外壁タイルのおしゃれな家5選【事例紹介】外壁タイルの魅力とは?
建物の外観をおしゃれにするには、外壁タイルがおすすめです。
タイル貼りの外観には高級感がありますし、タイルの重みがそのまま伝わって落ち着いた雰囲気も感じられます。
また一部を外壁タイルにして、他を塗り壁にするのも暖かみが加わっておしゃれな印象です。
タイルや塗り壁も人気ですが、一般的にはコストを下げられるサイディングなどが利用されています。
サイディングの種類は豊富で、タイル調や塗り壁調など本物に引けを取らない印象です。
しかしサイディングは1枚の板を次いで施工されるので、足される部分にはコーキングが埋められます。
サイディングと同色を利用しても、はっきりとわかるのは見た目に残念ですね。
今回は、外壁にタイルを利用したおしゃれな家の事例を、5つご紹介します。
さらに外壁タイルの魅力をまとめてお伝えするので、これから外観デザインをされる方は、ぜひ参考にしてください。
- point -
- 外壁にタイルを利用した家の事例をご紹介します。
- 外壁タイルの実用的な魅力をまとめてお伝えします。
− contents −
◼ 【事例】外壁タイルがおしゃれな家5選
◼ 外壁タイルの魅力とは?特徴を解説
◼ まとめ
【事例】外壁タイルがおしゃれな家5選
タイルでデザインされた外壁は、職人さんの手仕事により1枚1枚丁寧に仕上げられています。
その匠の手仕事からも、趣と重厚感がにじみ出ているのかもしれません。
実際に外壁タイルの家を見ながら、どの様な印象に仕上がるのか、どの様なデザインがあるのかなど詳しく見ていきましょう。
塗り壁と木目、タイルの融合がおしゃれな店舗併用住宅・二世帯住宅
江東区H様邸
敷地面積:42.80㎡(12.95坪)
延べ床面積:142.69㎡(43.16坪)
1階部分が飲食店、2階3階部分が二世帯住宅になっています。
店舗の全面を塗り壁と木でデザインし、住居部分は総タイル貼りになっているので、外観にメリハリを感じます。
住居部分に選んだ外壁タイルは、コンパクトな細長いタイプで、少しずらしながらの施工が外壁に表情を作っています。
塗り壁・木・タイルとさまざまな素材が活かされていますが、全体の色を統一することで、まとまりのとれた外観に仕上がっています。
店舗の看板やアイアン手すり、軒天など、所々に使われた黒がほどよいアクセントになっていますね。
ツヤのあるタイルを使った賃貸併用住宅
文京区K様邸
敷地面積:80.11㎡
延べ床面積:293.48㎡
砂浜の白、海の青をイメージした外観には清潔感があり、光沢のあるタイルから反射する光が印象的です。
青い海の部分には2種類のタイルを使うことで、海の深さを演出しています。
エントランスは、半地下になっているので、本当に深い海に潜ってい行くような気分になります。
エントランスの壁に使われたブルーのタイルは、深海をイメージしてデザインされています。
さまざまな柄が付けられたタイルから、生き物であふれている海の動きを感じる様です。
「海」という1つのテーマに絞って、おしゃれに仕上げられた外観からは、深いこだわりが感じられますね。
タイルと擬石でデザインされた圧巻の高級感!二世帯住宅
足立区 I様邸
敷地面積:65.52㎡(19.82 坪)
延床面積:129.05㎡(39.04坪)
1階部分の擬石と、2階以上のタイルでツートンのデザインされた外観が印象的です。
タイルだけでも高級感を十分に感じることができますが、擬石を利用することでさらなる高級感を得られます。
バルコニーの目隠しにスリット素材をつかうことで、風通しもよく見ためにも軽やかな雰囲気です。
1階部分に使われた擬石は玄関ホールにも利用されていて、外観と家に入った印象がリンクしています。
ゴールドのブラケットライトは擬石との相性がよく、上質な空間に仕上がっています。
白と黒のコントラストがスタイリッシュな屋上付き住宅
中野区N様邸
敷地面積:115.63㎡(約34.98坪)
延べ床面積:116.33㎡(約35.19坪)
家の形状に合わせて2種類のタイルが使われています。
白と黒の色分けだけでなく、白いタイルはキューブタイプ、黒いタイルは細ながいタイプを選び、さらには黒いタイルを4分の1ずらしながら貼ることで、完全に違う表情を作ることができています。
等間隔に整ったキューブタイプのタイルは、クリーンでスマートな印象です。
表面が石のようにゴツゴツとしていて、タイル一枚一枚に陰影があります。
その豊かな表情から、外観に深みを感じられます。
このようにタイルの色や形状で外観の表情を大きく変えることが可能です。
複雑にすることでデザイン性は増しまますが、あまり手を加えすぎるとまとまりのない印象になり兼ねません。
色を配色したい場合は、ハッキリと違う色を選んでメリハリを付けましょう。
色に迷う場合は、一方を白にするとオシャレな雰囲気に仕上がります。
細長い個性的なタイルがおしゃれな2色使いの住宅
中央区 S 様邸 /
敷地面積:86.86㎡(26.27坪)
延床面積:167.04㎡(50.52坪)
かなり細い形状のタイルは、一つ一つの形が均一ではないため、凹凸に光が当たると陰影ができます。
タイルそのものの微妙な色の違いや、光があたることで変化する色の見え方が優雅な個性を演出します。
同じ形状のタイルを2色利用した、メリハリのある外観がスタイリッシュな印象です。
正面にはインナーバルコニーを隠すように大型のスリットが設けられています。
かなりのインパクトがありながら、タイルと色味を合わせることで、まとまりよく仕上がっています。
外壁タイルの魅力とは?特徴を解説
次に外壁タイルの実用性を確認していきましょう。
天候などによる劣化がしにくい
外壁タイルは自然素材でできているので、自然環境に負けない強さがあります。
- 水分が侵入しにくいので、強い雨から家を守る
- 紫外線による退色がしにくい
外壁タイルは、キレイな状態を保ちやすい外装と言えます。
傷が付きにくい
タイルは石や土を高温で焼き固めて作られるので、かなりの硬度があります、
釘や刃物でひっかいても、キズが付きにくい特徴があります。
汚れが付きにくい
元々タイルの表面は静電気が起こりにくいので、ホコリや汚れを寄せ付けにくい特徴があります。
もし汚れが付いてしまっても、タイルには汚れを浮かして落とす機能があります。
雨と一緒に汚れが流れやすいため、いつまでもキレイな外観を保つことが可能です。
まとめ
外壁タイルを使ったおしゃれな住宅を5つご紹介しました。
タイルの複雑な表面、自然のものから生まれた強さ、落ち着きのある色、個性豊かな形状など、タイルのデザインは豊富です。
それをさまざまなデザインに作り込めば表現は無限に広がるでしょう。
また外壁タイルは実用性もあり、キレイな外観を保ちやすい特徴がありました。
- 水分が侵入しにくいので、強い雨から家を守る
- 紫外線による退色がしにくい
- 硬度が高いので、傷がつきにくい
- 汚れは雨と一緒に流れやすい
タイルはおしゃれなだけでなく、実用性も兼ね揃えた優秀な外装材です。
外装タイルを利用して、希望の外観に仕上げていきましょう。