狭い洗面所の収納アイデア│パジャマやバスタオルもスッキリ収納
洗面所に収納しておくと便利なものは以外に多く、収納スペースが整っていないと物であふれてしまいます。
しかし狭小住宅などの限られた敷地では、洗面所を広く造ることは難しいので、十分な収納が整わない場合もあるでしょう。
- 洗剤などのストックを遠い納戸に収納しているので面倒
- 毎日パジャマや下着を部屋まで取りにいくのが手間
- 毎日使う化粧品などが洗面台の上に出しっぱなし
- 使用頻度の低い掃除道具もお風呂場に置きっぱなしなのでカビやすい
もっと収納するスペースがあったら、このような悩みは解消できるはずです。
収納のアイデアはたくさんありますが、今回は新築時に整えておきたい収納についてご紹介していきます。
これから洗面所のレイアウトなどを検討する方は、ぜひ参考にしてください。
- point -
- 狭い洗面所でも収納スペースを広げる方法をご紹介します。
- 収納スペースに扉を付けない場合の「見せる収納」のポイントをお伝えします。
− contents −
◼ 狭い洗面所の収納アイデア
◼ 「見せる収納」がきれいに整うアイデア
◼ まとめ
狭い洗面所の収納アイデア
収納したいものに合わせて、収納スペースを整えることで、物が片付き狭い洗面所が広々と感じられます。
狭い洗面所に収納するスペースを確保して、使いたい時にサッと取り出せるようにしていきましょう。
空間を利用した造作棚をつくる
造作棚とは、造り付けの棚のことで、新築時に収納などのスペースをオーダーすると便利です。
市販の棚は基本的に決まった大きさに出来上がった物を買ってきて、必要な場所に設置することになります。
造作棚であれば、必要な場所に、必要な大きさの物を作ることができ、またその仕様も指定することが可能です。
狭い洗面所の空間を利用して、造作棚を作っていきましょう。
空間を利用することで、洗面所のスペースが更に狭くなることはありません。
例えば洗濯機の上の空いている空間に、可動式の棚を造作してはいかがでしょうか。
洗濯機の上のスペースを利用した収納ツールは、多く出回っていますが、あまりおしゃれとはいえません。
造作棚であれば周りのインテリアと馴染みやすいですし、希望の高さまで棚を造ることができるので、収納量がかなり増えます。
洗濯機の上であれば1段目を洗濯洗剤類、2段目から上にタオルやパジャマを置いてもいいですね。
高くて取り出しにくい場所は、使用頻度の低い掃除道具や、ストック品などを収納するのに利用したり、取っ手付きのカゴなどを利用していきましょう。
また造作棚は基本的に寸法を自由に決められるので、洗濯機と洗面台のすき間を棚で埋めることもできます。
壁に奥行き10㎝程度の棚を造れば、見せる収納としておしゃれに仕上がります。
棚と棚の間に細い板を這わせれば、タオルなどを立てて収納することができますし、スキンケアセットなどを収納しても取り出しやすくて便利です。
容量の多い造作棚を造る時のポイントは、収納する物に棚と棚の幅を合わせられるように、稼働棚にすることです。
造作棚は壁に揉み込んで設置することも多いので、取り外しや場所移動がしにくいことも含めて慎重に検討しましょう。
床下収納で大容量を確保
洗面所には床下を点検するための点検口をつくることが多くあります。
その点検口を利用して、床下収納を造っていきましょう。
床下収納の大きさには幅があるので、収納量によって選ぶことができます。
収納量が大きいことがメリットですが、デメリットとして出し入れがしにくいことがあげられます。
使用頻度の低い物を収納するのに利用しましょう。
収納力のある洗面台にする
洗面台を造作するはおしゃれですが、収納のしやすさを考えたら市販の洗面化粧台を利用する方が便利です。
洗面台からL字に棚が設置してあるものや、鏡の後ろも収納できるようなものもあります。
また洗面化粧の排水管の作りによっては、引き出しの深さが違います。
排水管の形と引き出しが干渉するのであれば、思い切って開き戸タイプにするのもおすすめです。
排水管の後方までスペースが広がるので、収納力はアップします。
収納したいものや、収納方法などを考慮して選んでいきましょう。
壁にニッチをつくる
ニッチとは、壁の中に埋め込まれた状態のスペースをいいます。
家の構造にもよりますが、壁の中は柱と柱の間が空間になっている箇所があります。
その空間をくりぬく形で整えれば収納スペースの完成です。
アクセントクロス・モザイクタイル・木などで、おしゃれなアクセントにすることもできますし、部屋の壁紙をそのまま利用すれば主張が弱くスッキリとした印象に仕上がります。
壁の厚みは構造によりますが、一般的な木造住宅であれば奥行き10㎝程度のニッチが作れます。
メイク道具やヘアケア商品など、奥行きを必要としないものを収納するのに便利です。
またニッチにはめ込む収納BOXを利用すれば、扉を付けることもできます。
どこの壁ならニッチを作ることができるのか、新築計画の段階で相談してみましょう。
「見せる収納」がきれいに整うアイデア
収納スペースに扉を付けないと「扉を開ける」というワンアクションを省くことができるので、物の出し入れがスムーズにできます。
出し入れを簡単にすることはできますが、収納の中身は見えている状態なので、きれいに保つ工夫が必要です。
ではそんな見せる収納を、きれいに見せるアイデアをご覧ください。
タオルの色を統一する
簡単にタオルを取り出せるのは非常に便利なので、扉のない見せる収納を検討してはいかがでしょうか。
タオルは人から見られて恥ずかしい物ではないですし、形が揃っているので整えて収納することができます。
しかし色が揃っていないと、どうしても雑然した印象を受けてしまいます。
色を揃えて統一感を出していきましょう。
さらにホテルライクな整然とした雰囲気まで引き上げるなら、全く同じタオルを利用するのがおすすめです。
常にオリジナルの商品を販売しているメーカーなどに決めておくと、買い足しも楽にできます。
収納ツールを統一する
棚に収納する物を小分けにする場合は、バスケットやプラスチックのボックスなどを使うと便利です。
収納ボックスのテイストを合わせればまとまりを作ることはできますが、高いセンスが必要になります。
スッキリとした収納スペースにするには、タオル同様、収納ボックスも同じものを利用し統一感を出していきましょう。
また洗剤やシャンプー・コンディショナーなども、色など統一したケースを利用すると、見た目におしゃれです。
特に洗剤などは詰め替え用を買われる方も多いですし、手頃な値段で可愛いボトルも購入できます。
生活感が出やすい市販のボトルをなくすことで、スタイリッシュでおしゃれな空間になります。
見せる収納ボックスを統一して、整った収納スペースにしていきましょう。
まとめ
狭い洗面所でも、十分な収納スペースを整えることはできます。
- すき間を利用して、サイズに自由度のある造作棚を設置する
- 空いている空間を利用して、可動式の造作棚を設置する
- 点検口を利用して、床下収納をつくる
- 洗面化粧台を利用して、収納力を上げる
- 壁にニッチをつくって、浅めの収納をつくる
どれも狭いスペースに有効な方法ですし、洗面所の広さを削りません。
洗面所に必要なものをしっかりと収納して、必要な時にサッと取り出せるよう、整えていきましょう。