東京で地下室のある家を建てるならおさえておきたいキホン|クレバリーホーム東京

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土地が高く狭い東京。広々とした家を建てて、休日は趣味を満喫しながら、家族との時間を大切にしながらゆったりと暮らしたい…という理想を叶えるのはなかなか難しいように感じるかもしれません。しかし、地下室のある家ならその理想を叶えることができます。部屋面積を増やし、家時間を充実させられる地下室。長い人生を充実させるためには、欠かせない選択ではないでしょうか。

とはいえ、地下室を造るにあたってどんなことに気をつけたらいいのか、どんな工夫をしたらいいのかよく分からない…という方も多いもの。そこで今回は、地下室のある家を建てる前に知っておきたい、地下室のキホンをまとめてご紹介します。

 


コラムのポイント
コラムのポイント
・地下室を造る場合、容積率の緩和を受けられること、固定資産税が高くなるかもしれない、という2点はおさえておきましょう。
・地面を掘り下げたドライエリアを設置することで、採光性や通気性が格段に上がり、快適に過ごすことができます。
・防音性、耐震性、調湿性に優れた地下室を造り、暮らしの可能性を大きく広げていきましょう!


 

 

− contents −

◼ 地下室を造るなら知っておきたい2つのポイント
・容積率の緩和を受けられる
・固定資産税が高くなるかも…
◼ ドライエリアで快適な室内に
・ドライエリアとは
・設置の際のポイント
◼ 安心の◯◯性
・安心の防音性
・安心の耐震性
・安心の調湿性
◼ 防災備蓄としての役割も
◼ 地下室のある家を建てるなら…

 

 

 

 

 

 

 

地下室を造るなら知っておきたい2つのポイント


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地下室のある家を建てるのであれば、まずは容積率についておさえておきましょう。

 

容積率の緩和を受けられる

地下室は、床が地面よりも下にあり、天井の高さの1/3以上が地面よりも下にある空間のことをいいます。建築基準法では、『地階』といわれています。
その土地に建てることができる建物の、延床面積の割合のことを容積率といいます。地下室ある家は、この容積率の緩和を受けることができます。建物全体の、住宅部分の延床面積を1/3まで延床面積から外すこと、これを容積率の緩和といいます。

・床面から地盤までの高さがその階の天井の高さの1/3以上の地階であること
・地下室の天井が地面よりも上にある場合、地面よりも1m以下であること
・住宅の用途に使われ、床面積の合計の1/3以下であること
これらの条件を満たす必要があります。

都内のように狭い土地面積でも、広い土地と同じように床面積を確保することができるため、トータルコストを抑えられる可能性はあります。

 

 

固定資産税が高くなるかも…

固定資産税とは、毎年1月1日の時点で土地や建物といった固定資産を所有している人に支払い義務が生じる税金のことです。

固定資産税は、建物の構造によって金額が変わり、木造よりも鉄筋コンクリートの方が高くなります。地下室は、地圧に耐えて住宅を支えられるだけの構造が求められるため、鉄筋コンクリートで造られ固定資産税も高くなります。容積率の緩和を受けても、税金は高くなる可能性がある、ということはおさえておきましょう。

 

 

 

 

ドライエリアで快適な室内に


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地下室は、ドライエリアを設けることで快適な室内にすることができます。

 

ドライエリアとは

地下室のある建物に造られた、地面を掘り下げた空間のことをドライエリアといいます。地下室の部屋の周りや一面を囲むように造られており、からぼりとも呼ばれています。太陽光を地下室まで届けたり、風通しを良くしたりと地下室をより快適にするだけでなく、いざという時の避難経路確保にもなります。

建築基準法では、本来地下室は居室として認められていません。しかし、ドライエリアを設けることで居室として使うことができます。衛生上の観点からも、地下室にはドライエリアを設けるよう定められています。

 

 

設置の際のポイント

ドライエリアを設置する場合、排水対策をしっかりとしておく必要があります。ゲリラ豪雨や台風などで大量の水が流れ込んだ際、排水機能が整っていないと水が室内に流れ込んでくる可能性があります。

排水ピットや排水ポンプを設けて、いざという時に備えましょう。落ち葉やゴミが溜まって排水ができなくなることもあるので、こまめにお手入れをしておくことも大切です。

 

 

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安心の◯◯性

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地下室には、安心の性能が詰まっています。

 

安心の防音性

地下室は土に囲まれており、隣家とも離れた造りになっています。そのため、大きな音楽を流したり映像を流したりしても安心です。仕事の後は好きな映画をじっくり堪能したい、安らぐ音楽を大音量で聴きたい、そんな理想の時間も実現します。

より防音性を高める造りにすることもできるので、用途に合わせて造り込んでいくと良いでしょう。

 

安心の耐震性

地下室のある家は、地面深くに基礎を築きます。土を掘るため、地盤が弱まるのでは…と心配になるかもしれませんが、より強固なものにできるのが地下室の地盤です。もし地震が起こったとしても、地下室のある家が受けるダメージは通常の住宅の2/3とも言われています。

また、地下室のある家を建てても耐えられるように、あらかじめ地盤調査を行います。もともとしっかりとした地盤の上に建つ家なので安心です。

 

安心の調湿性

地下室は、周りを土に囲まれているため、湿気がたまりやすく通気性も悪くなりやすい環境です。しかし、結露やカビの発生を防ぐために、あらかじめ窓を設置したり換気システムを整えたりするなど多くの工夫がなされています。換気システムの設置やエアコン、サーキュレーターの稼働など設備が整っているので、常に快適な温度と湿度が保たれています。

 

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防災備蓄としての役割も


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多大な被害をもたらす災害によって、いつライフラインがストップするかはわかりません。突然起こった災害でも、どれだけの食料を確保できているか、安心安全を確保するために備えができているかは家族の安全を大きく左右します。

 

地下室は、居室として過ごしやすい空間にするだけでなく、非常食や飲料水、防災グッズを保管するのにも役立ちます。また、地下室自体が安全な避難場所となりうる可能性もあります。

家族の暮らしを安全に確保するための部屋として、地下室を活用するというのも一つの手段です。

 

 

 

 

地下室のある家を建てるなら…


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地下室のある家は、土地を有効に活用出来るだけでなく、毎日の暮らしの選択肢を大きく広げることができます。限られた土地でも有効に活用したい、部屋数を増やしたい、とお考えであれば、地下室を造って暮らしの可能性を大きく広げていきましょう!

 

家づくりなんて初めてのことで、わからないことばかり…という方もご安心ください。クレバリーホーム東京は、ハウスメーカーとして様々な経験やデータを持っています。注文住宅の家づくりに関する疑問は、クレバリーホーム東京にお問い合せください。数多くの実績をもとに、お客様一人ひとりに寄り添った家づくりをさせて頂きます。いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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