これで解決!狭小住宅でも収納美人

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リビングやダイニングだけでなく、収納も広くスペースを取りたい!そう考えているものの、狭小住宅なので現実的に難しい…と諦めていませんか?狭小住宅とはいえ、ポイントを押さえて家づくりをすることでしっかりと収納スペースを確保できるだけでなく、家そのものも広く見せることができます。頭を悩ませていた収納問題がかい消すできれば、家づくりももっと楽しくなりますね。

今回は、狭小住宅の収納について、ポイントと間取りを考える時の工夫点をまとめました。

 


コラムのポイント
・狭小住宅の収納は、容量に限界があります。荷物の見直しをあらかじめしておき、荷物が増えることを想定してデットスペースを活用できるようにしておきましょう。
・狭小住宅の収納は、地下室を設置する、デッドスペースを見つけて活用する、壁に掛けて収納する、定位置管理をする、見せる収納にする、など工夫することが出来ます。
・100均やホームセンター、通販などをうまく活用し、収納グッズもそろえていきましょう。収納グッズをうまく選ぶことで、限られた収納スペースもぐっと使いやすくなります。


 

− contents −

◼ 狭小住宅の収納は難しい?
・家の容量には限界がある
・荷物の見直しをしておく
・増えることを想定したデットスペース活用

◼ 狭小住宅の収納はここを工夫
・地下室の設置
・デッドスペースを活用
・壁にかけてみる
・定位置を決めておく
・造り付けで見せる収納

◼ おすすめ収納用品をご紹介!
① 100均の活用
② ホームセンターの衣装ケース
③ 通販もうまく活用

◼ 収納住宅でも収納スペースは確保できる!

 

 

狭小住宅の収納は難しい?


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狭小住宅とは、小さく狭い土地に建てられた住宅のことをいいます。明確に定義はされていませんが、約15坪よりも狭い土地に建てられる住宅が、狭小住宅と言われています。

 

家の容量には限界がある


どの家にも言えることですが、狭小住宅は特に収納容量に限界があります。広大な土地に建てるのであれば、リビングや各部屋のスペースをしっかりと確保した上で、収納スペースを造ることは難しくはありません。しかし、狭小住宅でしっかりと収納スペースを確保しようとした場合、その分他のスペースを削らなければなりません。

 

荷物の見直しをしておく

新しい家に収納スペースをそこまで設けることができない、となれば、荷物の見直しが必要です。新しい生活で使うもの、これからも使い続けるもの以外は、あらかじめ処分しておきましょう。収納スペースが確保できなくても、収納する物自体が少なければそこまで困ることはありません。

 

増えることを想定したデットスペース活用


実際に狭小住宅での暮らしが始まれば、日常生活で使うものには変化が生じます。また、家族が増えたり暮らしが変わったりすることも珍しくありません。そうなると、あらかじめ設置していた収納スペースに荷物が入りきらないことも想定されます。

荷物は今以上に増える可能性がある、という想定をして、デッドスペースも活用できるように準備をしておきましょう。設計段階で棚をつけたり収納スペースにしたりできなかったような場所でも、活かすことは十分可能です。

 

 

 

 

狭小住宅の収納はここを工夫


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狭小住宅の場合、家づくりの段階で工夫できることが幾つかあります。

 

地下室の設置


土地自体は狭くても、上下には居住スペースを増やすことができます。予算に余裕があれば、地下室の設置がオススメです。地下室を設置すれば、その空間を全て収納部屋として使うことができます。各部屋に収納スペースを設置する必要がないので、それぞれの部屋を広くすることができます。

 

デッドスペースを活用


収納スペースとして設置された場所以外にも、家の中にはデッドスペースがたくさんあります。クローゼットの上部や、階段の下、洗濯機の上など、一見手が届きにくく使いにくそうな場所でも収納スペースとして活用することが可能です。クリスマスツリーや雛人形のような、使用する季節が限られているもの、使わないけれど大事にしている頂き物など、度々使うわけではないけれど暮らしに必要な物を収納する場所にピッタリです。

 

壁にかけてみる


キッチン周りならおたまやフライ返し、玄関周りなら鍵、といったように壁にかける収納も良いでしょう。物によっては、しまい込んでしまうより、壁にかけた方が使い勝手が良くなるものもあります。鍵は壁にかけて定位置を決めてしまえば、紛失の心配も無くなります。

壁にかけてみることで、引き出しやキャビネットなどの収納の中を有効活用することができます。見せ方も工夫すれば、ぐっとおしゃれになるでしょう。

 

定位置を決めておく


ものの定位置、いつも置いてある住所を決めてしまえば、無くなることなく整理整頓ができるようになります。しかしそれ以外にも、全体量が一目で把握できるという定位置を決めるメリットもあります。

狭小住宅のように、ただでさえ収納スペースが限られている家に、どんどん物が増えていってしまうと部屋は狭くなってしまいます。物の定位置を決めておくことで、今現在どれだけのものを所有しているのか、どんなペースで使っているのか、そのくらいストックしておけば十分なのか、を把握することができます。現状把握ができていれば、物が増えすぎて困ることはありません。

 

造り付けで見せる収納


家づくりと引き渡しが終わった後、やはりもう少し収納が欲しい…となった場合、造り付けの収納を設置することが出来ます。オシャレなキッチングッズや好きで集めている本などは、造り付けの棚などに収納してしまった方が、取り出しやすくインテリアとしても活用できます。

家づくりの段階でも、状況に応じて棚の設置はできるので、ハウスメーカーに確認してみましょう。

 

 

 

 

おすすめ収納用品をご紹介!


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収納スペースは、どんな収納用品を選ぶかによって使い勝手や活用度が大きく左右されます。

 

 

① 100均の活用

いつもお世話になっている、という方も多いのが100円ショップです。100円とは思えないクオリティの高い商品がたくさん揃っていますが、収納用品もそのうちの一つです。安価で同じサイズ、同じカラーのものがたくさん手に入るので、引き出しの中をトータルで整頓したり、収納スペースに合わせて買いそろえたりすることが出来ます。

 

② ホームセンターの衣装ケース

衣類用に大きいサイズの衣装ケースを揃えたい、という方はホームセンターがおすすめです。ここでも同じサイズ、同じカラーのものを数多く揃えることが出来ます。

 

③ 通販もうまく活用

通販の場合、店舗を持たずネットやカタログだけで販売しているところが多く、価格を抑えて購入することが出来ます。実物は見ることができませんが、購入した人のたくさんのアイディアや声を参考にすることで、違った視点を得られます。活用例をうまく紹介されていることも多いので、どうやって収納スペースを使ったらいいのかがわからない、という方にはぴったりでしょう。

 

 

 

 

収納住宅でも収納スペースは確保できる!


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狭小住宅だから、といって収納スペースを諦める必要はありません。限られた空間を最大限活用する方法はたくさんあります。

様々なアイディアを参考に、ぜひ納得の家づくりを進めてくださいね。

 

クレバリーホーム東京は、多数の狭小住宅を建ててまいりました。収納面のアイディアや工夫はたくさんご紹介できます。家づくりの参考にしたい、という方は、ぜひお問い合わせください。

 

 

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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