【狭小住宅】後悔しないための5つの準備
東京に家を建てるのであれば、『狭小住宅』は必ず挙がる選択肢のひとつです。しかし、狭さや間取りの自由度の低さがどうしてもネックになるため、実際に建てることは迷う…という声は少なくありません。せっかく建てるなら、後悔することのない世界に一つだけの家を建てたいですよね。
そこで今回は狭小住宅を建てて後悔されがちなポイントと合わせて、後悔しないために事前にできる5つの準備について、ご紹介します。しっかりと準備をした上で、納得のいく家づくりを進めていきましょう。
コラムのポイント
・多くの後悔として挙げられるものは、やはり狭さに起因するものが多く挙げられます。しかし、狭小住宅を建てた人は何に後悔しているのかをあらかじめ知っておくだけで、対策を立て、後悔を最小限に抑えることができます。
・狭小住宅だから…と言って、諦めなければならないことばかりかというとそうではありません。工夫次第で暮らしやすい間取りはつくることができますし、快適な家は実現します。
・後悔しないためのポイントをうまく活用しながら、理想の家づくりを進めていきましょう。
− contents −
◼ 狭小住宅を建てて後悔…が多い理由
◼ 【狭小住宅】間取りの後悔ポイント
・後悔① 家具が置けない
・後悔② 動線が悪い
・後悔③ もっと収納スペースが必要
・後悔④ 部屋が暗い
・後悔⑤ 各部屋の広さ
◼ 後悔しない間取りにする方法
・スキップフロアや吹き抜けの設置を検討する
・事前のシミュレーションをしておく
・法規制の確認をしておく
・改めて将来設計をしてみる
・持ち物の見直しをする
◼ 土地を活かして価値ある暮らしの実現を!
狭小住宅を建てて後悔…が多い理由
東京で家づくりを始める時によく聞く『狭小住宅』。これは約15〜20坪以下の土地に建てられた狭い家、延床面積約70平米に建てられた小さい家のことを指します。
時間とお金をかけて、せっかく出来上がったマイホーム。喜びでいっぱいのはずなのに、後悔した…という声が絶えないのは何故なのでしょうか。
多くの後悔として挙げられるものは、やはり狭さに起因するものが多く、土地の広さが限られている以上避けられないことかもしれません。しかし、狭小住宅を建てた人は何に後悔しているのかをあらかじめ知っておくだけで、対策を立て、後悔を最小限に抑えることができます。できる対策は事前に立てた上で、納得のいく家づくりを進めるようにしましょう。
【狭小住宅】間取りの後悔ポイント
狭小住宅で多くの人が後悔するポイントを見てみましょう。
後悔① 家具が置けない
想定していた以上に部屋が狭く、以前の家で使っていた家具が置けない、新しく購入しようとしていた家具を置いたら部屋が狭くなる、など家具が置けないことが後悔ポイントとしてよく挙げられます。
生活していく上で家具は必須。その上で広々とした空間で生活したいのであれば、間取りに合わせて家具を選ぶ必要があります。設計図に家具を実際に当てはめてシミュレーションしておくとよいでしょう。
後悔② 動線が悪い
狭小住宅は限られた空間にリビングやダイニング、トイレやお風呂といった間取りを考えていく必要があります。そのため、敷地を活用した上で暮らしやすい間取りにすることが難しい場合があります。
動線は良くなりますが、仕切りをあまりつくらずに間取りを考えると空調効率が悪くなり、仕切りをつくりすぎると部屋が窮屈になってしまいます。バランスをとりながら、生活しやすい間取りを事前に考えておくことが大切です。
後悔③ もっと収納スペースが必要
収納スペースが少ない、というのは狭小住宅を建てる上で覚悟しておく必要があります。設計士さんが全力でデッドスペースをなくし、収納スペースを確保してくれたとしても、思った以上に少ない…と感じることの方が多いのかもしれません。
収納スペースを確保するのと同時に、手持ちの荷物をできる限り減らし、そもそも収納スペースがなくても大丈夫なようにしておくことも忘れないようにしましょう。
後悔④ 部屋が暗い
隣家との距離が近く、室内に太陽の光があまり差し込まない…というのは狭小住宅のお悩みでよくあります。太陽光が差し込まないだけでなく、室内の狭さによってより暗く感じてしまうこともあります。事前に分かっていても、想像以上に室内が暗いと気持ちまで暗くなってしまいますよね。
高い位置に窓を設置する、吹き抜けを設置して家全体が明るくなるようにする、インテリアや壁紙を明るい色で統一する、などできる工夫をしておきましょう。
後悔⑤ 各部屋の広さ
土地が狭く限られているため、ひとつの部屋をとってもどうしても狭く感じるかもしれません。部屋数を多くしようとすると、各部屋の狭さを余計に感じてしまうかもしれません。かといって、圧迫感をなくそうと部屋数を減らしてしまうと、プライベート空間を確保できなくなってしまいます。
部屋数を無理に増やすのではなく、開放感を楽しめるように視点を変えたり、低い家具で統一して圧迫感が生じないようにしたりすることが大切です。
後悔しない間取りにする方法
後悔しないために、事前にどんな対策を講じることができるのかを知っておくだけで、狭小住宅の家づくりは一気に楽しいものになります。
スキップフロアや吹き抜けの設置を検討する
敷地が限られている以上、部屋を広くするには限界があります。そんな時は、スキップフロアや吹き抜けなどを設置することで、より快適な空間に仕上げることができます。
スキップフロアは、床に高低差をつけて、一段が広い階段のようなもので空間と空間をつなげることができます。実際の面積以上に空間に奥行きが生まれるので、狭小住宅にはぴったりです。また、吹き抜けは上階とのつながりをつくることで、太陽の光が1階まで差し込みやすくなるだけでなく、天井が高くなるので圧迫感がなくなり、部屋を広く感じられるようになります。
狭小住宅という限られた広さの家を、より快適にランクアップできるのがスキップフロアや吹き抜けといった設備です。
事前のシミュレーションをしておく
実際に家づくりが始まると、ハウスメーカーの担当者や設計士などによって様々な間取りプランが提案されます。素敵なプランばかりで迷ってしまうかもしれませんが、実際に暮らすのは自分たちです。どのような生活になるのか、事前にシミュレーションをしておきましょう。
通常の住宅に比べると、廊下や各部屋が狭くなるため、今までと同じように人が行き違うことが難しくなるかもしれません。シミュレーションをしておくだけで、疑問点に気付きやすく、改善点を見出しやすくなります。建てた後の生活の方が長いので、多少手間がかかってもやっておくことが大切です。
法規制の確認をしておく
家は、購入した土地の全面を使って建てられるわけではありません。建ぺい率といって、敷地面積に対して家を建てられる面積は決まっています。そのため、元々狭い土地なのに、建ぺい率を考えて家を建てると想像以上に家が小さくなってしまう…ということは多々あります。購入を検討している土地の建ぺい率はどのくらいなのか、その建ぺい率で建てた家の広さで満足なのか、などは事前に検討しておきましょう。
建ぺい率だけでなく、家づくりをするにあたってわからない用語はたくさん出てきます。事前に調べておくと、のちの家づくりがスムーズです。
改めて将来設計をしてみる
子どもの部屋は最終的にいくつあればいいのか、何年後に巣立っていくのか、夫婦の生活はどうするのか、など改めて将来設計をしておきましょう。これから先どうなるかは誰にもわかりませんが、ある程度方向性を定めておくことで計画を立てやすくなります。
特に狭小住宅の場合、将来設計によっては部屋の数や大きさ、間取りが大きく変わってくるかもしれません。家づくりだけでなく、いざという時に備えるためにも将来設計は役立ちます。
持ち物の見直しをする
家づくりを進めていく前に、手持ちの荷物を整理しておきましょう。狭小住宅に暮らす以上、収納スペースは限られます。少ない荷物でも暮らせるようにしておくことで、収納スペースを有効に使いながら、片付けられない、物がたくさんあって圧迫感がある、など感じることなく暮らすことができます。
新しい家での暮らしを始める前に、定期的に荷物の見直しをし、暮らしの適正量を把握した上で管理する癖をつけておくと良いでしょう。
土地を活かして価値ある暮らしの実現を!
狭小住宅だから…と言って、諦めなければならないことばかりかというとそうではありません。工夫次第で暮らしやすい間取りはつくることができますし、快適な家は実現します。
後悔しないためのポイントをうまく活用しながら、理想の家づくりを進めていきましょう。
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