ビルトインガレージを建てよう!メリットデメリットと注意点
車を風雨から守る、ビルトインガレージ。車やバイク、自転車好きの方にとっては憧れの存在なのではないでしょうか。せっかく家を建てるなら、居住スペースも駐車スペースもしっかりと確保した、おしゃれなデザインのビルトインガレージにしたいですよね。
今回は、ビルトインガレージのメリットデメリットとともに、注意点や建築実例を合わせてご紹介します。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
居住スペースと駐車スペースを確保できる広さの土地を購入するのは、土地が高い東京では予算的に厳しい…という方は多いもの。しかしビルトインガレージなら、限られたスペースに駐車スペースと居住スペースを確保することができます。
・家づくりを始める時は、自分たちの求める暮らしができるのかをしっかりとイメージし話し合った上で、間取りやデザインを決めていきましょう。
− contents −
◼ ビルトインガレージで土地を有効活用
◼ ビルトインガレージのメリット・デメリット
◼ ビルトインガレージを建てる時ここに注意!
◼ ビルトインガレージの建築実例
◼ ビルトインガレージでもっと車を楽しむ暮らしを始めよう
◼ ビルトインガレージで土地を有効活用
ビルトインガレージで土地を有効活用
ガレージと家が一体化したビルトインガレージ。『ガレージハウス』『インナーガレージ』といわれることもあります。
居住スペースと駐車スペースを確保できる広さの土地を購入するのは、土地が高い東京では予算的に厳しい…という方は多いもの。しかしビルトインガレージなら、限られたスペースに駐車スペースと居住スペースを確保することができます。土地を有効活用することができ、幅広い用途があり、暮らしを豊かにしてくれるのがビルトインガレージなのです。
ビルトインガレージのメリット・デメリット
それでは、ビルトインガレージのメリットデメリットを順番にみてみましょう。
メリット
メリット① 外部環境から車を守る
雨や風などから、大切な車やバイク、自転車を守ることができます。もちろん、被害が大きくなる台風の日でも安心です。
また、車へのいたずらも防ぐことができます。大切な車が傷つくことがありませんし、いたずらによる不要なトラブルに巻き込まれる心配もありません。これらの不安を拭うことができるのは、車好きの方にとっては最大のメリットなのではないでしょうか。
メリット② 天候を気にせずお出かけできる
ビルトインガレージなら、雨の日でも車の乗り降りが楽ちんです。濡れる心配がありません。もちろん、真夏の暑い日でも、高温の社内に無理に乗り込むことなく涼しくお出かけすることができます。
また、買い物やお出かけをするときに増えがちな荷物の出し入れも楽にできます。特にお子様が小さいうちは、子どもの様子を見ながら荷物も運ぶとなるとかなり負担ですが、そのストレスもありません。
メリット③ 固定資産税が安くなる可能性がある
ビルトインガレージは、1階部分が通常の家に比べると簡素なつくりになっているため、固定資産税が安くなる可能性があります。地域によって差がありますが、建物の評価額が下がるためです。
固定資産税は毎年支払う必要があるため、少しの差が将来的に大きな違いを生みます。どのくらいの楽になるのかは、事前に確認しておきましょう。
メリット④ 趣味のスペースとして活用
車が停まっていない間は、ガレージは好きに使うことができます。DIYを楽しむことができますし、子どもたちの遊び場にすることもできます。友人を呼んで、パーティーをしてもいいですね。シャッターを閉めてしまえば外からの視線は気になりませんし、騒ぐ声も漏れにくくなります。
ガレージにすることで居住スペースは減ってしまいますが、それでも有効に活用できるのがガレージハウスの魅力です。
メリット⑤ 収納スペースとして活用
家をなるべく広くするために、収納スペースはあまりつくりたくない。とはいえ、収納が少なすぎるのも困る…。そんな時、ガレージ部分に収納をつくることで収納スペースとして活用することができます。クリスマスツリーやプールグッズのような使う季節が限られているもの、キャンプ用品やDIYグッズのような大きいものなどは、意外と場所をとるもの。しかしガレージに収納することで、室内の収納スペースが広くなりますし、使い勝手もよくなります。
デメリット
デメリット① 居住スペースが減る
1階部分がガレージになるため、居住スペースが自ずと減ってしまうのがビルトインガレージです。家族の人数が多い、家族の個室を多めにつくりたい、といった場合、スペース的に難しいことも。車がガレージにない時間の方が多くなると、居住スペースを広くすればよかった…と家族から不満の声が上がるかもしれません。
デメリット② エンジンやシャッターの音が気になる
ビルトインガレージのエンジン音は、意外と家の中に響きます。運転している本人にとっては気にならないかもしれませんが、深夜や早朝だと家族にはストレスになります。シャッターも、自動で閉開する高性能のものであればそこまで音は気になりませんが、予算を抑えて設置した手動のシャッターは家族だけでなくご近所にも音が響いてしまいます。
デメリット③ 費用が高くつく
ビルトインガレージは、1階部分が大きな開口部となってしまいます。通常よりも少ない柱と壁で2階や屋根を支えるため、補強工事が必要です。さらに耐震性能をあげ、防音対策をして…となると、結果的に建築費用が高くなってしまうのです。
想定以上に費用がかかる可能性があるため、予算内で建てることは可能なのか、どこまで希望通りの間取りにできるのか、ハウスメーカーと話し合っておきましょう。
デメリット④ 車の買い替えが難しい
ビルトインガレージのサイズによっては、今よりも大きな車に乗り換えることが難しいことも。駐車することはできるものの、出し入れにかなり注意が必要、扉をほとんど開けることができない、となるとかなり使いにくくなってしまいます。
大きな車に乗ることや複数台車を所有する可能性もあることを想定して、ガレージ部分のサイズを決める必要があります。
デメリット⑤ 気になる排気ガス
換気が難しいビルトインガレージ内は、どうしても排気ガスが溜まりやすくなります。ガレージ内に排気ガスが充満したり、住居の中に流れ込んだりすると、健康被害も起こりえます。
窓や換気扇を設置した上でこまめに換気をする、空調設備を導入し自動で換気できるようにする、など換気システムを整えておくことが大切です。
ビルトインガレージを建てる時ここに注意!
ビルトインガレージは、1階部分がほぼ駐車スペースとなります。そのため、居住スペースが限られます。しかし2階部分だけに全ての部屋を凝縮するのは難しい場合もあるため、3階建てや4階建てを想定しておきましょう。
また、車の動線を考えておくことも大切です。車の出し入れをしやすいかだけでなく、家の中に荷物を運びやすいようになっているかもしっかりチェックしておきましょう。
ビルトインガレージの建築実例
敷地17.33坪|延床34.35坪のこちらのお家。間口が狭くて奥行きがある縦長敷地に建つ、3階建てです。
駐車スペースをしっかりと確保しつつ、3階建なので居住スペースもしっかり確保。家の中には、狭小住宅とは感じさせないほどのゆとりが生まれました。
ビルトインガレージでもっと車を楽しむ暮らしを始めよう
たくさんのメリットがあるビルトインガレージ。家づくりを始める時は、自分たちの求める暮らしができるのかをしっかりとイメージし話し合った上で、間取りやデザインを決めていきましょう。
そして、ビルトインガレージは複雑な構造やデザインになっていることも多いもの。失敗を避けるためにも、数多くのビルトインガレージを建ててきたハウスメーカーに依頼し、納得のいく家づくりを進めていきましょう。
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