3階建て住宅につくる屋上テラスの魅力│開放的な事例をご紹介
3階建ての住宅は都心部の人気エリアに多くみられる構造です。
十分な敷地を確保することが難しいので、敷地いっぱいに家を建てる必要があります。
そのため庭などを設けることが難しく、外の空間を楽しむことができません。
- 子どもを外で遊ばせることができない
- 趣味のガーデニングが楽しめない
- 新築でバーベキューをするのが夢だった
せっかく家を新築しても、このように後悔があっては新しい生活を快適とは思えないでしょう。
そこで庭を設けることができない3階建て住宅に、屋上テラスをつくることをおすすめします。
屋上テラスがあれば、建物の広さと同等の外スペースで思いっきり楽しむことができす。
庭での楽しみを、ほとんど叶えることができるでしょう。
こちらの記事では、屋上テラスの特徴や、屋上テラスの魅力、さらには最適な利用方法をご紹介します。
3階建て住宅に開放的な外スぺースをつくりたい場合は、ぜひお役立てください。
- point -
- 屋上テラスの特徴や、魅力をご紹介します。
- 屋上テラスの魅力を活かした利用方法を確認していきましょう。
− contents −
◼ 屋上テラスとは
◼ 3階建て住宅につくる屋上テラスの魅力
◼ 3階建て住宅│屋上テラスの最適な利用方法
◼ 屋上テラスのある3階建て住宅【事例紹介】
◼ まとめ
屋上テラスとは
屋上テラスとは、屋上で外空間を楽しむためのスペースをいいます。
そもそもテラスとは、1階部分にあるウッドデッキやコンクリート、タイルなどを利用して1段高くつくられたスペースのことです。
部屋との段差が少ないので、掃き出し窓から楽に出入りができます。
このテラスの空間を、屋上に移動させたのが「屋上テラス」です。
1階のテラスと比較した屋上テラスとの特徴は、高さがあることや外部から侵入される心配がないこと、周りの目が気にならないことがあげられます。
この特徴から、さらに屋上テラスの魅力を深堀していきましょう。
3階建て住宅につくる屋上テラスの魅力
屋上テラスにはどのような魅力があるのか、屋上ならではの特徴を交えてご紹介します。
- 開放的な外の空間を楽しめる
- プライバシーが守られた外スペースをもてる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
開放的な外の空間を楽しめる
3階の屋上は高さがあるので、開放感をたっぷり味わうことができます。
周りには同じくらいの高さの建物があるかもしれませんが、視界を遮られるほどではありません。
また建物の面積を全てテラスとして利用できるので、かなりの広さを確保することができます。
そんな屋上テラスに足を運べば、気持ちがほぐれて快適な時間を過ごすことができるでしょう。
プライバシーが守られた外スペースをもてる
3階建て住宅の屋上テラスは、プライバシーが守られているので安心して過ごすことができます。
周りからの目線が気になりませんし、家族以外が簡単に入ってくることはできません。
近くに同じような高さの建物があれば、少し高めのフェンスをつけることで目隠しをすることができますし、高い建物がある場合はタープなどを利用して屋根を付けることでカバーできます。
外部を遮断した屋上テラスなら、安心してお子さんを遊ばせることもできるでしょう。
3階建て住宅│屋上テラスの最適な利用方法
屋上テラスの魅力を活かした、最適な利用方法をご紹介します。
- 子供の遊び場として利用する
- 運動などで体を動かす
- 家庭菜園やガーデニングを楽しむ
どれも庭での一般的な楽しみ方ですが、屋上テラスの特徴を活かすと、さらに快適さや安全性を高めることができます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
子供の遊び場として利用する
先述したように、屋上テラスは家族以外が簡単に入ることができないので、完全なプライベートスペースになります。
そのため1階の庭のように、不審者が敷地内に侵入してきたり、お子さんが知らない人についていったりする心配がありません。
また建物の最上階に位置するので、急に道路に飛び出すなどの危険性もないといえるでしょう。
しかし高層だからこその危険はあるので、大人の見守りは必要です。
物を下に落とさないようにフェンスを高くつくったり、そのフェンスをよじ登れないよう格子を細かくしたりと対策を立てていきましょう。
屋上テラスは床汚れなどを気にする必要がないので、砂や水を使って思いっきり遊ぶことができます。
夏に家庭用のプールを出して、水遊びをするのもいいですね。
お子さんが直に座れるように、人工芝などを敷いて、クッション性のあるスペースをつくっておきましょう。
運動などで体を動かす
開放的な空間で体を動かすのは気持ちのいいものです。
ヨガやピラティス、筋トレやダンスなど、人目が気になる運動も、屋上テラスなら思いっきり楽しむことができるでしょう。
屋上はフローリングなどと違い床面が頑丈なので、飛んだり走ったりしても問題ありません。
屋上テラスで健康な体作りをしていきましょう。
家庭菜園やガーデニングを楽しむ
屋上テラスは家庭菜園やガーデニングなどの土いじりにも最適です。
1階の庭で家庭菜園やガーデニングをしていると、土を利用するのでネコなどが侵入してきやすくなりますが、屋上ならそのような心配がありません。
また雑草の種や害虫なども飛んできにくいので、手入れも楽にできるでしょう。
都心部で野菜作りや収穫の経験をするのは簡単ではありません。
最近では屋上緑化運動も活発なので、デパートやビルの屋上を利用して貸し出し式の家庭菜園も増えてきました。
そんな菜園が家の屋上にあるので、毎日野菜の手入れをすることも、また収穫することも手軽にできます。
お子さんと体にいいお野菜作りをして、食育に繋げるのもおすすめです。
関連記事:自宅の屋上で菜園を楽しもう【初心者向け】台風対策などもご紹介
屋上テラスのある3階建て住宅【事例紹介】
屋上テラスの事例をご紹介します。
屋上テラスでの過ごし方や、利用方法などを明確にして、目的にあったスペースにしていきましょう。
芝スペースのある屋上テラス
中野区S様邸
敷地面積:92.24㎡(約27.90坪)
延べ床面積:163.12㎡(約49.34坪)
屋上テラスに芝のスペースをつくることで、お子さんを遊ばせたり、シートを敷いてランチを楽しんだりと利用しやすくなります。
全体に敷き詰めるのではなく、タイル部分も作ることで、利便性も広がり手入れも楽に済ませられるでしょう。
高い壁のある屋上テラス
練馬区 N 様邸 /
敷地面積:139.11㎡(42.08坪)
延床面積:134.37㎡(40.64坪)
プライバシーを保護したい方角には高い壁を、見晴らしを良くしたい方角にはスケルトンの手すりを取り付けた屋上テラスです。
タイルや芝、間接照明を採り入れて、おしゃれな雰囲気に仕上がっています。
まとめ
3階建て住宅に屋上テラスをつくると、開放感のある広々とした外スペースで、庭のような楽しみ方ができます。
また家族以外は出入りすることができないプライベートスペースなので、安全に過ごすことができるでしょう。
- 屋上テラスの広々空間で、お子さんを安全に遊ばせる
- 丈夫な屋上テラスなら、激しい運動を思いっきりできる
- 家庭菜園やガーデニングで、土いじりを楽しむ
屋上テラスのある3階建て住宅なら、いつでも開放的な気分になれるので、心も体もリフレッシュすることができます。
新築計画に、屋上テラスをとり入れてみてはいかがでしょうか。