ロフトを子ども部屋にする方法│デメリットへの対策とメリットをご紹介

屋根勾配などのスペースを有効活用するために、ロフトのある家づくりを計画する場合があります。
ロフトは大きな収納スペースとして利用するケースが一般的ですが、今回は子ども部屋としての利用方法についてご紹介します。
快適に、そして安全に利用できる子ども部屋に整えていきましょう。
限りある居住スペースに子ども部屋の確保が難しい方や、ロフトを造って空間を有効に使いたい方は、ぜひ参考にして下さい。
- point -
- ロフトを物置としてではなく、部屋として利用する場合のデメリットを理解しましょう。
- ロフトのデメリットについて、どのような対策がとれるのか解説します。
- ロフトを子ども部屋にするメリットも合わせてご紹介します。
− contents −
◼ ロフトを子ども部屋にするデメリットと対策
◼ ロフトを子ども部屋にするメリット
◼ まとめ
ロフトを子ども部屋にするデメリットと対策

ロフトを物置として利用する分には問題ないことでも、子ども部屋として利用するのであればデメリットになりうることが3つあります。
それぞれの対策方法も一緒にご紹介するので、しっかりと確認していきましょう。
ロフトは暑い

ロフトをリビングなどに設置すると、全体の空間を含めて一番高い位置にあります。
暖かい空気は、空間の上の方にたまる性質があるので、どうしてもロフトは暑くなりがちです。
さらに屋根に最も近い場所にあるので、太陽などの熱の影響を受けやすくなります。
せっかく子ども部屋を用意しても、空調が整っていないとなれば、利用頻度も自然と減ってくるでしょう。
ロフトの暑さ対策
ロフトの暑さ対策をご紹介します。
ひとつに絞るのではなく、多方面からの対策が効果的です。
【ロフトに向けてエアコンを設置する】
空気の温度を調整するのに最適なのは、やはりエアコンです。
低い位置にエアコンを設置しても、ロフトまで冷気が届かないので、できるだけ高い位置に、またロフトの方向に吹き出しが向くように設置しましょう。
この対策の問題点は、エアコンの設置作業やメンテナンス作業が高所のため、費用が割高になることです。
コストパフォーマンスの点から設置が難しい場合は、リビングのエアコンが少しでも届きやすくなるよう、サーキュレーターなどを利用しましょう。
【屋根の断熱効果を上げる】
日中の熱が屋根にこもると、日が下がってもロフトは暑いままです。
太陽の熱をロフトに通さないために、屋根の断熱効果を上げていきましょう。
ロフトなどを設けない通常の住宅は、屋根と部屋天井の間にある小屋裏を利用して断熱材を埋めたり、空間を利用して部屋に熱を通さない工夫がされています。
ロフトは屋根の直下にあるので、屋根材で熱を通さない工夫が必要となります。
【一番高い天井に換気口をつける】
家の一番高い位置に換気口を付けて、熱い空気を外に逃がしていきましょう。
高い方向に熱い空気が上がる性質を活かした手法です。
空気の循環を良くするには、家の気密性も大きく影響します。
気密性を高めれば、空気の入り口と出口の調整がしやすいので、効率よく空気を動かすことができます。
気密性を高めるには、窓やサッシ、玄関ドアや施工方法などが重要なので、設計の段階で確認しておきましょう。
【シーリングファンを利用する】
シーリングファンとは、天井に付けられる大きな扇風機のようなものです。
ゆっくりと回転し、部屋の上下の空気を循環させます。
実用性も高いですが、インテリアとしての要素もあるのでおしゃれな雰囲気が加わります。
はしごの上り下りが危険

ロフトは梯子の取り外しができることが規定にあります。
子どもが梯子を利用することに危険を感じますし、大人であっても重い荷物を持っての移動は不安定です。
ロフトのはしご対策
先述しましたがロフトは「はしごは取り外しができる」ことが規定にあります。
規定に沿っていないと、部屋と判断され床面積に加算されてしまします。
しかしこの規定には自治体によって少し判断に幅があり、建築課などに確認を取ると固定式の階段でもロフトとしてくれる場合もあるので、ぜひ問い合わせてみましょう。
やはり可動式であることが必要なのであれば、階段収納などを設置すると便利です。
階段収納は足元が安定しますし、下の部屋の収納スペースを増やすことにもなります。
転落などの危険がある

ロフトは部屋の上の空間を活かして作られるので、高い位置にあります。
さらに壁などを作らずに開放された状態なので、体を乗り出したりしないか心配です。
ロフトからの転落対策
入り口以外からの転落を予防するには、木の格子や、ロープネットなどの利用をおすすめします。
リビングの空調を共有できすし、ロフトの様子をうかがうことも可能です。
もちろん一部を壁にしてもいいですし、柵の高さを上げることもできます。
ロフトは、思春期を迎えるお子さんのプライバシーが守られにくいなどのデメリットがあります。
転落防止同様に、少し囲いを付けると個室感がでるので、プライベーススペースとしても充実させられるでしょう。
ロフトを子ども部屋にするメリット

ロフトの最大のメリットは、高さや広さなどの規定を守れば、床面積に加算されないので、固定資産税の対象にならないことです。
さらにロフトを子ども部屋にする、メリットをお伝えしていきます。
コミュニケーションが取りやすい
お子さんが思春期を迎えて、子ども部屋に閉じこもりがちになると「いつ帰ってきたのか分からなかった」となり兼ねません。
リビングにロフトを造って子ども部屋にすれば、顔を合わせる機会も増え、自然と会話もできるでしょう。
また家族が集まるリビングと、空間の共有ができているので、子ども部屋にいる状態であっても声かけはいつでもできます。
子どもとのコミュニケーション不足が起こってしまうと、改善することは簡単ではありません。
日常の中で顔を合わせる機会を作れるロフトは、子育てにおいて大きなメリットとなるでしょう。
将来的にむだがない
ロフトを造っても年齢を重ねると、自然に使用頻度が低くなってしまいます。
それは梯子を利用した上がり下がりに不安を感じ始めることや、子どもが家から離れて荷物も少なくなり、ロフトを利用しなくても収納スペースが足りた状態になるからです。
しかしロフトを子ども部屋として造っていれば、安全性や快適さなどが確保されている状態なので、趣味の部屋や書斎などに利用することができます。
もちろん階段の上がり下がりが困難になってきたら、無理に利用するのは危険なのでやめましょう。
その頃にはお孫さんの秘密基地として、最高の遊び場になっているかもしれません。
子育てしやすい家づくり計画については、別記事に詳しくまとめたので、ぜひ参考にしてください。
関連記事▷▷狭い家でも子育てしやすい家づくり│ストレスにならない工夫をご紹介
まとめ

最近では、子ども部屋の必要性など疑問視されていますが、やはりプライベートスペースを確保したり、荷物の整理をしたりと、個室があると便利です。
間取りの確保が難しい場合は、ロフトを造ることを検討してはいかがでしょうか。
ロフトは屋根の直下に来るので暑さなどのデメリットもありますが、3階建て住宅の2階部分に造ることで、デメリットの回避にもなります。
その他にも暑さ対策や、転落防止、安定性の高い梯子を利用して、快適な子ども部屋に整えていきましょう。












