おしゃれの決め手は屋根の形!種類と特徴・選び方まとめ

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おしゃれな家の決め手はやはりデザイン性ですが、中でも屋根の形はデザイン性に大きな影響を与えます。どんな屋根を選ぶかによって、外観の雰囲気や家のおしゃれ度が決まってくるため、屋根の形と特性をしっかりと踏まえた上で選ぶようにしましょう。
今回は、注文住宅の屋根選びをする上で知っておきたい屋根の種類や特徴、注意点をまとめてご紹介します。

 


コラムのポイント
・屋根は外観イメージに与える印象が大きいだけでなく、大切な家を守るうえで大きな役割を果たしています。役割をはたせること、住みたい家のデザインと一致していること、などを検討した上で屋根を選ぶようにしましょう。
・どんな屋根を選ぶかによって、家の雰囲気は変わります。様々なデザインの中から、自分たちが理想とする屋根を選ぶようにしましょう。
・その時は短期的に考えるのではなく、20年30年と住み続けることを想定して決めていくことが大切です。


 

− contents −
◼ 大切な家を守る屋根の役割
◼ 【屋根の形】6つの種類と特徴
◼ 屋根の形を選ぶ時はここに注意!
◼ 屋上は屋根の役割が半減?
◼ 屋根にも注力しておしゃれな家づくりを!

 

 

 

 

大切な家を守る屋根の役割

alt=”屋根の形、種類と特徴”

屋根は外観イメージに与える印象が大きいだけでなく、大切な家を守るうえで大きな役割を果たしています。

・断熱性…四季を通して温度調整をする
・防水性…雨風から家を守る
・耐震性…地震などの災害から家を守る

など、住宅の安全性を高める役割があります。

注文住宅の場合、どんな内装にするのか、どんなデザインにするのかという部分に注力してしまい、屋根を後回しにしてしまいがちです。何年も住み続けることを考えると、屋根の形状や役割もしっかり理解した上で、自分たちにあったものを採用することが大切です。

屋根としての役割をはたせること、住みたい家のデザインと一致していること、などを検討した上で屋根のデザインを選ぶようにしましょう。

 

 

 

【屋根の形】6つの種類と特徴

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代表的な屋根の形には、次のようなものがあります。

① 切妻屋根

三角屋根として馴染みのあるシンプルな屋根を、『切妻(きりづま)屋根』といいます。建築時の工費をおさえることができます。屋根がかかっていない部分は雨や風が当たりやすく劣化も進みやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

② 片流れ屋根

切妻屋根を半分に切ったような形で、片方にだけ流れるような屋根を『片流れ屋根』といいます。シンプルな形でスタイリッシュなイメージがあるため、モダンな雰囲気の家を建てたい方に人気があります。
屋根となる面が少ないため、雨が降った際に雨水が溢れやすかったり外壁からの雨漏りが発生しやすくなるため注意が必要です。

③ 招き屋根

切妻屋根の片側を長く、もう片側を長くした屋根を『招き屋根』といいます。独特な形で、外観で差別化したい方、ロフトや屋根裏部屋をつくりたい方に好まれています。適度に勾配があるため、風から受ける負担をおさえることができます。また、比較的建築費用もおさえることができます。屋根と屋根の間部分は雨漏りのリスクが高くなるため、定期的なメンテナンスが必要です。

④ 寄棟屋根

屋根のてっぺんに大棟(おおむね)という部分があり、大棟を支えるように4方に広がる形の屋根を『寄棟屋根』といいます。いくつもある屋根の中ではもっとも風に強いといわれており、台風などの自然災害が多い日本にはぴったりな屋根の形です。雨漏りも防ぐためにも、こまめなメンテナンスが必要です。

⑤ 方形屋根

家の中心を頭頂部として、四方に広がっている屋根を『方形屋根』といいます。家をバランスよく取り囲むデザインになっているため、均等に雨や風を分散させて家を守ることができます。
寄棟屋根とは異なり、一箇所に継ぎ目があるつくりなので劣化し始めると進行が早く、早めの対処が必要です。また、太陽光発電の設置には向かない形です。

⑥ 陸屋根

屋根の部分が平になっている屋根を『陸屋根』といいます。屋根の部分が平になるので、屋上や3階建て住宅などに多く採用されています。また、シンプルなデザインの外観にしたい方にも多く選ばれています。
水が流れにくいつくりになっているため、防水や雨漏りの対策が他の屋根に比べると必要です。

 

 

 

 

 

屋根の形を選ぶ時はここに注意!

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外観デザインだけでなく、機能面も考慮した上で屋根は選ぶようにしましょう。

家を守る機能をチェック!

前述したように、屋根には断熱性や防水性、耐震性といった家を守るための役割があります。屋根の形によってはひとつの機能に特化したもの、満遍なく機能性を兼ね備えたもの、など異なるため、求める機能を果たしているのかどうか、あらかじめ確認するようにしましょう。

屋根のデザインだけでなく、瓦やガルバリウムなどどんな屋根材を選ぶかによっても機能性は変わってきます。住む場所の気候に合わせて、ぴったりな素材を選ぶようにしましょう。

メンテナンスコストもチェック!

建築時の初期費用はもちろんですが、家を建てて住み続けるためにはランニングコストがかかります。定期的に行うメンテナンスや大掛かりなリフォームなど、都度費用がかかります。コストだけを重視して最初に屋根を選んでしまうと、ランニング費用がかなりかかってしまう可能性もあります。長期的に住み続けることを考慮して、屋根のデザインを決めていくようにしましょう。

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屋上は屋根の役割が半減?

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屋上のある家づくりを検討している場合、もっとも適しているのは陸屋根です。しかし陸屋根の場合、断熱性や防水性が低く家を守るのには適していないと感じるかもしれません。実際に、室内への熱は、屋根から約15%伝わってくるといわれています。そのため、屋根の断熱をしっかりと行い、熱の出入りをある程度防ぐ必要があります。

 

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屋根の断熱以外に、断熱性をあげる方法として天井を断熱するという方法があります。この方法なら、屋根がなくても断熱材をたっぷりと使用することができます。屋根の場合、使用する断熱材の厚さには制限がありますが、屋根に付ける断熱材なら制限がありません。この方法であれば、陸屋根にした上で天井に断熱材を敷き詰め、性能をあげることができます。屋上のある家づくりや屋根の選び方に関しては、こちらも確認してみることをお勧めします。

 

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屋根にも注力しておしゃれな家づくりを!

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どんな屋根を選ぶかによって、家の雰囲気は変わります。様々なデザインの中から、自分たちが理想とする屋根を選ぶようにしましょう。その時は短期的に考えるのではなく、20年30年と住み続けることを想定して決めていくことが大切です。

 

家づくりなんて初めてのことで、わからないことばかり…という方もご安心ください。クレバリーホーム東京は、ハウスメーカーとして様々な経験やデータを持っています。省エネルギーの家づくりに関する疑問は、クレバリーホーム東京にお問い合せください。数多くの実績をもとに、お客様一人ひとりに寄り添った家づくりをさせて頂きます。いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

リフォームと新築の両方の専門チームを持つ当社の強みを活かして、お客様のあらゆるご要望にお応えします。また、弊社では特に地下室への取り組みを強化しております。地下室に関するご質問、ご相談等ございましたらお気軽にご相談ください。

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