理想の家づくりを叶える方法とは?おすすめの間取りとそのポイントをご紹介
家族の数だけ「理想の家」はあります。
家族構成やこれからの人生設計、生活のルーティンや間取りの優先順位など、全てにおいて同じということはないからです。
理想の家づくりが叶えば、理想の生活を送ることができるので、家で過ごす時間が快適に感じられるでしょう。
そんな快適さに大きく影響するのが「間取り」です。
今回は理想の家づくりのための間取りについて、詳しくお伝えしていきます。
まずは理想の間取りをどのように決めていくのか、また決める際の注意点などを確認しておきましょう。
さらに理想の家づくりにおすすめの間取りを具体的にまとめるので、新築計画にぜひお役立てください。
- point -
- 理想の家づくりをするためには、どのような注意点やポイントがあるのかお伝えします。
- 生活の快適さに直結する間取りに焦点をおいて、理想の家づくりが叶う間取りをご提案します。
− contents −
◼ 理想の家づくりを叶える方法
◼ 理想の家│おすすめの間取り
◼ まとめ
理想の家づくりを叶える方法
理想の家にするための、ポイントや注意点をお伝えしていきます。
事前にしっかりと確認して、理想を形にしていきましょう。
どのような家が理想なのか家族で話しあう
家族の数だけ理想の家があるとお伝えしましたが、家族それぞれの理想もまた違うかもしれません。
しっかりと話し合って、どのような家にしたいのか、どのような地域に住みたいのかなど意見を出し合ってみましょう。
- 開放感のある家にしたい
- グレーの外壁にしたい
- 洗濯物を室内に干せるスペースをつくりたい
もちろん意見が分かれることもあるかもしれませんが、しっかりと話し合って落としどころを探ることで、不満や後悔に繋がることがありません。
家族の理想を一つにまとめて、快適な家づくりをしていきましょう。
将来の生活を想定する
家の計画を立てる際は、現状だけでなく10年後20年後も見据えることが大切です。
今の家族にとっての理想が10年後も変わらないわけではないので、家族の変化に対応できる家である必要があります。
- 親の介護が必要になれば同居を考えているので、部屋を確保しておきたい
- 子どもが小学生になったときの校区や通学路、周辺環境の整った地域に住みたい
- 自分達の将来も考えて、バリアフリーな家づくりがしたい
- 2人分の子ども部屋が欲しいけど、今は広いフロアにして遊びやすい環境を保ちたい
- 子どもが小さな内はファミリークローゼットが便利だけど、成長して利用頻度が減ったら趣味スペースにしたい
- 将来は子どもの車を停めることになるので、駐車場は広くつくりたい
家族の変化に対応できる家づくりが叶えば、これから先の将来ずっと快適な暮らしを送ることができます。
今後の生活がどう変化するのか想像しながら、理想の家づくりをしていきましょう。
理想の家│おすすめの間取り
理想の家にするために、どのような間取りを取り入れればいいのか具体的にお伝えします。
間取りしだいで、生活の動線や時間の使い方が変わってくるので、しっかりと確認しておきましょう。
家族のコミュニケーションがとりやすい家
家族のコミュニケーションがとりやすい家が理想の場合は、生活をする中で顔を合わせる機会を増やしていきましょう。
顔を合わせる機会を増やすことで、自然と会話がうまれコミュニケーションが取りやすくなります。
また同じスペースで快適に過ごせるように、間取りを整えるのもポイントです。
- リビング階段にして、家族の集まるリビングを通る機会を増やす
- リビング学習がしやすいように、スタディコーナーを設ける
- あえて個室をコンパクトにして、リビングを広くつくる
- 吹き抜けにして、階を隔てても家族の気配が感じられるようにする
- とくに女の子の居るご家庭は、洗面スペースを広くして一緒に利用できるようにする
- フロアが広い場合は、リビングを中心に配置して、各部屋へ移動するにはリビングを通る動線をつくる
- 料理をしながらでも家族と会話ができるように、対面キッチンにする
コミュニケーションをとるために、オープンな間取りを意識しすぎると、プライバシーが守られにくくなります。
子ども部屋や書斎、家事室などそれぞれのプライベートスペースを確保した上で、コミュニケーションがとりやすい間取りに仕上げるようにしましょう。
関連記事:リビングには何畳の広さが必要なのか│家族の人数や家具などから解説
家を明るく開放的な雰囲気にしたい
明るく開放的な家が理想の場合は、外の光が入りやすく、スペースが広く感じられる間取りを取り入れていきましょう。
- 吹き抜けをつくって、上階からの光を下の階まで届ける
- 天井を高くして圧迫感のない空間をつくる
- 大きな窓を設けて、視界を広げる
- 部屋の仕切りを減らして、空間を広げる
- 天窓を設置して、太陽の光をたっぷり採りこむ
- 部屋続きに広いバルコニーをつくって、スペースを繋げる
とくに隣との距離が近い狭小住宅は、下の階の日当たりが悪くなりがちです。
家の中が明るくなる間取りのポイントをおさえて、快適な環境を整えていきましょう。
関連記事:【狭小住宅のリビング】広く感じるレイアウトの実例をご紹介
家事がしやすい間取り
家事がしやすい家が理想の場合は、掃除しやすい間取りにすることがポイントです。
また家事は同時進行することで時短に繋がるので、家事スペースへの行き来がしやすいよう導線を整えてにしていきましょう。
- 家をバリアフリーにして、お掃除ロボットを稼働させやすくする
- トイレ・お風呂・洗面台など、汚れが付きにくい機能性のある設備を選ぶ
- ランドリールームを設けて、時間と天気を気にせず洗濯ができるようにする
- 家計簿をつけたり、お子さんの帳面を書いたり、または裁縫ができる家事室をつくる
- ランドリールームとファミリークローゼットを隣接して、洗濯物を片付けやすくする
- 玄関とパントリーの動線を繋げて、買ってきたものを収納しやすくする
- キッチンとランドリールームを隣接させて、料理と洗濯を同時進行する
家事がしやすい間取りにすると時短ができるので、家族との時間を増やすことができます。
とくに共働きのご家庭は、家事楽できる間取りに整えて、生活の負担を減らしていきましょう。
関連記事:家事動線のいい間取りを考えよう│毎日の家事が楽しくなる家づくり
子育てがしやすい間取り
子育てがしやすい家を理想とする場合は、お子さんに目が届きやすい間取りを整えていきましょう。
またお子さんがケガをせずに、元気に過ごすための工夫も大切です。
- 屋上やルーフバルコニーなど、プライベート性の高い外スペースをつくってお子さんを遊ばせる
- 対面キッチンの片側を壁付けにして、ベビーゲートを設置しやすくする
- リビング横に畳スペースをつくって、お子さんの遊び場にする
- フラットな間取りにして、お子さんのケガを防止する
- 玄関に大きな土間収納をつくって、ベビーカーなどをそのまま収納する
- 対面キッチンにして、リビングで過ごすお子さんに目が届きやすくする
- 独立階段にして、階段での事故を防ぐ
またお子さんの成長過程を想定して、間取りを整える必要があります。
小さなお子さんの洋服はかさばらず収納スペースはコンパクトに作りがちですが、数年後は大人と同じ収納量が必要になります。
さらに子ども部屋も個室が欲しいという年齢になった時に、どう対応するかも考慮しておきましょう。
関連記事:狭い家でも子育てしやすい家づくり│ストレスにならない工夫をご紹介
まとめ
理想の家づくりを叶えるためには、まず家族の理想を一つにまとめることが大切です。
また今の理想だけでなく、将来の生活を想像した計画を立てることで、これからの10年後も20年後も快適に暮らすことができます。
「開放感のある家」や「子育てのしやすい家」など、理想の家づくりを叶えるための間取りもまとめてご紹介してきました。
生活の快適さは間取りに大きく左右されるので、慎重に整えて理想の家づくりを叶えていきましょう。