注文住宅の失敗例と後悔しない対策まとめ
憧れだったマイホーム。せっかく家を建てたものの、『ああすればよかった…』『こうすればよかった…』と後悔することばかりだと、気持ちも沈んでしまいますよね。
家づくりを失敗しないために大切なことは、事前に失敗例をたくさん知っておくこと、その失敗をしないための対策を立てておくことです。今回は、そんな家づくりを後悔しないための失敗例と対策8選をまとめました。これからの家づくりの参考になれば幸いです。
コラムのポイント
・注文住宅とは、家を建てる時に間取りやデザインを自由に決めることができる住宅のことです。自分たちの希望に合わせて間取りを決めることができるからこそ、迷うこともたくさんあります。
・家を建ててから後悔しても、やり直すことはできません。失敗例をもとに、自分たち家族はどのような家を建てたいのか、どのような暮らしをしたいのかを考えた上で、家づくり計画を立てていくようにしましょう。
− contents −
◼ 注文住宅の失敗例を知る大切さ
◼ 注文住宅の失敗例と対策8選
・失敗例① 玄関
・失敗例② 廊下
・失敗例③ 階段
・失敗例④ リビング
・失敗例⑤ キッチン
・失敗例⑥ トイレ
・失敗例⑦ お風呂場
・失敗例⑧ 子ども部屋
◼ 後悔のない家づくりを!
注文住宅の失敗例を知る大切さ
注文住宅とは、家を建てる時に間取りやデザインを自由に決めることができる住宅のことをいいます。自分たちの希望に合わせて決めることができるので、こだわって家づくりをしたい人にはとても人気があります。
しかし、自由に選択できて決めることができるからこそ、迷うこともたくさんあります。自分たちはこれがいい!と思っていても、住み始めてみると違和感を感じる、勧められた設備を選んだものの、自分たちが求めていたものではなかった、など様々な違和感や後悔が生じてくるのは仕方ないのかもしれません。だからこそ、すでにマイホームを建てた人はどんな点を後悔しているのか、どこに気をつけて家づくりを進めたらよかったのか、などを知っておくことはとても大切です。
事前に情報を集めておいて、納得のいく家づくりを進めていけるようにしましょう。
注文住宅の失敗例と対策8選
家の中のそれぞれの場所に対して、どんな失敗例が多いのか、対策としてどんなことができるのか順番に見てみましょう。
失敗例① 玄関
玄関の失敗例で多いのが、収納の少なさです。家族分の靴の収納と合わせて、ベビーカーやおもちゃ、傘、ちょっとした荷物など意外とたくさんの荷物を玄関には置くことになります。その想定ができておらず、収納が少なくて困る…というのはよくある失敗例です。他にも、玄関タイルの色を薄い色にしたため汚れが目立ってしまう、夜間は見えにくいため電灯のスイッチを自動で点灯するものにしておけばよかった、などが失敗例として挙げられます。
対策
玄関に置く靴や靴以外の物の量を、一度確認した上で収納量を決めるようにしましょう。今後家族が増えるかどうかわからないから…と思うかもしれませんが、暮らしていると自然と靴は増えていきます。増えた時でも対応できるよう、考えておくことが大切です。
玄関のタイルだけでなく、廊下やリビングの床も暗めの色を選べば汚れが気になりません。長い目で見て、自分たちでお手入れできるかどうかを考慮して選ぶと良いでしょう。
失敗例② 廊下
廊下を失敗…?と思うかもしれませんが、廊下を失敗することももちろんあります。ちょっとしたフリースペースとして使うために、中途半端に廊下を広くつくってしまった、採光を考えておらず、薄暗い廊下になってしまった、などが挙げられます。
対策
中途半端に広く廊下をつくるよりも、リビングやダイニングを広くする、フリースペースをしっかりとつくる、などした方が限られたスペースを有効に使うことができます。また、明るさの確保を考え、階段部分に窓を設ける、トップライトを設置するなど工夫することで、廊下にもしっかりと太陽の光を届けることができます。
失敗例③ 階段
階段の場合、幅や場所に対する後悔が多く挙がります。リビングやダイニングなどを広くするために階段の幅を狭くしてしまうと、上り下りしにくい階段になってしまいます。また、おしゃれには仕上がりますが、リビング階段を採用した場合暖かい空気が逃げやすくなってしまうため、冬場の寒さが気になるでしょう。
対策
小さなお子様や高齢者など、どの世代の人でも上り下りしやすいような幅と高さの階段に仕上げるようにしましょう。リビング階段を検討している場合、天井にシーリングファンを設置することで空気を循環させ、室内全体を暖めることができます。また、断熱性能も高めておくことが大切です。
失敗例④ リビング
長時間過ごす場所なので、多くの人が気合をいれて間取りを考えるのがリビングです。そのため大きな失敗例は挙がりにくい場所なのですが、吹き抜けを設置したため思った以上に冬が寒い、採光をもっと工夫すればよかった、必ずリビングを通って2階に上がる間取りにすればよかった、などの失敗例がちらほら聞かれます。
対策
吹き抜けを設置する場合、冷暖房効率を考えてシーリングファンや床暖房の設置を合わせて行うようにしましょう。そうすることで、1年中快適な室温の中で過ごすことができます。
長時間快適に過ごせるように、窓の位置や室内の広さはしっかりと検討し、家族のコミュニケーションを円滑に取れるよう考えた上で間取り決めていくことが大切です。
失敗例⑤ キッチン
デザイン性だけでキッチンの形を選んでしまい、とても使いにくい、スムーズに料理ができない、などが失敗例として挙げられます。他にも、調理グッズや調理家電はどんどん増えていくものの収納するスペースがない、様々な家事を同時進行するための動線が整っていない、キッチンのサイズが大きく部屋にマッチしていない、などがあります。
対策
キッチンは流行りやデザイン性だけで選ぶのではなく、使い勝手が良いもの、清潔な状態が保てるようにしっかりと収納スペースがあること、部屋のサイズに合っているものを選ぶようにしましょう。長時間立つ場所です。おしゃれに仕上げることももちろん大切ですが、ストレスにならずに楽しく調理ができることも大切です。
失敗例⑥ トイレ
失敗例としてよく挙がるのはトイレの場所です。寝室の近くに設置してしまったため水を流す音が気になる、リビングの側に設置したため使用時の音が気になる、などがあります。そして、あまり家の奥に設置してしまうと、来客者がトイレに行く際に家中を見られてしまう可能性もあります。
また、せっかくだから…と壁紙をカラフルにしたものの、普通の壁紙が良かった、電球や洗面台などもっとこだわれば良かった、など細部に関する失敗例も挙げられます。
対策
どの場所にトイレがあれば、ゆっくりと寝ることができるのか、周りを気にすることなく用を足すことができるのか、などシミュレーションしておくことが大切です。
失敗例⑦ お風呂場
ゆっくりとくつろぐために大きな浴槽にしたものの、大きくしただけ水道代とガス代がかかってしまった…という失敗例があります。また、防犯を考えて窓を設置しなかったものの、換気がしにくくカビが生えやすい、湿気がこもりやすい、なども建てた後で気になってしまう失敗例です。
対策
ゆっくりとくつろぐことが最優先なのか、多少くつろげなくても良いので水道代やガス代といったランニングコストを抑えたいのか、といった優先順位を明確にした上で、間取りの詳細を考えていくようにしましょう。
カビが生えやすい環境は掃除がとても大変です。そもそもカビが生えにくい環境を整えておくのか、こまめに掃除をするのか、自分たちにとって無理なく綺麗なお風呂を維持できるようにすることが大切です。
失敗例⑧ 子ども部屋
子ども部屋だから…と間取りを狭くしてしまうと、実際に家具を搬入した時に狭さを感じます。さらに、子どもが大きくなるにつれて、その狭さはネックになるでしょう。また、快適な部屋にしてしまうと、子どもが部屋にこもりがちになり家族とのコミュニケーションが心配になることもあります。
対策
子どもの成長に合わせて、部屋を仕切れるようにしておけば限られたスペースを有効に活用することができます。子ども部屋は何をする場所なのか、を明確にした上で広さや家具を決めておけば、後で困ることは減るでしょう。
後悔のない家づくりを!
家を建ててから後悔しても、やり直すことはできません。失敗例をもとに、自分たち家族はどのような家を建てたいのか、どのような暮らしをしたいのかを考えた上で、家づくり計画を立てていくようにしましょう。
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