【新築】片付けで悩まない収納のつくり方

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『片付けが苦手…』『いつの間にか散らかってしまう…』こんな悩みをいつも抱えていませんか?片付けで悩まないためには、間取りを考える段階で、片付けられる仕組みをつくっておく必要があります。仕組みができていれば、片付かない、いつも散らかるといった悩みからは解放され、綺麗な部屋で毎日を快適に過ごすことができます。

今回は、新築の家づくりを始める前に知っておきたい片付けの仕組みづくりと、収納の考え方、工夫するポイントをまとめてご紹介します。これからの家づくりにお役立てください。

 


コラムのポイント
・片付けられない…といつも悩んでいる人の家は、『片付けられる仕組み』がつくられていないことが多々あります。家づくりを始める段階で、家族みんなが片付けやすく散らかりにくい仕組みを整えておきましょう。
・家づくりを始める前に、暮らしを振り返って所有物の量や生活導線を見直し、自分たちの暮らしにあった収納スペースを考えていくとよいでしょう。
・快適な暮らしを維持していけるような収納計画を立てて、片付けで悩まない家づくりを始めましょう。


 

 

− contents −

◼ 片付く仕組みをつくっておこう!
◼ 片付けやすい収納のつくり方
・ポイント① 暮らしを振り返り動線を把握
・ポイント② 必要な荷物の見直し
・ポイント③ 新しく購入するものをリストアップ
・ポイント④ 動線と用途、頻度に合わせて収納を設置
◼ 収納アイディア実例
◼ 暮らしやすい収納計画を始めよう

 

 

 

 

 

 

片付く仕組みをつくっておこう!


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片付けられない、といつも悩んでいる人は、モノの総量が多いのはもちろんのこと、モノの定位置が決まっていなかったり、使う場所に収納スペースがなかったりと、そもそもの『片付けられる仕組み』がつくられていないことが多々あります。

仕組みさえしっかりと整えてしまえば、すっきりとした空間を保つことは可能です。家づくりを始める段階で、家族みんなが片付けやすく、散らかりにくい仕組みを整えておきましょう。

 

 

 

 

片付けやすい収納のつくり方


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新築を建てる時に採用したい、片付けやすく散らかりにくい収納にするためのポイントをご紹介します。

 

ポイント① 暮らしを振り返り動線を把握


家づくりを始める前に、まずは自分たちの暮らしを振り返ってみましょう。朝起きてから仕事に出かけるまで、帰宅してから夜寝るまで、といった平日の過ごし方だけでなく、休日の過ごし方も振り返ります。

振り返った上で、動作をする時に使うものを考え、収納スペースを考えていきます。朝起きて着替えと身支度を同じ場所で整えているのなら、洗面所の近くにクローゼットが必要、寝室で毎日読書をしているのなら、寝室に本棚が必要、というように、必要なものが必要な時にすぐに手に取れるように収納スペースを考えてみましょう。そうすることで、新居に片付けやすく散らかりにくい収納をつくることができます。そういえばここに収納が欲しかった、という気づきも書き溜めておきましょう。

 

ポイント② 必要な荷物の見直し


所有物が多ければ多いほど、所有量を把握するのが難しく、管理も難しくなります。モノが多いとその分散らかりやすく、片付けが難しくなるため、家づくりと並行して所有物の量を見直しましょう。数年使っていないものや壊れているもの、今後も使う可能性が低いものはしっかり処分することが大切です。処分するものがなかなか選べない…という時は、新築の家に持って行きたいのか、新しい暮らしや新しい生活に必要なのか、という視点で考えてみると、処分するものが選びやすくなります。

 

 

ポイント③ 新しく購入するものをリストアップ


新しい家での暮らしを始めるにあたって、冷蔵庫や洗濯機といった家電製品を購入するという方は多いでしょう。家電製品はもちろんのこと、タオルやシーツ、保存食といった日用品を増やす方も多いのではないでしょうか。

新しく購入するものはあらかじめリストアップしておき、購入するものも収納できるだけのスペースをつくるようにしましょう。モノが増えることを想定した上で収納スペースを用意しておけば、散らかってしまう原因から解決することができます。

 

ポイント④ 動線と用途、頻度に合わせて収納を設置


最初のポイント①で見直した動線と所有物、所有する頻度に合わせて収納計画を立ててみましょう。

間取り図を見ながら、どこにどのくらいの収納スペースがあれば快適に暮らすことができるのか、片付かないという悩みを抱えることなく毎日を過ごすことができるのかを考えてみることで、自分たちの暮らしにフィットした収納計画を立てることができます。人の数だけ暮らしの形があり、その形にフィットした収納をつくることが、収納を考える上ではとても重要です。

 

 

 

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収納アイディア実例


新宿区Y様邸 木造 3階建て
敷地面積:53.39㎡(17.96坪)
延べ床面積:84.93㎡(25.69坪)

 

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実際に建てられたお宅には、どのような収納アイディアが盛り込まれているのでしょうか。

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テレビ周りはAV機器やDVD、雑貨など様々なアイテムが増えがちです。あらかじめ収納できるだけのテレビボードを造っておけば、住み始めてからの収納には困りません。家族だけでなく、お客様の視線も集まりやすい場所なので、いつでもすっきりとさせておけるようにしておきましょう。

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ちょっとしたワークスペースとしても使える上、飾り棚としても使えるこちらのスペース。収納しきれない雑貨などは、見せる収納として使うことができます。

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キッチンの間取りで意外と後悔されるのが、ゴミ箱の場所です。調理中も使い勝手がよく、動線の邪魔をしないためには、あらかじめ収納場所を決めておくとよいでしょう。

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ウォークインクローゼットには、高さを調整できる棚を設置しています。洋服の量に合わせてカスタマイズできるだけでなく、大人から子どもまで体のサイズに合わせて収納スペースをつくることができます。

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洗面所周りには、タオルや歯磨きといったストックを十分に収納できます。水回りはあえてすっきりとさせることで、お手入れも楽チンです。

ウォークインクローゼットと一続きになっているので、洗濯物を片付ける時や朝の身支度などがしやすく、行ったり来たりしないでいいように動線も工夫されています。

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玄関横には、広々としたシューズクロークがあるのはもちろんのこと、アウターやベビーカーを収納するスペースを設置。荷物で玄関が狭くなる、子どもがアウターを脱ぎ散らかしてしまう、という散らかりがちな悩みも解決です。

 

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暮らしやすい収納計画を始めよう


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家づくりを始める段階で、収納スペースをどこにつくるのか、どのくらい必要なのか、などをしっかりと考えておきましょう。そうしておけば、いざ暮らし始めてから『片付けられない』『すぐに散らかる』という悩みに振り回されることもなくなります。

快適な暮らしを維持していけるような収納計画を立てていきましょう。

 

家づくりなんて初めてのことで、わからないことばかり…という方もご安心ください。クレバリーホーム東京は、ハウスメーカーとして様々な経験やデータを持っています。注文住宅の家づくりに関する疑問は、クレバリーホーム東京にお問い合せください。数多くの実績をもとに、お客様一人ひとりに寄り添った家づくりをさせて頂きます。いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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