地下室を利用したおしゃれな暮らし│地下室の特徴を活かそう

地下室

狭小地に家を建てる際、居住スペースの確保のために地下室のある間取を検討してみてはいかがでしょうか。

 

地下室と聞くと「暗い」「ジメジメしている」「何となく怖い」そんな雰囲気を想像しがちですが、最近の地下室は違います。

地下室の特徴を活かした、おしゃれな活用をされている一般住宅も増えてきました。

 

今回はそんな地下室の特徴を活かしたおしゃれな利用法をお伝えしていきます。

もう一つフロアを増やして、ゆとりのある生活を送っていきましょう。

 


- point -
・地下室の特徴にどんなものがあるのか理解しましょう。
・地下室の特徴を活かした利用方法についてご紹介します。


 

− contents −
◼ 地下室の特徴別│おしゃれな利用法を提案
◼ 遮音性に優れているので防音性がある
◼ 温度差が少ないので快適
◼ 光の調整がしやすい
◼ 振動が気にならない
◼ まとめ

 

地下室の特徴別│おしゃれな利用法を提案

地下室を設ける最大のメリットは、居住スペースが広がるということです。

その他にもメリットといえる、地上の部屋と大きく違う特徴が4つあるので、詳しくご紹介します。

地下室の特徴を活かしたおしゃれな利用方法で、魅力ある家づくりをしていきましょう。

 

関連記事▷▷【注文住宅】費用は?注意点は?地下室を造る前に知りたい4つのポイント

 

遮音性に優れているので防音性がある

遮音性とは音を壁などで跳ね返すことにより、外に音が漏れることを防ぐ手段です。

この効果により、防音性(音が漏れない効果)があるといえます。

 

近隣住人とトラブルになる原因に「騒音トラブル」があり、日中であっても音楽や楽器の音がうるさいなどの苦情が入ることも珍しくありません。

もちろん夜になれば尚更です。

 

音の大きさや好みの概念は人それぞれですし、近隣環境や家族構成、生活リズムなどでも大きく変わってきます。

音を出すことに制限をかけない生活をおくるには、地下室のある間取は最適と言えるでしょう。

 

地下室は、特別な防音設備などを整えなくても、周りが土などで覆われているため遮音性が高く防音室としての利用が可能です。

防音性がある特徴を活かせる、おしゃれな地下室の利用方法は次の通りです。

  • 楽器を弾くための練習室やスタジオ
  • 家族やお友達と集まるカラオケルーム
  • 音量を気にせず大迫力で楽しめるシアタールーム
  • 好きな音楽を大音量で聴けるオーディオルーム

地下室であれば、この様なことを時間帯に関係なく楽しむことができます。

 

振動が響きやすいピアノやドラムなどの利用目的で作られる場合、通常は振動を吸収する設備も併設する必要があります。

地下室は振動を他の部屋や外部に漏らしにくい特徴もあるので、特別な設備がいりません。

遮音性の高さと、振動への強さから、防音室としての利用が最適といえます。

 

とはいえ音を跳ね返す遮音性の高さから、音が反響しやすいというデメリットもあります。

部屋の中で音が反響し過ぎると、発する音と聞こえる音に違いが出たり、音が聞き取りにくかったりと、音を楽しむ防音室としては大きな打撃です。

 

そのデメリットを回避するには、必要に応じて音の吸収性を高めていきましょう。

壁などに音を吸収する効果を加えれば、音が響きすぎるのを防いでくれます。

防音室として最適な地下室に音の吸収性をプラスして、音楽や映像、楽器などをおもいきり楽しみましょう。

 

温度差が少ないので快適

日本には四季があるので、1年間を通すと外気の温度差は30度を超えていきます。

最近は地球温暖化が進み、更なる温度上昇や急な雨など異常気象という言葉を聞く場面が増えてきました。

 

そんな気温変化の大きい環境の中でも、地下室は年間を通して温度差が少ないという特徴があります。

 

深くなればなるほど、外気温度の変化に影響されにくいので、地中の温度は一定を保ちやすくなります。

もちろん地中に作る地下室も同様なので、年間を通して一定の室温を保つことが可能です。

(参考元:地下室の保温性に及ぼす諸要因に関する二, 三の知見

 

温度を一定に保てる特徴を活かした、おしゃれな利用方法として、ワインセラーの設置がおすすめです。

ワインの品質を保つには、保管方法が大きく影響します。

熱劣化(温度変化による劣化)が起こりやすいので、温度を一定に保つことのできる地下室の利用が最適です。

 

この特徴を活かして、美術品のアトリエや食品庫としての利用もおすすめします。

 

更に建築基準法で、換気と調湿の設備をすることが義務付けられています。

地下室は、温度差がなく換気もされていて、湿度調整も整った快適な一室と言えるでしょう。

 

光の調整がしやすい

alt=“”見出し画像 東京 地下室付き住宅

地下室は光の入り具合を調整しやすい特徴があります。

 

地下室は真っ暗なイメージを持ちやすいですが、部屋の一部を地上に出すか、ドライエリア(地下室の側面と地面の間にすき間を作ること)や吹き抜けを利用すると、通常の部屋同様に自然の光を取り入れることが可能です。

この方法から、地下室でありながら一般の部屋と同じようにリビングなどとして使われることも多くあります。

 

逆に窓のない状態の地下室なら、日中でも真っ暗な部屋にすることが可能です。

この特徴を活かして、寝室として利用するのはいかがでしょうか。

昼夜逆転するお仕事や、生活のリズムを作りにくいお仕事をされている方は、防音効果も手伝って快適な環境で体を休めることができます。

 

更にシアタールームとして利用すれば、映画館さながらの雰囲気を味わうことができるでしょう。

 

振動が気にならない

先にもお伝えしましたが、地下室は振動が起こりにくい特徴があります。

ドスドス歩いたり、ドンドンとジャンプしたりしても、他の部屋に影響を与えにくいということです。

この特性を活かせば、更に利便性を高めることができます。

 

  • ダンススタジオでダンスのレッスン
  • 自分だけのスポーツジムで運動不足の解消
  • トランポリンやボルタリング、走り回ってもOKの子どもの遊び場

もちろんどんなに騒いでも、近隣にご迷惑になることはありません。

 

このように家の中からの振動が気にならないだけでなく、外からの振動影響を受けにくい特徴もあります。

地下を掘ってコンクリートで固めた地下室は、通常の基礎部分を大きくし更に地下深く埋め込んだ状態です。

 

この地下室のお陰で地震に強い家となり、シェルターとしての利用もされています。

 

関連記事▷▷『失敗した…』と後悔しない地下室のつくり方

 

まとめ

alt=“見出し画像 東京 注文住宅 地下室のある家”

地下室の特徴を活かして、おしゃれな利用方法をお伝えしてきました。

地下室には防音性、温度差が少ない、光の調光がしやすい、振動が気にならないという4つの特徴があります。

 

  • 音を外に漏らさないので音による近隣への迷惑にならない
  • 外の音が入ってこないので静かな環境を整えられる
  • 温度差が少ないので快適な空間を保てる
  • 地下室であっても自然光を取り入れられるのでリビングなどへの利用が可能
  • 地下室だからこそ真っ暗な世界も堪能できる
  • 地震に強い家ができる

 

地下室の特徴を活かして、快適で楽しいオリジナルあふれる家づくりをしていきましょう。

 

地下室を採り入れた間取りをお考えの際は、ぜひ弊社クレバリーホームにお任せください。

クレバリーホームは地下室付き住宅の建設に、多くの実績があります。

「地下室」といっても今回お伝えしたように利用方法はさまざまなので、目的に合ったデザイン、施工が必要です。

これまでの経験を活かして、最適なプランをご提供させていただきます。

 

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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