【実例集】窓のデザインで家をおしゃれに
外観・内観のおしゃれさを大きく左右するのが「窓のデザイン性」です。
窓をバランスよく配置することで、整った形の外観に仕上げることができます。
また、大きな窓を組み合わせることで、開放感や高級感のある内観が完成するでしょう。
今回は、窓のデザイン性にこだわったおしゃれな外観・内観事例を紹介します。
デザイン性の高い窓を採用する際のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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- 建物のデザイン性の高めたいなら窓の種類や配置にこだわることが大切です。
- さまざまな窓を組み合わせながら建物に合った窓を選んでください。
- 外観・内観のデザインを意識することはもちろん使い勝手や日当たりなども考慮しましょう。
− contents −
◼ 住宅建築で使われる窓の種類
■ 【内観編】おしゃれな窓のデザインの建築実例
■ 【外観編】おしゃれな窓のデザインの建築実例
■ 窓デザインを考える4つのポイント
■ まとめ
住宅建築で使われる窓の種類
一般的な住宅建築で多く使われる窓の種類を紹介します。
単体で配置することが多いですが、複数の種類の窓を組み合わせることで、デザイン性を高めることも可能です。
①引違い窓
引違い窓は、左右に窓を動かして開け閉めする窓です。
最も一般的で採用率の高い窓と言えるでしょう。
②掃き出し窓
床まである引違い窓のことを掃き出し窓と言います。
窓を開ければ室内から外へチリなどを掃き出せることから、掃き出し窓という名前がつきました。
③縦すべり窓
縦すべり窓は、縦方向を軸として窓が外側に滑り出しながら開く窓です。
スタイリッシュな印象を与えたいときにおすすめな窓デザインです。
④横すべり窓
横すべり窓は、横方向を軸として前後どちらかに滑り出して開く窓です。
すべり出しの窓は、引違い窓と比べて気密性が高い点が特徴として挙げられます。
⑤FIX窓
FIX窓は開かない窓のことです。
他の窓と比べてすっきりとしたデザインで、気密性が高い点が特徴でしょう。
⑥上げ下げ窓
窓を上下に動かして開け閉めする窓が上げ下げ窓です。
下の窓のみ動くタイプと、上下両方の窓が動くタイプがあります。
⑦天窓
天井に付ける窓のことで、トップライトとも呼ばれます。
日当たりが悪い空間に採用すると、上から日差しを取り込むことができます。
⑦丸窓
丸い形をした窓で、開閉できないFIX窓タイプが多いです。
外観や内観のワンポイントとして採用すると、空間のアクセントになるでしょう。
【内観編】おしゃれな窓のデザインの建築実例
デザイン性の高い窓を採用した、内装の実例を紹介します。
内観実例① 片引き窓
見た目は引違い窓に似ていますが、片方の窓は動かず、もう片側の窓だけ開け閉めができる仕様の片引き窓です。
開かない方の窓を大きくすることで景観をより楽しむことができます。
大きな窓を採用しても、開け閉めできる方の窓の幅を狭められるため、開閉時に負担がかかりにくい点も特徴です。
内観実例② FIX窓+上げ下げ窓
左側には縦長の大きなFIX窓を3つ並べ、右側には縦すべりとFIX窓を組み合わせて配置しました。
大きさの同じ窓を配置することで、まとまりのあるおしゃれな内観が完成します。
FIX窓が空間のスタイリッシュさを演出、縦すべり窓が風を効果的に取り入れ、快適な空間を作り上げます。
内観実例③ 引違い窓+FIX窓
横長の引違い窓の下に、3つのFIX窓を並べた事例です。
大きな窓から明るい光が降り注ぎます。
高い位置に開閉できる窓を配置すれば、子供のいたずらなどを防ぐことができるため安心です。
内観実例④ 縦すべり窓+FIX窓の連窓
複数の種類の窓を連結した仕様を「連窓」と言います。
上段の左右の窓に縦すべり窓、その他の窓はFIX窓を採用して連結させました。
サッシ同士の間に壁や柱を挟まないため、より開放的でスタイリッシュなデザインに仕上げることが可能です。
内観実例⑤ 天窓と横滑り窓
木目のクロスの部分には明るい光が降り注ぐ天窓を採用し、その下に大きな横すべり窓を配置しました。
デザイン性を高めるために、2つの窓の位置を揃えています。
高い位置の横すべり窓は、長いチェーンを巻き取ることで開閉できるため使い勝手も良いです。
【外観編】おしゃれな窓のデザインの建築実例
デザイン性の高い窓を採用した、外観の実例を紹介します。
外観実例① 縦長の窓が4本並んだスタイリッシュな外観
二階部分の中央に細長い窓を4つ並べた外観です。
窓の横に施工された縦格子と組み合わさって、目線を縦方向に広げる効果をもたらしています。
外観実例② 2階と3階の窓がきれいに揃っている外観
2階と3階に形と大きさが全く同じ窓を採用しました。
1階はさまざまな窓が組み合わさっていますが、2階と3階の窓を統一させることで、すっきりとした印象を与えることができます。
外観実例③ 2つの小窓がアクセントの外観
屋根裏収納の空間に、2つの小さな横すべり窓を配置した建物です。
スタイリッシュな外観にアクセントが加わり、デザイン性がさらに高まりました。
外観実例④ 小窓が並んだ玄関がアクセントの外観
玄関周りにアクセントタイルを取り入れ、玄関ドアの上に小窓を2つ配置した事例です。
窓周りには白いモールを施工して、外観のアクセントにしています。
建物形状に合わせた窓を配置した、オリジナリティあふれる外観です。
窓デザインを考える4つのポイント
窓のデザイン性を考えるときのポイントを4つ紹介します。
ポイント① 窓の配置や組み合わせを考える
窓のデザイン性を高めるためには、配置と組み合わせを考えることが大切です。
同じ種類・大きさの窓を採用しても、窓の位置が揃っていないと外観はまとまりません。
建物に対してバランスよく窓を配置し、縦・横のラインを作ることを意識しましょう。
また、窓のデザインがおしゃれでも、組み合わせを間違えると使いにくい窓になってしまいます。
例えば、連窓を採用したときに、高すぎる位置に開閉できる窓を配置すると使いにくいですよね。
逆に、開閉できる窓が低すぎると、子供がいたずらして窓から落下する危険性があります。
複数の窓を組み合わせるときは、おとなの目線に合わせて開閉できる窓を配置することがおすすめです。
そして、低い・高い位置には開閉できないFIX窓を採用しましょう。
ポイント② デザインだけでなく採光・採風も重要
窓のデザイン性にこだわることは大切ですが、窓本来の役割である採光・採風を考えることも重要なポイントです。
外観のバランスが悪くなるからと窓を減らすと、日当たりの悪い空間になってしまいます。
窓の配置が上手くいかないときは、ルーバーなどで目隠しすることが可能です。
窓を隠してデザイン性を上げることもできますので、ぜひ検討してみてください。
また、デザイン性の高いFIX窓ばかり採用すると、採風がまったく確保できません。
FIX窓と縦すべり窓を組み合わせるなどの工夫が必要です。
採光・採風を確保した上で、デザイン性にこだわって窓を選んでみてくださいね。
ポイント③ 外に見える景色も意識する
内観のデザイン性を高めたいなら、景色を意識して窓を配置することが重要です。
せっかく大きな窓をつけても外の景色が悪ければ、内観の印象は良くなりません。
逆に、外の景色が良いと、窓が絵画のように美しく映えるでしょう。
周りの景色をしっかりとチェックしながら、窓の位置を設計してみてくださいね。
ポイント④ 窓が美しく見えるカーテンを選ぶ
実際に生活し始めると、窓にはカーテンを採用するケースがほとんどです。
そのため、窓デザインに加えてカーテンやレールの種類もこだわることをおすすめします。
例えば、カーテンレールを天井に埋め込めば、窓がすっきりして見えます。
天井からカーテンが取り付けられているため、実際の大きさよりも窓を大きく見せる効果があります。
また、窓をスタイリッシュに見せるプラインドやシェード、ロールスクリーンなどもおすすめです。
窓のデザイン性を最大限に活かせるカーテンを選んでみてくださいね。
▶関連記事:窓で決まる!おしゃれな注文住宅の窓選びとポイント
まとめ
外観・内観のデザイン性を高めたいなら、窓選びがとても大切です。
特に、外観なら道路に接している面、内観ならLDKの窓にこだわると、おしゃれな建物に仕上がります。
「種類・配置・大きさ・組み合わせ」を考えて、建物に合った窓を選んでくださいね。
クレバリーホーム城東店の新宿展示場は、窓にもさまざまなこだわりを持って設計しました。
リビングの大きな窓は外との空間をつながりを意識しています。
また、大きな窓を組み合わせ、インパクトを与えるスタイリッシュな外観に仕上げました。
窓のデザインにこだわりたい方は、ぜひ見学にいらしてくださいね。
皆様のご来場をお待ちしております。