狭小住宅を恥ずかしいと思う理由は?自慢できる家にする方法
限られた敷地に家を建てる狭小住宅は、都心部などによく見かけるスタイルです。
敷地が狭いので、敷地いっぱいに家を建てて、3階建て4階建てと縦に生活スペースを広げていきます。
そんな狭小住宅を「恥ずかしい」と思う方もいるようですが、どうして「恥ずかしい」と思うのでしょうか?
狭い家であっても人気のエリアに家を建てることが叶っているので、むしろ晴れやかな気持ちでいてもいいはずです。
こちらの記事では、狭小住宅を恥ずかしいと思う理由をもとに、その内容を払しょくする対策をご紹介します。
これから狭小住宅を建てる方は、快適な家づくりにも繋がる内容なので、ぜひ参考にしてください。
- point -
- 狭小住宅が「恥ずかしい」と思う理由をまとめてお伝えします。
- 恥ずかしいと思わないための工夫を、詳しく見ていきましょう。
− contents −
◼ 狭小住宅を恥ずかしいと思う理由
◼ 狭小住宅でも恥ずかしくない│自慢できる家にする方法
◼ まとめ
狭小住宅を恥ずかしいと思う理由
狭小住宅を恥ずかしいと思う理由をまとめてみました。
やはり狭いことが、理由の根元のようです。
- 職場の人に遊びに行きたいと言われたけど、狭くて恥ずかしいからどうにか断っている
- 子どもがお友達から「家が小さい」と言われそう
- 狭い家しか建てられないと思われそう
- 庭がないのが恥ずかしい
「恥ずかしい」と思っている方の理由を見ていると、ほとんどが想像の域を超えていないことがわかりました。
親戚や子どもの友達、仕事仲間から小さい家と言われたわけではなく「言われそう」「思われそう」と不安に感じているようです。
ではその不安を払しょくするような家を建てることができれば「恥ずかしい」と思うことはないでしょう。
土地の広さや家の広さは変えられませんが、狭いと感じない家にすることは可能です。
狭小住宅でも恥ずかしくない│自慢できる家にする方法
「恥ずかしい」などと思わず、逆に自慢できる家にするには、どうしたらいいのか細かく見ていきましょう。
恥ずかしく思う理由のほとんどは、家の狭さ・家の小ささが原因でした。
その原因を対策するには、開放的な家・大きく見える家にする必要があります。
さらに快適な家に整えて、自慢できる家にしていきましょう。
開放感を得られる間取りにする
もし外観を見て「家が小さい」「家の中も狭そう」と思われても、家に入って思いがけない程の開放感を得られたら、魅力と感じられるはずです。
狭小住宅の間取を開放的に整えるには、いくつかポイントがあります。
部屋を仕切り過ぎない
部屋を仕切ると空間が狭く感じられます。
キッチン・ダイニング・リビング、さらにリビング横に和室をつくる場合であっても、壁を設けず空間を繋げていきましょう。
目線を仕切らないことで開放的な印象を得ることができます。
もし空間にメリハリを設けたい場合は、段差を利用することをおすすめします。
例えばキッチンの天井の一部を下げたり(下がり天井)、リビング横の和室を一段上げたり(小上がり)すると、壁を設けなくても空間を仕切ることが可能です。
段差を設けることで、空間に奥行きができ更に広がりを感じられるでしょう。
リビング階段にする
リビング階段にすることで、リビングのスペースを大きく広げることができます。
さらにステップとステップの間にすき間が空いている物や、スケルトンの階段などを利用すると、階段の存在が重くなりません。
また階段下は空間になるので、部屋が広がったように思えます。
リビングのインテリアに合ったものを選んで、部屋に馴染ませていきましょう。
窓を設ける
大きめの窓を設けて、外の景色が自然と目に入る間取りにしましょう。
生活スペースが縦に伸びる狭小住宅は、リビングダイニングを2階に設けることが多くあります。
そのためリビングから見た外の景観は開放感そのものです。
またリビングに掃き出し窓を付けて、ルーフバルコニーをつくるのもおすすめです。
ルーフバルコニーまでリビングが広がったように見えるので、解放感が得られます。
吹き抜けをつくる
空間が縦に大きく広がる吹き抜けは、解放感を一番だしやすい間取りと言えます。
リビングに吹き抜けを設けて、視界を大きく広げていきましょう。
生活スペースが削られるのを避けたい場合は、玄関に吹き抜けをつくるのもおすすめです。
玄関ホールを吹き抜けにすれば、狭いスペースで済みますし開放的な玄関はインパクトがあります。
狭小住宅は隣との距離が近いので、1階部分が暗くなりがちですが、吹き抜けをつくることで高い位置から自然光を取り入れやすくなります。
風通しも良くなるので、快適な空間に仕上がるでしょう。
関連記事:吹き抜けのあるリビング|メリットデメリットと空調効率を上げるポイント
インテリアにこだわる
広く感じられる間取りに整えたら、インテリアもこだわっていきましょう。
インテリアの工夫で、家全体を広い印象にすることができます。
- 壁やフローリングなどの広いスペースは明るい色を利用する
- 大きな家具は極力おかない
- 背の高い家具で部屋を仕切らない
- 市販の家具より、造作家具を利用して部屋になじませる
- カーテンレールを高くつけて、大きな窓を演出する
- 部屋の真ん中に空間を作って、視界の抜け感をつくる
- できるだけ床面を出す
家具のレイアウトを少し変えるだけでも、部屋の印象は大きく変わります。
フローリングの色や、造作家具などは新築時にしか取り入れることができないので、しっかりと計画に活かしていきましょう。
外観にこだわる
狭小住宅の外観は、生活スペース確保のために長四角のシンプルな形状になりがちです。
外観に濃い目の色を使うとコンパクトな印象になりがちなので、膨張色である白っぽい色で全体を仕上げましょう。
また配色を利用してデザインするのもおしゃれです。
下は濃い目の色にして、上を薄い色にすれば、上に広がりが感じられるので、家を大きな印象にすることができます。
下に濃い目の色をもってくることで、落ち着きのある外観に整うでしょう。
快適な外空間をつくる
庭がないことを恥ずかしいともうなら、快適な外空間を作っていきましょう。
下階の屋根部分を利用して作るルーフバルコニーや屋上は、広い外空間に整えることができます。
- 家族でバーベキューを楽しむ
- ガーデニングで花いっぱいの空間にする
- 家庭菜園をして子どもの食育をする
- 家庭用のプールを出して、子どもと水遊びをする
- 洗濯物や布団を干す
- テーブルセットを用意して、お茶やランチをする
庭はご近所や通りからの目が気になりがちですが、屋上などであれば人の目を気にする必要のないプライベートスペースです。
もし近隣の高いビルなどから見える場合は、高めの目隠しを利用しましょう。
関連記事:【戸建て】屋上とバルコニーの違いは?メリット・デメリットをご紹介
まとめ
狭小住宅に家を建てるということは、それだけの魅力がそのエリアにあるはずです。
さらに自慢したくなるほどの家づくりをして「恥ずかしい」と思わないで済むようにしていきましょう。
恥ずかしいと思う理由は、家の狭さや小ささにありました。
間取やインテリアの工夫次第で、開放的な印象を与えることは可能です。
ぜひ今回の記事を参考に、満足のいく新築計画を進めていきましょう。