天窓はおすすめの設備です。

優れた設備である天窓を快適に利用できるよう、特徴を把握したうえで設置しましょう。

▶関連コラム:窓で決まる!おしゃれな注文住宅の窓選びとポイント

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

リフォームと新築の両方の専門チームを持つ当社の強みを活かして、お客様のあらゆるご要望にお応えします。また、弊社では特に地下室への取り組みを強化しております。地下室に関するご質問、ご相談等ございましたらお気軽にご相談ください。

詳しいプロフィールはこちら