【注文住宅】失敗しないためのステップ7つ!家づくりを進める基礎知識
初めて聞く専門用語、初めて支払う高額な費用、など今まで経験したことがなかったようなことばかりの家づくり。時間も費用もかかり、エネルギーも使うからには、できれば失敗したくないですよね。ただ、初めての事ばかりなので実際には不安も大きいという方も多いのではないでしょうか。
家づくりは、事前にどんな準備をしておけばいいのか、どのような段取りで進めたらいいのかがわかってさえいれば、想像以上に楽しんで進めていくことができます。今回は、初めての家づくりを始める前に知っておきたい、失敗しないための7つのステップやかかる費用や期間などまとめてご紹介していきます。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・家づくりを始める前に、大切なのは情報収集です。インタネットや雑誌だけでなく、モデルハウスにも足を運んでみて、実際に体感してみると良いでしょう。
・イメージを固め、資金計画を立て、住む場所探し、施工会社を探し…と多くの段階を辿りながら、計画的に家づくりを進めていきましょう。
− contents −
◼ 家づくりを失敗しない!7つのステップ
◼ 失敗のない家づくりに欠かせない『情報収集』
◼ 家づくりにかかる費用と期間は?
◼ 計画的に失敗のない家づくりを進めよう!
家づくりを失敗しない!7つのステップ
せっかくの家づくりを失敗しないためにも、まずは大切なステップを確認しておきましょう。ご紹介する7つのステップの順を追って家づくりを進めていくことで、後悔のない最高の家を建てることができます。
ステップ① 新居のイメージを固める
どんな場所に住みたいのか、どんな家に住みたいのか、部屋数はどのくらいで間取りはどうするのか、といったイメージをまずは描きましょう。注文住宅は、ある程度の理想を実現することができます。この時にしっかりイメージできるかどうかで、後の満足度も高くなります。
今の理想の間取りだけでなく、10年後20年後もイメージした上で、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるような間取りにすると良いでしょう。
ステップ② 資金計画を立てる
いずれマイホームが欲しい、と思っていた方は、若い頃からしっかりと資金計画を立てて準備をされてきたかもしれませんね。家づくりには、多額の費用がかかります。数百万〜数千万というお金が動くので、しっかりと計画を立てて準備をしておく必要があります。
土地の購入資金、家本体の資金だけでなく、諸費用も意外とかかります。家を建てるために必要な費用と、家を建てた後も必要な生活費と、何にどのくらい必要なのか洗い出して計算しておきましょう。現在の収入や貯蓄、毎月かかっている家賃などを計算し直し、余裕を持った資金計画を建てることが大切です。
ステップ③ 住む場所探しをする
家を建てた場所は、終の住処になる可能性もある場所です。気候や風土、周りの環境など、様々な生活条件を調べてみて、自分たちの求める条件にあった土地を探しましょう。最寄りの駅の場所や通勤通学にかかる時間、スーパーや病院といった生活環境は、暮らしやすさを大きく左右します。
そして住む場所も大切ですが、地盤の状態も大切です。地震大国日本に暮らす以上、いつ大きな地震がきても耐えられるだけの地盤の強さがなければ、せっかく建てた家もダメージを受けてしまいます。土地が決まったのであれば地盤調査に早めに取り掛かっておくと良いでしょう。
ステップ④ 施工会社を探す
どこのハウスメーカーに家を建ててもらうかはとても重要です。とはいえ、ハウスメーカーはたくさんあるし違いがよくわからない…と迷う方も多いでしょう。そんな時は、自分たちが家に求める優先順位を明確にし、優先順位の高いものに対応してくれるハウスメーカーを選ぶと良いでしょう。理想の家はどのような家なのか、どうしても譲れない点は何なのか、が明確になるだけでも迷いは減らすことができます。
耐震性、耐火性、耐久性、設計・間取の自由度、デザイン性、価格、会社のネームバリューなどで考えてみると良いでしょう。
ステップ⑤ 土地の契約をする
土地を購入する場合、不動産と売買契約を結びます。
最初に、不動産の売買契約にかかる手付金を、売買代金の5~20%の範囲内で支払います。土地の売主が不動産会社の場合、手付金の上限は20%以内と宅地建物取引業法39条で定められているため、この費用を上回ることはありません。
ステップ⑥ 住宅ローンの契約をする
住宅購入時、住宅ローンを使用する場合は金融機関に申し込みを行い、融資承認をおろしてもらいます。事前の審査が必要だったり、連帯保証人の書類が必要だったりと多くの書類が必要になりますので、早めに相談に行き準備を進めておくと良いでしょう。
参考記事:女性が借りやすい特典つき住宅ローン|雇用形態や収入が不安ならフラット35
ステップ⑦ 間取りのプランニング
ハウスメーカーと契約をし、準備が整ってきたら、間取りのプランニングを詰めていきましょう。この時に、建蔽率や容積率、ドライエリア、スキップフロアといった数々の専門用語が出てきます。スムーズにプランニングを進めていくためにも、これらの専門用語をある程度把握しておくと良いでしょう。
▶︎隣家に囲まれながらも徹底した採光計画で明るさを実現した家
バルコニーの位置をどうするのか、各部屋の広さはどうしたいのか、といった理想を現実とすり合わせながら考えていきます。
こういった流れを経て、地鎮祭を行い、家を建て、初めて実際に暮らすことができるのです。
失敗のない家づくりに欠かせない『情報収集』
家づくりを失敗しないためにも大切なのは、ステップをしっかりおさえておくことと『情報収集』です。
住宅情報や不動産情報に詳しい、住宅ローンに詳しい、といった知識を最初から持っている人はあまりいないもの。とはいえ家づくりには家の工法や設備、インテリアやカラーコーディネートなど様々な知識が必要になるため、ある程度自分たちで情報を集める必要があります。専門的な深い知識を身につける必要はありませんが、ある程度知っておくことで、家づくりを失敗なくスムーズに進めていくことができます。
情報収集をする際は、モデルハウスにも実際に足を運ぶと良いでしょう。実際に目で見て新築の雰囲気を体感することで、イメージを固めやすくなります。
家づくりにかかる費用と期間は?
家づくりには多額の費用と時間がかかります。こちらもあらかじめ確認した上で、『こんなにかかるなんて知らなかった…!』という後悔のないように準備しておきましょう。
家づくりにかかる費用
住宅建築費の相場は、住宅金融支援機構の長期固定金利住宅ローン・フラット35の利用者調査によると首都圏は3687.8万円です。全国平均よりも相場は高くなっていますが、利便性や土地の高さを鑑みると妥当でしょう。
そして住宅ローンを利用する方の多くは、年収の5~5.9倍の借入をしています。少なくとも年収の4倍の借入がされていると考えると、ある程度自分たちの費用計画は立てられるのではないでしょうか。
参考記事:新築一戸建てにかかる費用はいくら?内訳をシミュレーション
家づくりにかかる期間
こだわって家づくりをしたい方の中には、何年もかけて準備をされることもあります。ほとんどの方は、半年未満の準備期間を経て、家づくりに突入します。
契約、工事着工までは3〜4ヶ月ですが、打ち合わせの回数が多いと、その分完成までの時間がかかります。着工後は、工法や天候によって差はありますが、半年かからずに完成します。
参考記事:注文住宅を建てたい!かかる費用と流れをシミュレーション
計画的に失敗のない家づくりを進めよう
マイホームは、事前準備から出来上がるまで様々な工程を経て、やっと完成します。長い道のりですし、途中ストレスに感じることがあるかもしれません。どんなトラブルも乗り越えられるよう、実績が多く信頼できるハウスメーカーを選ぶことが大切です。ハウスメーカーと二人三脚で、素敵な家づくりを進めていきましょう。
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