キッチンをおしゃれにコーディネートする10のコツ│事例を基に解説
キッチンをおしゃれにコーディネートするには、レイアウトや色使い、設備やデザインなどさまざまな要素が必要です。
可愛いボックスを利用したり、おしゃれな調理器具を配置することはいつでもできますが、上記の要素は新築時にしか計画することができません。
住み始めてから後悔のないように、事前に確認しておきましょう。
こちらの記事では、キッチンをおしゃれにコーディネートするコツを10パターンご紹介していきます。
全てを取り入れるのではなく、理想のキッチンにするための方法としてぜひお役立てください。
- point -
- キッチンをおしゃれにコーディネートするには、どのような部分にデザインを施せるのか見ていきましょう。
- 実用性とおしゃれな要素を上手く組み合わせて、利用しやすいキッチンにするコツをご紹介します。
− contents −
◼ キッチンをおしゃれにコーディネートする10のコツ
◼ ①キッチンカウンターの腰壁をデザインする
◼ ②照明をインテリアのアクセントにする
◼ ③ゴミ箱の置き場所を整える
◼ ④インテリアに合わせてキッチンの素材を選ぶ
◼ ⑤生活感の出やすい冷蔵庫を隠す
◼ ⑥キッチンの床をデザインして実用性を高める
◼ ⑦キッチンの上を吹き抜けにする
◼ ⑧キッチンの前面を見せる収納にする
◼ ⑨キッチンの天井をデザインする
◼ ⑩キッチンの色を決めるコツ
◼ まとめ
キッチンをおしゃれにコーディネートする10のコツ
特に人気のオープンキッチンは、リビングダイニングとの繋がりも深く、フロア全体のインテリアにも大きく影響します。
理想のキッチンに仕上げて、部屋全体をおしゃれな印象にしていきましょう。
①キッチンカウンターの腰壁をデザインする
対面キッチンに付ける腰壁のほとんどは造作物なので、好みのデザインを提案してインテリアの主役にしていきましょう。
- アクセントウォールを貼る
- モザイクタイルを貼る
- 左官材を塗る
- 足場板を貼る
- カラーパネルを貼る
キッチンとリビングダイニングの雰囲気を繋ぐように、全体に統一感をもたせることが大切です。
事例のように素材に大きく変化を付けても、全体のカラーを外さないことで、まとまりのいいコーディネートができます。
②照明をインテリアのアクセントにする
オープンキッチンの場合、対面する作業台の上にペンダントライトを利用すると、おしゃれな印象に仕上がります。
キッチンとダイニングの空間を適度に区切ることができるので、フロア全体にメリハリが感じられるでしょう。
もちろん、作業をする手元を照らす明かりとしての実用性もあります。
事例のように、部屋全体のカラーと照明のカラーを合わせることで、馴染みがよく程よいアクセントになります。
またこのようなデザイン性のある照明を選ぶ時のポイントは、照明をつけていないときの印象も確認することです。
照明をつけていない日中もおしゃれに仕上げていきましょう。
③ゴミ箱の置き場所を整える
キッチン作業はゴミが出やすいので、ゴミ箱を設置するスペースを確保する必要があります。
新築時にしっかりと計画しておかないと、リビングなどから見える位置や、作業動線の上にゴミ箱を置くことになり兼ねないので気を付けましょう。
事例のキッチンは、ダイニングテーブルの横にゴミ箱を置く専用スペースを設けています。
ゴミ箱を囲むようにつくられたカウンターは、作業台や配膳台としても利用できるので便利です。
ゴミ箱の収納スペースを造作する場合は、ゴミ箱の大きさに収納の広さを合わせるとスペースに無駄がありません。
またキッチン側、ダイニング側の両方から利用しやすい位置に配置されている上に、食事をするダイニング側からゴミ箱が見えない配慮もされています。
フタ付きのゴミ箱を選んでいるので、ニオイが漏れる心配もありません。
インテリアと統一感のあるモザイクタイルが、おしゃれな印象です。
④インテリアに合わせてキッチンの素材を選ぶ
リビングダイニングのインテリアにあわせて、キッチンの素材も選んでいきましょう。
- ナチュラル・・・木(木目のパネル)・モザイクタイル・ホーローなど
- スタイリッシュ・・・ステンレス・左官材・天然石・タイル・アルミなど
- カジュアル・・・パネル・人工大理石など
素材の選び方で、インテリアの雰囲気を高めることができます。
インテリアにマッチする素材を選んで、キッチンのコーディネートを楽しんでいきましょう。
⑤生活感の出やすい冷蔵庫を隠す
キッチンに欠かせない冷蔵庫ですが、どうしても見た目に生活感が出やすくなります。
リビングから見えるキッチンをおしゃれに仕上げようとしても、インテリアとミスマッチな場合もあるでしょう。
またリビングから見える位置に冷蔵庫を配置すると、お客様に冷蔵庫の中が見えやすくなってしまうのも気になります。
そのような場合はキッチンの奥に冷蔵庫を配置して、リビング側から見えないようにコーディネートしましょう。
キッチンに隣接しているパントリーに冷蔵庫を入れたり、キッチン作業台の下を冷蔵庫にすることも可能です。
冷蔵庫は家族みんなが利用する家電なので、各スペースから導線が長くなるなどのデメリットも踏まえて検討する必要があります。
⑥キッチンの床をデザインして実用性を高める
キッチンの中は、水や油跳ねがしやすいので、掃除のしやすい床材がおすすめです。
タイルやフロアタイル、クッションフロアであれば、水や油が染み込みにくく簡単に拭き取ることができます。
デザインやカラーのバリエーションも豊富なので、部屋のインテリアにあった床材を見つけることができるでしょう。
事例のように部屋はフローリング、キッチン側はタイルと、床材を使い分けることで空間のゾーニングも可能です。
実用性とデザイン性の両方を叶えて、快適なキッチンにしていきましょう。
⑦キッチンの上を吹き抜けにする
明るいキッチンと言うのは、やはり気持ちのいいものです。
「キッチン側に窓を設けにくい」「窓を設けても隣の家が隣接していて採光が期待できない」
このような場合は、キッチン部分に吹き抜けをつくるのがおすすめです。
上階に窓を設ければ、自然の光がキッチン内を明るく照らしてくれるでしょう。
⑧キッチンの前面を見せる収納にする
キッチンの前面にニッチを作れば、見せる収納として利用することができます。
ダイニングテーブルの位置であればカトラレーの一時置きにしたり、コンセントを付けて携帯の充電スペースとすることも可能です。
事例のようにタイルなどでデザインすれば、インテリアのポイントになります。
実用的でおしゃれなニッチを、キッチンの前面につくって、利便性を高めていきましょう。
⑨キッチンの天井をデザインする
キッチンの天井をデザインすると、空間が仕切られた感覚になるので、フロア全体にメリハリがうまれます。
事例のキッチンは天井を一段下げて暗い配色がされています。
明るい天井には開放感がありますが、暗さをつくると落ち着きのある空間に仕上がるので、キッチン内の雰囲気が大きく違って感じられるでしょう。
また暗い色を利用したキッチンは、リビングから見た際に奥行きが出るので、フロアに広さを演出することができます。
こちらの事例は、下がり天井の段差に間接照明を入れることで、空間が浮かび上がったような印象です。
背面収納部分にも間接照明が施してあるので、大人な雰囲気のキッチンに仕上がっています。
キッチンの天井をデザインして、おしゃれにコーディネートしていきましょう。
⑩キッチンの色を決めるコツ
キッチンの色は、リビングダイニングを含めたトータルコーディネートで決めていきましょう。
事例のように色をリンクさせると、全体の統一感を取ることができます。
- キッチン作業台とリビングのアクセントクロス
- キッチンのカップボードと、リビングのパーテーション
また全体のカラーバランスを整えるには、面積の比率を意識する必要があります。
- ベースカラー(部屋全体の70%)白やベージュ、グレーなどインテリアのベースとなる色
- メインカラー(部屋全体の25%)ベースカラーを少し濃くした色味を使うとまとまりがいい
- アクセントカラー(全他の5%)部屋の色味を引き締めるアクセントとなる色
他のインテリアで色味を出したい場合は、ベースカラーに馴染ませることもできますし、部屋の広さがある程度あればはっきりとした色味を利用して、部屋全体のアクセントにすることもできます。
まずは全体をどのような雰囲気にしたいのかイメージして、取り入れたい色のバランスを整えていきましょう。
まとめ
キッチンをおしゃれにコーディネートするには、新築計画を念入りにする必要があります。
おしゃれにデザインできるポイントは多くあるので、理想のキッチン仕上がるように計画を立てていきましょう。
またキッチンはリビング・ダイニングとの繋がりがあるので、フロア全体のインテリアと調和させることも大切です。
開放感をもたせるのもいいですが、間延びした印象にならないために、ある程度のアクセントを入れていきましょう。
理想のキッチンにコーディネートして、フロア全体をおしゃれな印象に仕上げていきましょう。