失敗例から学ぶ二世帯住宅の建て方・暮らし方|クレバリーホーム東京
お互い支え合いながら暮らすことができる二世帯住宅。魅力は感じつつも、トラブルや失敗の話を聞くことも多いため、実際に建てるかどうか判断に困る…という方は多いのではないでしょうか。二世帯住宅には、いくつかの間取りパターンがあります。自分たちの生活スタイルや価値観に合わせて間取りを選ぶことで、失敗や後悔を最小限に抑えることができます。
今回は、二世帯住宅をすでに建てた方の中から多く挙がる失敗例をもとに、後悔のない二世帯住宅の家づくりを進めていく方法をまとめました。
コラムのポイント
・二世帯住宅で多く後悔されるポイントとして、騒音対策やプライバシー、生活費やコミュニケーション面が挙げられます。
・平和な関係性を保ちながら暮らすなら、完全分離型がお勧めです。
・最高だ!と思える暮らしを実現していくためにも、失敗から学びながら二世帯住宅の家づくりを進めていきましょう。
− contents −
◼ 『失敗した…』二世帯住宅の後悔ポイント
・後悔ポイント① 騒音対策をもっとしておけばよかった…
・後悔ポイント② もっとプライバシーに配慮すればよかった…
・後悔ポイント③ 生活費をどうするかきちんと決めておけばよかった…
・後悔ポイント④ もっと自分の思いを伝えればよかった…
◼ 平和に暮らすなら『完全分離型』を!
◼ 失敗から学び最高の家づくりを!
『失敗した…』二世帯住宅の後悔ポイント
二世帯住宅は、価値観も世代も違う大人が共に暮らす場所です。ちょっとしたことがお互いにストレスを与え、トラブルやストレスになってしまう可能性があります。
後悔ポイント① 騒音対策をもっとしておけばよかった…
親世帯と子世帯とでは、生活リズムが大きく異なります。働き盛りで夜遅くまで仕事をしている子世帯と、リタイアして朝早くから自分の時間を過ごす親世帯、と比べるだけでも違いは一目瞭然です。
朝起きる時間、夜寝る時間、お風呂に入る時間はもちろんバラバラですし、どちらかが体を休めている時にどちらかが活動していることは日常茶飯事。その中で、テレビの音や風呂、トイレの排水の音、子どもの足音など気になることはたくさんあります。普段は気にならなくても、疲れている時やイライラしている時は敏感になり、そこからトラブルが生じてしまうこともあるでしょう。
共に暮らす人への普段からの配慮はもちろんですが、家づくりの段階で、防音性・遮音性の高い建材を使うなどでトラブルを避けることができます。
後悔ポイント② もっとプライバシーに配慮すればよかった…
休日に何をしているのか、どんな人たちと交流しているのか、どんな会話をしているのか、全て筒抜けになるのが二世帯住宅です。気にしすぎるあまり、友人を家に呼べない、リビングでくつろぐことができない、というケースもあります。離れているからこそ保てていた距離感も関係性も、守れていたプライバシーも、もしかするとうまくいかなくなってしまうかもしれません。
一緒に暮らしていると、相手が何をしているのかとても気になってしまうものです。相手の生活には口を挟まない、プライバシーに配慮する、などあらかじめ話し合っておくことが大切です。
後悔ポイント③ 生活費をどうするかきちんと決めておけばよかった…
生活していく上で必要な生活費。固定費として、家のローンや通信費、水道光熱費、固定資産税、火災保険料に地震保険料などが必要です。さらに食費に家電製品、生活用品の買い替え、メンテナンスなどの費用もかかります。最初になんとなく…で支払いを決めてしまうと、ずるずるとどちらかが払い続けてしまうことになり、それが原因でトラブルになることもあります。
何にどのくらい生活費がかかるのか、その費用は親世帯と子世帯のどちらがどのくらい支払うのか、などはあらかじめ決めておきましょう。最初に決めて終わり…ではなく定期的に見直すことで、その時々の意見やお財布事情を反映できますし、トラブルを避けることができます。
後悔ポイント④ もっと自分の思いを伝えればよかった…
遠慮したり気を使ったりしたために、本音を伝えることができず後で後悔してしまう。何か問題があった時点で話し合っておけば、ここまで問題が大きくなることはなかった。お互いが向き合っていればトラブルを避けることができた。こういった経験をされた方は多いのではないでしょうか。肉親だからこそ、義理の家族だからこそ、本音を伝えられなかったことが原因で問題が起こりやすくなります。
自分の思いはきちんと伝え、より良い暮らしをお互いにつくっていけるような姿勢が大切です。
平和に暮らすなら『完全分離型』を!
二世帯住宅の間取りは、大きく3つに分けることができます。
⒈ 完全分離型
生活空間が、親世帯と子世帯とで完全に分けられている間取りを完全分離型といいます。玄関、バスルーム、トイレ、リビングなどすべてが分かれています。
⒉ 部分共有型
生活空間の一部を、親世帯と子世帯とで部分的に共有している間取りを部分共有型といいます。玄関だけ、リビングだけ、キッチンだけ、といったように様々な共有パターンがあります。
⒊ 完全共有型
完全に同じ空間で、親世帯と子世帯が生活する間取りを完全共有型といいます。寝室以外は全て共有になるため、リビングやダイニングなどは広めに設計できますがプライバシーはほとんどありません。
これら3つの中で、最も建築費がかかるのが完全分離型です。お風呂やトイレ、リビングなど全ての設備が2つ必要になるからです。また、それを建てるだけの土地もある程度必要です。しかし、最もプライバシーが守られるのも完全分離型です。
二世帯住宅で起こりうるトラブルや後悔などは、完全分離型を選ぶことで多くの場合避けることができます。予算に余裕があり、親世帯子世帯ともに穏やかな生活を希望しているのであれば、完全分離型を建てる方向で、一度話を進めてみてはいかがでしょうか。
失敗から学び最高の家づくりを!
初めての家づくりはわからないことも多く、手探りで進めていかなければならないことはたくさんあります。しかし、今までの失敗例をあらかじめ把握しておけば、自分自身の失敗を避け、手探りながらも納得の家づくりを進めていくことができます。最高だ、と思える暮らしを実現していくためにも、失敗から学ぶ家づくりを進めていきましょう。
家づくりなんて初めてのことで、わからないことばかり…という方もご安心ください。クレバリーホーム東京は、ハウスメーカーとして様々な経験やデータを持っています。注文住宅の家づくりに関する疑問は、クレバリーホーム東京にお問い合せください。数多くの実績をもとに、お客様一人ひとりに寄り添った家づくりをさせて頂きます。いつでもお気軽にお問い合わせください。