2階リビングの間取りプラン|メリット・デメリットとポイントをチェック!

alt=”2階リビングの間取りメリットデメリット”

狭小地に家を建てる時、ネックになるのは1階リビングに太陽光が差し込みにくい…ということ。せっかく建てるなら、明るいリビングでのんびりと過ごしたいですよね。そこでおすすめしたいのが、『2階リビング』です。2階リビングなら、明るく開放感のあるリビングで、毎日快適に過ごすことができます。

今回は、2階リビングのメリットデメリットとともに、間取りポイントも合わせてご紹介します。狭小地のポテンシャルを最大限活かした家づくりに、ぜひお役立てください。

 

 


コラムのポイント
・2階リビングには、適した環境とそうでない環境とがあります。2階リビングを設けることで、採光の確保、プライバシー保護、リラックス空間など全てが実現するのであればぜひとも採用してほしい間取りです。
・明るく開放感のある2階リビングは、家族で過ごす時間をより豊かなものにしてくれます。自分たちの理想にぴったり!であれば、ぜひ2階リビングを検討してみてくださいね。


 

 

− contents −

◼ 2階リビングのメリットとデメリット
◼ 2階リビングの注意点
◼ 2階リビングの建築実例
◼ 快適な2階リビングを手に入れるには…
◼ 2階リビングで楽しい家族時間を!
◼ 2階リビングのメリットとデメリット

 

 

 

 

2階リビングのメリットとデメリット


alt=”2階リビングの間取りメリットデメリット”

まずは2階リビングのメリット、デメリットをそれぞれみてみましょう。

メリット

メリット① 1日を通して十分な採光を確保できる

1階にリビングをつくった場合、近隣の建物がネックになり十分な採光を確保できない可能性があります。休日は明るいリビングで、のんびりと過ごしたい…!そんな願いを実現できるのが、2階リビングです。

メリット② プライバシーを守ることができる

2階リビングなら、通りがかりの人や近隣の方からの気になる視線を防ぐことができます。ベランダやバルコニーにサンシェードを設置したり植物を植えたりすれば、おしゃれな雰囲気をキープしつつさらに目隠しにもなります。

メリット③ 天井の高い広々リビングに!

2階にリビングを設置することで、屋根の形を活かし天井を高くすることができます。同じ広さでも、天井が高いのか低いのかによって感じ方は違います。土地の広さは限られていたとしても、高さはコントロールできるため、空間をより活かすことができるのです。

メリット④ リビングからの眺めが良くなる

2階にリビングがあることで、家を建てる場所にもよりますが、ベランダを通してみる眺めが良くなります。遠くに視界が抜けることで、実際の部屋以上に部屋を広く感じることができます。天井の広さもあわせると、驚くほどの視界の広がりを感じることができるでしょう。

メリット⑤ 耐震性アップ!

1階に広いリビングをつくろうとすると、強度の問題で柱や壁を増やす必要があり希望通りの広さにできない可能性があります。しかし2階なら、1階部分に個室を多めにつくって強度を保つことができるため、広いリビングをつくることができます。家のつくりそのものが安定したものになるので、安心です。

 

alt=”2階リビングの間取りメリットデメリット”

 

デメリット

デメリット① 移動が大変…

2階にリビングがあることで、階段の登り降りは大変になります。元気なうちはいいですが、足腰に負担がかかるでしょう。日用品や食料品も、常に2階に持っていき、ゴミも2階から持って降りなければならないと考えるとややネックになります。

デメリット② 夏場は暑い…

1階にリビングがある場合、真夏の日差しは屋根と2階部分に遮られるため、リビングがそこまで暑くなることはありません。しかし、2階リビングの場合、屋根からダイレクトに熱が伝わってくるため、リビングが暑くなりやすくなります。

デメリット③ 家族の様子がわかりにくい

2階にリビングを設置し、子ども部屋や書斎などの部屋を1階に設置してしまうと、家族の様子が把握しにくくなります。いつ外出しているのか、いつ帰宅したのか、などがわかりにくいため、今まで以上にコミュニケーションをとる工夫が必要です。

デメリット④ 防犯面の不安

家族みんながほとんどの時間を2階リビングで過ごす場合、1階部分の防犯が心配です。水回りも2階にまとめてしまうと、1階に人がいる時間がほとんどないため、鍵の閉め忘れや窓の開けっ放しなどがあってもなかなか気付くことができません。1階部分の防犯対策をどうするのか、事前に考えておく必要があります。

 

 

 

2階リビングの注意点


alt=”2階リビングの間取りメリットデメリット”

2階リビングをつくる場合、次のポイントに注意が必要です。

注意点①  周辺環境の確認


2階リビングには、適した環境とそうでない環境とがあります。2階リビングを設けることで、採光の確保、プライバシー保護、リラックス空間など全てが実現するのであればぜひとも採用するべきです。しかし、幹線道路が近い、近隣の建物とのバランスを考えると1階の方が日当たりがいい、などであれば、本当に2階リビングを採用するのか見直す必要があります。

注意点② 自分たちのライフスタイル


2階のリビングは、自分たちのライフスタイルにフィットしているのか考えてみましょう。高齢の両親が一緒に暮らしている、普段から来客が多く登り降りが負担、などネックになることが多いのであれば見直す必要があります。もちろん、自分たちもいずれ歳を重ね、足腰が弱くなることも視野に入れておく必要があります。

注意点③  水回りの検討


2階にリビングをつくるのであれば、水回りも全て2階にすることで家事は効率よく進めることができます。しかし、水回りの音は1階に響きやすい、2階リビングが狭くなってしまう、といった問題も生じます。家での過ごし方や家事の進め方をしっかり検討した上で、間取りを決めていくようにしましょう。

 

 

 

2階リビングの建築実例

2階リビングの建築実例をご紹介します。

alt=”2階リビングの間取りメリットデメリット”

1階が賃貸用店舗、2階以上が居住空間となっている二世帯住宅のこちらのお家。2階のリビングには、以前住んでいた家で使っていた欄間を、ベンチの背もたれとしてリノベーションした思い出が詰まったお家です。

alt=”2階リビングの間取りメリットデメリット”

alt=”2階リビングの間取りメリットデメリット”

見慣れた愛着のある欄間を取り入れることで落ち着きのあるリビングに。床にはビンテージ素材を使用し、高級感が出るように工夫しました。

▶︎このお家をもっとみてみる

 

 

 

快適な2階リビングを手に入れるには…


alt=”2階リビングの間取りメリットデメリット”

日当たりよく開放的な2階リビングを、より快適にするためにぜひ取り入れて欲しい工夫をご紹介します。

バルコニーにガーデニングスペースを!

2階リビングの横にバルコニーを設置することで、空間に繋がりが生まれ広がりを感じることができます。さらに開放感をつくり出すために、ガーデニングスペースをつくってみてはいかがでしょうか。

季節に合わせて花が咲き植物が育つ姿は、家で過ごす時間をより心地よいものにしてくれます。手はかかりますが、つくりあげていく過程や土に触れる時間は、日々の疲れを癒し巣ごもり時間をより楽しいものにしてくれるはずです。

天窓を設置してさらに明るく開放的に!

天井を勾配天井にし、さらに天窓を設置することでさらにリビングは明るく、開放感のある空間になります。空を眺めながらコーヒーを飲んだり、読書をしたりする時間が手に入るだなんて、とても素敵ですね。

夏場の日差しは気にありますが、シェードを取り付け日差しをガードすることができます。その分、冬場はたっぷり光が差し込むため、温かい部屋で過ごすことができます。

 

 

 

2階リビングで楽しい家族時間を!


alt=”2階リビングの間取りメリットデメリット”

明るく開放感のある2階リビングは、家族で過ごす時間をより豊かなものにしてくれます。自分たちの理想にぴったりだな…と感じることが多ければ、ぜひ2階リビングを検討してみてくださいね。

家づくりなんて初めてのことで、わからないことばかり…という方もご安心ください。クレバリーホーム東京は、ハウスメーカーとして様々な経験やデータを持っています。省エネルギーの家づくりに関する疑問は、クレバリーホーム東京にお問い合せください。数多くの実績をもとに、お客様一人ひとりに寄り添った家づくりをさせて頂きます。いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

 

LINEでお問い合わせ

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

詳しいプロフィールはこちら