【3階建て住宅】外観がおしゃれな事例をご紹介│5つのポイントとは?
都心部の狭小地などでよく見られる3階建て住宅は、狭い土地でも生活スペースを十分に確保できる人気のスタイルです。
そんな3階建て住宅を新築する際は「狭い敷地の中で、いかに過ごしやすい家にできるか」に目を向ける必要があるので、外観デザインは二の次になりがちです。
生活スペースを整えることはもちろん大切ですが、家の顔である外観にもこだわっていきましょう。
敷地にゆとりのある住宅であれば、外観のデザインに自由度がありますが、狭小地であれば敷地いっぱいに家を建てる必要があるので、真四角になりがちです。
また庭や玄関、家周りなどをデザインするスペースの確保も難しいので、家の外観を補うこともできません。
しかし外観をおしゃれに整えるポイントを抑えると、見た目の印象を大きく変えることができます。
こちらの記事では3階建て住宅の事例をもとに、お洒落な外観のポイントをお伝えしていきます。
3階建て住宅を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
- point -
- 外観がおしゃれな3階建て住宅の実例を、ご紹介します。
- 実例をもとに、おしゃれな外観にするポイントを深堀して解説します。
− contents −
◼ 【3階建て住宅】外観がおしゃれな事例をご紹介
◼ ① リズムのいい4連窓がおしゃれな外観
◼ ② 高級感のある総タイル貼りが印象的な外観
◼ ③ 凹凸のある複雑さがおしゃれな外観
◼ ④ 格子を利用したおしゃれな外観
◼ ⑤ ツートンカラーを利用した外観
◼ まとめ
【3階建て住宅】外観がおしゃれな事例をご紹介
3階建て住宅をおしゃれな外観にする方法を、5つのポイントにわけてお伝えしていきます。
何か一つをピックアップするのもいいですし、いくつか組み合わせるのもおすすめです。
外観デザインを整えて、理想の家づくりを叶えていきましょう。
① リズムのいい4連窓がおしゃれな外観
外観をおしゃれに整えるには、窓の位置や形状も重要です。
一般的に使われることが多い引き違い窓は、大きく開くことや、開放しても手前や奥に出っ張りをつくらないので人気の形状ですが、残念なことにおしゃれな印象はありません。
縦すべり窓や、横すべり窓の方がスタイリッシュでおしゃれな雰囲気にまとまります。
また内装を重視して窓を設置すると、外から見た時にガタガタに並んでしまい、見た目が悪くなりがちです。
窓を設置する位置を、天井からの高さで統一すると、整った外観になりおしゃれな印象に仕上がります。
さらに一つの壁に3つの窓を設置する場合は注意が必要です。
人は3つのものが並ぶと、目と鼻や、目と口などに見え、人の顔を連想してしまいます。
家の外側から見た状態を確認して、配置を整えていきましょう。
② 高級感のある総タイル貼りが印象的な外観
3階建て住宅の外観をおしゃれにするには、高級感のあるタイル貼りがおすすめです。
全体をタイルで覆った外観には重厚感があり、落ち着いた雰囲気が感じられます。
全体の色を統一しながらも、数種類のタイルを複雑に配置することで、おしゃれさが増した印象です。
タイルは外観をおしゃれにするだけでなく「汚れが付きにくい」「水を吸収しないので雨漏りをしにくい」「自然環境による劣化をしにくい」などのメリットがあり、機能性の高さも魅力の一つです。
またタイルは外観だけでなく、内装もおしゃれにしてくれるので、外観との統一感をはかる上でもおすすめします。
玄関土間や、リビングの壁、水回りのアクセントなどに利用して、部屋の中もおしゃれにしていきましょう。
③ 凹凸のある複雑さがおしゃれな外観
家の外観をおしゃれにするには、壁の形状を複雑にするのも有効です。
狭小地に建つ家は、外観デザインのために居住スペースを削るほどの余裕はありません。
そこでこちらの住宅は、ルーフバルコニーを設置して、外観の形状に変化を付けることができています。
土地の形状に合わせて、角を削った形になっていますが、結果的に複雑さを増すことになり、おしゃれな雰囲気が感じられます。
ルーフバルコニーには広さがあるので、布団や洗濯物などを干すスペースとして実用的に利用したり、子どもの遊び場や趣味のスペースとして利用することも可能です。
またルーフバルコニーは部屋から繋がったスペースに作られるので、部屋からの空間に広がりを感じ、解放感を得られることも魅力と言えるでしょう。
貴重なスペースを無駄にしない間取りで、外観の形状に変化を付けていきましょう。
④ 格子を利用したおしゃれな外観
家の外観にアクセントを入れることで、お洒落な印象になります。
こちらの住宅は、木を利用した格子を2階3階の側面に付けることで、おしゃれなアクセントに仕上がっています。
両側ではなく片側だけに設置することで、デザインに複雑さがうまれている印象です。
また総タイル張りの住宅に、木の格子を付けることで温かみのある雰囲気がプラスされています。
格子はデザインとしての「おしゃれさ」だけでなく、光や風を通しながら、視界をさえぎる機能性があります。
狭小住宅は、隣接する隣の家からの目線や、通りからの目線が気になる場合もありますが、格子を利用すると適度な目隠しになり、プライバシーの保護に繋がります。
格子を利用して、家族のプライベートスペースを整えていきましょう。
同じく格子を利用したおしゃれな外観の3階建て住宅です。
幅広くつけられた格子の中は、リビングから広がるインナーバルコニーになっています。
光を遮ることなく、通りなどからの目線を遮るので、リビングで快適にくつろぐことができます。
壁のタイルと近い色味の格子ですが、素材の違いや、面積の広さからインパクトがあり、外観のアクセントとして有効です。
⑤ ツートンカラーを利用した外観
タイルの種類や色を変えることで、外観を2つの配色でおしゃれに整えています。
対照的な白系とダークグレーを利用した、モダンでスタイリッシュな雰囲気が印象的です。
外壁を2つの配色でデザインするポインをご紹介します。
- 2色の面積を均一にせず、広さに差をつける
- 色に迷った時は、一方を白系か黒系にする
- 2つの色の明るさに差をつけてメリハリを出す
- 基本的に2色、さらに色を増やす際はアクセント程度に抑える
- 落ち着いた雰囲気にする場合は、配色よりもアクセント程度に抑える
このように配色をすることで、平面になりがちな外観に立体感を持たせることができます。
こちらの住宅は縦に配色することでスッキリと長さを強調したデザインに仕上がっています。
色のメリハリもあり、配色の広さを均等にしないことで、平面の建物が立体的に感じます。
まとめ
3階建ての外観をおしゃれに仕上るポイントを5つご紹介しました。
- おしゃれな形状の窓を選んで、外からの見た目も確認しながら配置する
- 外壁にタイルを利用して、高級感をだす
- 真四角になりがちな外観に凹凸をつくる
- 格子を利用して外観にアクセントをつける
- ツートンカラーにして立体的なイメージを演出する
また外観と内装をリンクさせることで、家のデザインに統一感が得られます。
外観デザインのポイントを取り入れて、おしゃれな家に仕上げていきましょう。