【狭い家におすすめの収納】リビングに適したおしゃれな収納5選
狭い家の間取りを決める際に、生活スペースを広く確保したいと、収納スペースを削ることは珍しくありません。
しかし必要な収納スペースが十分に整っていないと「収納がしにくいからと」「収納スペースまでが遠いから」と、つい物が出しっぱなしになりがちです。
リビングなどの生活スペースに物があふれて、生活がしにくづらくなってしまうでしょう。
また生活を始めてから収納スペースが足りないことに気づき、収納ツールを増やしてしまって、部屋が狭くなることもあります。
今回は、狭い家におすすめの収納方法として、家の中心であるリビング収納を深堀していきます。
利用しやすい収納に整えて、きれいなリビングを保てるようにしましょう。
- point -
- 物は使う場所に収納するのが最適なので、リビングには何を収納すると便利なのか洗い出していきましょう。
- 狭い家に、十分な収納量を確保する方法をご紹介していきます。
− contents −
◼ リビングに収納すると便利な物とは
◼ リビングに適した収納をご紹介
◼ まとめ
リビングに収納すると便利な物とは
物を収納する場所が的確だと、必要なときにすぐに取り出せて、手軽に片付けることができます。
リビングに収納すると便利な物をピックアップして、収納するものに収納スペースを合わせていきましょう。
小さい子どもの遊び道具
小さなお子さんの居るご家庭は、リビングが遊び場になることが多いので、遊び道具が収納できるスペースが必要になります。
絵本やおもちゃ、ボールや折り紙など、大きさは様々なので、ボックスを用意すると便利です。
遊びが終わったら、ボックスごと収納すると、スッキリと片付けることができるでしょう。
お子さんもボックスに入れるだけであれば、お片付けも一緒に楽しんでできるはずです。
小学生の学習用品
小学生はリビング学習をすることが多いので、学習しやすいように収納を整えておくと、子ども部屋まで行き来する必要がありません。
教科書や辞書、文房具などを収納して、学習に取り組みやすくしておきましょう。
子ども部屋をあまり利用しないのであれば、ランドセルを置くスペースがあると便利です。
書類
学校の書類・地域の書類・家の設備資料・家電の保証書・保険の証書などなど、ペーパーレスと言われる時代であっても保管しておかなければいけない書類はかなり多くあります。
ほとんどはA4サイズ(210×297㎜)なので、ファイルに整理することも考えて、少し広めのスペースを整えておきましょう。
さらにはメガネや耳かき、爪切りなどの小物や、趣味の手芸用品や本なども必要に応じて、収納スペースの確保が必要です。
特に使用頻度の高い物は、取り出しやすさにこだわっていきましょう。
リビングに適した収納をご紹介
リビングは、家族が集まる場・お客様をもてなす場なので、いつもキレイな状態を保ちたいものです。
必要な収納スペースを整えて、片付けしやすい環境に仕上げていきましょう。
①壁面収納
リビングにの壁に大きな収納棚をつくると、かなりの収納量を確保することができます。
リビングの壁全面を収納にするとテレビを設置するスペースがなくなるので、テレビボードや、テレビを壁掛けするスペースとして共しましょう。
天井高、壁一面に広がった収納はかなりの存在感なので、部屋の広さを十分にとれない狭小住宅では圧迫感を覚えるかもしれません。
他の壁のクロスと同じ色の収納棚にして、できるだけ軽い印象にしていきましょう。
②ダイニングとの仕切りにチェストを置く
収納棚は、スペースを分ける仕切りとして使うこともできます。
キッチンとダイニング、ダイニングとリビングなど、繋がった空間をあえて仕切ることでメリハリのある間取になります。
キッチンとのしきりに棚を設けると、棚の上を配膳台や作業台として利用することもできるので便利です。
先述したように、リビングに収納すると便利な物はコンパクトなものが多く、深い奥行きを必要としません。
奥行きを深くつくると、収納棚の中に無駄なスペースが生まれますし、その分棚の厚みがでるのでリビングが狭くなってしまいます。
必要最低限の収納に抑えて、生活スペースをできるだけ広く保っていきましょう。
③キッチンの前面収納
対面キッチンにすると、キッチンのカウンターの前面がリビングダイニング側に向くことになります。
そのカウンターの前面部分を収納にすると、家具を増やすことなく収納スペースを確保することが可能です。
特にアイランドキッチンやペニンシュラキッチンはカウンター自体に奥行きがあるので、前面に収納棚がデザインされているタイプは珍しくありません。
また壁付けに設置するI型キッチンを対面に配置して、腰壁を付ければ自由に収納棚をデザインすることができます。
奥行きや扉の設置など、収納したいものにあわせて、カウンターの前面を整えていきましょう。
④小上がりの段差
リビングに大型の収納をつくりたい場合は、小上がりを設けて段差を利用するのがおすすめです。
小上がりの前面に引き出しをつくると、収納品の出し入れがスムーズになりますが、引き出しが大きくなり過ぎると、リビングのソファなどと干渉してしまいます。
また小上がりの床部分を収納の扉にすると、小上がりの広さ全てを収納にすることができますが、小上がりの上に物があると手軽に出し入れができません。
収納したい物や、小上がりの利用方法を踏まえて、使い勝手のいい収納にしていきましょう。
また小上がりを畳スペースにすることで、生活がしやすく快適さが増します。
- 段差に腰をかけてベンチ代わりにする
- お客様の寝室スペースとして利用する
- クッション性があるので、お子さんの遊び場にする
- 段差を利用して掘りごたつをつくる
- 直に座れるので洗濯物を畳んだりアイロンをかけるのに便利
- 空間を仕切れるので、書斎やスタディコーナーなど用途を分ける
フロアに段差をつくることで、空間に奥行きがでておしゃれな印象に仕上がります。
収納力と利便性のある小上がりをつくって、生活しやすいリビングにしていきましょう。
⑤クローゼット
収納棚は天井までの空間に、無駄なスペースが空きがちです。
低い家具を選ぶことで、狭いリビングに圧迫感を与えませんが「収納量が足りない」となり兼ねません。
また低さを保ったまま横に広がった収納棚を設置しようとしても、設置可能なスペースを確保することが難しいでしょう。
コンパクトなリビングには、天井までのクローゼットを設置するのがおすすめします。
天井までの高さにすることで、大容量の収納にすることができますし、造作するとリビングに馴染みやすいので圧迫感がありません。
リビングに収納したいものは、細々としたものが多いので雑多になりがちです。
クローゼットのように扉を付けることで、収納品の整理に神経質にならずにすむでしょう。
またクローゼット内の棚は可動式にすることをおすすします。
棚板のピッチ対して収納品が小さい場合は、次の棚板までのスペースが無駄になってしまいます。
可動式にすることで、収納品に棚板の高さを合わせることができるので、空間を有効に活用することができるでしょう。
まとめ
リビングは家族が集まって長い時間を過ごす場所です。
リビングで何をして過ごすのか、その時に何が必要なのかを考えて、収納しておくと便利な物をまとめておきましょう。
収納したいものに収納スペースを合わせることが大切です。
必要な収納スペースを整えることで、必要なものがすぐに取り出せて、手軽に片付けることができます。
自然とキレイな状態を保つことができるので、生活スペースが広々と感じられるはずです。
狭い家だからこそ収納スペースを優先して、片付けやすい環境を整えていきましょう。