天井のクロスを木目にすると後悔しがちな3つのポイント

天井のクロスを木目にすると、部屋の雰囲気をがらりと変えることができます。

木のぬくもりを感じるあたたかい空間ができあがるため、木目の利用が増えてきました。

 

インテリアのアクセントとして魅力的な木目の天井ですが、仕様によっては後悔するポイントがあります。

後悔しがちなポイントを理解し、木目の魅力を活かしたお部屋づくりをしていきましょう。

天井を木目にするメリットもご紹介するので、ぜひ天井のクロス選びにお役立てください。

 

天井のクロスを木目にすると後悔しがちな3つのポイント

内装_和室_中井邸

天井のクロスを木目にすると後悔しがちなポイントは次の3つです。

  • 部屋が狭く感じられる
  • 部屋が暗く感じられる
  • 板張りのような高級感はない

それぞれ詳しくお伝えします。

 

① 部屋が狭く感じられる

壁のクロスは白などの膨張色を利用すると、空間を広く感じることができますが、天井を木目にすると縦の広がりを感じることができません。

それにより、部屋が狭く感じられる場合があります。

天井高が低い部屋を木目にすると、さらに天井が低く感じてしまうので圧迫感を覚えがちですが、実は天井高が低くても天井に木目を取り入れることが可能です。

 

【対策】

  • 一般的な天井高(2m40㎝~2m50㎝)のある部屋に利用する
  • 天井の一部分のみを、木目のクロスにする

自然と空間に区切りをつけることや、部屋全体を見渡すと奥行きを感じることができます。

 

【オススメデザイン】

  • キッチンの天井
  • リビングのテレビ周りの天井
  • 小上がりの天井など

 

② 部屋が暗く感じられる

天井に木目のクロスを利用すると、部屋全体が暗く感じられます。

これは光の「反射力(光を拡散する力)」によるもので、白などの明るい色に対して、ブラウン系になる木目の反射力は半分程度まで落ちてしまうからです。

 

【対策】

  • 明るい色の木目を選ぶ
  • 質感はマットよりも反射しやすいツヤのあるものを選ぶ

 

③ 板張りのような高級感はない

木目のクロスは、どうしても本物の木ほどの高級感を演出することができません。

一枚一枚板を並べていく「板張り天井」は、木の凹凸や不揃いな節から、暖かみを感じることができます。

しかしクロスは木目のプリントになるので、単調でフラットな印象から木目の雰囲気しか味わうことができないかもしれません。

 

【対策】

  • 木目の印象に近いクロスを選ぶ
  • ショールームや展示場などで施工した状態を確認する

 

天井のクロスを木目にするメリット3選

天井のクロスを木目にするメリットは次の通りです。

  • おしゃれな雰囲気に仕上がる
  • 落ち着きのある雰囲気に仕上がる
  • 張り替えができる

 

① おしゃれな雰囲気に仕上がる

天井を木目にすると、部屋がおしゃれな雰囲気に仕上がります。

通常は壁と同じクロスを天井にも利用するので、天井への印象は特になくデザイン性も感じません。

しかし天井のクロスにアクセントを加えると、インパクトを付けられるので印象を大きく変えることができます。

 

そのため「普通のデザインとは少し違った印象をもたせたい」「インパクトのあるお部屋にしたい」そんな希望が叶います。

フローリングや造作家具とも合わせやすいので、統一感のあるおしゃれな部屋に仕上がるでしょう。

 

② 落ち着きのある雰囲気に仕上がる

天井に木目のクロスを利用すると、落ち着きのある雰囲気に仕上がります。

そのため天井が高すぎて落ち着かない部屋や、トイレ、寝室、和室などにおすすめです。

 

③ 張り替えができる

クロスは約10年で張り替えが必要になりますが、本物の木と比較すると費用面での負担は大きくありません。

違う木目やアクセントクロスを利用すると、部屋の印象を変えられるので、インテリアを楽しむことができるでしょう。

 

まとめ

天井に木目のクロスを利用すると、おしゃれな雰囲気の部屋に仕上がります。

本物の木を利用するよりも、初期費用やメンテナンス費用を抑えることが可能です。

  • 部屋が狭く感じられるので、一般的な天井高(2m40㎝~2m50㎝)のある部屋に利用する
  • 部屋が暗く感じられるので、明るい色味やツヤ感のあるクロスを選ぶ
  • 本物の木に比べると高級感を得にくいので、実際の施工を展示場などで事前に確認する

ポイントを抑えて、天井に木目を利用したおしゃれな家づくりをしていきましょう。

 

 

 

監修者情報

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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