リビング横にある和室の使い方5選│おしゃれで快適に整えるコツをご紹介​

リビング横にある和室の使い方5選

リビングの横に和室をつくる間取りは人気ですが、目的を決めずにつくると無駄になってしまうかもしれません。

事前に和室の使い方を決めて、用途にあったスペースにしていきましょう。

こちらの記事では、リビング横の和室の便利な使い方を5つご紹介します。

洋室とは違った和室の魅力を活かして、生活に快適さを加えていきましょう。

 


- point -

  • リビング横の和室をどのように利用すると、生活が便利に整うのかご紹介します。
  • 和室をおしゃれに仕上げるためのコツを、3つお伝えします。

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− contents −
◼ リビング横の和室│便利な使い方をご紹介​​​
◼ 和室をおしゃれで快適に整えるコツ​​​
◼ まとめ

 

 リビング横の和室│便利な使い方をご紹介​

リビング横につくる和室は、どのような使い方ができるのか詳しく見ていきましょう。

その使い方が、自分達家族の生活に必要かを見極めることが大切です。

必要性を感じれば、リビング横に和室をつくることで、生活が整いやすくなります。

さらに和室や畳の特徴などもお伝えしていくので、その魅力を再確認していきましょう。

 

①家事をするスペースとして使用する​

家事をするスペースとして使用する和室

直に座ることのできる和室は、家事スペースとしても有効です。

  • 洗濯物をたたむ
  • アイロンをかける
  • 裁縫をする

リビング横にある和室であれば、家事をしながらリビングでくつろぐ家族とコミュニケーションを取ったり、テレビを見たりすることもできます。

リビングから繋がるテラスに洗濯物を干すのであれば、取り込んでから洗濯物をたたむまでの動線が整うので時短になります。

さらに生活スペースで家事をすると、お子さんが興味を示しやすくなるので、自主的にお手伝いをしてくれるでしょう。

関連記事:家事室に最適な間取りと利便性をご紹介│家事室をつくるメリットとは

 

②リモートワークスペースとして使用する​

リモートワークスペースとして使う和室

和室を書斎のように仕事スペースとして利用するのも便利です。

最近では働き方も多様化し、通勤せずに働くリモートや、家で仕事を請け負う在宅勤務なども増えてきました。

書斎を個室としてつくるケースもありますが、利便性のいい和室をリモートスペースとして利用すれば、今後の働き方がかわっても無駄にはなりません。

 

和室に作業用の机を設置するだけで環境は整います。

家族が家にいる時間帯も、リモート作業をするのであれば、和室に扉を付けましょう。

作業に集中できるだけでなく、家族にとっても気を遣う必要が軽減されるのでお互いにとって快適さが増します。

扉をつけることが難しいのであれば、ロールスクリーンなどの簡易的な仕切りも検討してみましょう。

関連記事:【書斎のある家】間取りで考えるこれからの暮らし

 

③子ども部屋として使用する​

子ども部屋として使用する​和室

和室は子どもが過ごすスペースとしてもおすすめです。

年齢に応じて使い方や便利さにも違いがあるので、それぞれお伝えしていきます。

 

【赤ちゃんのお世話スペースとして】

和室は赤ちゃんのオムツを変えたり、お昼寝をさせるのにも最適です。

畳には温度や湿度を調整する働きがあるので、汗をかきやすい赤ちゃんでも快適に過ごすことができます。

また環境が整いやすいだけでなく、畳に直に触れても気持ちがいいと感じられるはずです。

  • 冬でも冷たくなりにくい
  • 夏にベタベタと、肌がはり付くことはない

 

さらにリビング横の和室を、赤ちゃんのお世話スペースにすることで、体力が戻り切っていない産後のお母さんも一緒に、体を休めることができます。

赤ちゃん用のお布団や、お世話用品の収納ボックスなどを用意して、お世話しやすい環境を整えましょう。

 

【小さなお子さんのプレイルームとして】

和室は小さなお子さんを遊ばせるスペースとしてもおすすめです。

畳はクッション性があるので、もし転んでしまっても体を強く打ちつけることがありません。

またリビング横の和室を、お子さんのプレイルームにすれば、キッチンやリビングで作業をしながら、お子さんの様子を見守ることができます。

 

おもちゃで畳にキズを付けることが心配であれば、ラグなどを敷いてもいいですね。

洗濯機で丸洗いできるものを選べば、お掃除も楽になるでしょう。

 

【お子さんのスタディコーナーとして】

リビング横の和室を、お子さんが勉強するスぺースにするのもおすすめです。

最近では子ども部屋があっても、リビングで宿題をするケースが増えてきました。

特に小学生は、親に見守られている安心感と、分からないことが聞きやすい環境に快適さを覚え、勉強にも取り組みやすくなるでしょう。

 

和室を小上がりにして足を降ろすスぺースを作れば、無理に正座をする必要もありません。

掘りごたつにして、次にお伝えする客間と共有してもいいですね。

 

④客間として使用する​

客間として使用する​和室

和室はお客様を通す「客間」としても有効です。

最近ではリビングでお客様の対応をするのが一般的ですが、どうしても生活感が出てしまったり、ソファセットを利用していなかったりと、お客様を通す場として不十分な場合もあります。

もちろんお友達であれば問題ないでしょう。

 

和室であれば、テーブルと座布団をセットするだけでお客様を迎えることができます。

普段は別の用途に利用していても、手軽に整えることができるでしょう。

 

⑤将来の寝室として使用する​

将来の寝室として使用する​和室

2階や3階に寝室を配置した場合、年齢を重ねてくると寝室までの行き来が負担に感じられるかもしれません。

リビングの横に和室をつくっておけば、寝室として利用することができます。

リビングを配置するフロアは、水回りなども整っているケースが多いので、階段を使わずにほとんどの生活動線を繋げることができるでしょう。

和室をおしゃれで快適に整えるコツ​

和室には懐かしい雰囲気や、古いイメージがあるので、おしゃれな空間にすることは難しいと思われているかもしれません。

しかし最近では、和風のテイストと欧米のモダンテイストをかけ合わせた「和モダン」や、昭和レトロな雰囲気が漂う純和風など、おしゃれな和室も増えています。

どのようなポイントを抑えれば、おしゃれな和室にできるのか見ていきましょう。

 

畳のデザインにこだわる​

畳のデザインにこだわる​和室

畳の種類は豊富にあるので、イメージにあった物を選んでおしゃれに仕上げましょう。

  • 豊富なカラーバリエーションの中から、イメージにあった色を選ぶ
  • 縁のアリナシ、または縁のデザインを選ぶ
  • 正方形や変形など、畳の形を選ぶ
  • 畳の配置をかえて、デザインする

 

さらに畳は、天然のい草以外にも、化学繊維で作られたものがあります。

い草の風合いはありませんが、汚れや擦れ、キズに強い特徴がるので、用途に合わせて使い分けすることも可能です。

 

利用しやすい扉や空間の仕切り方​

和室の利用しやすい扉や空間の仕切り方​

和室に扉を付けないと、リビングから繋がった空間を広く感じることができます。

開放感を損なわないためには扉を付けず、フラットな状態で畳のスぺースをつくるだけでも、和の空間を楽しむことができるでしょう。

また開放感はそのままに、空間を仕切りたい場合は小上がりにするのもおすすめです。

 

しかし和室に扉を付けると、次のようなメリットを得ることができます。

  • 和室内で集中できる
  • オンライン学習中に、家族が気を遣わずに済む
  • キッチンのニオイや煙が入ってくるのを防げる
  • 扉を閉めて体を休めることができる
  • 着替えるスペースとして利用できる

 

戸袋や壁に扉を収納することができれば、ある程度の開放感を残すことはできます。

扉を付けずに、必要な場面だけ仕切りたい場合は、ロールスクリーンカーテンなどの利用も検討してみましょう。

関連記事:小上がりをリビングにつくるメリットとは?快適な小上がりの整え方

 

照明をおしゃれにするコツ​

和室の照明をおしゃれにするコツ​

和室には温かな雰囲気があるので、明るさを落した「電球色」が適しています。

竹や籐、和紙などでデザインされた照明で、優しい明かりをともしましょう。

全体をダウンライトで照らして、間接照明を入れたり、スタンドライトで雰囲気を高めるのもいいですね。

 

読み物や学習をする時は手元を明るくするためのスタンドを利用して、目の負担にならないよう気を付けましょう。

関連記事:【新築住宅】おしゃれな照明の選び方│和室や玄関など間取り別にご紹介

 

まとめ​

リビング横のおしゃれな和室

リビング横の和室は、さまざまな使い方があります。

  1. 畳は直に座れるので、家事をするのに便利
  2. リモートワークスペースとして利用する
  3. クッション性のある畳で、お子さんと快適に過ごす
  4. テーブルと座布団を整えて客間にする
  5. 将来は寝室として利用すれば生活が楽に送れる

リビング横に和室のある間取が人気だからと安易につくるのではなく、利用目的を明確にして間取りを設計することで、利用しやすく快適な和室スペースになります。

さらに照明や畳のデザインなどにこだわって、おしゃれな空間に仕上げていきましょう。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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