【3階建ての狭小住宅】約15坪でも快適な間取り5選│事例をご紹介
都心の人気エリアでは、限られた土地に家を建てる狭小住宅が多くみられます。
生活の利便性や資金面を考慮して選んだ土地であっても、家での暮らしが快適でなければ、新築したことを後悔するかもしれません。
- ガーデニングなどを楽しみたかったけど、庭をつくれない
- 隣の壁が近いので、窓を付けても光が入らない
- 部屋の広さを優先したら、必要な収納スペースの確保ができない
このように敷地が狭いと窮屈で暗い部屋をイメージしがちですが、間取りしだいで開放感あふれる快適な空間を作ることができます。
こちらの記事では、約15坪の敷地に注目して、快適な間取りのポイントをお伝えしていきます。
事例をもとに詳しくまとめていますので、狭小住宅の間取り計画にぜひお役立てください。
- point -
- 約15坪でも開放的で生活が便利になる間取りを、ご紹介していきます。
- 生活スペースが足りない場合は、地下を利用すると生活に豊かさがうまれます。
- 限られた広さであっても、必要な収納量を整えることが、生活スペースの確保に繋がります。
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− contents −
◼ 【狭小住宅】約15坪の間取り5選
◼ ①快適な屋上がある3階建て住宅
◼ ②地下室にオーディオルームのある暮らし
◼ ③吹き抜けがおしゃれな3階建て住宅
◼ ④ビルトインガレージのある住宅
◼ ⑤大きな窓が開放的な3階建て住宅
◼ まとめ
【狭小住宅】約15坪の間取り5選
約15坪の狭小住宅を5つご紹介します。
生活が快適になる工夫が随所に取り入れられているので、詳しく見ていきましょう。
快適な屋上がある3階建て住宅
江東区M様邸
敷地面積:52.54㎡ (15.89坪)
延べ床面積:111.10㎡ (33.60坪)
屋上スペースをつくることで、生活に便利さと楽しさがプラスされています。
狭小住宅の場合は、土地いっぱいに家を建てることがほとんどなので、広い庭をつくることができません。
屋上やルーフバルコニーをつくって、外の空間を楽しんではいかがでしょうか。
1階の庭よりも、上階の外スペースはプライバシイーが守られやすいので、洗濯物を干したり、子どもを遊ばせたりするのに便利です。
狭小住宅と聞くと、窮屈な印象を覚えますが、屋上を設けることで開放的な生活を送ることができます。
関連記事:戸建てルーフバルコニーの間取りと費用|理想の活用法5選
さらにこちらの住宅の特徴は、玄関から入ってすぐに、小上がりの和室を設けていることです。
一階部分に和室をつくることで、急な来客の対応もしやすくなります。
地下室にオーディオルームのある暮らし
品川区S様邸
敷地面積:53.49㎡(16.15坪)
延べ床面積:123.15㎡(37.25坪)
3階建て住宅に地下室をプラスして、オーディオルームがつくられています。
地下室は防音効果が高いので、静かな環境の中、映画や音楽を思いっきり楽しむことができます。
その他にはダンススタジオやカラオケルーム、楽器の練習スペースなどに最適です。
狭小住宅は敷地が狭いので、縦に生活スペースを伸ばすのが通常ですが、地域によっては高さ制限があり十分な広さを確保することができない場合もあります。
地下にスペースを伸ばすことで、理想の家づくりが叶うかもしれません。
関連記事:憧れの地下室のある家│地下室をつくるのは簡単?ポイントを解説
さらにキッチンとダイニングの上には吹き抜けが設けられ、縦に空間が大きく広がっています。
吹き抜けから外の光を採り入れられることと、インテリアが白で統一されていることで、部屋全体が明るい印象に仕上がっています。
吹き抜けがおしゃれな3階建て住宅
文京区Y様邸
敷地面積:56.74㎡(17.16坪)
延べ床面積:91.02㎡(27.53坪)
吹き抜けをつくることで、狭小住宅とは思えない程、開放的なリビングに仕上がっています。
吹き抜けとは上階の床をつくらず、下の階の天井を高くした間取りのことです。
天井を高くすると縦に大きく空間が広がるので、開放感を得ることができます。
また狭小住宅が立ち並ぶ都心部では、隣の建物と密接なので、室内が暗くなりがちです。
吹き抜けをつくって高い位置に窓を設置することで、下の階にも効率的に日差しを採り込むことができます。
関連記事:吹き抜けのあるリビング|メリットデメリットと空調効率を上げるポイント
こちらの住宅は土地の関係で南側に階段を設置することになりましたが、スケルトンなリビング階段なので光を遮りません。
光だけでなく視界も遮らないので、空間を横にも広げることができています。
ビルトインガレージのある住宅
文京区M様邸
敷地面積:62.10㎡(約18.79坪)
延床面積:112.92㎡(約34.16坪)
土地いっぱいに家を建てる必要のある狭小住宅には、ビルトインガレージが最適です。
都心部で駐車場を探そうとすると、家からかなりの距離があったり、月額が高かったりと、生活への負担が大きくなります。
ビルトインガレージにすれば、家の1階部分を駐車場にできるので、愛車を守る屋根付きの駐車場を設けることができます。
玄関までの距離も最短なので、買ってきた物を家に運ぶのも楽ですし、雨の日などもお子さんとの乗り降りがしやすくなるでしょう。
さらにこちらの住宅の特徴は、2階のダイニング部分に、1.5畳分の吹き抜けをつくったことです。
吹き抜けと聞くと広いスペースの空間が必要で、その分上階の床面積が狭くなると思われがちですが、1.5畳の吹き抜けであっても上階からの光をしっかりとどけることができます。
吹き抜けの上階には、子ども部屋が2部屋あります。
それぞれを繋ぐ廊下ホールを利用して、お子さんのプレイスペースがつくられています。
琉球畳にすることで洋室にもなじみやすく、おしゃれな印象です。
リビングからの声も届きやすいので、家族のコミュニケーションがスムーズ取れるでしょう。
大きな窓が開放的な3階建て住宅
文京区 T様邸
敷地面積:57.30㎡(17.33坪)
延床面積:113.57㎡(34.35坪)
リビングの床面から伸びた窓は、開閉できないフィックスになっているので安全です。
またすりガラスにすることで、ブラインドを降ろしていなくても、プライバシーが守られやすくなっています。
高い位置に設置された縦すべり窓は、開閉ができるので換気をしたいときに便利です。
たくさんの窓から自然の光を採り入れることができるので、明るく開放的なリビングに仕上がっています。
さらに家の3カ所にトップライト(天窓)を設けることで、各部屋の採光も整っています。
トップライトは採光ができるだけでなく、夏の暑い空気を外に逃がす効果もあります。
断熱性の高い窓を利用すれば、冬の寒さにも対応できるので、快適な環境が整いやすくなるでしょう。
また、大型のクローゼットやロフトを設けることで、十分な収納スペースの確保ができています。
狭小住宅だからと収納スペースをコンパクトにしては、部屋に物が出しっぱなしになったり、後から家具を買い足すことになり兼ねません。
必要な収納スペースを必要な場所に整えていきましょう。
まとめ
▶狭小住宅を建てるなら都内トップクラスの施工実績|クレバリーホーム東京
コンパクトな15坪の狭小住宅でも、間取りしだいで快適な生活を送ることができます。
狭く感じがちな狭小住宅を、どのように広く開放的に仕上げるかがポイントです。
- 屋上やルーフバルコニーをつくって、外の空間を楽しむ
- インテリアのベースカラーを明るくして、部屋に広がりを感じる
- 吹き抜けをつくって、縦に空間を広げる
- 吹き抜けや窓をつくって、外を光を採り入れる
- 光と視界を妨げない、スケルトンのリビング階段を利用する
- トップライト(天窓)を付けて、採光と、室温調整に役立てる
さらに生活が便利になる間取りも、整えていきましょう。
- 必要な収納をつくって、片付けやすい環境を整える
- ビルトインガレージをつくって、敷地内に駐車場を設ける
- 地下室をつくって、生活スペースを広げる
このようにコンパクトなスペースを開放的に、また便利にするための間取りは豊富にあります。
15坪の敷地をむだなく利用して、快適な間取りに整えていきましょう。