『失敗』から学ぶこれからの家づくり

初めての家づくりは、できれば失敗したくないもの。しかし、家づくりに後悔しているという記事や意見をチラホラ見聞きしてしまうと、不安になりますよね。家づくりを後悔しないためには、過去の失敗から学ぶのが一番です。失敗から学ぶことで、せっかく建てたマイホームを後悔することなく笑顔で暮らし続けることができます。
今回のコラムでは、家づくりの失敗例としてあげられること、その解決方法、家づくりを失敗しないためにできる準備をまとめました。これからの家づくりにぜひお役だてください。

 


コラムのポイント
・家づくりを失敗した…と感じる内容は、金銭面や間取りと設備麺、環境のギャップ、収納、冷暖房効率、騒音などが挙げられます。
・家づくりを失敗しないために、事前準備とシミュレーションをしっかりと行っておき、家の見学会などにも足を運んでみましょう。


 

− contents −
◼ 家づくりの失敗あれこれ9選
◼ 家づくりを失敗しないために大切な2つのこと
◼ 失敗を活かした家づくりを始めよう!

 

 

 

 

家づくりの失敗あれこれ9選


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家づくりは、たくさんの情報を集めてどれだけ準備万端で始めても、失敗した…!と後悔してしまうことが少なからず起こります。まずは何に後悔するのか、順番に見てみましょう。

 

失敗① 想像以上にかかるお金


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・予算をオーバーしてしまった…
・もっと費用の準備をしておけばよかった…
・想像以上に費用がかかり新生活が不安…

頭金を準備して、ローンの計画を立てて挑む家づくり。予算内で、できる限りの理想を詰め込んだ家を建てたいものですが、思い通りにできなかった…という声は必ず挙がります。

一生に一度の家づくりを、予算の関係で諦めざるをえないというのは悔しいものです。いつかはマイホームが欲しい、と思っているのであれば、時期が明確でなくても資金の準備を始めておきたいですね。

家づくりに関するお金の情報はこちらにもまとめてあるので、ぜひご覧ください。

▶︎おかねうち ーお金とお家のお値打ちばなしー

 

失敗② 間取りと設備が不満


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・もっとリビングを広くしておけばよかった…
・必要だと思ったけど結局使わない設備がたくさん…
・部屋数を増やせるようにしておけばよかった…

ベストだと思って決めた間取りでも、いざ暮らし始めてみるとリビングが狭かったり、外からの目線が気になる配置になってしまっていたり、と後悔してしまうことがあります。家づくりは、形のないところから計画を立てていくものなので、イメージしにくい部分も多いのかもしれません。

見学会やオープンハウスなどに積極的に足を運び、間取りのイメージや使う設備のシミュレーションをしておくのがおすすめです。

参考記事:【小さな家】間取りの特徴をご紹介│おしゃれで小さな家の実例​

 

失敗③ 地域・環境が想像と違った


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・想像以上に夜道が暗かったので不安…
・治安が気になる…
・自家用車がないと不便…

家を建てる際、多くの人はしっかりと下調べをし、納得した上で住む土地を決めるのではないでしょうか。しかしどれだけ下調べをしても、実際に住んでみると想像とは違った…ということは多々あります。

住むための下調べをするのであれば、昼間や土日だけでなく、昼間や夜などすべての時間帯で環境面の確認をするようにしましょう。また、可能であればその土地の住民に話を聞いてみるのもおすすめです。今までは見えなかった一面が見えてくるでしょう。

参考記事:【マイホーム】建てて後悔したこと・よかったこと|購入前のチェックポイント

 

失敗④ 収納スペース問題


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・収納スペースをもっと造っておけばよかった…
・各部屋に収納が必要だった…
・収納を多くしたため部屋が狭い…

収納に関するお悩みは、多くの方が抱えています。生活していればいつの間にか物は増え続け、暮らしを圧迫してくるもの。そうならないためにも、あらかじめ収納スペースはしっかりと確保しておきましょう。

家づくりを始める段階で持ち物の整理をしておくと、所有物の量が確認できます。後々困らないためにも、できる準備には早めに取り掛かっておくことが大切です。

参考記事:狭小住宅でも収納に困らない工夫│住居スペースの確保に繋がります

 

失敗⑤ 冷暖房効率が悪かった


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・広いリビングにしたため冷暖房が効きにくい…
・床暖房を入れておけばよかった…
・各部屋にエアコンが必要だった…

憧れの広いリビングにしたものの、冬は寒いし夏は暑い、部屋全体をまんべんなく温める床暖房が必要だった、など住んでみてからわかる後悔は多いもの。

室温は快適な暮らしを実現できるかどうかに直結します。長く過ごす部屋だけでなく、家全体の室温が快適になるように冷暖房計画を立てましょう。断熱性能の高い外壁を使う、機密性の高い家造りをしてくれるハウスメーカーに依頼する、などハード部分で整えられることはたくさんあります。

参考記事:吹き抜けのあるリビング|メリットデメリットと空調効率を上げるポイント

 

失敗⑥ 騒音問題


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・幹線道路が想像以上にうるさい…
・隣家の声が気になる…
・小学校や保育園の声が気になる…

生活していく上で、避けて通れないのが騒音問題です。小学校や保育園に関しては、あらかじめ調べておくことができますが、隣家の騒音などは家を建てていざ暮らし始めてみないとわかりません。また、自分たち家族の声や子どもたちの騒ぎ声などが指摘される可能性もあります。足音などの生活音が気になるケースもあります。

音の発生源をあらかじめリストアップしておき、その近くに寝室を置かない、防音性の高い外壁を使って家づくりをする、など事前に準備しておくと安心です。

参考記事:【間取り設計で後悔しない】一戸建ての間取りの注意点

 

失敗⑦ 配線が地味にストレス


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・スイッチが扉に隠れてしまう…
・ここに欲しい!という場所にコンセントがない…
・キッチンにはもう少しコンセントが必要だった…

コンセントやスイッチの場所は、生活の便利さを左右します。必要な時に必要な場所にない…となると、ストレスになってしまいます。

あらかじめ使う予定の家電を挙げておき、使いやすい場所に絞って配線計画を立てましょう。また、1日の家族の動きをシミュレーションしてみると、どこに配線があればいいかをイメージしやすくなります。

参考記事:【新築】暮らしを快適にするコンセント計画|クレバリーホーム東京

 

失敗⑧ 採光、風通しが悪い


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・風が通りにくい間取りになってしまった…
・西日がまぶしく家具が日焼けしてしまった…
・光が届きにくい部屋はどうしても暗い雰囲気になってしまう…

季節や時間帯によって光の入り方や風通しは大きく変わります。計画的に窓を設置し、自然光がふんだんに入るよう工夫したつもりでも、暮らし始めてみると違った…と感じることもあるかもしれません。

家族のライフスタイルをイメージしながら、どの時間帯にしっかり光が入るようにしたいのか、家全体の通気性を上げるためにはどの位置に家具を置いたらいいのか、なども合わせて設計士さんと打ち合わせをしておくと良いでしょう。

参考記事:【間取り】9つの失敗ランキング|家づくりを後悔しない対策まとめ

 

失敗⑨ 生活動線が悪い


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・水回りをまとめたものの各部屋からのアクセスが悪い
・オープンな間取りすぎて来客時に困る
・駐車場横にキッチンを設置しておけばよかった

生活動線が悪いと、何だか不便…使いにくい…と無意識のうちに感じるようになります。日々感じるストレスはやがて大きなストトレスになる可能性も。

生活動線は家づくりの際、特に気をつけて考えられている部分ですが、暮らしの中での人の動きは様々です。プロ目線で提案されたものは、一度自分たちの暮らしに当てはめ、シミュレーションしてみてから考えると良いでしょう。

参考記事:家事動線のいい間取りを考えよう│毎日の家事が楽しくなる家づくり

 

 

 

家づくりを失敗しないために大切な2つのこと


家づくりのプランニング

家づくりを始める前に大切なのは、やはり綿密な準備です。

⒈ 事前準備とシミュレーションをしっかりと!

事前に必要な情報を集めるだけでなく、新しい暮らしをイメージしながらシミュレーションをしっかりと行うようにしましょう。間取り図をもとに

家族の1日の動きを当てはめてみることで、初めて気付くこともたくさんあります。手間も時間もかかるかもしれませんが、今後の暮らしをより豊かにするものです。家族みんなで楽しみながらやってみると良いですね。

⒉ 家の見学会に参加して新居を体感してみる

カタログ上やインターネット上で見るだけでなく、実際に家を見に足を運んでみましょう。自分の目で確かめることで、新たな発見がたくさんあるはずです。完成した注文住宅の、見学バスツアーなども定期的に行っています。お時間があるときに、ぜひ足を運んでみてください。

▶︎現在開催中!イベント情報はこちら

 

 

 

 

失敗を活かした家づくりを始めよう!


家づくりの公開

初めてのことばかりなので、わからないことが多い家づくり。しかし、今までの失敗という経験から学ぶことで、理想の家づくりをすることができます。
私たちクレバリーホーム東京は、ハウスメーカーとして、様々な経験やデータを持っています。これからの家づくりにぜひお役立てください。

注文住宅の家づくりに関する疑問は、クレバリーホーム東京にお問い合せください。数多くの実績をもとに、お客様が一人ひとりに寄り添った返答をさせて頂きます。いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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