デメリットだけじゃない!3階建て住宅でゆとりの暮らしを実現

 

 

 

3階建ての住宅は建築費用がかかるし、あまり建てている人がいないし…。と、ネガティブなイメージを持っていませんか?2階建ての住宅を建てる以上のメリットがわかれ、家づくりの選択肢に入れよう、と思うものの、なかなか…という考えをお持ちの方も多いでしょう。

3階建て住宅は、もちろんデメリットと言われている部分もあるかもしれません。しかし、限られた土地を有効活用することができ、空間に自由を与える選択でもあるのです。

 

今回は、よく挙げられる3階建て住宅のデメリットだけでなく、魅力的なポイントを建築実例と共にご紹介します。

 

 

 

コラムのポイント
・3階建て住宅のデメリットは、各階の温度差や高い建築費、メンテナンス費がかかる、建築条件がある、耐震性が気になる、などが挙げられます。
・それ以上に、居住スペースの確保することができる、限られた土地を活かすことができるのは大きな魅力でしょう。
・建築実例を参考に、これからの家づくりを進めていきましょう。くわしくは3階建て住宅建築の数多くの実績がある、クレバリーホーム東京にお問い合わせください。

 

 

 

3階建て住宅のデメリットって…?


3階建て住宅は、広く伸び伸びと生活できそうなイメージがありますが、どんなデメリットがあるのでしょうか。

 

各階の温度差が大きい


3階建て住宅は、各階の室温を一定に保ちにくいというデメリットがあります。

暖かい空気は上の部屋にたまりやすく、冷たい空気が下の部屋にたまります。必然的に、冬は下の階が寒く、夏は上の階が熱くなってしまいます。最近の断熱材は性能も良く、断熱効果も高いものが多いのですが、空気の性質上仕方がありません。

 

 

冷暖房費がかかる


マンションや平屋のように、ワンフロアに部屋がまとまっていれば1〜2つの空調で室内全体を管理することができます。しかし、3階建て住宅の場合、各階に空調を設置しなければ室温管理ができません。

各階にエアコンを設置するとなると、その分電気代がかかります。それに合わせて、電気代もかかります。トイレも各階に設置するのであれば、水道代も多めに必要でしょう。

 

 

建築費がかかる


3階建ての住宅を建てる場合、構造計算をする必要があります。これは建築基準法で定められており、2階建ての住宅の場合は確認申請時の構造計算書は不要ですが、3階建て住宅を建てる場合は必要です。

構造計算をするためには、専用の資格や機器が必要なので、構造計算に費用がかかるのです。

また、3階建て住宅は柱や梁、壁面といった資材が2階建て住宅よりも必要です。その分価格も変わります。住宅の重量が増えるため、重さに耐えうるだけの土地かどうかの地盤調査、耐えられないのであれば土地の土地改良なども必要です。いずれにしろ安心安全な家づくりをするために必要なことですが、建築費用という視点で見ると、費用がかかってしまうということは否めないでしょう。

 

 

メンテナンス費がかかる


築後10年以上経過すると、ところどころに劣化が見られ始めます。耐久性を保ち不具合をなくすためにもメンテナンスやリフォームをどこの家もするものですが、この費用が3階建て住宅の場合高くなります。

メンテナンスやリフォームに必要な資材が多く必要ですし、足場を組む時も2階建ての家に比べると多く必要です。

 

 

建築条件がある


3階建て住宅は、どこにでも建てられるというわけではありません。気に入った土地でも建てられない場合があります。

『第1種低層住居専用地域』の場合、3階建て住宅は建てられません。第1種低層住居専用地域は2階建て以下の住宅専用の地域とされており、3階建てやそれ以上のような大きな建物を建ててはならないことになっています。街の景観を守るためにも必要な条例なので、守らなければなりません。

ただし、駅に近い場所や大通りに面した場所であれば、第1種低層住居専用地域とされていないため、閑静な住宅街への建築を考えていない人にとってはちょうど良い建築条件でもあります。

 

 

耐震性が気になる


3階建て住宅の場合、2階建の部屋に比べると1階分の重量が建物に余分にかかってきます。それを支えるだけの構造計算をし、強固な地盤に家づくりをするわけですが、重量がある分耐震性に不安を抱く方は少なくありません。

重量だけでなく、縦に高くなるので揺れに対応できるのかも気になります。昨今は震災も多く発生しており、より住宅の耐震性について気になる方が多いのかもしれません。ハウスメーカーが取り扱っている住宅の耐震強度はどの程度なのか、耐震等級や耐震性能はどうなっているのかは、あらかじめ確認しておきましょう。

 

 

 

 

家を縦に伸ばして居住地を確保!


3階建の住宅は、デメリットばかりではありません。広い家に住めるといった視点で見ると、とても魅力的な選択なのです。

 

居住スペースの確保


2階建ての家なら、1階部分にお風呂やトイレ、寝室などを設置して2階部分に大きなリビングを…となるかもしれません。もっと部屋数を増やそうとすると、一つひとつの部屋が狭くなってしまいます。

しかし、3階建ての住宅であれば、さらにワンフロア増やすことができます。リビングを広く保ったまま、子どもたちそれぞれの部屋もしっかりと造り、両親の寝室も広く確保できます。もし二世帯住宅を考えているのであれば、2階部分は共同のリビングにし、1階、3階部分は各家族が住むフロアに…と分けることもできます。

 

広い家に伸び伸びと暮らすことができるに越したことはありませんが、価格や場所を考えるとそうはいかないことも多々あります。そんな時、3階建て住宅は私たちの暮らしのスペースにゆとりを与えてくれるのです。

 

 

限られた土地を活かす


都内に家を建てる場合、狭い土地だったり変形した土地だったりすることは珍しくありません。また、人気のエリアや交通の便の良い場所にもなると、狭い土地でもとても高いのです。

家族の旅行や子どもの進学、万が一の備え、老後資金など、お金は家づくり以外にも必要です。限られた予算の中で家づくりをするのであれば、土地にかけられる資金も決まってきます。その限られた予算の中でどう家づくりを行い、広い居住スペースを確保するかがポイントになってくるのです。

 

3階建て住宅は、限られた土地を最大限活かすことができる賢い選択なのです。

 

 

 

 

3階建て住宅建築実例


3階建て住宅を建てられた方は、どんな家を建てどんな暮らしをしているのでしょうか。タイプ別に見てみましょう。

 

 

【限りある空間を最大限に活用】
こだわりが散りばめられた総タイル張りの3階建て住宅

新宿区Y様邸 木造 3階建て
敷地面積:53.39㎡(17.96坪)
延べ床面積:84.93㎡(25.69坪)
こちらのお家は、家族の動線や開放感にこだわって建てられています。各階に光がしっかりと降り注ぎ、明るい空間が実現しています。

詳しくはこちら》》

https://cleverlyhome.tokyo/item-case/case47/

 

 

 

1階賃貸用店舗・倉庫スペース併用、2階・3階は階層で
居住空間が完全に独立した二世帯住宅

中央区S様邸
敷地面積:34.07坪(112.62㎡)
延べ床面積:237.71坪(71.91㎡)

 

こちらは、住居と店舗が一体になり、さらに二世帯住宅も兼ね備えたお家です。親世帯、子ども世帯それぞれの想いとこだわりがたくさん詰まった、新しいのに懐かしい空間に仕上がっています。

 

詳しくはこちら》》

https://cleverlyhome.tokyo/item-case/case44/

 

 

「ただいま」が暖かい。
家族団らんの工夫が随所に詰まった3階建て屋上付き住宅

大田区T様邸
敷地面積:105.41㎡(約31.9坪)
延べ床面積:134.34㎡(約40.6坪)

 

将来的な同居を考えて造られたこちらのお家は、旗竿地ではありますが屋上があって多くの住空間を確保しています。レストランのようなスタイリッシュなアイランドキッチンが魅力的です。

 

詳しくはこちら》》

https://cleverlyhome.tokyo/item-case/case43/

 

 

 

 

3階建て住宅でゆとりの暮らしを


3階建て住宅は、デメリットばかりではありません。少しの工夫で、快適で広い住空間にすることができるのです。

土地が狭い、駅の近くに家を建てたい、多様性のある間取りにしたい…。そう考えていらっしゃる方には、3階建て住宅という選択をお勧めいたします。

 

実際の間取りを見たい、建築費がどのくらいになるのか知りたい、建築期間などくわしく話を聞きたい、という方はお気軽にクレバリーホーム東京にお問い合わせください。

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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