3階建てのおしゃれなお家を建てたい【狭小住宅】実例をもとに解説

3階建てのおしゃれなお家を建てたい

地価の高い東京などで広い土地を確保することは、簡単ではありません。

限られた土地でも希望の間取りをかなえるためには、3階建ての家がおすすめです。

 

狭小地の3階建てとなると、窮屈で圧迫された雰囲気を想像しがちですが、間取りの工夫次第でおしゃれで快適な家づくりが叶います。

今回はそんなおしゃれな3階建て住宅にする方法を、施工事例をもとにお伝えしていきます。

 

都市部で新築をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

 


- point -

・3階建て住宅のおしゃれな間取りをご紹介します。
・それぞれの特徴やおしゃれなポイントを理解しましょう。


 

− contents −
◼ 3階建てのおしゃれな家
◼ ルーフバルコニーで贅沢な空間を
◼ リビング階段でおしゃれに
◼ 吹き抜けのある開放感
◼ スキップフロアで空間を区切る
◼ まとめ

 

3階建てのおしゃれな家

3階建て住宅

3階建てのおしゃれな家にするには、どうすればいいのか建築実例をもって、わかりやすくお伝えします。

今回ご紹介するのは、間取りに特化した内容になります。

 

外観などについてはコチラの記事で詳しくお伝えしているので、ぜひおしゃれな外観の参考にしてください。

関連記事▷▷マイホームの外観をおしゃれにする6つのポイント|東京に建てる注文住宅

 

では3階建ての、おしゃれな間取りについて見ていきましょう。

 

ルーフバルコニーで贅沢な空間を

3階建ての家にルーフバルコニーを作ることで、おしゃれでゴージャスな印象の家になります。

 

まずはルーフバルコニーについてご説明します。

「ルーフ」は屋根、「バルコニー」は屋根のない屋外スペースとなるので、ルーフバルコニーは屋根の上にある屋外スペースであり、屋根を設置していない空間のことです。

屋根の上に設置するという定義があるので、2階以上の家に設けられるスペースになります。

 

ルーフバルコニーがおしゃれな理由

ルーフバルコニーの特徴は、スペースの広さにあります。

横長のベランダよりも奥行きがあるので、バーベキューや子どもの遊び場としても利用できます。

ガーデニングやヨガの趣味を楽しむこともできますし、洗濯物を干すスペースとしても有効です。

 

部屋からルーフバルコニーを見渡すと、ワンフロアーのような一体感がうまれ部屋が広く感じられます。

さらにルーフバルコニーの向こうには、空が続いているので開放感は一気に高まります。

 

先にお伝えしましたが、ルーフバルコニーには屋根がありません。

屋根がないことで、部屋への日差しが遮られず明るい部屋を保てます。

 

屋上のような利便性があり、部屋が広く見える視覚効果もあるルーフバルコニーは、空間への贅沢さがありおしゃれな印象です。

ルーフバルコニーで生活をより豊かにしていきましょう。

 

リビング階段でおしゃれに

リビング階段

リビング階段とは、言葉の通りリビングにある階段のことです。

階段をリビングに設置するメリットは、以下となります。

 

  • 子ども部屋を上階に設けた場合、リビングを通る機会が増えるので、コミュニケーション不足にならない
  • 階段に設置する電気だけでは暗い印象だが、リビング階段はリビングの明かりが入るので暗くない
  • 階段を別に設けると約2畳必要になるので、そのスペースをリビングに設置すればリビングの空間が広がる

 

子どもの成長や、仕事の忙しさなどで生活時間にズレが出てくると、家族間のコミュニケーション不足が起こりやすくなります。

リビング階段を利用することで、顔を合わせる回数を機械的に増やしてコミニュケーション不足を回避しましょう。

 

リビング階段がおしゃれな理由

リビング階段

リビング階段は、空間にリズムを付けてくれます。

通常のインテリアは床や棚に置くものが多く、高い所といえば壁の額縁くらいではないでしょうか。

 

リビング階段はその用途から立体的な形状をしているので、さながらオブジェのようです。

家のインテリアとして、素材やデザインにこだわることをおすすめします。

 

  • 住宅に不似合いさがおしゃれな鉄骨階段
  • フローリングなどとの相性がいい木の階段
  • スタイリッシュな印象のスケルトン階段
  • 曲線美が美しいらせん階段

 

家のインテリアの中心ともなるリビング階段は、部屋をおしゃれに仕上げるだけでなく、家族が顔を合わせる機会を増やしてくれるメリットもあります。

おしゃれなリビング階段で、家族の温かみを日々感じていきましょう。

 

吹き抜けのある開放感

吹き抜け

吹き抜けとは、部屋の下階の天井(上階の床)を一部作らず、上下を空間で繋げた間取りです。

吹き抜けのある間取には解放感があり、高い窓から差し込む日差しは、部屋の隅まで明るくしてくれます。

 

空気が流れやすくなるので、気持ちのいい風を感じることができるでしょう。

下階の窓から入った空気は上階に流れるので、上階に窓をつけると更に循環がよくなります。

 

また吹き抜けを作ると別階とのコミュニケーションが取りやすくなるというメリットもあります。

共有できる空間があるので、階違いへの声かけもしやすくなりますし、家族の気配を感じられるので、お子さんの安心にも繋がるでしょう。

 

吹き抜けがおしゃれな理由

吹き抜け

吹き抜けの高さを利用して照明を選ぶと、高級でおしゃれな雰囲気に仕上がります。

 

縦に伸びたシャンデリアのようなゴージャスな物や、いくつかのペンダントライトがまとめられた個性的な物を、天井から

吊り下げると吹き抜けの空間をおしゃれに活かすことができます。

 

また吹き抜けの幅を広くもたない場合は、長く伸びた壁に間接照明を施しても素敵ですね。

照明ではなく、天井にシーリングファンを設置するのもおしゃれです。

 

吹き抜けを作るだけでも家全体がおしゃれになりますが、照明などを利用してグレードアップしていきましょう。

 

スキップフロアで空間を区切る

ステップフロア

スキップフロアとは、階段の途中にフロアを作る間取りです。

階段の踊り場を広げてお部屋にしたような感じで、空間に区切りができます。

 

スキップフロアは床面積が増やせるだけでなく、段差を利用して収納スペースを確保することも可能です。

 

スペースとしてはあまり広さがないので、間取りを決める際に利用方法を絞っておくと、有効に活用することができます。

  • お子さんのスタディースペース
  • 造作の本棚を付けた読書スペース
  • 趣味を楽しむスペース

 

それぞれの利用方法でスキップフロアの利便性を高めていきましょう。

 

スキップフロアがおしゃれな理由

階段踊り場

スキップフロアは壁ではなく、フロアに段差をつけることで空間を区切ります。

その区切られた空間にはリズムができ、奥行きが広がります。

 

壁がないので部屋の仕切りがなく一面をみわたせることや、光が行き渡りやすくなることから開放感を得られるでしょう。

 

建売住宅などではあまり見かけないスタイルなので、個性的な間取りと言えます。

スキップフロアを利用して、空間をおしゃれに演出していきましょう。

 

関連記事▷▷屋上をおしゃれな空間にしたい│もう一つのリビングという考え方

 

まとめ

3階建て住宅

今回は3階建ての家がおしゃれになる間取りを、事例と共にお伝えしてきました。

 

  • ルーフバルコニーはリビングを広く見せ、外の空間をおしゃれに楽しめる
  • リビング階段はそのものにデザイン性があり、インテリアの中心に
  • 開放感のある吹き抜けは、照明の使い方で更におしゃれな仕上がりに
  • 空間にリズムが付くスキップフロアで個性を際立たせる

 

どれも縦に伸びる3階建てならではの素敵な間取りです。

解放感のあるおしゃれな3階建て住宅で、快適な毎日を送りましょう。

 

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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