【小さな家】間取りの特徴をご紹介│おしゃれで小さな家の実例
都心部では、限られた土地に小さな家を建てるケースが少なくありません。
小さな家となると、間取りなどを中心にネガティブな印象をもたれるのではないでしょうか。
- 部屋が狭く窮屈で動きが取りにくそう
- プライベートスペースが確保できるのか不安
- 希望通りの間取りを整えることができるのかな
そんな不安や悩みにお応えするために、小さな家の特徴や事例を詳しくお伝えします。
小さい家だからこその魅力が豊富にあるので、家の大きさに迷われている方は、ぜひ参考にしてください。
- point -
- 小さな家の間取りについて、魅力的な特徴を詳しくご紹介します。
- 実例をまとめるので、間取りについての工夫をご覧ください。
− contents −
◼ 小さな家│間取りの特徴
◼ 小さな家の間取り│実例をご紹介
◼ まとめ
小さな家│間取りの特徴
家は広いほど快適とは限りません。
小さな家の特徴から、たくさんの魅力が生れているので詳しく見ていきましょう。
動線が短くなる
小さな家の間取りは、各スペースがコンパクトなので部屋の行き来や、共有スペースへの距離が短くなります。
生活する際の動線を考えた間取りにすれば、さらに動きに無駄がなく、効率的な生活をおくることが可能です。
さらに家事の効率を上げるには、水回りの間取りを集めていきましょう。
家族の距離が近い
小さな家の間取りは個人の部屋を設けることが難しいかもしれません。
そのため一部屋を多目的に利用したり、家族で共有したりすることから、コミニュケーションが取りやすくなります。
- リビングのロフトに子ども部屋を作る
- キッチンカウンターで勉強ができるよう整える
- ルーフバルコニーを、洗濯物を干したり、子どもが遊んだりと多目的に利用する
- ダイニングテーブルとソファを一体化して、食べるとくつろぐを共有する
小さな家の間取りは、家族の距離が自然と近くなるのも大きな魅力です。
掃除の手間がかからない
小さな家はコンパトな間取りなので、お掃除の手間が少なく済みます。
自動掃除機を利用しても短時間で済みますし、床拭きなども手軽にできます。
また小さな家に住む場合、部屋を狭くしないために家具などは最小限に抑えるでしょう。
家具や物が少ない部屋は掃除がしやすいというポイントにも繋がります。
電気代が抑えられる
小さな家は、毎月の電気代が安くすみます。
- 小さな家の間取りは各部屋がコンパクトなので、エアコンなどの空調が効きやすい
- 小さな家の間取りはワンフロアが広くないので、空気の循環を良くすれば、エアコン1台で空調が整う
- 小さな家の間取りは部屋数が少なくなりがちなので、照明の個数が少なくて済む
- 小さな家の間取りはコンパクトなので、掃除機をかける時間が短かい
このように照明や空調などが、少ない電力でまかなえるので、毎月の電気代を自然に節約することができます。
広い家と比較すると、初期費用も大幅に削減することが可能です。
新築の費用が抑えられる
小さな家の間取りは、先にお伝えした電気の初期費用だけでなく、さまざまな新築費用のコスト削減になります。
部屋数が少ないことから建具や壁、窓なども少なく済みますし、外壁や基礎、屋根に至るまでさまざまな費用を抑えることが可能です。
また建築費用だけでなく、土地の費用も抑えられるので、総費用の負担が大幅に削減できます。
小さな家の間取り│実例をご紹介
では実際に小さな家の間取りを見ていきましょう。
暮らしやすく整えた間取りのポイントをご紹介します。
建物の間口がコンパクトな敷地 13.41坪|延床26.67坪
建物の間口が2m62㎝と限られたスペースに、家族の希望がグッとつまった間取りです。
自転車置き場は玄関土間を採用
敷地の間口が3m65㎝しかない狭小地ため、建物のスペースを優先すると自転車置き場を作ることができません。
そこで玄関土間を広く作り、自転車を屋内に入れられる間取りに整えてあります。
玄関内に自転車を入れられれば、防犯対策・自転車の劣化防止にもなります。
Ⅱ型キッチンの採用で対面キッチンの希望を叶える
建物の間口が2m62㎝なので、一般的な対面式キッチンを採用すると十分な通路を確保することができません。
そこで、シンクとコンロを並行に配置したⅡ型キッチンを取り入れています。
Ⅱ型キッチンはコンロ側を向いている間は対面ではありませんが、その分調理中の臭いや煙がリビングにながれにくく、油跳ねなどを広げることがありません。
振り返れば別の工程にすすめるので、効率的にキッチン内を動くことができます。
この住宅の詳しい間取りはこちらからご覧ください。
>>>【防火地域の木造3階建て住宅】敷地13.41坪|延床26.67坪!建物の間口2m62cm!奥様ご希望の対面式キッチンも実現
開放感あふれる工夫がされた住宅 敷地17.96坪│延床25.69坪
狭小地の3階建住宅とは思えない程の、明るさと開放感があります。
フローリングの少し深みのある色と、壁の白さのコントラストが印象的です。
リビングから吹き抜けのある間取り
リビング階段を採用することで、リビングの空間に広がりを与えています。
リビング階段は、階段の明るさを確保することもできますし、家族が顔を合わせる回数を自然と増やし、コミニュケーションが取りやすくなります。
さらにリビングから上階を吹き抜けにしたり、高い位置に光取りのフィックスを付けることで、自然光が部屋の隅まで届く開放的なリビングになりました。
キッチンの近くにスタディスペースを設置
対面キッチンの向こうには造作のカウンターがつくられており、可愛いアクセントクロスが印象的です。
お子さんのスタディスペースに利用したり、軽食をいただいたりと、利用方法が広がります。
ランドリールームを作整えて家事効率をアップ
洗面脱衣室に、洗濯物を干せる設備を整えることで、ランドリールームが完成します。
24時間換気システムの機能だけでも洗濯物を乾かすことができますが、除湿器やサーキュレーターを併用すれば洗面室に長く洗濯物を干しておく必要はありません。
ランドリールームを整えることで、洗濯物を干すスペースを外に作る必要がありませんし、時間や天候に左右されず洗濯をすることが可能です。
生活動線を意識した間取り
主寝室とウォークスルークローゼットが繋がっており、さらにその先に洗面室が配置されています。
動きやすい小さな家でありながら、さらに生活導線を意識した間取りは、朝の身支度をスムーズに整えることができます。
この住宅の詳しい間取りはこちらからご覧ください。
>>>【吹き抜けのある3階建て住宅】敷地17.96坪|延床25.69坪!最大限に空間を活かしたボリュームのある建物
まとめ
小さな家の間取りはコンパクトでありながら「家族の暖かさが近くに感じられる」「動線が短くなる」など、広い家にはない魅力がありました。
実例からもわかるように、小さな家の間取りには開放感を得られる工夫や、理想を叶える工夫がされており非常に暮らしやすい印象です。
狭小地に家を建てる際は、貴重な敷地を寸分も無駄にしない設計をして、生活しやすい間取りに整えていきましょう。