【おしゃれな階段】手すりや照明などのポイントをご紹介│事例あり

おしゃれな階段

新築をおしゃれにしたいなら、階段のデザインにこだわりましょう。

おしゃれな階段は、大きなオブジェのように、インテリアのアクセントになります。

  • おしゃれな階段にするにはどうしたらいいのか
  • おしゃれなだけではなく、安全で利用しやすい階段にしたい
  • 階段のデザインと、部屋のインテリアの合わせ方が難しい

 

このような悩みや疑問を解消するために、おしゃれな階段にするポイントや、安全で利用しやすい階段に整えるコツをご紹介します。

新築を検討中の方は、ぜひおしゃれな階段づくりにお役立てください。

 


- point -

  • おしゃれな階段や、階段ホールをつくるポイントをご紹介します。
  • おしゃれな階段の事例を5つまとめるので、イメージを深めていきましょう。

 

− contents −
◼ おしゃれな階段にするためのポイント
◼ おしゃれな階段の事例をご紹介​
◼ まとめ

 

おしゃれな階段にするためのポイント

住宅の階段は、リビング階段と階段ホールに大きくわけられます。

  • リビング階段・・・リビングのスペースを共有してつくられた階段のこと
  • 階段ホール・・・部屋や廊下などと、壁で仕切られた階段のこと

階段ホールもおしゃれにすることは可能ですが、間取りが独立しているので、家のインテリアなどには大きく影響しません。

リビング階段の場合は、部屋のインテリアになじませる必要がありますし、インテリアのアクセントにもなります。

そんな階段をおしゃれに仕上げる、3つのポイントをご紹介します。

 

手すりやステップの素材にこだわる

階段

リビングをどのような雰囲気にしたいのか決めたら、階段の手すりやステップの素材を検討してみましょう。

  • ナチュラルな雰囲気であれば、明るい木目を利用する
  • ヴィンテージ感のある雰囲気であれば、手すりやフレームをアイアンでつくる
  • 重厚感を出したい場合は、ステップにカーペット素材を利用する
  • スタイリッシュに仕上げたい場合は、アルミ素材を採り入れる

 

リビングに同じ素材のアイテムを利用することで、さらに統一感がうまれます。

階段の素材にこだわって、リビングの雰囲気を高めていきましょう。

 

照明にこだわる

照明

階段の照明は明るすぎる必要はないので、雰囲気のある照明で楽しむこともできます。

  • 暖かみのあるブラケット照明で、優しく照らす
  • 階段の吹き抜け部分を利用して、長く下がったシャンデリアを飾る
  • 階段のステップに間接照明を付けて、足元を照らす

リビング階段であれば、リビングの照明も階段に入りやすいですが、リビングの照明を消した状態でも、階段の利用が安全にできるように整えていきましょう。

 

抜け感をもたせる

階段

リビング階段は視界や光を通しやすい、抜け感をもたせることが大切です。

階段はリビングインテリアのアクセントになりますが、存在感を出し過ぎると圧迫感が出たり、暗い雰囲気になり兼ねません。

  • 階段の立ち上がり部分(蹴込み板)がないスケルトン階段にする
  • 手すり部分をフレームのみにする
  • 手すり部分に利用するパネルを半透明にする

 

しかし、抜け感を出すことで、物の落下や、小さいお子さんのケガに繋がる恐れがあります。

格子を細かくしたり、一時的にネットを利用するなどして、安全性を高めていきましょう。

 

おしゃれな階段の事例をご紹介

次に、おしゃれな階段の事例を5つご紹介します。

どのような階段にしたいのか、イメージしながらご覧ください。

 

リビングに開放感がうまれるリビング階段​

練馬区 N 様邸
敷地面積:139.11㎡(42.08坪)
延床面積:134.37㎡(40.64坪)

リビング階段

真っ白なインテリアにあわせた、スケルトンのリビング階段です。

ステップの立ち上がり部分がないだけでなく、手すりの壁にも透け感があるので、非常に軽快さを感じます。

階段下をオープンにすることで、スペースの有効活用が可能です。

 

リビング階段は、リビングと階段ホールを仕切らないことで、空間を大きく広げることができます。

さらに吹き抜け、掃き出し窓、背の低いダイニングセットなどが、開放的なリビングに仕上げています。

家族が顔を合わせる機会が自然と増えるので、コミュニケーションが取りやすいのも魅力です。

>>>この階段の事例を見てみる

 

おしゃれなパーテーションで仕切った階段​

文京区 T様邸
敷地面積:57.30㎡(17.33坪)
延床面積:113.57㎡(34.35坪)

キッチン

階段とキッチンを仕切る壁が格子になっているので、圧迫感がなくおしゃれな印象です。

 

キッチンの横に、リビングダイニングが続く間取りになっているので、キッチン作業台と階段の間は通路になっています。

通路幅は十分にありますが、格子ではなく壁になっていたら、キッチンでの作業が窮屈に感じられたかもしれません。

 

また仕切りを格子にしたことで、階段側の窓から光を採り入れることができ、キッチンに明るさが広がります。

 

階段

階段・手すり・格子は深みのある木で統一されていますが、ステップの立ち上がり部分がないスケルトン階段なので、重たい印象はありません。

木とオフホワイトのコントラストや、ブラケットの照明が、おしゃれな雰囲気に仕上げています。

>>>この階段の事例を見てみる

 

アイアン階段がインテリアの主役に

文京区 S 様邸
敷地面積:71.96㎡(21.74坪)
延床面積:113.61㎡(34.32坪)

リビング階段

アイアン階段が、リビングのおしゃれなアクセントになっています。

黒のアイアンで、階段のフレームや手すりがつくられていますが、全体に透け感があるので重たい印象はありません。

リビングの掃き出し窓や、ペンダントライトとの色リンクも素敵です。

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滑り台と階段が並んだ遊び心のある間取り​

文京区 O 様邸
敷地面積:101.35 m²(30.71 坪)
延床面積:176.12 m²(63.36 坪)

滑り台と階段

階段と横並びにつくられた滑り台は、3階から2階のリビングに向けて設置されています。

リビングの一角につくられた階段は、スケルトンになっているので、視界をさえぎらず開放的な印象です。

滑り台は階段よりも勾配を緩やかにし、安全な造りになっています。

 

階段

2階の階段に沿うようにつくられた1階の階段部分は、しっかりとスペースが仕切られています。

階段下には収納スペースが整えられているので、シーズンオフの家電品や、使用頻度の低い物を収納するのに便利です。

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階段ホールの壁に収納スペースがある

江東区
敷地面積:41.20 m²(12.4坪)
延床面積:71.26 m²(21.5坪)

収納のある階段

階段ホールの壁にニッチをつくって、収納スペースにするのもおすすめです。

収納だけではなく、飾り棚として利用することもできるので、殺風景になりがちな階段ホールが華やぎます。

お子さんが学校でつくった作品や、趣味のコレクション、家族写真などを並べてもいいですね。

ニッチとは、壁の厚みを利用して作られるので、階段利用の邪魔になることはありません。

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まとめ

階段

おしゃれな階段のつくり方をご紹介してきました。

住宅の階段は、壁で仕切る階段ホールと、リビングにつくるリビング階段があります。

特にリビング階段は、生活のメインスペースにあり視界に入りやすいので、家のインテリアに大きく影響します。

階段をおしゃれに仕上げて、インテリアのアクセントにしていきましょう。

  • リビングインテリアに合う素材を選んで、統一感をだす
  • 照明にこだわって雰囲気のある空間にする
  • 抜け感を出して視界と光をさえぎらない、開放的な階段にする

 

また階段として利用しやすいことも大切です。

安全性を高めて、快適な生活を整えていきましょう。

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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